晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

通信簿

2008-08-31 20:03:31 | Weblog
 長い夏休みも終わりいよいよ明日から新学期。
 万年劣等性の私は今でも夏休みの宿題に追われるという悪夢に夏の疲労感をいっそう増しているのです。
そんな私の通信簿はブログ通信簿。ブログのサイドバーをポチポチッとクリックするだけで評価が出る。
 主張度・気楽度・マメ度はまずまずだが、影響度は極端に低い。要するに得もなければ害も無いといったところだろう。なのになぜか生徒会副会長タイプ。
嬉しい事にブログ年齢が実年齢よりかなり若いぞー!
 もう少し目立ってもいいのでは、などというコメントに実際、子どもの頃のどの通信簿にも消極的の三文字は必ず付いている控え目な子だった。

  < 気も緩む 評価もされず 過ごす日々 > 

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義歯

2008-08-30 20:08:29 | Weblog
 とても分かりやすいんだけどタイトルにも画像にも出せなかった<入れ歯>。
姑の重さんはどうやら早くから総入れ歯だったらしく、カパッと歯を出しゴシゴシ磨いていた事を思い出す。
その重さんも食べる物はペースト状、歯茎も痩せて入れ歯はガクガク、歯としての機能もなくなってきたようです。現在の役割は、せいぜい可愛い口元を保つ事くらいかな。
自宅介護の時から歯にそわない入れ歯に嚥下も悪くなり危険な思いをした事も何度かあった。このたび施設の看護士さんから今まで入れていた歯を取り出してはどうか相談があった。丁寧に説明してくださり充分納得も出来た。いよいよまったく歯のない梅干おばあちゃんになる、母はまたひとつを手放し身を軽くした。
 あれほど忘れず身に着けていた腕時計、メガネ、支えだった杖、そして靴まで必要としなくなってしまった。だんだん身軽になり時には家族の顔もどこかに忘れ・・。老いとはこういう事かーと教えてくれる。それもシンプルでいいのかーとも思う。
 ”私は嫌いな物が無いから・・”となんでも”美味しい美味しい”とパクパク食べて永年お世話になった入れ歯を大切にケースに納めた。

  < 身も軽く 荷降ろし歩む 老いの道 >  

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四つ身

2008-08-29 20:02:50 | Weblog
 かわいい四ツ身の着物は実家の両親が初孫の成長を願い姉の子どもに贈ったもの。今年は姉の初孫の七・五・三に歴史物として登場した。そんな着物が我が家に来たのは腰上げ・肩上げをするため。和裁を学んだ我が家の娘がこの役を仰せつかって、すっかり仕舞い込んだ和裁道具と未熟な腕を奮い起こし仕上げる事が出来た。この娘、両親からすれば一番末の8人目の孫になる。まさかこんな仕合わせがあろうとは・・・。
一枚の着物に目には見えない繋がりが系図のように頭に描かれいいようのない喜びを感じた。
 きっと両親も遠く静岡の曾孫の成長を見守っている事と思える。

  < 爺婆が 健やか願う 篤姫に >
コメント (2)
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赤唐辛子

2008-08-28 20:52:14 | Weblog
 スーパーマーケットの自販機横の貼り紙が奥ゆかしく丁寧だった。お客様に宛てたものだから・・。
 <恐れ入りますが、家庭のゴミは遠慮くださいませ>というもの。
戒める言葉にトゲがあれば逆効果になるだろうけど、それにしても・・・。
そうかー、わが家の散乱した居間も気になっていたがこの様に低姿勢でやさしく”自分の物は自分の手元で管理してくださいませ”と促せば公共の場に私物がなくスッキリと過ごせる事だろうと思う。
でも、よくよく見れば大半は私の物ばかり。
 この歳になれば優しい言葉には甘えてしまい、激辛の叱責やゲンコツのひとつもないと事は済みそうもないな。

  < 少々の 辛さじゃ効かぬ 無神経 >    
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謝罪

2008-08-27 19:59:18 | Weblog
 昨日の事、独り占めしてしまった謝罪に、食べ頃の収穫した3個のイチジクを一つは夫に、もう一つをタイミングよくわが家を訪れた姉に”どうぞ!”と差し出し、最後の一つは自分でいただいた。
 イチジクに今日も一つの思い出がよみがえる。
 子どもの頃、実家にもあったイチジクの木。今ほどおやつにも恵まれず、イチジクが熟れるのを待ちわびながら私たち姉妹は食べていた。末っ子の私は学校からの帰宅も早く一番乗りで人一倍食べたと思える。
それどころか、母が3人の子ども達に等分に与えたおやつを誰もいない家に帰った独りぼっちの私は”一つだけ、一つだけと二人の姉の分け前からそれぞれ同じだけ失敬していたのであります。なかなかの知能犯でした。
 イチジクの頃になるといつもお詫びしなければ・・・と心を痛めていたのです。
”どーもスミマセンでした。”と里芋の葉の上でカマキリもペコリ!伏して謝る。

