晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

心して…

2011-01-29 20:52:44 | Weblog
 寒風厳しいこの季節、くだもの産地では、どちらの果樹農家も剪定作業の真っ最中です。我が家の桃畑も作業を終えやっと一息。
剪定作業で切り落とされた幹や枝は丁寧に拾い集めて畑で焼却処分します。
そんな作業中の出来事だったと思われる大騒動が…。けたたましいサイレンの音、次々と向かってくる消防車、空からは防災ヘリコプターが駆け付ける。
そんな様子を展望のよい畑から見ている私の心臓はもうバクバクです。
防災ヘリコプターは野鳥の生息する自然環境のよいあの池から給水しまるで<ハチドリのひとしずく>の話のように何度も何度も水を汲み上げては運び散水しておりました。
程なく鎮火したもようでヘリコプターもバリバリ音をあげて去って行ったのでした。
 三十数年前の農家では、選定作業で切り落とされた小枝も野焼きすることなくれっきとした燃料として活用し、お風呂沸かしていたわけですが…。
 農家たるもの、うまく自然と共存し心して生きたいものですわ。

  < 喜びも 厳しさもあり 自然かな >

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発酵

2011-01-25 22:45:07 | Weblog
 湯気の中で発酵してふんわりふくらんだ肉まんが蒸しあがった。
 ふだん料理などしない私が思いついたように小麦粉を捏ね発酵を待ちながら干し椎茸、タケノコ、生姜、ネギ、きくらげ…を刻みながら肉まんアンを作る。
どうも技術が伴わず包みあがった形は不揃いなうえに歪。プロではないのですからご愛嬌です。
中心にウズラ卵を埋め込み心ばかりのおまけ付きです。
 主婦業リタイヤの身は、家族を喜ばせようと作る料理よりも、自分が楽しんでできるものを気まぐれに作る。
 料理をすることは思考力も必要とされ、体力も養われ健康で長生きできるんだと100歳になるお年寄りの話を聞いたばかりでした。
さすが100年もの長い人生を歩み経験を重ねた方は熟成されお話が豊富です。
 私など人生半ば、発酵途中といったところですか・・・。

  < 老いの身を 想い描いた 湯気の中 >

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配信メール

2011-01-22 22:10:12 | Weblog
 健康体を保つには発酵食品がすぐれた働きをしてくれるのだとか・・・。
そんなこともあって我が家でもヨーグルト・味噌・甘酒・もろみ…などを手作りしているのであります。
 実は趣味が高じたこの食品、産地直売所デビューをして楽しさ倍増です。
 定刻、一日二回の携帯配信メールは産地直売所からの<販売速報>です。
 今日は”出店したばかりの品が売れましたよー”とばかりにお知らせメールが届きました。このシステムになり始めて受けたメールに感動です。おもわず”ありがとうございました”の返信メールを送りたい想いでございます。
 コストと手間暇かかる食品作りに夢中になる私は相当な物好きと思われがちです。
 なんといっても心込めた手作り食品は安心・安全、そのうえビタミン愛を配合しております。きっと発酵食品の魅力が伝わるものだと信じています。

  < ♪ピロ・ロ・ロン お知らせメールに 胸躍り >

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どこどこ ここ・ここ

2011-01-21 22:13:53 | Weblog
 ”どこどこ・・もってきてちょうだい”といえば、おもちゃ箱の中をかき回しちゃんと見つけ出します。大好きな五味太郎さん<どこどこ ここ・ここ>の絵本。
 もう少しで一歳になる孫との時間。
 この絵本、ばぁばのお友達が”付録なんだけど・・・”とくださいました。表紙も薄くペラペラしてますが、大のお気に入り。
 ばぁばの”もってきてー”の声にちゃんと応え絵本を差し出し、くるりと背を向けると、小さなおしりをばぁばの膝の上にチョコリ。これで体制OKなんです。
いつの間にか覚えた絵本読みスタイル。
 どこどこ ここ・ここ・・・・単純だけど、リズム感ある言葉とかわいい絵。見入っているとも言えないけれど楽しく読み聞かせするばぁばです。
 やたらページをめくろうとしたり、指さしも甚だしいものですから絵本はボロボロです。補修しながら今日も読んでます。
膝の上の様子が可愛いものですから、読み手のばぁばはそっとカメラマンに”へ~んし~ん!”です。
 後ろ姿、これも可愛いものですから・・・。

