晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

大晦日

2011-12-31 23:06:54 | Weblog
 大晦日のイベントは紅白歌合戦。女三人、おせちの準備にてんてこ舞いの台所がやっと落ち着いたところです。

 これまで、二人の娘たちとともにおせち料理は作り続けてきました。子どものころからよく手伝わせたものです。
転勤により娘夫婦との同居生活となり主婦バトンも娘に渡し、ここ数年は助手として洗い場に回り料理はすべて任せたのん気な母さんです。
 出来あがった料理をお重に詰め、祝箸を添えれば新しい年はそこまできているようです。
 紅白歌合戦はゆずのステキな歌声がHey和を歌っています。わが家の一年も平和に暮れていくようです。
 新年の準備も完了して、これから恒例の菩提寺へ年越し参りです。除夜の鐘の百と八つに間に合うよう出かけ、今年の心の垢を落とします。
引き続き、零時より新年のご祈念お題目。カイロをお伴にさあ出かけましょうか・・・。

 今年の紅白歌合戦は特別心にしみます。日本じゅうが元気を取り戻しているようです。

  < 日本中 平和を願い 大晦日 >
 

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年の瀬

2011-12-30 22:38:20 | Weblog
 家庭の主婦にとっては最高に忙しい年の瀬です。
 
 大掃除、年賀状、お餅搗き、おせち料理・・・”今年は簡単にしよう・・”と言いながらも何となく例年と変わることなくそこそこ頑張ってきました。
とりあええず、嫁の立場で、姑に倣えで三十数年我が家の年末。
 お正月飾りの一夜飾りは良くないと姑から聞いていましたから、今日のうちに何としても・・と介護施設の母のところに出掛けます。
自宅の飾りつけも出来ていないのに母の目の前だけでもと取り繕う・・そんな私は、やっぱり嫁。
決して押し付けたり、口うるさい姑だったわけではないのだけれど、日常をきちんと丁寧に暮らした人だったように思えるのです。
いい加減な嫁も少しだけこの母に近づこうと思うものです。
 認知が始まった自宅介護の頃の母は、嫁の私を母親のように頼ってくれるものですから、いとおしく感じたものです。
5年もの離れ離れの暮らしは、私にとってはやはり姑に戻りました。
 ベット脇にミニ鏡餅、枕元にはしめ飾りで”どうぞ良いお年を・・・”と事なき一年に感謝です。
 来年は白寿を迎える母はやはり生き見本でしょう。

  < 生きる道 わが身で教え 白寿なり >


 
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南無観世音菩薩

2011-12-26 21:43:02 | Weblog
 今年一年を象徴する一文字は<絆>でした。
第十六番札所 音羽山清水寺 貫主が力強く書かれておられました。

 今年もあと数日となってくると象徴する文字、10大ニュースなどが報じられ自分にとっての一年は・・と思い起こしてみる。
 そのひとつに三年の歳月をかけ、ゆるゆると旅した西国巡礼も今年はついに満願成就。
納経帳、掛け軸を持ってのひとり巡礼でありました。バスツァー利用ですから出会いもありますが、多くは独りの時間を静かに過ごしたものです。
 仕事や家庭の折り合いをつけ自分だけの一日をもつことは贅沢とも思えましたが・・・わがままを許してくれた家族に感謝です。
 掛け軸の表装も仕上がり、床の間の観音様の穏やかなお顔に一年のシアワセをいただきました。 

  < 一年を 慈悲の心で しめくくり >

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メリークリスマス

2011-12-24 22:23:24 | Weblog
 巷ではサンタクロースが大忙し・・・とあちこちで働いていました。
 
バイクに乗ったサンタ、宅配ピザ屋さん。今年は、市のごみ収集もサンタさんが働いています。 
母の暮らす介護施設の玄関先でも巨大サンタクロースさんが迎えてくれました。
 クリスマスにこれと言ってプレゼントするでもなく、母には暖かい前開きの肌着を新しく買い揃え届けました。
 母は変わりなく施設で穏やかな毎日が過ごさせていただいていますが、高齢ではありますから身体の硬直はどうしても進んできているようです。
先日の利用者家族と担当者の会議の席で伝えられた現況でした。
 ”日常、痛みや苦痛はないのでしょうか?”とお聞きしました。なにしろ母は何もしゃべらないものですから・・・。
ベッドで休んでいるには苦痛はないとのこと。しかし、硬直した身体は衣服の着脱時がつらいらしい。
せめてものクリスマスプレゼントです。
 ”メリークリスマス!・・・明日はクリスマス会よ・・・もうすぐお正月よ・・・葡萄の収穫も終わったよ・・・・・”返事してくれるわけでもないのですが、とり止めのないことばかり報告しておりました。
 いつも眠ってばかりの母ですが、今日の母は違います。視線を合わせほんの少しだけ頷いているように見えました。




