晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

鳳仙花

2009-07-31 22:01:50 | Weblog
 三十年以上連れ添ったとはいえ共に力を合わせ働いていても自分のやり方がベストだと相手に指示したくなるものです。
 まだ仕事が分からないうちならともかく、こちらも手馴れてきてますので主張もしたくなります。
歯車も時にはかみ合わない、そんな事もあって当然です。
しかし、事を荒立てては空気までも気まずくなります。これに忙しさが加わるといっそうストレスとなってしまいます。お互い様ですが・・・。
 つい先日は一人より二人の働きは数倍とよろこび理解していたのですが・・・。
 今年は懐かしく育ててみた鳳仙花がプックリと種を実らせそっと触れるだけで弾け飛び、まるで我が事のようであります。

  < oh ! 忙し わたしの心は 鳳仙花 >

安眠

2009-07-30 21:57:14 | Weblog
 数日ぶりにパソコンを開いたものですからいつもになく夜更かししてしまった昨夜でした。
 この忙しい時期に朝寝坊でもしたら大変!それにはグッスリ充実した睡眠をとることだと思ったんです。ほんの少量のお酒は最高の安眠薬になるものと信じます。
 先日、友人から葡萄栽培の私にと葡萄をデザインした小さな手作りグラスをいただいたのでした。
このグラスで夫の冷酒をこっそり失敬いたしました。ほんの少量。
 繊細に刻まれた葡萄の房・葉・ツルがロイヤルブルーに浮かび出て素敵なグラスに芳醇な安眠薬をそそいだのでした。
 葡萄とお酒に惚れ込み心豊かな安眠でした。

  < 贈られた グラスにそそぐ 鋭気かな >

 

花言葉

2009-07-29 22:15:17 | Weblog
 <救ってください>はハスの花の花言葉なんだって。
 晴天に恵まれない今年の夏です。お日様にはソッポを向かれなんだかせつない果樹農家です。
それでも元気いっぱいとはいかないまでも元気八分目で働いた一日でした。
 地域によっては竜巻・水害と悲惨な状況に”雨が多いな””太陽を見上げたいな”などという願いはわがままかしら・・・。
 窮地に迫られた状況と比較し、自分はまだありがたいと思える。こんな時期ふと中学3年生の多感な仲間との会話で衝撃的に忘れられない言葉を思い出したんです。
 ”幸せなんて他人と比較し、あの人に比べれば自分は幸せだ・・・”比べることで幸せは感じられるものと言い張った男の子がいたのでした。
比較など無く純粋に幸せは幸せと考えていた私ですが・・・今それも有りかなと思えるのです。
 同窓会でお会いした講釈中学生は立派なおじさんになっていました。

  < 災害に 思い出させる 十五の日 >

家族

2009-07-25 21:38:55 | Weblog
 夫とふたり”何キロあると思う?”頂き物の巨大スイカを抱え12キロ秤を取り出しまずは重さ当てです。わが家だけでは食べきれそうもないサイズでした。
秤の目盛りは振りきれ寸前!。そしていよいよ<入刀>です。
 その昔、今ほど食べ物があふれかえってない子どもの頃のスイカのシーンを思い出します。
家族が揃いみんなが見守る中、まず大きなスイカを指先でポンポンと弾いて熟れ具合をうかがうのです。次に切り分け責任者は包丁をスイカに乗せる。と同時にパリッ!と音をたてひび割れでもすればそれは極上。
 二分割されスイカの赤い実と黒い種が鮮明に確認出来ると同時に家族からは歓声。もしかすると拍手もあったかもしれない。
 細かい描写だと少々オーバーに思えるスイカ切り分けシーンですが、そこにはほのぼのとした家族の団欒もあったように思えます。
 ご近所の井戸のあるお宅では井戸水で冷やす天然冷蔵庫もあったように思い出します。
 ふたりでタラフクいただいた超大型スイカです。

  < 近頃は 大きすぎます Lサイズ >

dog cafe

2009-07-24 21:46:41 | Weblog
 わたし、ルイコは生まれは神戸ですが育ちは岡山。5年も暮らせば正真正銘の田舎者です。
 田舎暮らしのわたしは今日は私と同じエアデールテリアが看板犬を務めるカフェにご用事で出かけました。
 おしゃれなカフェのお客様は紳士・淑女ばかりです。
 ひときわ目を引いたのはイケメンのスタンプー兄さんでした。彼はフレンドリーに”やぁー!彼女!”と田舎娘のわたしに興味を示してくれるのですが・・・わたしはワンコ仲間よりも飼い主さんの方が好きなんです。
 ”ごめんなさい”