  < 都合よく 要領もよく 半世紀 >  

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早い者勝ち 

2008-08-26 20:04:04 | Weblog
 自宅隣の菜園の隅に植えたイチジクがひとつ、ふたつと食べ頃をむかえた。 
 畑仕事をする者の特権だとチョイといただくのがあたり前になった食いしん坊おばさん。
 今日はせっせと働く私の横を”おおー!”と一声しイチジクに向かう夫。 
すかさず”アウト!””今、お先にいただきましたわー”と私の声。抜け目の無い妻です。なにしろここは私のテリトリーですもの・・。
夫は”もう少しかな?”と言いながらも吟味し、明日の予定に手を出し”うーん!まずまず!”と追い手を掛ける。敵もなかなか手強い。
 明日また鍬でも持ってお越しくださいませ・・・と心で呟く。

  < 時間差の 先手攻撃 勝利の座 >

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テーマソング

2008-08-25 20:18:38 | Weblog
 熱く燃えた北京オリンピックも幕を閉じた。
 事情あっての上とはいえ、おじさんはゴロリとよくオリンピック観戦をしていた。おばさんは、せいぜいハイライトシーンをチラリ見るかラジオで聴いていた。そんなおばさんを刺激した北京オリンピックのNHKのテーマソング。゛この曲、もしかしてMr.Children?゛と呟くと、すかさず夫の゛そうじゃ!そうじゃ!゛の解説。解説はどうでもいいけどラジオ派のおばさんはこのシーズンなんども耳にしすっかり口ずさみ馴染んでしまった。
 詞もメロディーも素敵なこの曲<GIFT>をオリンピックを終えた今日も知らず知らず口ずさみ台所に立つ。
 ♪一番きれいな色ってなんだろう? 一番ひかってるものってなんだろう?・・
光り続けるGIFTが欲しいよー。

  < 聖火消え 熱き余韻に 魚焼く >


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びん詰め

2008-08-24 20:40:53 | Weblog
 熱く燃えた北京オリンピックも閉会。
 今月は桃ネタの多いブログだった。例年になく清水白桃が10個ほど木守り柿のように残っていた。頑張り抜いた根性モモはシロップ漬けにしてびん詰め保存にした。モモシロップ漬けの思い出もよみがえってくる。
 三十数年前、一月この家に嫁いで来たばかりの私に姑の重さんは手作りのとっておきのモモのシロップ漬けを”どーぞおあがり!”と二階の私たちに差し入れてくれた。暖かいコタツでひんやり夏のモモを味わった。
こんなに手間ひまかかって作る物とも知らなかったので”ごちそうさま!”の一言だったと思うが・・・。褒め言葉、感謝も充分伝える事の出来ない幼い嫁でした。
 重さんはきっと自慢の手作りを食べさせたかったんだろうと今になり思う。
 

  < フィニッシュを 見事に決めた ビンの中 >

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恵みの雨

2008-08-23 20:09:59 | Weblog
 昨日は美容室でいつものカラー&カットをお願いし、たっぷり時間をかけ何度も洗い流し贅沢なシャンプー・マッサージにすっかり癒されながらも”こんなに天気が良いのも渇水が心配ですよねー。”の会話。
 今朝は昨夜からの久々の雨に潤いホッとする。
畑の不出来な小さな里芋の葉もコロコロと雨水を溜め込んでいた。
 キラリ光った水玉を写そうと四苦八苦しても、どうもカメラマンにはなれませんわ。
 地面はほどよく水分を含み、草取り作業も楽々スイスイ楽しくはかどる。
これぞ恵みの雨。水のありがたさを感じる。
名カメラマンより草取り名人

