晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

寒い朝

2010-01-31 20:40:12 | Weblog
 就寝中、夜明けとも深夜とも判断がつかないままラジオのスイッチONに入れる。
放送されている内容でおおよその時間判断もできる昼夜共にラジオ人間です。
 耳に入ってきたのはあの素敵な吉永小百合さんの穏やかで優しいお声。永遠の憧れです。
生い立ちから幼少期の暮らし、映画俳優となっての自分を語られます。
小百合さんらしく声高に言うより一字一句抑えながら静かに語り継ぎたいとおっしゃられる第二楽章<原爆詩集>にも心傾きます。
私からすれば少々年輩の方ではありますが、それでもどこかで聴いた<赤胴鈴之助><キューポラのある街>そして子どもの頃に歌った<いつでも夢を><寒い朝>を思い出しながらすっかりサユリストになっておりました。
そんな小百合さん作品、話題の<おとうと>も封切られこれも計画に入れなければ・・・。
=家族という厄介な、でも切っても切れない絆の物語=楽しみです。
 タイミングもよく今朝の朝刊には<母べえ>今夜放送の文字が・・・おやおやこれは見逃せないよとマーキング。

  < 寒い朝 目も覚めやらぬ 夢心地 > 

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ふうまん

2010-01-27 20:22:40 | Weblog
 言葉おじさん(梅津正樹さん)が先日、ラジオ番組で<ふうまん>を話され興味深く聴きました。
 各地で呼び名も様々で今川焼き、回転焼き、大判焼き・・・岡山では<ふうまん>と全国放送です。
生まれも育ちもこの地の私は子どもの頃より<ふうまん>が馴染みです。フルネーム<夫婦まんじゅう>ですが・・・
おやつが<ふうまん>なんてそうそうあるものではない子ども時代の思い出は・・・地元では知らない人もいないと思われる駅前の大石まんじゅうの<ふうまん>です。
 新聞紙に包まれた<ふうまん>を冷めないように母はコタツにしのばせて置いてくれました。レンジなど文明の利器はありませんもの・・・。
 最近のわが家はこの<ふうまん>を買ってくるのはもっぱら夫です。家族数×2個お買い上げでありますからお好みでない人の分け前はいつも<残留ふうまん>となってしまいます。
ありがたいことにこの<残りものふうまん>はいつも私が<焼きふうまん>としていただいております。
熱いお茶に<ホカホカふうまん>おいしゅうによばれましたよ~。 

  < ぬくもりと 幸せくれる 残りもの >  

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大鍋

2010-01-26 20:31:15 | Weblog
 昨日から浸し、たっぷり水を含んだ青大豆を今日は巨大鍋で煮ます。
今年も自家製味噌の仕込み開始です。
 すでに忘れられてしまったと思える定額給付金。”さて、何に使ったかしら・・・?”とその使途も分から無い方も多いのではと思える給付金ですが、私の支給金はきっちり大型鍋の購入に充てたのでした。有り難き給付金はここでその力を発揮してくれています。
名付けて<給付鍋>であります。この巨大鍋の働きは素晴らしく感謝しております。
ゆっくり時間をかけふっくらと煮上がった青大豆は米麹、天然塩とともに味噌玉となり大型瓶に仕込まれていったのです。
 キッチリ和紙で瓶の口を覆い紐をギュッと結び上げると完了!
”どうぞ美味しく仕上がりますように!”と拍手ふたつでお願いしました。

  < 恩恵を 受けて作業も スピーディー > 

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クーポン券

2010-01-25 20:55:27 | Weblog
 クーポン券の有効期限が迫っておりました。
 ”やめようか、それとも受けようか・・”と思いながら残された日にちが数日になってしまいました。
受診経験者に聞くと、強烈な痛みだそうで癌の怖さよりもマンモグラフィーの恐怖の方が先です。
 日本のがん検診受診率50パーセントに上げることを目標に補正予算により女性特有のがん対策です。ラッキーな事に年齢該当によりクーポン券が配布されたのですから有り難く思い切って受診したのでした。
 検診を終えると”なぁ~んだ!”と思わず声が出てしまいレントゲン技師さんも”拍子抜けですか?”と笑い顔でした。
ラッキーなクーポン券で検診を受け、ラッキーなことに全く異常なしの結果に何はともあれひと安心。

