晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

決断!

2013-10-31 21:32:14 | Weblog
 久しぶりの桃畑。驚いたことに畑の隅に切り倒された葡萄の木がうず高く積まれているではないの・・・。
 先日、夫から葡萄栽培を縮小しようかと思う…との相談があり納得はしていましたが、なんとも決断も早いが行動も早い夫には驚かされます。

 55歳早期退職の決断、あれから10年経ちこの度の栽培面積を縮小の決断。
農家の長男の背負った荷はほんとうに重かった・・・・とここに来て思うものです。少し荷物は降ろしましょう。
 早期退職を希望した裏には、時刻表から解放され、自分の時間で果樹栽培を本気でやりたいとの少し若くてあつい志であったと思います。
それに加え、ご近所の高齢で葡萄栽培をやめてしまう方からの「若いんだから・・・」と温室を委ねられた事もあり頑張った10年間でした。

 請け負った温室もすでに老朽化したものでしたから、手入れをしながら共にやって来た気がするのです。
 なんと言ってもこの温室も我々の若さも消耗品です。耐用年数を考えた上での決断でした。

 とりあえず2棟を・・・と夫が話していた現場へ駆け込むと、ついこの間まで房を蓄えていたマスカットの木はすでに結果枝が萎えた葉と共にうなだれ寂しさがこみ上げてきましたね。
  

 「ご苦労さまでした」の一声をかけましょう。

  < 降ろす荷も 今は寂しく 愛おしく > 



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旬を食す

2013-10-30 22:00:01 | Weblog
 この頃、食べ物の旬ってどうなのかしら・・・。ハウス栽培が主流になって本当の旬ってどうなの・・・と思ってしまうんだな。イチゴの旬がクリスマスの頃だとか・・・。
 生姜の旬は秋なんだけど、初夏の新生姜が旬なのかと恥ずかしながら自分が栽培するまでは思ってましたね。あれってハウス栽培なんだね。

 一週間ほど前かしら、「うわぁ~っ!、うんめぇ~!」と今が旬の生姜のかき揚げを美味しそうに食べていたのは朝のNHKテレビ番組<うまいッ!>でした。
あの一コマがホントに美味しそうで忘れられず、生姜のかき揚げ作らなくては・・・と思ってしまいました。
これなら私にだって出来ますよ。わが家の生姜もそろそろ収穫期です。
 今夜のメニューは久しぶりに婆が作る旬の生姜かき揚げを一品追加でございます。
子ども達には旬のさつま芋の天ぷらサービスいたします。旬がいいね。

  < 農婆は 旬食材に 心込め >

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仕事はたのしく・・・

2013-10-28 20:19:43 | Weblog
 この間まで葡萄の出荷作業をしていたテーブルで今度は柿の作業に取り掛かります。
 安定した晴天が望めそうで干し柿もそろそろいい頃かしら・・・とね。

 こんなことしてると、ほらほら必ずやって来る好奇心の塊、三歳児の孫。
「ねぇ~何してるの・・・」「どうして~・・・」「私もするぅ・・・」こんな具合に質問攻めとお手伝いをしてくれます。
 干し柿の説明はもちろんしたんだけど・・・。「(へた)ってなあに?」とたずねるものですから・・・。
 子どもにも分かりやすく「ほら、フリフリの帽子よ。」と婆。
「???」と納得できない孫。
そこで婆はそこのサインペン取り解りやすく、かわいい顔を描いたんだ。どうよ!これで・・・。
 「じゃーわたしも・・・」と孫が描いた顔。「なんだかその顔怒ってるね。」と婆。
「あら困ったね。」と、もうひとつ婆は追加しました。困り顔・・・。
一緒に暮らす婆が教えてやれるのは、せいぜい柿の(へた)くらいなものね。

 楽しいね。干し柿作りの私たち。

  < 秋晴れに 孫と戯れ 柿仕事 >


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収穫祭

2013-10-27 21:27:44 | Weblog
 県南の稲刈りもそろそろ終わりでしょうか。今年は例年になく悪天候と害虫に手こずらされ難儀な収穫期でした。

