威風堂々

　毎年この季節になると熊本より立派な晩白柚が届く。
　バレーボールほどもある大きさに戸惑う。部屋の芳香剤代わりに利用できるとか。これほどまでジャンボサイズでは定位置も無い。あつーい皮は砂糖漬けにし、外皮は入浴剤代わりにお風呂へ。外皮を薄く剥いてピールで保存するのも良し。
用途が多く威厳ある晩白柚。このシーズンの楽しみ。

　　＜　寒なるも 処迷わず 腰をすえ　＞

エコ石鹸

　わが家も昨年より娘夫婦との同居生活から食生活もこれまでより若者メニューになってきた様に思える。
確かに廃棄油が増えたようだ。
　ここ数年休止していた廃油石鹸の復活となった。
　廃油・オルト珪酸ソーダ・ペットボトルで簡単に作れる。今日は尿素を加え保湿力アップを狙うが今まで作っていたのとは少し様子が違うようだ。ヘルシーライト・オイルだから？？？不可解！
　”まぁいいやー！”出来上がればラッキーとしよう。成り行き任せのノンキな性格も悪くないわ。

　　＜　主張無く 流れるままの 自然体　＞

雪景色

　晴れの国もまたまた雪の朝。この冬二度めの積雪に雪慣れしない私などは”もー雪はいいよーーー！”と言いたくなる。でも、縁側から庭に積もった雪を眺めると墨絵の様で風情がある。
　雪に縛られどうにも身動きできないこんな日は”湯たんぽ”を温めなおし足元ポカポカでパソコンに向かったり、捨ててしまおうと思っていた穴あき靴下の繕い。
　意外に充実した日が過ごせそうだ。

　　＜　身を縮め 冬眠クマの エコライフ　＞

ねずみ

　ミッキーマウスといえばフレンドリーで可愛い。ディズニーランドのクッキーなど商品にはお洒落感もある。
　今日の３時はこの”ねずみ”最中。ミッキーマウスより随分落ち着きのある渋い和風イメージ。
生まれ育った土地の銘菓＜雪舟最中＞まことに地味で味わい深い。幼い頃より目にしていた和菓子であるからかなり歴史あるものと思われる。和物にも和物の良さ有りだ。
雪舟が雛僧の時、涙で描いた”ねずみ”を模っている。
　地元”宝福寺”での幼い雪舟はお経より絵を好み・・・・・と語り継がれていた。
　やはり好きなものが一番！という事でまずは”おやつ”の雪舟最中です。

　　＜　愛するは 生まれ故郷と お茶と菓子　＞　

アカオニ

　節分も近くなったので母のベッド周りも豆まきを演出。なかなか可愛い。
　なぜか鬼といえばアカオニが登場する。私が保育所に通っていた時、忘れられないあの名作＜ないたアカオニ＞に出会った。この童話に幼いながらも切ない想いを抱き本当に泣きながら観た衝撃的なストーリーだったと思う。たかだか４・５年の人生に大きな足跡を残した。
　アカオニくんのために悪役を演じ村を去って行ったアオオニくんの事も小さな頭の中にはいつまでもやきついたのだと思う。アオオニくんの残した貼り紙に号泣するアカオニくん。二人の切ない友情物語せめてこのシーズンにもう一度読んでみればいいなと思う。　

　　＜　きく組の 想いなつかし さめた世に　＞

野鳥

　毎日寒い日が続いている。こんなに寒くても庭には最近野鳥が現れる。野鳥の会にでも属していればカチカチ・・・と集計できるのだが、かなりな集団で幹に付いた虫でも食べているのか忙しくチョンチョンと枝を渡っている。
　節分の頃にはきまってウグイスも来てさえずり楽しませてくれる。きょうの団体さんの半分はメジロ。ヒワ色ともウグイス色ともいえる羽色に目の周りの白いアイラインが何ともかわいい。動きもメジロは落ち着き無く愛嬌がある。他の野鳥はサイズ的にはメジロと変わりないが地味で存在をアピールする事も無い。時折、荒々しくヒヨドリが来る。タイプの違う野鳥を眺めていると人間のタイプにも似ているようであの人はヒヨドリあの人はメジロ・・・・なかなか面白い。
　今年もわが家で実ったミカンをカットしてアチコチ小枝に刺してご馳走する。警戒する事も忘れたように至近距離で眺めていてもツイバム事に夢中なメジロ。この食欲旺盛は私かしら？