 明日は大きなツリーの飾られたホールでクリスマス会。 
ここでの暮らしも5年目となり、事もなく一年が過ごせたことが何より感謝。

   < はや一年 離れた暮らし 指に折り >


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ほっこり

2011-12-21 20:52:42 | Weblog
 焼き芋には新聞がなぜか似合います。
濡れ新聞紙でさつま芋を包み、さらにアルミホイルで包み込みたき火に投入。ホカホカ焼き芋に気持ちもほっこり。

 夫との共同作業で庭の剪定を終え新年の準備がひとつ完了といったところです。
それぞれの持ち場で手分けしながら同志として順調に剪定作業を進めてきました。
最後の掃除も終え切り落とされた枝葉の処分のところまで来てどうも作業の采配が夫に回ってしまい仕事のやり難さを感じておりました。
同志もいつの間にか上司です。
 そりゃー体力もスピードも夫にはかないませんが、どんどん段取りをしどんどん自分ぺースで進めてしまう夫に掛ける言葉もなくただただ従い、もはや意見する気にもなれなのです。
 仕事はよく出来る働き者ですが、こんな上司だと部下はヤル気も失いますよ。
お互い気持ちよく働きたいものですよ・・・。
それなりに精一杯頑張る者の身にもなってよ・・・と少々不満気味でしたが、焼却処分された剪定屑の燃え後から掘り出されたホカホカの焼き芋が気を取り戻させてくれます。

  < 尖がった 心いつしか ほっこりと・・  >









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七夕豆

2011-12-20 22:43:28 | Weblog
 七夕に蒔くのだと、分かりやすく教えられて一握りのタネをいただいた年から栽培が始まった七夕豆。

 もう何年作り続けたことかしら・・・。
これはいいと思える作物は種をもらったり差し上げたり畑仲間のお付き合いもいいものです。
お気に入りの品種は絶やさないよう収穫したものの中から優れた物を次の年のタネとして残し作り代々続けるわけです。
 植物の生命の連鎖は我が家族にも思えます、たかが豆なのに・・・。
 しかし、大切に育て収穫をしてもすべて無駄なく食べきることは少なく、持て余すことも少なくないのです。上手に使い切ることもまた難しいものです。
 新豆が揃ったのに前年産がまだまだ健在でしたのでこれを使って白あん作りです。
 年末でもありますから、食材の片付けを兼ねて白あんぱんに・・・。



 七夕豆で作る白あん、冷凍庫に眠る栗を加え、ちょっと贅沢な餡になりました。
 きな粉・米粉・強力粉を使った生地は風味ともっちり感をねらったのですが、いずれも賞味期限が危ないもののお片付けパンでありますから・・・文句は言わない事。

  < 年の瀬の せわしさ忘れ おやつ時 > 

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グリーントマト

2011-12-18 22:58:05 | Weblog
 たしか植え付けたのは4月、よくここまで頑張ってくれました。

 葡萄のガラス室に自家用にと植えた5本のトマトも可哀想だけどそろそろ処分しなければ・・・。
しかし、まだたくさんの実を付け倒してしまうには忍びない思いで何とか最後まで利用しようと夜なべ仕事でした。



 ツルツル・ピカピカのグリートマトはヘタも反り返り新鮮そのものです。捨てられない・捨てられない・・・育てた者の思いです。
 でも、何にすればいいのか悩みます。


 
 便利な世の中になったものです。
 ネット検索で見つけたレシピから青トマトのピクルスを作ることに決定。
青トマトとタマネギだけなのにカレー風味が生かされシャキ・シャキ食感もよく人気の一品が出来ました。
 何しろ捨てきれなかったトマトも多量でしたのでとにかく何かにしましょうと思いつくままラッキョウ漬けごとくミニトマト丸ごと酢漬け。
 ローリエ・粒コショウ・オリーブオイルでマリネ風。
一夜にして3本仕上げ。酢漬け・ピクルス・マリネ・・どう違うのだか、とにかく瓶に詰め込んで・・・すっかり深夜。1日目、おやすみ。