 稲刈りを終えると、家庭菜園用に稲わらを保存するため空き袋に詰め込む作業がひと仕事。
これも難儀な仕事だけど、どっしり詰めた袋の整列についにんまり笑みがこぼれる婆です。
この「やったね!」の達成感の反面、腰の痛みは免れません。
 そんな腰痛婆さんはお隣の婆を誘って夕方にはポカポカ収穫祭。「夕飯までには帰るねー。」と近場の漢方黎明薬湯温泉へひとっ走り。
 身も心もホカホカの収穫祭になりました。

 一方、こども達はといえば…こちらも楽しい収穫祭。
  

 大人・こども70名だとか…それぞれ仮装して長い列をなし楽しそうです。
温泉へ向かう車の前を通りすぎていきます。思わず婆は停車してパチリ!。
 二人の我が家の孫もこの列に…そう、かわいい妖精にヘンシーン!してます。
神社氏子の秋よりにぎやか・華やかな英語教室のハロウイーンパーティーに飛び入り参加です。

  < 湯けむりに 疲れを癒す 収穫祭 >

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雨の日は・・・

2013-10-25 22:02:20 | Weblog
 畑に出ることもできない雨の日。農家の主婦にとっては雨の日もまた良し。
日頃手の掛けられない家事ができるんだね。 そう先日来の衣替えもこんな日にやってしまうべきです。

 しかし、台所奉行も引退の身となった婆、こんな雨の日は面白いことやってみたくなるもの・・・。お料理も今となっては遊びにすぎないね。
 「さぁー素朴なお焼きをつくろう。きんぴらゴボウのね。」と始めたんだけど・・・。
新もの小豆もたくさん頂いてることだし、アンコもいいね。カボチャもいいね。

 なんだかんだで、こんなことになっちゃったー。
すっかり道を外してしまった婆。衣替えはまたそのうちにね。どうもお片付けは苦手ですぅ。

  < まあいいね 雨の日ぐらい 好きにして >  



コメント (2)
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夏だか秋だか・・・

2013-10-23 22:26:57 | Weblog
 「忙しくって~」と言い訳しながら毎日過ごしてていました。
 朝夕が思いがけず寒かったり、かといって昼間は暑くて妙な天候に冬もの夏もの衣類が散乱した婆の部屋です。夏だか秋だか・・・。
 だれに迷惑かけるのでもないのだけれど…お留守の婆部屋へお構いなしに訪問しては遊んでる孫二人。興味を引くものいっぱいあるもんね。
 「こらぁ~!」お帰りの際にはちゃんと襖は閉めてくださいね。婆のずぼらが丸出しですもの…。
 <開けたら閉める>これを文字の読めない孫に示す絵文字はないかと思案しながら今日の婆はお片付け中。

 昨日の吉備路は汗ばむほどの天候でした。コスモス畑に点在するヒマワリの花。
ここもやっぱり、夏だか秋だか…。

  < 秋半ば 行きつ戻りつ 衣替え >

 

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一生涯

2013-10-22 21:51:34 | Weblog
 いよいよ今朝は直売用秋の葡萄の最終日。
 慌ただしい一日が始まり、ちょっとした緊張感でまいにち直売所へと向かったものでした。
順調に搬入を済ませ仕事が進んで行くことでなんだか緊張感も爽快感へと変わっていくことを感じた直売所通いでした。

 今朝もわが家の最後の秋のぶどう達が並びましたね。整列したこの瞬間がよろこびと感動の時。
それぞれがお客様の元へと・・・無事完売…そんな日が続きこの期も終了。
こうして気持ちの良い働きが出来たのも栽培担当の父ちゃんの働きあればこそとまずは感謝でございます。
 トータル125歳の我々は、生涯現役の百姓を目指しまだまだ葡萄作り頑張ります。

 いっぽう向かいの陳列棚にきちんと並んだミカンにリンゴ。これもまたお見事。
この果物たちも私に元気をくれた直売所の朝でした。

  

 きれいに袋詰めされ、きちんと整列した姿は清々しいもの、働くよろこび感じます。

  < 生涯を 現役で往く 心意気 >

 

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最終章 アレキサンドリア

2013-10-21 22:36:16 | Weblog
 今年も直売所への葡萄の搬入を始めて今日でちょうど一か月。
毎日、毎日ぶどうを運び続けたわが家の直売担当者です。

 近年の人気低迷で直売への出荷は控えていたマスカット。終盤になって今日初めて登場いたしました。
少々見劣りする小房を盛り合わせたパック詰めの小袋。

  

