晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

第二人生

2009-02-28 21:55:38 | Weblog
 定年後の慎ましい年金暮らしはそれなりに意義深いものと思えるのです。ひとつ仕事を大過なく終えることが出来たからでしょうか・・。
 昨日、ご近所から、役割を果たし終えたインスタントコーヒーの空き瓶に、これまた梅酒の役割を終えた梅で作ったジャムをいただいたんです。
広口の角瓶は使い勝手もよく重宝します。梅も程よい甘さにほんのりアルコールを残し大人の味で再びの働きです。
 このジャムに合うのではないかなとスコーンともクッキーともパンケーキとも名付け難い代物を焼いたんです。材料はやはり二度目の働きとなる手作り豆腐の副産物のオカラにモッチリ食感を出そうと米粉入りです。全てが第二の人生です。
 人生の第二ステージのささやかでありながらも有効利用の朝の食卓に価値を感じるものです。

  < 人生を 活き良く生きる 定年後 >

DVD

2009-02-27 19:48:00 | Weblog
 今年の初めに第四回 日本放送文化大賞受賞作品<山で最期を迎えたい>が放映されメカに弱い私がHDDに収録し、DVDにと収めた。
それまでの道のりの長かったこと。なにしろ錆かけた脳にムチ打ってですから・・・。
 もう一編は<森のラブレター>。
感動の二作品のDVDは”すーごく良かったよー”と友達に見せてあげたいのですが・・・タイトルもない録画撮りの真っ白DVDではその感動も充分に伝わらないだろうと放送内容から”ここだー!”といったイチオシ場面をDVDタイトルに仕上げた。
 画像を保存し、タイトルを考え、書体を考えてやっとそれらしきDVDの完成となった。
 若い人には”なーんだ”でしょうが、人生半ばのおばさんには至難の技です。
 転がる石・・・流れる水・・のことわざにも似て、考える頭はボケ知らず・・と願いながら、完成の喜びに思わずバンザーイ!です。

  < この感動 ビデオに託し 贈ります >
 

大名煮

2009-02-26 21:13:53 | Weblog
 樽の中に食べ残った沢庵の古漬けを最後まで実家の母は美味しく煮付けて食べさせてくれていました。
 今年の冬、初めてこれが<大名煮>というれっきとした料理名であることを姉から教わったのです。私達姉妹は<たくあん炊いたの>としか言いようのないものでしたから・・・。
 塩出した沢庵を煮ると家中にあの沢庵のかおりが充満しそれはそれは・・・。しかし、味は抜群に良く素朴な田舎臭いこの<たくあん炊いたの>が好きでした。
 わが家の母が沢庵漬けをしなくなりこんな一品も食卓でおめにかかれなくなっていましたが”干し大根で出来るんよー”と姉から教わり今年の冬は二度目の登場です。
 世の中、古くなったものには驚くばかりの価値があるものだと沢庵や姉に恐れ入りました。
 ピリッ と唐辛子がきき、胡麻油が香りなんとも懐かしく・・でもやっぱりこれは<たくあん炊いたの>でした。

  < 持ち味も 呼び名も昔と そのまんま >

エル・グレコ

2009-02-25 22:10:06 | Weblog
 われわれおばさん族に変わりなく人気度が高いのは倉敷美観地区、カフェ、ランチメニュー。おばさん仲間は誰からともなく声が上がり二つ返事で元気よく集合します。
 趣のある古い日本家屋を改装した店で腕前と気持ちのこもったランチをいただきながらおばさん達のお喋りは常に進行形です。
少しも会話を邪魔することなく聞えてくるジャズがいっそう雰囲気を良くしてくれています。
 続いて、いつ訪れても変わらない雰囲気の良い、大原美術館のお隣のカフェ<エル・グレコ>でお茶しながらまたもやお喋りとなります。
どんな素敵な場所であってもおばさんたちの会話は気取りのない日常の家庭のこと。
 おばさん達はこれでいいんです。これが明日への活力ですから。
 反対におじさんといえば一日テレビのお相手ですから・・・おじさん心は不可解です。

  < 価値観は 交わることなく 平行線 >

朝から雨

2009-02-24 21:01:16 | Weblog
 はっきりしない天気。また朝から雨です。
 雨のうっとうしさを払ってくれるように出勤前の友人から電話があった。手短に用件を喋り、受話器を置く前にひとこと心やさしい言葉をくれたのです。ほんとに嬉しい思いで彼女には”雨じゃから気をつけてよー、行ってらっしゃーい!”と仕事に向う彼女を送った。
 やっぱり友達はいいなー。雨降りで仕事のない私は思いついたように<甘酒>作りです。あの人のも、この人のも・・とわが家で歓迎されない甘酒は自分と仲良しの友達用です。
 猫よりはマシと暇そうな夫に”チョッとここ持っといてー”鍋の支え役をお願いし杜氏の私は麹をつき込む。補佐役を果たしながらも甘酒のウンチクを語る夫です。
 昔はカメで作り、ばあさんにカメを割るな、もっと力を入れて・・と言われながら手伝ったんだとさ。
カメではなくシャトル鍋に仕込んだ私の甘酒はやはりコタツの中の方が適温を保てそうで、一日中テレビを観る夫がコタツで甘酒を守したのであります。
 大切な友に美味しいのが届けられればいいのですが・・・。雨もまた良き日