 二日目もまだまだ残されたグリーントマトの使い道に苦闘の夜でした。
思いもよらぬ<青トマトジャム>に挑戦いたしました。
やはりネット検索レシピから・・・これは意外、まさか熟れないトマトにこんな魅力が隠されていたとは・・・。
味見のひとくちに”うん!うん!”とてもトマトとは思えない。これでじゅうぶんでしょうが、我が家オリジナルを出すべくシークワーサーをギュッと搾り入れて爽やかさアップです。
 もう一品は<青トマトの浅漬け>もいいかも知れないな・・・と冷蔵庫のエバラさんに協力願いました。
切った青トマトをビニール袋に入れ浅漬けの素を入れるだけ。
これも熟れたトマトにない青トマトのしっかりとした食感が生かされてます。
 どれもこれも捨ててしまわないでよかったと自己満足の夜なべ仕事。

  < 青トマト 二夜連続の 物語り >

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カイズカイブキ

2011-12-16 22:41:29 | Weblog
 亡き父が見たら何て言うでしょうか・・・。

 退職から8年、素人の我々夫婦で行う庭の剪定作業にも拍車がかかります。
”来年は出来るかどうか・・・年々歳をとり今にどうにもならなくなる・・いずれは切ってしまわないと・・・”そんな寂しい会話で仕事を進めておりました。
 幹の太さは、大人が一抱えできないほどのカイズカイブキです。
できるだけ手入れしやすいように上下・左右・前後バランスを考えながら枝を切り落としております。
 これまで守って来たのに今になって・・・どうしても夫のような気になれず心が痛みます。せめて前景をと思ったのですが遅すぎたようです。
 与作は木をきる ヘイヘイホー 我が家の与作はあのカイズカイブキに埋まり込み作業中でした。
 女房ははたを織る トントントン 女房の私はあわててカメラを持ち出し、変わり果てたカイズカイブキを写真に収めましたが、すでに原型より四割は縮小されてしまってます。
 素人ながら、持ち合わせた知恵と技術と体力を駆使しての枝の切り落としは高所作業の上に危険なチェンソーを使う慣れない仕事です。
落下防止のロープを持たされた女房は指示に従い徐々に緩め地上へと降ろします。
 永年の連れ合いで息も合い無事にカイズカイブキは縮小されております。
 命あるものを切り落とすことの戸惑いが消えず、お詫びにお神酒でお清めして自分の気持ちを静めます。
 与作63歳 女房58歳 そろそろ老い支度。

  < 世も変わり 詫びつつ進む 老いの道  >

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白ヤギさん

2011-12-14 22:45:20 | Weblog
 ”どこ行くのー?”と言うかのように車で通りかかった私と視線がぴったり。こんな所にヤギが・・・。
 メェ~!と語りかけてくるヤギが愛らしくつい停車してカメラを向けました。

 果物栽培の我が家、収穫期には決まって”今年も元気で収穫期を迎えました・・・”と親戚へお配りするのが決め事となっています。
 ”クロネコでいい!わざわざ行かなくても・・・”と夫は申します。
 ”それでも・・・顔も見えるし・・・念も届くし・・・日頃はご無沙汰ばかりで・・・”という私。
 定年してからというもの、ああ言えばこう言う・・たくっー意見が合わないことこの上ないのです。県外はともかく市内の4・5軒は3時間もあれば充分と出掛けたところでした。
 やはりそう!確信しました。このヤギと出会って、気持ちというものは顔を合わせて伝わるものなんだ・・・と。
 クロネコもわるくはないけど、ゆったり穏やかな笑顔を交わす白ヤギ便もいいじゃないですか。



 ”気を付けて~!”とおばさんの後ろ姿を見送ってくれました。

  < 贈ります 元気な証 手渡しで >  

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ビフォーアフター

2011-12-13 22:26:41 | Weblog
 12月にしては暖かい日です。毎年行われる庭の剪定作業が今年も始まっています。

 開始前に決まって行うのは写真撮影。終了時にも一枚同じ位置から・・・。
果樹農家ですから果物出荷作業と並行して空き時間を素人庭師として夫と働きます。
 ”いまじぶんは雪だったのに…明日は14日…”忠臣蔵の討ち入りは雪だったんだ・・・それにしても地球温暖化か?”と時代錯誤の会話をしながらそれぞれの持ち分で働きました。
 