 マスカットを袋詰めしながらはるか昔を思い出しましたよ。もう50年くらい昔にもなるかもしれない幼い日。
 生まれも育ちも岡山の私。マスカットは幼児でも知ってはいましたね。
でも高級品とされていましたから、そうそう口に入るものではなかったね。それに栽培農家だって極少数でしたよ。
 そんな環境のなかで、我が家にも時にマスカット・オブ・アレキサンドリア様がやって来た。
房ではなく、バラバラ粒の小袋入り(栽培農家で言うところの摘み落としだね)。
 頂き物のこのぶどう、母はこの一粒一粒を平等に私たち姉妹に分けてくれてましたよ。
幼い私も、指先で丁寧に皮をむき口に運んだものです。
種?ぶどうに<種>なんて有って当然だよ。とっても嬉しくて、大切に食べてましたね。
 現代は忙し過ぎなんでしょうかね。種や皮が煩わしいなんて・・・。
 
 こうして育った私、まさかぶどう農家の嫁になろうとは・・・。

  < 我が人生 まさかこの道 歩むとは… >

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心が通いあう

2013-10-20 21:26:33 | Weblog
 昨日も今日も、また明日も直売所通いの毎日です。
 中央の大型店舗と地元の小さな直売所を掛け持ちで頑張ってます。

 地元直売は果物産地、小さくても新鮮フルーツ目当てのお客様が大勢いらっしゃいます。
 今朝の直売所では、80歳代の生産者さんに販売職員さんが声を掛けられていました。少し耳が遠いものですからかなり大きな声で・・・・。
「○○さーん!、お客様が生産者さんの心が伝わってくるとお喜びでしたよー。」と。
干し柿用の柿を買われたお客様、丁寧な選別をされていたのを買い求め再びこの生産者さんのものを買われたようです。

 お客様の声が生産者に届き、きっとうれしく思えたり元気付けられた事でしょう。
また当事者ではないにしろ、同じ生産に携わる私たちにも良い刺激となり伝わってきました。褒め言葉は声が大きいのがいいね。
 小さな直売所だからこそ、お客様・販売職員・生産者の心も通い「いゃあ~直売所ってホントにいいもんですね。」

  < ひと声に やる気をもらい 始動かな > 

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明日があるさ

2013-10-19 21:28:06 | Weblog
 昔、こんな歌があったね。
♪いつもの駅でいつも会う・・・坂本九さんの胸ときめく名曲ね。

 ほんと、この歌詞にも似た朝の光景。早朝、産地直売所に向かう途中に出会う人。
近くの住宅団地内の通り、愛犬を連れて散歩する人の多いこと。
あの人は柴犬、この人はラブ、この人はトイプードル・・・と街路樹向こうを散歩する人の隠れた愛犬の犬種まで今では分かるようになったんだ。犬好きだもんね。

 そして、もう一人ちょっと気になる人がいるんだ。。。ステキな初老の男性。
毎朝、この方は路肩にたまった落ち葉を掃き清めていらっしゃいます。
来る日も来る日もボランティア袋はいっぱい。おかげで、小学校周辺道路はいつもきれいなんだー。
 無心に作業をされてるものですから、車で走り去る私の存在など知る由もないのですが、なんだかここは会釈なしでは通り抜けられませんね。

  < 今朝もまた すれ違い際 さわやかさ >

 
 

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充電の日

2013-10-15 21:04:13 | Weblog
 昨日は、直売所への早朝搬入を終えると北西部へ向け車を走らせ<弥高山>へGO!
標高654mの山頂からは瀬戸の島々、四国連山も見渡せるのだとか。
雄大な大自然満喫しながら山頂へ。ここからの眺めはブルーグリーンの濃淡で描かれた絵画のようです。

 長いお付き合いの同窓生6人組は年に何度かこうして楽しみ、メニューを変えては集合です。そして、日常を忘れ心身ともに充電し「また明日から頑張ろう。」そんなお付き合いが何十年続いているでしょう。
 忙しいときこそ大切なこの時間。忙しいときこそパワーをくれる大切な仲間。充実の一日となるのです。
 しかし、実は少し仕事を…と昨夜は夜なべに励んだ婆でありました。充電も即日消費。