  < 有効な 保証付きの 健康体 >

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贅沢

2010-01-22 20:48:49 | Weblog
 昨日からカニの美味しい温泉に気の合う仲間と出かけているのは夫です。
 なにも窮屈なおもいで毎日を過ごしている訳ではないのですが・・・。
こんな日はなぜか心も和むものです。
私だって・・・と、昼食のお箸を置くと近場の温泉へ直行です。
 昼間は閑散とし日頃の慌ただしさから開放されます。泉質もよく、ジャグジー・サウナ・露天・水風呂とかけ流しでもったいないくらい贅沢気分です。
話し相手もなく、ゆっくりお湯に入ると先ほどお湯から上がった親子連れがなんだか気になります。
 私と同年代と思われる娘さんと高齢のお母さんのようでした。ホカホカ・ポカポカ満足そうな二人でありました。
私だって一度くらいこんな親孝行をすればよかった・・・と悔やまれます。
しかし、もし叶っていたならきっと母は”あゝ昼間からもったいない・もったいない・・・”とそんな言葉を漏らしていただろうと思えるのです。

  < 叶わずに 独り静かに この時を・・>

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早春賦

2010-01-21 20:30:38 | Weblog
 プックリ膨らんだロウバイの花を花瓶にいれ遠い春を待っています。
 傍らには娘が中学生の時の音楽教育に使われた岡山県<中学生の愛唱歌集>です。
ずいぶん古いものですが、ポケットサイズで手ごろな事からすっかり私の愛用となっております。その一ページに・・・
 ♪春は名のみの 風の寒さや 
  谷のうぐいす 歌は思えど
  時にあらずと 声もたてず
  時にあらずと 声もたてず
 現代人には少々判りにくい詩ですが、その歌詞もメロディーもとっても美しく、やっぱり吹いてみますハーモニカ。
 ハーモニカの腕前はいまひとつですが、日本の豊な四季を感じさせるこの曲に絶賛です。

  < 懐かしい ページをめくり 春を待つ >

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二枚撮り

2010-01-19 20:28:47 | Weblog
 日当たり良し、パノラマ台の南向きの畑はポカポカ春陽気の今日でした。
 絶景の果樹園はただいま剪定作業の最中です。
陽気に誘われタンポポも綿毛をふくらませ、オオイヌノフグリも可愛い花を咲かせ、ナナホシテントウ虫は忙しく草の上を右往左往しています。あちこち点在する褐色のチョコボールは野ウサギの置き土産のようです。大自然はいつも感動を与えてくれます。
 寒の最中とも思えない、少々気の早い畑の様子ですが輝く春恋しさに一枚写真におさめました。
 夫の剪定作業が終わると散乱した切り枝の始末は焼却処分。これは妻の仕事です。
独り作業を続行していると電気ドリル・金槌の音が遠くから聞こえる。音方向に目をやるとどうやらわが家の仕事を終えた夫のようです。
 ご近所の方のガラス葡萄室の修理をしているのです。
一昨年前は夫の怪我のためずいぶんお世話になったのですが、今年は恩返しのようです。
何も言わず消え去った夫、こんな所で貢献していたとは・・・。
さっぱりくすんだ夫ですが、なかなか輝いて見えましたので思わず望遠レンズで本日の二枚目のシャッターを押したのでした。