  < ”ここ・ここよー” ふんわりやわらか 膝の上 >

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大寒

2011-01-20 21:49:38 | Weblog
 今日は大寒。冬空は輝くほど晴れ渡り寒さも小休止。
 大寒の日”寒の水は薬になるんじゃ。”と言いながら元気なころの母が寒の水を飲んでいたのをふと思い出しながら今朝は寒餅をつきました。黒豆に黒糖を加えたかき餅です。
 昨日の新聞に読者投稿欄にかき餅の思い出が書かれておりました。
 かき餅は<欠き餅>と書くんだとか…もち米をせいろで蒸しあげ、石臼でつく、もろぶたにたっぷりの餅とり粉を入れ・・・・数日して固くなった餅を父親がぎしぎしと音を立てて切り分ける、切り分けたかき餅を座敷に並べる、祖父母・両親・4人きょうだいの家族で作り上げる素朴なおやつ・かき餅作りの様子が書かれたほのぼのとした文章が懐かしく、わがことのように思えた。
 雨・雪降りで農作業ができないお母さんが練炭火鉢の上でかき餅を焼いてくれ、かじかんだ手で食べる素朴で幼心を満たしたかき餅の思い出の短文をじっくり読んだ。
 新聞を読み終え”そうだ!明日はかき餅をつこう”と思いつき、もち米を洗ったのでした。
 寒には寒の思い出あり・・・

  < ほのぼのと 懐かしさ湧き 寒の朝 >

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寒行

2011-01-16 16:12:26 | Weblog
 ドンドコ・ドンドン・・・寒行修行者の打ち鳴らす団扇太鼓にお題目が聞こえる早朝です。
 10日間の寒行の最終日は地元の読み上げ法要日です。菩提寺僧侶と共にご近所の方々が家々をお題目を唱え歩きます。
 寒行らしく極寒の昨日、今日。とても屋外の畑仕事などする気にもなりません。
たまにはこんな休日があってもいいだろうと寒いのをいいことに私たち夫婦は連休とします。
買い物・温泉・院展・陶器市・・・いろいろ選択肢はあるのですが、こう寒いとやはり暖かい我が家に居るしかない・・・と冬ごもり。
 少しだけ寒行修行を終えた私は、都道府県対抗女子駅伝に見入っている夫の傍らで共にテレビ観戦に便乗です。
序盤なかなかのすべり出しの岡山チームも3区あたりからおやおやハラハラ・・・寒行修行から一転し岡山県勢の走りにくぎづけです。
 走りも修行もよくしたもので、これこそ<だんだん良くなる法華の太鼓>終盤は追い上げ、連覇ならずとも見事2位の栄冠を獲得!。

  < 栄光も 弛まぬ努力 修行かな >

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地デジカ

2011-01-14 22:39:25 | Weblog
 ”電気がない!””電気がなかったら暮らせませんよ!”・・・・
”テレビはどうするの?!冷蔵庫は・・・?!”純くんが叫びます。
 あの北海道富良野を舞台にした懐かしいテレビドラマ<北の国から>のDVDを思い出しては見ている冬の夜です。
 やはり北海道の美しい景色は地デジ対応テレビで見たいものですが・・・我が家にあっては、家族が集うとされる居間テレビはいまだ時代の波にのれずアナログときたものですから北海道の大自然を満喫とはいきません。
 都会から移り住んだ富良野の暮らしは電気もない、水道もない過酷なものでしたが厳しさの中にもぬくもりのある生活で育っていく幼い純くん・蛍ちゃんのドラマは何度見ても感動です。
 地デジカに取り残された居間、各自の部屋の各自のテレビはいち早く地デジカ・・・これが現代ですか。
 富良野には及びませんが、晴れの国・岡山も今朝は凍てつきこの冬最高の冷え込みのようでした。
温水器も凍結してしまい、手のちぎれそうな水道水での台所仕事は身にしみます。
 テレビ画像が悪い、お湯が出ないなんて贅沢をいっては申し訳ないな・・・と反省しながら今夜も<北の国から>にウルウル。

  < この時代 ちょっと淋しい 孤の時代 >

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断捨離(3)

2011-01-08 22:03:29 | Weblog
 まだまだ続く断捨離。
 高度経済成長期に育った私も大量生産大量消費の生活に慣らされながらも、やはり<もったいない>思いは拭えずいざ捨てるとなると・・・。
 本棚の整理にしても捨てるエネルギーは精神的疲労感でもあります。
 便利なパソコンに出会えて思い切り処分したのは百科事典。この全巻はかなり高額でもあったにもかかわらず意外に潔く処分できた。今や時代にそぐわないものとなってしまったのでしょう。
しかし、辞書ときたら同じものが複数あってもどれも捨てがたい。なぜかよく使いこなした古びた物こそいざ処分となるといとおしく思えるものです。
しかし、百科辞典だの古語辞典だの和英辞典・・・大物にあっては、使い道は重石代わりにしか使えそうもない我が家・・・。

  < 大物も 魔法の箱に 置き換える >

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断捨離(2)