 父の残した庭の手入れも退職後は経費削減から家族で行うようになったのです。
経済成長期の暮らしは私たちにはできません。現在の自分たちに見合った暮らしでなければならないと思い手掛けるのですが、出来上がりのスタイルは年々変わっていくようです。
 少しづつ庭木の高さは低く、枝数は少なく・・・これが現代を象徴しているようでもあります。
 柘植を担当の私は電気バリカンでガ・ガ・ガーとあっという間に丸坊主頭に刈り込みます。まるで街中の低料金のスピードカットです。



 並んだ坊主くん達、なかなか可愛いね。

  < 受け継ぐも 如何なるものかと 持て余し >
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皆既月食

2011-12-10 22:47:02 | Weblog
 寒空を見上げ皆既月食を観測しました。平和な夜空です。

 ”おー寒っ!寒っ!”と部屋に戻ってはTVの前に座り込む。
再び月を見る。どちらも目が離せない土曜日の夜です。
 NHK土曜ドラマスペシャル<真珠湾からの生還>を観ていました。忘れてはならない12月8日。
 過去の歴史だけではすまされない親の世代の現実ですから、身につまされるドラマでした。
死を覚悟し戦場に・・生還しながらも生き方が見つからない・・・70年前の厳しい戦いの時代を描いたドラマと天体ショーに右往左往の夜です。

  < 寒空の 欠けゆく月に 平和観る >

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冬本番

2011-12-09 23:09:52 | Weblog
 寒い一日でした。県北では積雪だとか、ニュース画像にふるえそうです。

 銀杏がやっと色づき秋を感じ、孫と遊んだあの木も、今日は冷たい風の中、すっかり葉を落としはだか木となっていました。
 夕方、落ち葉のジュータンで孫を遊ばせようと、再びあの場所へ車を走らせました。
ふたりで積もった落ち葉をかき集めては天に向かって投げ、集めては投げ歓声を上げ戯れておりました。不思議なことに寒さも忘れ・・・。




 ふかふかの落ち葉は暖かさを感じさせるようです。



 生まれて初めての落ち葉遊びに夢中の孫。
転げるように落ち葉の上を走る孫。
大きく手を広げ○×○△◇歓声を上げる孫。
 どれも、これもなかなか良いモデルを務めてくれました。
 たのしい一日ありがとう!

  < 一日を 笑いと笑顔で しめくくり > 



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漬物ばあさん

2011-12-08 22:26:49 | Weblog
 軒下に干された大根の姿の美しさときたら・・・。好きな写真の一枚です。
 少し干しすぎたかしら・・・と過去のブログから日にちを確認しました。11月26日これなら・・・

 若いころは美味しいパンを焼いたり、上手にケーキが作れる人になりたい・・・でしたが、今は漬物や味噌を上手に作れるおばあさんに・・・が夢です。


 
 今年は本格的に沢庵漬けに挑戦しようと漬物本片手にはりきってます。
 干しあげた大根を取り入れ、ゴロゴロまな板の上を転がししんなり柔らかく揉みあげます。けっこうな肉体労働です。
半乾きの葉っぱも大切な漬物素材です。



 漬け込み材料の計量を・・・
 米糠は少し丁寧にふるいで下ろしましょう・・・と料理本がいってましたので忠実に。
 塩・ザラメ糖・昆布・とうがらし・干し柿の皮
干し柿の皮は漬物の甘味を増すのに好適、捨ててしまう皮もこうして利用すれば二度美味しい・・ということです。先人の知恵は素晴らしい。
今年は、秋口から暖かい日が続き干し柿作りは失敗のくり返し、でも不思議なことに皮だけはカビを寄せ付けることもなく健在。せめてものナグサメですよ。
 ここまで準備できればあとは樽に仕込むだけ・・・。やれやれ!ひと息。



 後半に備え、温かい甘酒で小休止です。
 今日は定番のおろしショウガではなく、柚子ソースをトロリ添え冬の香で味わいます。
柚子ソースもすぐれた脇役ですね。



 
 いよいよ樽に仕込みの時となります。すき間なく干し大根を詰め、重石も準備いたしました。
この重石、我が家で代々使い込んだ代物ですが、先代のどなたが集めてきたものでしょうか、丸み帯びた扱いやすい形です。
そのうえ、重量をはかってみて驚いたことに調節しやすいようキロ単位で大小を複数揃えられています。
 いつものように仕込みが完了すれば、柏手パンパンで”どうぞ美味く出来あがりますように・・・”と、漬物ばあさん修行も易しくありませんわ。

