晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

梅雨入り

2013-05-27 21:33:24 | Weblog
 晴れの国。名産の桃にぶどうの栽培農家は大忙しのシーズンです。
 どこの園でも摘果・袋掛けの作業の真っ最中。

   
 選び抜かれた実を残し、摘果作業の終了。いよいよ明日からこの実に袋を掛ける作業となります。
ヤル気満々の私ですが、あいにく中国地方は梅雨入りだとか・・・出足を挫かれた気持ちです。
 しかし、仕事に事欠かない果樹農家です。
雨の日は、ヤル気の私を待ち受けてくれている愛しい葡萄があるのです。

   
 葡萄の粒間引き作業にしばらくは没頭いたします。
 
  < 梅雨入りに 予定変更 晴れ農園 >

月命日

2013-05-24 21:20:37 | Weblog
 母を送り3か月。ちょうど咲き始めた芍薬の花をお供えに月命日のお墓参りをしました。
墓前に向かい、このあいだまでの母も今は35年も前に亡くなった父と同じご先祖様なんだ…と遠い人になったことを感じます。
 母を亡くした頃のブログをめくり自分の気持ちを思い起こす。あの頃は言うに言えない寂しさに沈み込んでいた自分だったことを思い出した。

今は、農繁期と重なり、月命日も危うく忘れてしまいそうな嫁であったことを申し訳なくも思えた。
 母が健在だった頃、農繁期であろうが母は我が家の生活の中に居た。入浴の日、洗濯物の入れ替え日、面会にとあたり前に母が居た。
そんな日が遠い日となって仕事に没頭してしていたこと。きっと母のことですから許してくれますね。
 みんな元気で忙しく暮らしていること「それでいいよ。」と言ってくれてる気がします。

 今も変わらず、あなたのひ孫は「お灯ししよう。」と毎夕、仏前にお線香を供えていますよ。

  < 繁忙期 心亡くして 平常心 >    


趣味&実益

2013-05-23 21:24:50 | Weblog
 本業は、桃・ぶどう作り。ものを育てるのはホントに面白いね。
でも、本業だけではつまらない・・・。野菜や花を育てる楽しさが気持ちを豊かにしてくれるように思えます。
 趣味であり、健康作りであり、家計支援の私の菜園です。

 ミカンの皮を乾燥させてトマトの根っこに入れると良いよ・・・と聞き即実践。
でも、何にどういいのだったかな・・・こんな菜園オーナーですから、それはおまじないの様なものです。
 栽培法を尋ねたり、苗を分け合ったり家庭菜園は人との繫がりを育ててくれます。
また、トマト好きの孫には野菜の育つ様子が見えたり、毎日収穫が楽しめ自然と親しめる身近な菜園です。

 本業に大忙しのこのシーズン。朝・夕だけの短い時間、菜園でのひと時はまた別味。

  < 朝夕の 婆の菜園 健康法 >

真夏日

2013-05-21 21:55:03 | Weblog
 晴れの国の桃畑はラジオを聴きながらの摘果作業。
気象情報では真夏日を記録したとか…。
 時折、サワーッと渡る風とウグイスのさえずりがうれしい。

 一日の仕事を終え、今日もよくやった…と自分を褒め家路に向かう。
いつもながら帰宅した私の車の音を聞きつけ「ばばぁ~!」と孫が駆け寄りギュッと熱い抱擁。やれやれ、これも日課となりました。
 そして夕食前のシュワーッ、グビグビの冷えた麦酒。忙しくも充実の一日を締めくくる至福のとき。

  < 真夏日の 五感に響く 幸福感 >

健康あっての物種

2013-05-19 21:23:28 | Weblog
 気温の変動のせいでしょうか、健康には自信ありの私でしたが、妙な風邪に見舞われ苦痛の日々でした。
 果樹はそんな中でもどんどん成長し、花を咲かせ、やがて結実し果樹農家は多忙を極めるころです。
 仕事への気構えと身体とのアンバランスにずいぶん苦渋しました。こんな時は休養と割り切るべきですが・・・なかなかそうもいかないのが農業(悩業)です。
しみじみ感じます。健康あっての農作業だなと・・・。

