晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

イチジク・コンポート

2008-09-30 19:49:52 | Weblog
 毎朝いただくカスピ海ヨーグルト、今朝はイチジクのフルーツソースで美味しくいただいた。
昨日、妻の留守中に夫がイチジクジャムらしきものを作っていた。゛雨は降るし…外の仕事もできず…゛ということらしい。
 作り方はラジオが伝授したらしく赤ワインを入れ本格的、すこぶる砂糖が控えられ妻の褒め言葉は”ダイエットにええわー!”なんとか良い所を認めるのは家事のステップアップを期待して・・・。
 <鬼の居ぬ間の洗濯>等という言葉は我が家には無く、二人三脚の共同体でありながら勝手に独り遊びに出る。かといって残された者が゛やってられない!゛と仕事を放棄する訳でもない。お互いが寛容で認め合って来れたからかと自負するところ。
 とても鍋の中のオヤジが煮たジャムは画像としては納得できずベテラン主婦が作ったイチジクのコンポート。

  < 定年後 一歩自立で 鍋を持つ > 

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一歩

2008-09-29 20:23:38 | Weblog
 今日、ついに一歩を踏み出した。
西国三十三所巡り。御開帳に合わせはじめての巡礼は緊張の中にも満願まで・・の気持ちは旅気分をまじえながらスタートした。
 同行の顔ぶれからすればかなり若年層の私などは信仰心はまだこれから。
16番清水寺・23番勝尾寺にて参拝作法・読経・納経帳・御詠歌・・・何もかも初デビュー。

  < 大切な 何かがあると 旅にでる >

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ブルーサルビア

2008-09-28 20:44:03 | Weblog
 朝の空気もひんやりしてくると庭のブルー・サルビアの青紫色も深みを増し落ち着きを感じる。
 デイ・ケアーのお迎えの車を待つ間、庭先で椅子に座った母の傍らで草抜きするのが日課だった頃はそこそこ手入れも出来ていたが・・・。時間が無いわけでもないのに草抜きはしなくなった。あの時間は今、何に使われているんだろうと思う。
 ポカポカ陽の射す庭先で気持ちのいい朝を過ごしていたものだと懐かしい。
一朝一朝のほんの少しの時間のコツコツ積み重ねが大きな働きをしていたものだわ。

  < 分かりつつ 出来ない事に 胸いため >  

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家族会

2008-09-27 21:33:39 | Weblog
 今年も母がお世話になっている老人福祉施設の利用者の家族会が行われた。
 同一グループの複数の施設利用者の家族となれば相当数の参加者だった。会場の後部席の為、背後からの参加者を眺めるだけで高齢化・老々介護をものがたってるよう。自分が入りたと思える施設を目指し、大切な親御さんを最後まで看ますと仰っていただき安心と感謝の思いでいっぱい。
 一日一日の延長線上にある人生の終末期をどのようにかんがえるか・・・自分はこうありたいとせめても伝えられたらとも思う。
 本日の良き日に人生の華やかなスタートに立ち会った夫の持ち帰った花束。どうぞお幸せに!

  < 人生の 長い道には 花もあり > 

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ピオーネ

2008-09-26 20:37:22 | Weblog
 カメラを向けたのですが自信が無いのでチラリ横顔を写させてもらいました。
自信が無いのは葡萄でもなく、カメラでもなく、育てた本人なんです。
一口ではアゴもはずれそうなピチピチはちきれそうな超大粒ピオーネ。難点はこの派手な色合い、やはり果物は風土が育てるのでしょうか。今年もまた落第点。
 わが家の趣味とはいえ、なかなか満足出来る物が育たず”恥ずかしなら・・・どうぞ!”と親戚・近所で食べ助けをお願いする訳です。
 堂々と正面からカメラの向けられる日がいつか来るといいのですが・・・。

  < 未熟者 また来年に 夢をかけ >

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弁慶草

2008-09-25 21:09:02 | Weblog
 嬉しいのか、悲しのだか生涯で最後であろうお給料が振り込まれた。一年12回×勤続年数とすれば単純計算で分かりやすいが、終身雇用、終始一貫して同じ入口ひとつだけ。全てを私に託して下さいました。実はATMも銀行窓口にもいっさい出向かない妻まかせの夫、私と言えば無収入の経済は全て夫任せ。お互いもたれ掛かった、世に言う<人>だったようです。サラリーマン終了証書を授与いたします。
どこかのご主人様゛ホントに給料入ってないか?゛と退職翌月に聞いたとか…なんだかその気持ちが分かりそう。
という訳で本日は断ち切られても強く生き抜く弁慶草を一枚パチリ!