　　＜　思い出す みんなちがって みんないい　＞

携帯電話

　騒動が勃発した。ケイタイ水没！すでに前歴が２犯ほどあるので免疫力はあるものの早すぎる沈没。主婦故に現場は掃除中の浴室。血の気の引くような衝撃に慣れも困るが、心臓に良くないと思える。
　こだわりが無いので安易な機種変更に意外な落とし穴。
　薄型で存在感がなく持っている意識がない。そのうえ回りと同化してしまい置き忘れしやすい。あまりにも繊細で押しつぶしてしまいそう。衝撃にも弱そうでキズだらけになるだろう。良いところ無しのようだが、USBケーブルを付けたのでブログ用の画像が簡単に出来るのがうれしい。
せめてもの愛情にと手編みでカバーを作った。年代物の毛糸で・・・。姉にもらっていた姪が生まれた時のお祝い毛糸。すでに３５年のレア物。
しかし、かわいいケースが出来たものの出し入れが厄介でケイタイも使うのがめんどうになりそう。
　考えなく行動に走ってしまう自分にあきれてしまいます.

　　＜　騒動を ボケるひまなく 対処する　＞　
　

還暦

　今年の子年は夫の還暦。干支もスタートに戻り還暦を迎えた夫には新たな出発点とも思える。
　今日は結婚記念日でもある。よくぞ３２年。
　先日、気持ちばかりのお祝いを考えたがどうにも”コレ！”といった品が思い浮かばない。酷寒とはいえダウンコートも要らない、高級車も欲しがらない、金時計に付ける鎖も必要なし・・・・。全く経済的な夫だこと。夫を一番良く知り得た私が選んだのは明日への原動力となる＜日本酒＞これが一番！ならば＜超＞の付く日ごろお目にかかれない高級酒にしようとでネット購入した。奮発して２本！。１本でなく２本にしたばかりに高級感も薄らいでしまったようにも思える。
　本日のよき日にメッセージつきで届いた。自分で贈りながらこのメッセージに戸惑う。・・・・・・これからも一層健康で頑張って・・・の叱咤激励文を添えていた。この嫁によくぞ３２年辛抱した者と改めて敬意を表します。
　感謝！

　　＜　内心は お互い様よ 辛抱も　＞

漬物

　野菜作りの中で白菜を育てることが上手く出来なくていたが、ここ数年は近所のおじさんに伝授していただきまずまずの物が育つようになった。
ポイントは＜肥料をしっかり与えよ＞と我が師匠と崇めるおじさんの助言どおり努力したのでありますが・・・・。
　しかし、昨年は秋の訪れが遅く種を蒔いては失敗！少し大きくなりかけると青虫の襲撃に遭いサンザン。
自己評価６０点ほどの白菜を＜キムチ漬け＞にする。仲良しグループが集合の時に公開されたレシピ参考でまずは塩漬けとなりました。

　　＜　意気込みは キムチのごとく もえ上がり　＞

針仕事

　天候悪く畑仕事も出来ない。
　以前ラジオで放送された３０代独身男性の投稿が衝撃的で一度自分もやろうと思っていたことがある。
　＜使い古したタオルで手縫い雑巾を作る＞
　ミシン縫いより断然やわらか。絞るのも楽だし、きっと乾きだって手縫いの方が早いだろう。
今や雑巾もスーパーで売る時代になんと古式ゆかしいことだろう。
そういえば子供の頃、母などは雨降りの日は＜繕い物＞をしていたように思う。
学校から帰ると家に母が居る事だけで嬉しかった。そんな時繕い物でなく手作りの＜おやつ＞でも作ってくれると、これに勝るもの無し。今のように贅沢な物でなく粗末なおやつだったけどこの上なく嬉しいものだった。
　雑巾程度なら私にも簡単だが・・・・・糸通しに四苦八苦。見かねた娘がチョイチョイと通してくれた。思わぬところが母親以上だった。

　　＜　休みなく 縫うて繕う 母がいた　＞

大寒

　＜大寒＞今朝は一面雪景色。昨夜から降り積雪５センチにはなるだろう。雪慣れしていない県南住民には少しの雪も交通はパニック。路面凍結がないのが幸い。
　小学生の頃は雪が積もると授業返上で雪合戦などしたものだ。県北出身の友人などは冬の体育授業はスキーだったそうだ。
　童心に返り＜雪ウサギ＞を作る。南天の葉・実を使い。庭の山茶花も雪の冠であまりにも美しくオマケにキティーちゃんを作る。愛くるしいデイジーの瞳・小さな黒豆の口元・アイビーの耳・・・・・しかし、気持ちは童心であれ現実の冷たさには勝てずゴム手袋アーティスト。所詮主婦ですわー。