  < 心込め 仕込む杜氏の 甘い酒 > 

加齢

2009-02-23 22:01:01 | Weblog
 華麗でいたいと思うのですが、きっと加齢なんでしょう。昨日の新聞を不思議もなく平気で読んでいる私は・・・。
 小学四年生の女の子の文章になぜかじ~んと来ました。閉園となったチボリ公園の最後の花火に亡くなったおじいちゃんとのチボリの思い出、閉園が決まりおばあちゃんともう一度行こうと出かけ思い出の公園にお別れをしたこと・・読みながら愛しさか熱くこみ上げる思いがしたのです。
 昨日のコンサートもやはりそうでした。パンフルートの奏でる懐かしい唱歌<冬景色><冬の夜>・・・心に染み入ります。
大切な人を想いながら聴き入った<千の風になって>などは誰もが心揺さぶられたのでしょうが、悲しいわけではないのですが、良い曲を聴いているだけで涙さえこぼれそうな私などはやはり加齢でしよう。
 どうも齢と共に涙腺は緩んでしまいます。

  < 琴線に 触れるハートに 齢知る >  

チケット2枚

2009-02-22 21:26:50 | Weblog
 バッグにチケット2枚入れ出かけました。
 一枚はデパートで開催されている春の大華道展。大賑わいを予測して開店前から待ち受けておりました。
会場は春・春・・。春を堪能し満足して二枚目チケットはシンフォニーホールへ直行です。
 AMDA創立25周年記念 あすか健康村音楽祭が開催され、ホールは出演者・主催者・ボランティア・職員の方々の手づくりコンサートに大ホールの客席の私達まであたたかなハートで満たされ人の尊い繋がりを感じたコンサートでした。
 医療・福祉に守られたあすか村で暮らす母のもとから届けられた一枚のチケットにたくさんの”ありがとう”をもらったのです。

  < 人の和(輪 )に 春を感じる あすか村 >
 
 

安心餃子

2009-02-21 21:26:31 | Weblog
 海軍カレーは曜日の感覚を保つために金曜日のメニューだと聞いたことがあるけれど、今夜のわが家は食べて安心、土曜日の餃子。 
 サラリーマンには翌日休日でないと安心して餃子もメニューにはのせません。
 軟らかな巾広いニラの葉が葡萄のガラス室で青々と育ってきたのでこれは一度は餃子にと今夜の食卓です。
 食の安全を崩壊させた中国産餃子でしたが、自家栽培ニラに愛情込めた女性軍三人で包む驚くばかりの餃子の数。
明日は日曜だし遠慮なくタラフク食べても大丈夫です。
 アツアツ焼きたて餃子には、トクトクトク・シュワーッとやはりビールが合うようです。ほんの少し口をつけただけですが・・・ゴックンしました。

  < 安心が 食欲一層 増進し >

席替え

2009-02-20 21:54:49 | Weblog
 昨日、母のベッドも席替えがあり同室の南窓際に移動していた。明るく日当たりも良い。
 老人施設での部屋割りは利用者の状態に応じて割り当てられるのでしょうから今の部屋の位置から母の状態も安定している事が伺える。
 入苑当初は家族の名前を呼んでは目も離せない時もあったのですが・・・今は家族の名前も思い出してもらえないこの頃です。
 廊下を隔てた部屋のおじいちゃんはいつも”おーい!””おーい!”とどなたを呼ばれていたのか絶え間なく呼び続けておられるようです。
母のお隣のベットのおしとやかなおばあちゃんもその呼び声に思わず反応して”おーい!”と答えられ居合わせた私は思わず吹き出してしまいました。
 多くの男性は”おーい!”で事を済ませ、多くの女性は”はーい!”と答え永い人生を過ごしている事でしょうから、あのおじいちゃんの呼び声に何人かのおばあちゃんは返事しているのでは・・・と思えてならないのです。

  < 呼ばれたり 答えられたり 安心感 >

おから

2009-02-19 19:57:16 | Weblog
 先日、初挑戦の手作り豆腐は惨敗でしたが、副産物のオカラは青大豆の若草色をきれいにとどめ一度には食べきれない量でした。
 一握りほど煮物にしたものの残りは”あぁ~もったいない。”と大切に冷凍保存しておりました。
 なんといっても健康に良し、ダイエットに良しのオカラです。
 さつまいも・りんごと共にシナモンの香る<おからケーキ>にしてみたのです。バター・オイル一切無しのヘルシーケーキですが好評につき二日連続クッキングともなれば決して身体に良いものではないのでしょうが・・・。