  < お誘いは 二つ返事が 私の流儀 >
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ぶどうは魔物

2013-10-13 22:34:25 | Weblog
 葡萄作りに専念する者がこんなことを言っちゃいけないけど・・・ぶどうは魔物ね。
せっかく少しは減量できたかしらと思った体型が再び膨張傾向にありです。

 内臓脂肪を減少させるためエネルギー調整をしましょう…それには減量。特定健康診査を受けたお医者さまから言われておりました。
 家族・家庭の変化や、農作業の繁忙期が重なったからでしょうか、特にダイエットに励んだわけではないのに意外に簡単に目標体重に。
 大した努力もなし、それはそれで心配なもの。「少し痩せた?」「どこか悪いのでは…」と言われれば少し気がかりだったことも正直あったね。

 そんな心配はいつのこと。この葡萄出荷シーズンには徐々に体重も増加。大変だ!
葡萄って手軽に食べられるので困ってしまいます。手塩にかけた生産者は一粒・二粒…ついついお口へポンですもの。
 食欲の秋に思います。ぶどうは魔物。

  < ぽっちゃりが 自分らしさと 気づく秋 >


 

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若さの秘訣

2013-10-12 20:59:53 | Weblog
 青空にそびえる2001席を有する岡山シンフォニーホール。
この大きなホールの目と鼻の先、岡山天神山文化プラザへむかいました。こちらはこじんまりとしたホールです。でも、席は満席。

 シニアミュージカル劇団の公演があるので来ない?と幼友達に誘われ・・・。
メンバーは50歳以上100歳までのミュージカル教室の塾生。まぎれもなく誘ってくれた彼女、今日は女優?
演技・歌・ダンスを学んだ名優熟女が演じるコミカルな舞台は終始大爆笑。
久々の大笑い。笑いも過ぎると涙さえ浮かんでくるものです。
ハンカチを握りしめ観劇の私、年齢を感じさせない熱演に笑いジワを増やしてしまいましたわ。
 若さの秘訣は、笑いと物怖じしないチャレンジ精神でしょうかね。
「志の無いものは若者であっても老人です。」演出家さんのそんなお言葉。心に染みました。

  < 幼な友 拍手喝采 初舞台 >

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手塩にかける

2013-10-11 20:55:55 | Weblog
 <手塩にかける>って言葉があるよね。
ぶどうを育ててみて<手塩にかける>とはまさにこのことじゃないのかと思えます。
長い間、丹精込めて育て上げいよいよ出荷となるわけですが、それでも生産者の目に叶った物ばかりではなく、天候にも左右されなかなか思い通りにはならないものです。
そんな不出来なぶどうも育てた者にとっては愛しいものです。
 せっかく手を掛け育て上げたものですもの・・・婆はもうひと手間加えて何とか販売できるものにと仕上げています。
 小房に切り分け、形を整え小さなパックに詰め合わす。
違った味も楽しめますようにとオーロラブラックとシャインマスカットの大粒コンビの出来あがり。
 キュキュッとオレンジリボンでドレスアップさせましょう。
おひとり様用、はたまたデザート食べきりサイズでお手軽と価値をつけましょうか…。
 <手塩にかける>とはただ単にだいじに育て上げただけでなく、愛おしさに何とかしてやらなければとチョッキン・チョッキン!

  < 愛おしさ 我が子のごとき 葡萄なり >

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お届けします

2013-10-10 21:32:48 | Weblog
 岡山のぶどうを是非味わいたいのだけど・・・うれしいメールいただきました。

 さっそく選りすぐり品種をお届けしたいと思うのですが、夏の猛暑で少々痛手をうけ、思うような品揃えが出来そうもありません。
イチ押しのオーロラブラックが入れられないのは残念。
 せっかく岡山のぶどうを…との有り難いご注文に婆は奮起し考えました。
岡山の熱意をもった生産者と美味しいぶどうを知っていただくにはこれもいいのでは…と。

  

 今朝はこの大粒・桃太郎ぶどうを、あのやる気満々の若き生産者さんから購入しました。
ぷりぷりの粒がキュッとしまり姿の美しい桃太郎くんが我が家のぶどうに仲間入りしました。
 
 京都へとクロネコさんがお届けます。晴れの国・岡山のぶどう、どうぞ召し上がれ。

  < 産直も インターネットで 縁結び >

  
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