  < 定年後 財布の紐は 固結び >

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シオン

2008-09-24 21:33:05 | Weblog
 シオンの花も盛りを過ぎてきたようです。
 長女が幼い頃、友達とママゴト遊びにこの花を摘んでは一生懸命ごちそうを作り隣の婆ちゃんに叱られたのです。かなり厳しく。きっと本人は忘れただろうが私は今もこの時季には思い出します。
 ”お彼岸にはお墓にお供えするんですから・・・”と”そんなに言う事無いでしょう・・子どものすること・・”と30歳にもならない若い母親の私は思っていましたがこの歳になってそんな婆ちゃんのキモチがわかるようになったんです。
今、他家の子どもを叱ってくれるような婆ちゃんもいなくなりました。
娘が摘んだシオンは今わずかに花を付けるだけであの婆ちゃんの墓前にもシオンの花は見られなくなりました。

  < 渋顔の 思い起こさす 秋の花 > 

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あれもこれも

2008-09-23 20:16:34 | Weblog
 玄関先で昔懐かしい火鉢に水を入れ金魚を飼ったり、メダカを飼ったりしたものですが、今はカラ火鉢となりやり場もなく鎮座しております。ゴロンと大きな口を開けていて見苦しいのです。
 庭の隅で咲いたヒオウギもユリにも莢が出来これがまた味わいがある。種を落とし野生化するほど生えた南天の枝もこの火鉢を花器にしてやたら投げ込んだ。これもいいなー。
 あまり考えない事。そんな事を知った。
 先日、思い切って着物を解いてしまったもののバラバラの布地を目の前にして毎晩途方にくれている。
 あれこれ考えすぎでした、自分の腕にどれだけ期待できるか自分が一番知っているはずなのに・・・。

  < 廃物に 無い知恵絞る 捨てきれず > 

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70年代

2008-09-22 20:22:34 | Weblog
 最近、行動範囲がぐーんと狭くなり出かけるといえば買い物という生活をしていた。
ほんの少し足を延ばし同級生だった友人の工房を訪ねた。春の作品展におじゃまし、是非いちど工房も見せていただければと思っていた。
 突然にもかかわらず”どうぞ!”と快い返事に気を軽くし出かけた。
制作にかかわる機材と作品の中で過去・現在・未来とおしゃべりしながら気付けば彼女の選択BGMは70年代のフォークソングが聞こえている。思わずハモってしまう。
 どうやら彼女たちご夫婦は同級生のフォークソング仲間だったとか・・・。
フォークギターとおしゃれなガラスエッチングの芸術品を作り出す彼女の生活。地味な果物作りに渋い夫と精出す私の暮らし、随分違いますがまずまず我が暮らし満足でございます。

  < 華もない 我が暮らしでも 満足感 >

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ムクゲ

2008-09-21 19:45:46 | Weblog
 暑さ寒さも彼岸までとか・・しかし、これから雨がふりだすだろうとは誰でも察せられる状況にも関わらず、予定は遂行するのがわが家の夫です。
 これまで不定休の仕事に就いた夫が親戚のお墓にお参りすることもなく、私は姑を車に乗せいつも二人で出かけていた。
 まことに時を計ったかのように母の老化と体調変化で外出も困難となって来ると同時に夫は仕事から解放されわが家での交代要員となった。世の中良く出来たものです。あれから5年、すっかり定着した夫婦揃ってのお墓参り。  
すこぶる円満で親戚もご先祖様も喜んではくださってることでしょうが、出発から当然のように車は助手席に乗り込む、発進すれば助手席のクチナビが、やれ”よく確認をしろ!””一旦停止!””左車線を走れ!”と快適な音楽どころではない。大雨の中、言うに言えない疲労感。
それでも、水桶・お供えと準備もよろしく気がつくのが救いで感謝でございます。