  < ヘルシーよ! もったいないと 二倍増し >

充電中

2009-02-18 21:24:32 | Weblog
 寒い時季が盛りの寒アヤメが太陽を浴びて色鮮やかです。”寒い、寒い”が口癖のように過ごす毎日ですが、わが家にとっては一年のうちこの時季が一番ゆっくり、のんびりできるチョッと嬉しい時です。
 春に向けての充電期間です。とは言ってもゆっくり朝寝坊でもなく、習慣となっている早朝の目覚めは歳と共に一層早まり、布団の中でラジオを聞きながらストレッチ。
 高齢の母は起床前自己流ストレッチで健康保持に努めていました。その甲斐あってか明るさと元気が母らしさの象徴でしたから・・・。これに続け!とばかりに始めております。
 手足・指先・関節・・・身体も使わないで休止しているとボキボキ・ギーギー関節も油切れのようであります。
 片足でもう一方の足を揉む、カカトもクルブシもなかなか良い働きをしてくれています。足の指でさえ器用にマッサージをこなし我が身ながら褒めてやりたい。
 こんなストレッチで潤滑油補給をして起床すると身体も気持ちも軽く動き始め家事もスムーズ。
 次は6時30分”新しい朝が来た~♪で今日もラジオ体操の開始です。

  < 早朝に 創り出された 健康体 > 
 

みそぱん

2009-02-17 20:53:33 | Weblog
 ダイエット・ダイエットと思いながら<けったいなもんやけど、しっとりしてて、美味しおす。>のパッケージに描かれた文句につい買いました。これも駄菓子屋で見つけた逸品です。
 製造元はやはり京都。京言葉だとたとえ<みそぱん>だろうと何故か上品です。
 このパッケージをながめつつ、パンをかじりながら<ひょんなげなもんじゃけど、しっとりしとって、ぼっけ~おいしんじゃ~>と郷土岡山を愛する私ならこうだろうと岡山弁バージョンを考えた。
 素朴な田舎風<みそぱん>は田舎なまりが似合うように思えるんじゃけど・・・

  < おえんがと 分かっとるのに ちー買うた >  

吉備路マラソン

2009-02-16 19:56:03 | Weblog
 昨日は6年ぶりの吉備路マラソンが行われ活気のある吉備路界隈の模様を実家の姉の電話で知ったのでした。
 ”今、応援から帰って来たよー!”と自宅近くを走るランナーに旗振り声援を送ったらしい。
 何と・・・走ってくるおじさんランナーの中に従兄妹を発見し興奮冷めやらず、携帯からの声も弾んでいた。
 今朝の新聞紙面はこの記事が多くを占め爽やかなランナーの横顔、ボランティアの市民、声援家族、成績表の上位に従兄妹の名前を発見し”やったー!”と思わず我が事のように叫び、感動でした。
 ”今も元気に走り続けているんだー”と改めておじさんランナーのホームページを思い出し開いてみた。還暦を目前に今も走り続け、細かく記録された過去の足跡そして、まだまだ続きそうなレースに向かうおじさんランナーの意気込みに元気をもらった朝でした。
 寒さも忘れポカリ咲いている冬知らずならぬ、歳知らずのおじさんに負けられませんわー。

  < 走者から 春の息吹が 吉備の野に >

手作り豆腐

2009-02-15 20:09:51 | Weblog
 青大豆300g。昨日から水に浸し、ふっくらピチピチです。
 初めての豆腐作りは如何なることでしょうと心配でした、やはりそうでした。
かなり嵩増しした大豆を見ると家族5人分にしては多すぎたかしら・・・とまた心配。
 数回に分けミキサーで粉砕し豆乳となる。これからが大変、大鍋で火を通す豆乳は泡で膨れ上がり豆腐職人は大慌てでありました。絞り上げる段階にはもうヘトヘトです。
 <にがり>を加え豆腐らしくなり、ザル豆腐とした訳ですが”え~っ!これだけ~?”思わず声が出てしまいます。
 有機無農薬自家栽培青大豆に素人手作りで超高級豆腐のはずですが・・・おからの方が自信作になってしまった青大豆料理第一作。

  < 手作りを 極め食卓 初メニュー >

バレンタイン

2009-02-14 19:48:01 | Weblog
 真っ赤に燃えるようなハートを添えるバレンタインデーとはほど遠いのですが、やはり儀式のようにチョコを贈ります。
 吟味して買いました。夫に贈るチョコをあれがいいか、これがいいかと、そりゃーきっと私もいただくことになるでしょうから・・・。
 わが家の母も米寿を迎えた頃までバレンタインは忘れず贈っていました。息子に孫にグランドゴルフのチームメイト、仏壇の亡き夫に、沢山買い込んでいたようです。それはそれは義理堅い人ですから・・・。
 母のメモには<バレンタインは男の人にチョコを贈る日>などと微笑ましい覚書もありましたから。忘れないように老若男女、友達に家族に、まるでお歳暮でも贈るように”いつもありがとう”とプレゼントしていました。
 ここ数年、夫は母からのチョコもなく寂しいバレンタインでしたので今年は妻から・・・。
 いたって安物ですが、気持ちは高級、精いっぱい心を込めて贈りました。そして、思ったとおり半分は”どーぞ!”と私のもとへ・・・

 < 我が気持ち ブレンドします 代理チョコ >