  < 新米婆 レシピ片手に 初仕事 >


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人生は旅

2011-12-07 22:49:21 | Weblog
 映画を見終えて外に出るとショッピングモールの広場はクリスマスイルミネーションで輝きなんだかウキウキ気分です。独りで楽しむにはもったいない思いでした。

 今回も誘ったのですがまたまた断られてしまいました。映画<RAILWAYS>愛を伝えられない大人たちへ・・・
 夫は三浦友和さんに・・それじゃ私は余貴美子さんだ・・・そんな調子で”観に行かない?”と誘ったもののあっさりお断りされてしまいました。


 父親から”身の丈にあった暮らしを・・・”と言われカメラマンの夢をあきらめ現実の運転士の職に就いた。定年まじかな運転士とこれから自分の人生を切り開こうとする妻を描いた映画でした。
 <RAILWAYS>のタイトルが映し出される前、真面目・実直を絵に描いたような運転士を演じる三浦友和さん、制帽を深くかぶり白い手袋でブレーキハンドルを握り正面を真剣に見つめる姿を観たときから観客の私はジーンときておりました。どうしても在職中の夫とダブって見えるのです。
 実直に働けと父親から受け継いだ鉄道員家庭のわが家そのもののようであり、寡黙で不器用な男のセリフや行動が重なり見えたものですから終始なみだ・涙であります。
 人生は長い旅にたとえられるように、まさに鉄道人生は旅でした。
早期退職の道を選択し、ひとあし早く第二人生に乗り換えた我が家です。働いてきたのは全て夫ですから、早期退職の決断に何も言わず添うのみの私でした。
 現在、人生第二ステージを生き生きと農で暮らす夫を見るにつけ、つくづく思います。
男は後ろを振り返ることなくひたすら前向きに歩んでいる・・・と、女の私といえば、思い出に浸り、過去を振り向いてばかりです。
そんな夫婦であっても、終着点から第二人生のレールが敷かれ出発点を順調に発車できたことは喜びだと感じるのです。

  < 感動の 余韻に潤む キーボード >


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がんばろう!郷土

2011-12-05 23:45:38 | Weblog
 晴れの国の片田舎 住み慣れたこの郷土がやはり好きです。

 週末から地域の活性にみなさんと楽しく忙しくしておりました。
 まずは地元産地直売所 <産直まつり>のための豚汁作りから・・・。
生産者さんご自慢の大根・にんじん・ごぼう・里芋をてぎわよく刻むこと、その量といえば・・・なにしろ学校給食の調理場のように大鍋はまるで五右衛門風呂、すべての具材がグラグラ煮あがったところへ女性グループの手作り味噌を溶き入れおばさんたちの情熱豚汁の出来上がり。
食材はもちろん産地直売所で賄います。
 産直まつりはあいにくの空模様でしたが、テントの中では来てくださった方々はどなたも”あったかい~!””おいし~い!”と好評の豚汁でした。
 大型店・進出スーパーに押されそうな産地直売所・がんばれ!です。


 
 
 郷土を愛するイベント第二弾は月に一度行われる神社の朝市です。
神社のある吉備の中山は紅葉も盛りで神社の背後の山はまるでちぎり絵のようです。
 桃太郎伝説のいわれある吉備津彦神社ではこの日、お宮参り・七五三詣り・結婚式も行われていました。
地元で生産された野菜・くだものはもちろん趣味の手作り、木工・美味しい食べ物・・・テントが立ち並ぶふれあい市です。
 今年最後の市でもありますから気合をいれ数日前から準備に取りかかっていました。
一年のしめは盛大に・・・の思いも充分満たされず・・・それでも日曜日の佳き日、結婚式に臨む新郎新婦・参列の方々をみんなで祝福する光景はここならではとこの地のすばらしさを感じます。
 この日はシャッターチャンスがそこここにあったにも関わらず、カメラ持参を忘れてしまい何としたことでしょう。
そんなわけで、朝市で買い求めた茶香炉とおまけに頂いたお湯呑にこの日を語ってもらいました。
味わい深いお湯呑に手作り甘酒を汲み今年一年の朝市をもう一度思いおこしたのです。

  < 人々の 温もり集い 朝の市 >

 

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