  < 若くない 走る車は 無表情 > 

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ヤブラン

2008-09-20 19:46:16 | Weblog
 ブロック塀沿いにヤブランを植えたのはいつだったか思い出せないほど過去の事。実家から株分けされ私と共にこの家の居住権を得て自宅裏の菜園を見守っている。
 心配した台風もおかげで当地では程よい雨を運んでくれたくらいで今朝などは湿気をふくんだ畑の草取りに好都合だ。その上、先日蒔いた野菜も次々と芽を出し一安心する。
 早朝とはいえ、直射日光はごめんでピーチパラソルの下を腰痛に耐えかね進むほどにシートを移動しながら四つん這いで草取りに励む。まるでレジャーのようですが、腰には蚊取り線香をぶら下げ人生も黄昏時のようですがそれでも畑仕事は性に合っているように思える。背後からヤブランの視線を感じた。

  < 二足から 徐々に人生 四つん這い > 
 

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秋桜メール

2008-09-19 20:32:44 | Weblog
 携帯電話が”メールだよ!”と転送写メールを届けてくれた。この季節だからコスモスメールかな?姉からだった。”可愛いお嫁さんです。”と短い文に添えられた初孫の着物姿。
 添付された可愛い写真は見覚えのある四つ身の着物を着て満面の笑みで”嬉しくてたまりませーん!”とでも言っているようです。まるで姪の幼い頃を思い出し私まで思わず目じりが下がります。
 姪の思いで自分と同じ着物で娘の七五三を祝ったわけですが、きっとこんな姿を目の当たりにした父親は”絶対嫁にはやらんぞー!”などと思ったに違いない。
 わが家の夫もはるか昔にはこんな気持ちもあったんだろうが・・・今や・・う~ん!
  
  < あの頃と 今とは違う 親心 >
   

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リサイクル

2008-09-18 20:52:00 | Weblog
 自分の育った30年代は世の中も少しづつ上向いて来ている頃だったんだと思うがそれほど無駄もなく今の日常を思うと何と物があふれ無駄の多い事にいかがな事かと思わずにはいられない。れっきとした昭和生まれですが・・・。
 まず今後、着る事もないだろうと思われる和服をリサイクルしてみようか、そんな気になり和ダンスを開いてみてもまだ躾の掛かったまま眠っている。三十数年間で和服を着たのは結婚式・七五三・卒園式と数えるほど。今後だってまず袖を通す事はないだろうがいざハサミを入れるとなると、持たせてくれた両親を想ったり、縫い上げるご苦労を想ったり複雑な心境でせめて写真で残そうとパチリ!。
それでも迷いばかりでは先には進めずチョキチョキと見事に解きほどいたのであります。これも時代の流れかね。

  < 出来もせず あれもこれもと 思うだけ >
 

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切り替える

2008-09-17 20:06:58 | Weblog
 2・3日前までは知った事か!とグータラふてくされ気味のルイコも、すっきりカットをして見た目には一新したもののやはり気持ちの切り替えは容易ではない様子。今日もダラリ・ゴロゴロと日を過ごしたわけです。
 犬も人間もさほどの違いは無いようですが、犬ほどの暮らしは出来ずせめて生活の改善を楽しむ事を目論んで午後から書店に出かけた。
 すっかりデブ症いやいや出不精の私ですので久しぶりの書店は新鮮!一日居ても結構良い場所ですが・・。
 生活改善となるテキストを買い求め秋の夜長を手仕事でも出来ればいいなと思いまずは一冊。澱んだ空気を少しずつクリーンにして行こうとおばさんは思う次第です。

  < とりあえず 一歩進むが 次が出ず > 

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オセロゲーム

2008-09-16 19:50:29 | Weblog
秋の気配とともに暑さの中を頑張ってくれた緑のカーテンもそろそろ仕舞い込まなければ…。
窓辺の風船カズラも充実して子孫を残すため茶色にと変化してきた。
鉢植えだったためしっかりと葉を茂らせる事が出来なかったけれど温暖化防止・省エネには少しは貢献できただろうか。
 ネットに絡み付きオセロゲームさながらの風船の実は日増しに黒が優勢になり黒勝利となりそう。
 今年の強烈な暑さには敗北宣言でしたが、秋口の朝夕の心地よさと虫の声にホッとし、秋の夜長をどう過ごしましょうか。

  < 夏過ぎて 負けを認める 疲労感 >

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