  < 人様の 痛みの分かる 経験者 > 



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おみくじ

2010-01-18 20:45:47 | Weblog
 一月も半ばとなれば新年の気分も薄らぎ変わりのない日常です。
 母のベットサイドもお正月飾りから”鬼は外、福は内”の豆まきグッズでほんの気持ちほどの節分模様。
先日、母の代理で御勤めしました寒行お札も合わせて邪気をはらっていただきましょう。
 そんな母の枕元に<おみくじ>が置かれていた事に気付いたのです。
よくよく見れば<開運神社おみくじ>。ラッキーな吉札です。
きっと苑のフロアーのあの赤い鳥居の神社にお参りしたのでしょう。
健康運・・アルコール・タバコに注意。恋愛運・・絶好調なんて記されたおみくじに今年は良き年に間違いなしと思われます。
なにせ寅年の母、八回目の年女ですから・・・。恋せよ乙女

  < 年女 幸先もよく 吉を引く >

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5時46分

2010-01-17 20:25:06 | Weblog
 今日は日曜日。我々は毎日が日曜日の定年後の暮らしです。
 生活習慣は今も昔も変わらず早寝早起きは夫であります。
 私はといえば、この季節、もう少し・・・と湯たんぽにしがみ付きながら意を決して起き出す訳ですが、今朝はもう少し・・の延長戦でグズグズしているうちに5時46分。
阪神淡路大震災の追悼、黙祷の鐘がラジオから聞こえ慌てて起き出したのでした。あの大惨事から15年。
15年前のこの日もやはり夫は早起きしてゆっくり新聞を読みながらコーヒーを飲んでいたのでした。
私はといえば、たしかこの地では震度3か4であったのですが今までに経験した事もない振動に飛び起きた朝でした。
 震災の被害に遭われた方にとっては忘れられない日であり、忘れたい日でもあるのではと思えるこの日。

  < 十五年 事もなく過ぎ 同じ朝 >

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親業

2010-01-15 19:23:54 | Weblog
 冬の風とキラリ光る太陽を浴びてヒラヒラなびく洗濯物。
 ちいさな、ちいさな肌着とクツシタがとても元気よく踊っています。
わが子のためにひとつひとつ準備し、ご対面の日を楽しみに待っています。
”もーいいかい?”そんな言葉も聞こえてきそうです。
 子育ては喜び・楽しみばかりではないけれど、ちょっとした困難だってとおりすぎればみんなうれしい足し算のように思えます。
親になれたからこそ分かる事、子がいたからこそ・・・ことわざのような事を感じる先輩母さんです。

  < ”もーいいよー!” 待ちわびた声 空に舞う >
  

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鐘の鳴る丘

2010-01-14 20:02:58 | Weblog
 ♪緑の丘の 赤い屋根 とんがり帽子の 時計台・・・♪メロディーがきれいで軽快なこの曲をハーモニカで吹いています。
 深夜目覚め暗闇で枕もとのラジオにスイッチを入れ、ウトウトしながら聴いているNHK<ラジオ深夜便>。
昨日は、作家・五木寛之さんが歩んできた人生とその時代の歌謡曲を思い出とともに語られる<わが人生の歌語り>この番組のなかで語られた五木さんの中学時代でした。
 <鐘の鳴る丘>は昭和22年から始まった、夕方放送のNHKラジオドラマの主題歌だったようです。
ラジオから聞こえてきていた人気番組の主題歌のこの曲を、当時の五木少年はハーモニカで吹いていたのだと話されました。
それでは私も・・・とどこかで聴き耳覚えのあるこの曲を吹いています。
 わが家では母が孫にも教えたこの歌を、年月を経て介護が必要となった母と共に<心の歌>の本を見ながら歌ったものです。
その昔、母も子育てしながら歌ったのでしょうこの歌を・・