  < 犬見知り 所詮わたしは 田舎者 >
 


共働き

2009-07-23 21:50:11 | Weblog
 瑞々しく、はちきれんばかりに育った清水白桃の収穫期です。
 果物の成長は子どもを育てるかのような喜びや楽しみがあるものです。
 昨年の今頃はどうしていたんだろう・・・と夫が骨折療養中のこの時季のことを思います。
みんなに助けられ収穫期を乗り越えた昨年でした。今年は全快の夫とフルに稼動し爽快な働きぶりです。
 独りの自転車走行から共働き・二人の働きは四輪駆動車のように力強く安心であります。
 人生設計どおり定年後、大自然の中での共働きです。

  < 健康と 自然が頼り 定年後 >

セルロイド

2009-07-22 21:13:26 | Weblog
 なんでもNDフィルターとやらがあればデジカメでも撮影できるんだとか・・・。皆既日食にわいた本日でした。
写真に写った断熱ガラス越しの太陽はなんて事無い光でした。
 昭和30年代、小学生の私たちは当時の愛用文具はセルロイドの筆箱にセルロイドの下敷きでした。これで太陽を見た理科の時間です。はたして日食であったのかどうかは記憶にないのですが・・・。
 46年ぶりの皆既日食は夫の”おい!欠けてるぞー!”の声に庭に出たのですが、観測メガネがあるわけでもなく今やセルロイドもないわけです。
木漏れ日で観察できるんだとは聞いていましたが、これでは納得の状態は確認できないままでした。
”アレで観よう”と夫が考えたのはワンボックスカーのスモークの掛かった窓ガラス。
後部ドアをパカーンと開け荷台に腰掛け、ガラス越しに観た日食でした。
薄雲がかかればよーく観えます。
ちょうど荷物を届けてくださったクロネコさんにも”観て!観て!”と席を貸します。
 しかし、あの頃はロウソクのススをつけたガラス・セルロイドの下敷きで良かったのですが・・・車のガラスは無謀でしたか。

  < 世も変わり 環境憂う ガラス越し > 


豪雨

2009-07-21 20:40:57 | Weblog
 日本三大稲荷<備中高松・最上稲荷>の大鳥居も雨にけむっています。
辺りは高松城水攻めの地とあってこの豪雨に河川は増水・濁流です。
緑豊な水田も道路・川面は今にも一帯が海となってしまいそうで水攻めをおもわせます。
 ”少し遠くても安全な道を行ってこいよ!”と夫の指図で選らんだ耳鼻科への通院途上です。いつもの山間部の道路は土砂崩れの恐れがありますから・・・。
 雨の日は受診する人も少ないだろうとの思惑もハズレ。待合はたくさんの人。
<聞こえ>の部分が不自由だと高齢の方の診察には付き添い者同伴を見受けることが多いのです。
 まだ”気をつけて行って来いよ!”で事が済む病院通いは幸いですか・・・。

  < 助けなく 一人歩きは まだ少雨 > 
 

通信簿

2009-07-19 20:53:01 | Weblog
 近頃は土曜日・祭日と休校日が多くなり早々と子ども達は夏休みのようです。
今年も思い出して学期末<ブログ通信簿>をもらったのです。
 主張も影響度も劣った通信簿コメント欄には<もっと自分の意見を言ってみてもいいのでは>ですって。
通信簿に示されるとおり主張は苦手。というより逃げですか・・・。
 <負けるが勝ち>の手法を教わり信念を持った主張ができない自分であると納得です。良く言えばクール。
 平和を保つにはこれも大切。これぞ卒婚!