2011-01-08 21:54:55 | Weblog
 新聞折込広告に近所の広場で<不用品回収>のお知らせがはいっていました。
これはありがたい・・・断捨離にめざめここ数日は手放すものはないかと捨てよう・捨てようの毎日です。
 ジャノメ・ジグザグミシン・・三十数年前の嫁入り道具。当時は持っていてあたり前の家庭用品だった。
そのころOLであった私の月給はいくらぐらいだったのでしょうか・・薄給の中から毎月積み立てて手に入れた代物です。
月々の積み立てが終わらないまま結婚が先になり残額は一括払いだったことを思い出す。
社内の若い女の子たちはこうしてコツコツ積み立てている人が何人かいましたのでお昼休みは集金のおばちゃんが顔を出しておりました。
 今や嫁入り道具もなければミシンも要らない生活のようです。
私の古くなったジャノメ・ジグザグミシンも子育て期にはそこそこ貢献し簡単なものなら手作りを楽しんだものです。
 我が家にミシンは三台、一番よく働いた一番古い私の汗の結晶・ジャノメ・ジグザグミシンは思い切って断捨離!
一つひとつ自分で手に入れた道具のミシンに編み機、現代では姿も見なくなったズボンプレッサー・ネクタイプレッサー等を回収場所に持ち込み一点一円なりで買い取っていただき、これにて一件落着。

  < 若き日の 重ねた夢も リサイクル >

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断捨離

2011-01-06 22:07:41 | Weblog
 このごろ耳にする<断捨離><終活>どちらも、ちょっと気になる言葉です。
 新年早々、<断捨離>。モノが溢れた今の暮らしを思い切って一新したいものです。
 本・雑誌・洋服・食器・・・どれもこれも捨てるに捨てられずため込んだものばかり。本当に必要とするものはわずかだと分かってはいるんだけど・・・。
 まずは思い切りよく本・雑誌の処分にかかろうと本棚の端から分類しながら決断が付いたものから縛ってしまおうと取り掛かる。
 本棚の隅のすでに十年近く前に買ったと思われる本を手にして作業は中断してしまった。
なんと表紙に書かれた「捨てる!」技術・・に目が止まりここからはドッカと座り込み読書となってしまった。
「とりあえず、とっておく」は禁句。
「仮に」はだめ、「今」決める。
「いつか」なんてこない。
見ないで捨てる。その場で捨てる。捨てる・捨てる・捨てる…と書かれた小さな本が捨てきれず捨てるテクニックから勉強です。

  < 迷いつつ 再び戻す 元のさや >

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後出し年賀状

2011-01-03 22:04:28 | Weblog
 お正月三日目。昨日からかすかに咲き始めたみちのく桜も一日にして満開。 
 夫の後出し年賀状をやむを得ず代筆しながら、いろんな思いが湧いてきて、これもけっこう楽しいな・・・と思えてきたことです。
 夫のかつての同僚、後輩、年賀状の相手は面識ない方が大半です。
若い方々の年賀状は手作りのファミリー写真入りが多く見られます。その家族も増えたり大きく成長され見ているだけでこちらも楽しませてもらえます。
 たしか結婚式にも招待くださった人、可愛い子供が増え新婦だった可愛いお嫁さんもりっぱなお母さん。
退職時はわが子ほどの年齢の後輩職員でした。この人も我が家の夫の若いころのように昼夜を問わず乗務員として、会社のために家族のために働いているんだと眺めていると傍らの奥さんへの思いまでもが自分のことのように子育てのころがよみがえるのでした。
 現役時代はお正月もない勤務、今はのんきに寝正月・・・

  < 時が過ぎ 新たな春は 寝正月 >
 

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年賀状

2011-01-02 22:40:55 | Weblog
 暮れも押し迫った頃にすてきな贈り物が届きました。大きな花束<みちのく桜>です。
 居間において開花を楽しみにしようと思っていました。
お正月で部屋には一日中暖房がきいていましたから固かった蕾もぷっくり膨らみ開花し始めさながら春の様相です。
 お正月二日目なのに年賀状に追われております。なぜか夫の代筆役。
よくも文句も言わず今までやってきたものだと我ながら感心いたします。
定年してすでに7年になるものですから、年賀状だけのお付き合いはそろそろ遠慮しようとここ数年は極力縮小していました。
しかし、同じ職場で働いた同世代の方々、退職に伴い仕事を受け継いでくださった若い乗務員の方々から、まだまだたくさん届いては申し訳ない思いで二日目に書く年賀状です。
 初老おじさんの代筆ならぬ代パソ年賀状いつまで続きますやら・・・。

   < 成り澄まし 正月二日 叩くキー >

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元朝祈願

2011-01-01 20:04:20 | Weblog
 新しい年のはじめ、予報によれば今年は無理かと思われていた元旦の日の出です。
どうやら拝めそうといつものスポットにカメラ片手に愛犬と娘と出かけ東に向かって待っています。
 昨夜の年越し参りにつづく元朝祈願のお参りで少し寝不足であります。しかし、東の稜線がオレンジ色に輝きはじめるとやはり今年も良い年でありますようにと願わずにはいられません。
 神に仏にお願いばかりの年明けです。これで万事がうまくいけば言うことなしですが・・・拝むのは心強く良き方向に向かう信念を持とうとしているに過ぎないと感じながらも掌を合わす。
 一年の計は元旦にあり、一日の計は朝にありといわれるようにやはり尊くおもえる元旦の日の出。

  < 幕開けは 輝く空に 願いかけ >

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