 ある日は、休養と心に決め床に臥す。
そんな折、襖の向こうから「ばぁば~!お茶どうぞ~。」と孫娘の声。
そろり・そろりすり足で、両手でお湯呑を包み込み運んできてくれました。何てうれしい・・・。
 小さな孫は食卓椅子に乗り、お急須にポットの湯を注ぐ、右手に持ち手つる、左手で蓋つまみを押さえおしとやかにお茶を淹れる孫の姿。きっとそんな光景だろうと思われます。
作法なんて知らないばぁばだけど・・・いつか教えた<お茶どうぞ編>を実践してくれました。

 何にも勝る健康回復ドリンク。三歳の孫ぐすり。
 

  < まごころ(孫心)が 五臓六腑に 染みわたり >
 

団塊世代

2013-05-08 21:23:46 | Weblog
 キャベツ、玉ねぎ、アスパラ、レタス・・・菜園の空きスペースはこぼれ種から育ったストロベリートーチで埋め尽くされています。
 お隣の畑にも、我が家の畑にも菜園鯉のぼりが家族を象徴するように悠々と五月の空を泳いでいます。

 我が家の真鯉は団塊世代の夫。
ご近所さまもまた定年後の第二人生を生きる団塊世代の多いこと。
そして、近ごろ嬉しく思えるのは、次世代の団塊ジュニアたちが地元で家庭を築く人が増えてきたこと。
ただ、わがやのような同居世帯はごくまれで、スープの冷めない距離の別所帯。そうそう、あの空に泳ぐ鯉のぼりのようにお父さん・お母さん・子どもたちなんですね。
 我が家のような大家族は鯉のぼりの絵にはなりませんね。

  < ひとつ屋根 団塊率いる 大家族 >

こどもの日

2013-05-05 21:03:58 | Weblog
 大きく元気に育て・・・と願いを込めた初節句。
二人の爺と二人の婆、そして父さん・母さん・おねえちゃん、みんなで楽しく祝いました。

 元気はもちろん、逞しい男であれ、優しい男であれ、行動力をもて、責任感ももて・・・婆の願いは際限なく広がります。
これじゃ孫もプレッシャーですよね。やっとハイハイの男児ですからね。

 ギャラりーは、やれハチマキだ・・陣羽織に兜の衣装に主役の孫は訳も分からず・・・。

 きっと、こうつぶやいたんでしょう。
「男はつらいよ・・・」とね。
 
  < 爺婆に 夢背負わされ こどもの日 >

みどりの日

2013-05-04 20:41:25 | Weblog
 今年も緑の中で過ごすみどりの日です。
葡萄の手入れに明け暮れる毎日。大房・大粒葡萄、シャインマスカットの花の手入れです。
長い大きな房花も葡萄の実として育て上げるのは先端の一部分だけです。不要な花蕾はカットします。
 
 この作業にも手慣れ、ハサミさばきもパシャパシャ軽快です。
ゴールデンウイークの作業でありながら、ハサミのリズムが楽しく感じます。
 若い子育ての頃のように、子どもたちを何処へ遊びに連れて行ってやることもできず不憫だと思い煩うこともなく存分に緑の中で働ける歳になったんだ・・・第二人生、まずは晴れだな・・・そんなことを思いながらのみどりの日。

  < 振り返り 若き日想う みどりの日 > 

働き虫

2013-05-02 20:57:19 | Weblog
 ゴールデンウイーク?それがどうした・・・です。
果樹農家にレジャーは無縁です。それに私達はゴールデンどころかシルバーですからね。

 今日も、適材適所で働く爺と婆。
爺は、ぐんぐん伸びた葡萄の枝葉の手入れに脚立を上下しています。
婆はといえば、葡萄ハウス内の草取りに汗しております。「腰がいたた・・・」とわめきながらね。
 どちらの仕事も葡萄栽培には欠かせない地味な作業なんですが、どう見ても爺の仕事の方が花形ですよね。
虫に例えればカブト虫でしょうか・・・。なれば、さしあたり婆は地を這うダンゴ虫と言ったところでしょうね。
 ゴールデンウイークも忙しい働き虫二匹です。やれやれ!

  < 連休も どこ吹く風か 爺と婆 >