  < これ以上 ヒートアップは 危険物 > 

生産地

2009-07-18 22:03:02 | Weblog
 岡山の夏は清水白桃。
 清水白桃の発祥の地ではいよいよ明日から収穫が開始されます。この地から生産される白桃はここに終結し機械化された中で品質はもちろん、糖度までも光センサーでチェックされ市場へと流れ出て行くのです。
 明日からの出荷に備え、生産者の意識の統一ともいうべき説明会です。
 わが家のような定年退職者・若い新規就農者も見られるようですがやはりこの地も世間並みの高齢化のようです。
さて、私たち夫婦もどこまでやり通せます事でしょうか・・・。
本業となった今、皆さんに負けじと頑張るつもりなんです。

  < 定年後 負けじ心で 励む農 >



応援

2009-07-17 21:26:23 | Weblog
 すっかりハーモニカの魅力にはまりました。とは言え、上達している訳でもないのに何故か吹きたくなる不思議な楽器です。
何といっても、何処にでも持ち歩けてポケットからチョイと出し楽しめる事。
ピアノもいいんだけど残念な事にこの手軽さがないためわが家では寝たきりになってしまっているんでしょう。
 私の練習法は畑の脇で停車した誰もいない車の中。エンジン音に消され多少の音程のズレも車外には聞こえないものと思います。
 誰にも聴かれないよう吹くハーモニカなのに愛犬ルイコには聴かせます。
動物的本能なのかハーモニカの曲に反応したルイコは”わぉ~ん!くぅ~ん!”と見事に共演してくれるのです。
 共演者は健康保持、ボケ防止の応援者でもあります。

  < マイペース 仕事さておき 健康法 >

夜星

2009-07-16 21:19:43 | Weblog
 朝は朝星、夜は夜星とか言われ働いたようですが、夕焼け空が明々としたこんな時間に早々お風呂をいただく、いまどきの農家の嫁でございます。
 昨日のキウイフルーツの棚越しに見た燃えるような夕焼け空は梅雨明けを思わせるようでしたが・・・まだしばらくは傘マークのようです。
 ムシムシ寝苦しい夜であったり、また肌寒さを感じる夜であったり不安定な気象に人までも安定しない妙な日。
 果物には照りつける太陽が恋しいと果樹農家は梅雨明けを待ちわびています。
清水白桃の収穫を目前にして”早く天気になぁーれ!”と願っているのです。

  < 出来栄えに キンチョウの夏 空模様 >
 

初心者

2009-07-15 22:07:26 | Weblog
 初心者です。スイカを育てるのはなかなか難しいようです。
 カラスから守るために網を張り大切に育てております。
 空気もひんやり気持ちのいい早朝に無事を確認いたしました。食べ頃はとうぶん先になりそうです。
 昨日、姉から健康のため授けられたハーモニカをいつものカメラとともに持参しています。
ハーモニカは小学生の頃以来ですのでつまずき転びながら、演奏とはほど遠いものですが一生懸命になれるのが不思議。その上に楽しいのです。
 あの頃はいとも簡単に吹いていたと思えるハーモニカですが、肺活量の低下、衰えを感じます。
 三姉妹が健康保持のためにいっせいにスタートラインに立ったわけですが・・・いつか三人トリオで演奏できる日が来るといいな。
 畑の隅で澄んだ空気の中、ひと吹き朝練を終え仕事始めです。何もかも初心者であります。

  < 快調に 今朝もスタート 山の畑 >
 
 

ねむの木

2009-07-14 22:16:07 | Weblog
 合歓の木の花もそろそろ見ごろも過ぎてきたようです。なかなかチャンスに恵まれず高木のためカメラにおさめにくい花でした。
 この花の姿を見るとつい口ずさむ♪ねんねのねむの木・・・。”薄紅の花の咲く・・・♪”と皇后陛下が作詞された<ねむの木の子守唄>に歌われたように穏やかに風にゆれていました。
 先日はカナダ小児病院を御訪問された皇后さまがお歌いになった子守唄<ゆりかごのうた>が話題になっていましたが、優しく歌われた皇后さまの細く澄んだお声が感動でした。
 ”今夜はよく寝てくださいね”のお言葉もジーンと伝わってきたのです。

  < 穏やかに 優しくゆれる 合歓の花 >
 
 

ハマユウ

2009-07-12 21:49:50 | Weblog
 写真におさめた花の花言葉を知るのも楽しみのひとつです。
ハマユウは<どこか遠くへ・あなたを信じます>と意味ありげでした。
ハマユウの花を一抱え、すでに遠くへ行ってしまった実家の母の命日のお墓参りに向かいます。
 日曜日の今日、申し合わせどおり我々三姉妹はベテラン主婦の手料理と手塩にかけた庭の花を各自持参し実家に集合。
 すでに、あの日の母の年齢を超えた娘達は母を偲び、幼い日を語り、自分達の老いの先を語るのでした。
 在りし日に母が育てたハマユウの花は今も大きく株を張り優しく迎えてくれるのです。


  < 花好きは あの日の母に 何故か似て >