　　＜　情緒より 楽しさよりも 懐かしさ　＞

時計

　時計が少々壊れてきたようだ。何しろ50年以上使った体内時計だから・・・・。
睡眠時間が短くて良くなったのかもしれないが、それにしても世間一般の生活サイクルで動いて欲しいものだ。
　母が自宅生活が出来ていた頃は昼夜が定まらず”夜なんだから寝かせてー”と思うこともしばしばだった。今は自分ペースで好きなように眠ればいいのだろうが、眠れない夜などは、すこやか苑の母が夜も落ち着いて寝てるだろうかと思う。入所当初はしばしば夜の状況を尋ねていたが、いつの間にかその事も気にしなくなり母を置き去りにしていたようだ。
　
　　＜　故障中 思わぬ所で よみがえり　＞

早朝ウォーキング

　一月はどうも運動不足と体重増加に悩ましい月。
　十年継続できたウォーキングもプッツリ止め早や2年が過ぎた。1日1時間歩くにはかなり困難な状況もあったが、健康管理にはウォーキングに勝る物は無いと実感した。しかし、一度長期間休止すると再開はなかなか思ったほどたやすくない。
　今朝の冷え込みはかなりだったが、わが家の周りの自然豊かな散歩コースを30分限定で歩いた。マフラー・手袋・マスク・トランジスターラジオを持ち”いざ！出発！”吐く息はマスク越しに冷たい外気に混ざりまつ毛の先にはかすかに水滴が付いているのを感じる。出会う人も無く、普段ゆっくり眺める事もない通りなれた道を歩く。枯れた野に鳥の食べ残したカラスウリの実が赤く点々と絡み合いながら生っている。梢を渡り行く小鳥も間近かに見る事も出来自然観察には申し分なし。
　鶯がウグイス色でなく茶色とは聞いていたが今朝お目にかかったウグイス色の彼女はメジロでもなく何だろう？
歩くだけでなく野鳥検索にまで拡がった早朝ウォーキング。
　センダイムシクイ・メボソムシクイ。どうやらこの鳥のようだ。
パソコンスピーカーから聞こえる小鳥のサエズリ、今度は自然のサエズリを楽しみに歩いてみよう。

　　＜　早朝に 出会う楽しみ デジカメに　＞

休暇？

　果樹栽培農家はこのシーズンは少しゆっくりと過ごすことが出来る。
本日は夫に”有料休暇をもらいます”との声に？？？自分では”有給休暇”のつもりだが、その様な労働者でないもので・・・・。＜支払う＞のと＜頂く＞のには大きな違いだが。
　今日が最終日の映画＜いのちの食べかた＞に出かける。学校でも教えてくれない、テレビでも見られない、食べ物のはなし。
　セリフもなく音楽も字幕すらないドキュメンタリー。
　食事前の”いただきます”は命をいただくの意であり感謝して食べるなどと教えられたものだが、この映画にはもっと深く捉えられるものがあるように思えた。
命（生命）を育むものがまた（生命）である事を改めて感じ、家畜であれ野菜穀物、魚に至るまで食べ物が機械によって製造されるかの映像に何とも複雑な思いがした。
　70席足らずの小さな劇場の半分程度をうめる観客の多くは主婦ではなかろうか。
見方はさまざまだと思える。正しい観かたなど無いだろうが、恐怖を懐くものもいるだろう。
　ささやかながらも少しでも安全で納得できる自給自足の生活ができるシアワセを感じた。
　＜有料＞ではなく＜優良＞の休日となった。

　　＜　休日も 農の暮らしに 拍車かけ　＞　　

新聞

　友人に働き者の早起きさんがいる。朝が早い彼女は早朝の家事が家族に迷惑になる様だと朝刊を読んでいると言う。まだインクのにおいのする新聞もいいものだろう。
　近所にあった新聞販売所の方は”新聞は生ものだから・・・”とよく言われていた。確かに。
私など老眼鏡に助けられるようになってからは生鮮新聞よりフリーズドライ新聞を見ることが多くなった。
　昨日の新聞に面白い句が載っていた。
　”男子厨房にはひりてみだす平和かな”筑紫磐井
団塊世代が定年を迎えた2007年問題！わが家の女子達もこの問題に苦戦している。

　　＜　語らずに 見守るだけの ありがたさ　＞