  < 懐かしく 奏でてみます この曲を >

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薪ストーブ

2010-01-13 19:50:05 | Weblog
 冬将軍到来の天気予報と急激な冷え込みに降雪の心配をしていました。
 ご近所申し合わせて岡山平野の山裾の温泉予約をお願いしていたものですから・・・。
風は冷たいものの心配していた雪もなく、薪ストーブのゆらめく炎があたたかく迎えてくれました。
 豊富な食材で盛られたお料理とこれこそ天然ヌルヌル・スベスベの泉質のやわらかな湯につかり身も心もほんわか。
 この地はたしか小学校の恩師がいらっしゃったはず。しかし、卒業以来四十数年の年月が経っています。
小学生の私の目に映った先生は失礼ながらその頃すでにおじいちゃんの印象でありましたからもう・・・と期待は出来ないだろうけれど、もし分かればと案内してくださった地元の方にお聞きしました。
 現在93歳、ご健在、奥様の介護後は独り暮らし、車運転OK、果樹・野菜も最近まで作られる、同窓会にも出席・・・いろんな情報収集するうち先生への想いが溢れるのでした。
 教室に置かれたストーブを囲み休憩時間も生徒の私たちと同じ時を過ごしてくれるあたたかい先生を懐かしく思い出します。

  < ゆらゆらと 燃える炎に 師を想う > 

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人生の楽園

2010-01-11 20:29:23 | Weblog
 土曜日の夕食時に見るテレビ番組<人生の楽園>このドキュメンタリー番組がとっても好きなんです。
 第二の人生を夢や希望をもって歩む姿がとてもほのぼのとして素敵だなと見入っています。
がむしゃらに働いたこれまでの人生とは方向を変え、趣味などを楽しみ、ゆとりのある暮らしに心の豊かさを感じうらやましく思うものです。
そんな<人生の楽園>に登場するのでは・・と思われそうな御夫妻がいらっしゃいました。
 昨日、出店仲間として朝市に立った地元の御夫妻です。
お二人が作り上げた今年の干支<寅>の竹細工があまりにもかわいらしくユーモラスなんで買い求めたのです。
 出品は様々な竹細工、野趣に富んだ山野草寄せ植え、自然薬草茶どれも御夫婦の協同作品のようでありました。
 こんな素敵な楽園の住人が朝市の仲間であることで自分まで楽園住人になれそうに思えるのです。
 阪神ファンのわが家の下駄箱の上で雄姿を現しております。

  < 人生の 第二ステージ 夢描き >  
 
 

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十日戎

2010-01-10 20:38:21 | Weblog
 神殿に背を向け、参道の松林越しに昇る燃えるような日の出をまずは拝みます。
月に一度神社境内で行なわれる朝市の日です。
一月は新年に開催される全国陶器市と十日戎が重なり参拝客でにぎわった境内です。成人を迎えられた振袖姿のお嬢さんもいらっしゃいました。
 朝市出店のため前日までに準備した品は素朴な加工食品、手編み小物、季節の農産物、どれもこれも手間をかけ、心を込めたものばかりです。
 我が郷土が好き、手作りが好き、人々と和やかな語らいが好き、そんな私たちにはちょっとした緊張のなかに喜びの一日です。
 品物を通して作り方であったり、料理法の知恵をいただきながら来場くださる方とのコミュニュケーションは人のあたたかさが感じられるほのぼのとした素敵な場所なのです。

  < 和やかに 交わす言葉に えびす顔 >

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かき餅

2010-01-08 20:21:46 | Weblog
 今年も子どもの頃を懐かしみ<かき餅>を手作りしました。
 どんな味がいいかな・・・と黒糖&黒豆と青のり&ゴマ味の二種に決定。
この時季、和室はカルタでも始まるかとも思える並んだ、ならんだ一面かき餅であります。
朝夕、裏返してはピーンと平らに仕上げるのに懸命でした。幾日もかけ乾燥させたかき餅はこれまたゆっくり幾度も裏返しては火鉢の炭火で焼き上げ子どもの頃のオヤツでした。
 このほのぼのとした光景と素朴な味が今も恋しくて今年も作りました<かき餅>。
 残念だけど、レンジだのオーブンの文明の利器では上手く焼けないという昔物の頑固物。それでも作りたい懐かしい手作りおやつ。

  < ゆるゆると 過ぎた日々を 想いつつ >


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