  < センスより 苦を楽しめる 得意技 >


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富士登山

2008-08-22 21:02:10 | Weblog
 十数年前、友人と意を決して一日一時間6キロメートルのウォーキングを始めた。開始後しばらくすると歩く爽快感から山歩きに進展しやがて登山に魅了され日帰り限定登山を楽しんだ。
 その後、介護生活となって登山はプッツリ途絶えてしまった。
 日頃、体を動かす事とは無縁の娘が母でさえ叶えられなかった富士山に登るというので登山用品一式を娘にレンタルした。”どーだ!お母さんの根性を宿した登山靴!”と自信満々で。
 まずは靴慣らしに娘はウォーキングに出た。間もなく半泣き娘が帰ってきた。手に持った靴はパックリ靴底はボロボロ。笑い転げる母の慰めの言葉は”これが登山口でなくて良かったよー。”
 靴底辺りに重量制限でも記されていたんじゃーないの?無事生還を祈る親心。

  < 果たせない 夢を託して 送り出す >

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大鉄道展

2008-08-21 21:08:08 | Weblog
 昼間、北京オリンピックをゴロゴロ見ている夫に大鉄道展 ~夢を運んできたレール~ に行こうか?と誘うがさっぱり興味なしの様子に、”ああ!そうかそうか!そうしてダラダラ年老いて行くがいいさー!”と独り出掛けた。
 定年後の夫は主婦化し、細々家事をし、妻は元気ハツラツ飛び歩くのだとか聞いた事があるが確かにわが家もそのパターンらしい。現在シミュレーション中のわが家。
 鉄道に携わった舅・夫の現役時代を思い描きながら乗務した模型車両やヘッドマークを感慨深く見た。
夢を運んだレールは我が家では生活の糧であった。今、終着駅に着いた夫は列車を降り制服・帽子を脱ぎ時刻表から開放されているようだ。
 来月はいよいよ定年退職の日。ご苦労様でした。

  < それぞれに 自由認める 定年後 >
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主婦業

2008-08-20 21:28:21 | Weblog
 主婦業歴三十数年になるが、専業主婦でもなく兼業農家の兼業主婦のあいまいな職。
 健康保険手続きのための所得証明書の申請に役所に行った。扶養申請に結婚以来毎年提出していた所得証明書は今年もゼロ円。見事に利益の無い主婦業を永年続けた。主婦労働を賃金に換算したものなら如何ほどだろうか?三流主婦ながら少し気になる。
 いよいよ年金生活世帯の仲間入り。下向きならず直向きに暮らしたいもの。
 幸せ運んでくれそうな黄色いエンゼルトランペット

  < 肩書きも 取り柄もなしの カワズ妻 >   

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特別便

2008-08-19 21:56:42 | Weblog
 満94歳を迎えようとしている母は年金・介護保険・後期高齢者医療保険により安心の毎日を過ごせ家族も安心している。母の場合は年金により経済的にもまずまず自立できているけれど果たして私たちの老後は・・と深刻になる。
 ねんきん特別便が届いたと娘が見せてくれた。”これが特別便かー。”
 十年足らずの期間とはいえ、学生納付特例の後払いもせず会社のお世話になるまでかなりの期間を親が助け納めた。娘の将来を想う親心で・・・。
 これも、老母の年金が充実していたからできた事とも思える。誰が支え、どなたに支えられているのやら・・・年金。
 逞しそうなノウゼンカズラも電柱や何かしらしがみ付こうとしている。

  < パーフェクト スネをかじった 特別便 >

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名残り

2008-08-18 22:20:19 | Weblog
 やっと一息ついたころ、まだ名残の桃がコロコロしていても見向きもされない。育てた者としては、もったいない、もったいない、とにかく煮つめて得意の瓶詰め保存にしましょうか。
 白桃ジャム・白桃フルーツソース・・・もう何でもいいやー!と適当濃度に仕上げ高温殺菌すれば、いいかげんおばさんのいいかげんクッキングにしてはなかなか高級感あふれる逸品の出来上がり。
 瓶に納まり切れない程よい分量は今夜のカレーに投入!白桃カレー、これが意外にいけてます。!

  < 旬も過ぎ なお活かしたし 親心 >  

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絵日記

2008-08-17 21:10:45 | Weblog
 子どもだったら、そろそろ夏休みの宿題を心配しなければならない頃となった。
絵日記の空白をうめたり、一生懸命に天気を思い出したり当時は苦労したもの。
絵日記に描きたい様な青空とひまわりに思わずカメラを向けた。
  ○月○日 はれ
 きょうは たんじょうびのぷれぜんとをかいに でおでおにいきました。 
まえからほしかった でじたるかめらを じぶんのおいわいに おもいきつてかった。
 これから せつめいしょを ろうがんきょうで よみながら しゃしんの べんきょうをして ぼけないように がんばろうとおもいます。
 ああ懐かしき絵日記の思い出。

  < この歳に 宿題追われ 悪夢見る >
 

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