晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

初物が出そろったので・・・ (*^^)v

2018-03-31 20:54:17 | Weblog
 おおよそ、土日限定で台所に立つ農婆です。
家族が多いと一度にどっさり作れる献立がどうしても多くなりがち、「また~っ」と声が聞こえて来ます。やはり三月はお寿司が多いわね。(^<^)
 
 いただき物とはいえ初物の筍や蕗がタイミングよく揃ったし畑の土手にはワラビも顔をのぞかせている。
旬の初物が出始めると、舅は「寿司がええなぁ~」と自ら魚を買いそろえるような人でした。作るのは姑ですが…。

 今日は少し多めに作ろうと、今は使うこともなくなった一升用の寿司桶を出してきた。
そういえば昔は法要も家庭で行い、仕出し料理ではあったがお寿司だけは家の味でたくさん作り、パック詰めにして供養に来てくださった方の持ち帰り用まで作っていた。もっと大きな寿司桶だった。さて、何升のお寿司を作っていたものか・・・。
 舅は早くに亡くなり、初めての法要は私も嫁いで2年ほどの未熟な若嫁だった。
近所のお手伝いしてくださる人達の中で一生懸命にこれならできると思い、ささがきゴボウを手伝った。
姑の一声にドッキリ!ささがきゴボウが大きく粗すぎて「もう少し丁寧に・・・」と。
半泣きの若嫁に、従姉のお姉さんは目配せして「大丈夫・大丈夫!」と声に出さず口と笑顔だけで慰めてくれた。
 今日は、ささがきゴボウをしながら40年ほど昔のひとコマを思い出した。(・_・;)
あぁ、今は何と手早く上手になったことか・・・。(*^^)v

 あの頃の法要のお寿司は、その家の主婦の力量が測られるほどのものだったのかもしれない。たしかに姑の意気込みが感じられたように思える。
 出来上がったばら寿司を2つのパックに詰め、私の二人の姉に届けた。
  < 旬菜にあの日のひとコマよみがえり > 

満開・満腹・満足! ヽ(^。^)ノ

2018-03-29 21:06:42 | Weblog
 お花見は何といっても地元の桜。果物産地の春は桜と桃の花、ピンクの濃淡のコラボです。
今年も<聖ディエゴ喜斎記念公園>で孫とお花見。地元では<高山>と呼ばれていますが、じつは登り口より400メートルの果樹園が広がる中の一画の小高い丘。
 急こう配の登り道にはレンゲツツジが咲いていたり、ワラビものぞいています。
   
 今日は我が家の孫とお友だちが一緒にお弁当作りから始めました。
昔からこの地の子どもたちは親にお弁当を作ってもらい、桜の頃はココ<高山>でお花見をしたそうです。
 大きな岩(天柱岩)の上でお弁当を食べた思い出はじいちゃんばあちゃん世代には誰の心にも残ってい居るようです。
その孫たちの作ったお弁当は見た目より作る楽しさ・食べる楽しさ。(^_^.)
 
 ちょっと焦げた卵焼き・ザックリ切ってチャチャッと炒めたウインナー。子ども達だけの手作り。
揚げものは婆がやりますね。フライドポテト(さつまいも)とタコから揚げ。(^_^.)
おにぎり4種はそれぞれ味を変え各自担当が違いますので何ともバラエティーに富んだ大きさ形です。
ラップにぎりですから、出来上がり次第詰め満杯御礼でございます。(~o~)
 里山は近くの見慣れた景色もまた見る角度で新たな発見も・・・。
 
 到着するとさっそくお弁当。そして子供たちは駆け回り春を満喫しております。
引率農婆は大きな岩の上でゴロリお昼寝。
 
 見上げた空はこの時しか楽しむことができない期間限定のさくら模様です。
 あぁ!晴れの国は春爛漫。
  < いそいそと今年のサクラ急ぎ足 >

七十二侯 「桜始開」 (^_^.)

2018-03-27 20:37:45 | Weblog
 本日の気温は23℃、岡山は昨日さくらの開花後報じられ、我が地元の桜も確認しましたら開花してまた。例年より5日ほど早い開花とか・・・。
 深夜便カレンダーによると、七十二侯では「桜始開」(さくらはじめてひらく)3/25 頃だとか。
 今日は「あのもどかしいラジオ放送」を聴きながら少し汗ばむほどの畑仕事でした。かわいい桃も開花しましたし、清楚なスモモの花は満開です。(*^^)v
 
 何だか季節はどんどん早まっていくようです。
我が家は昨日、気の早いツバメが舞い込んできました。たった一羽、若いツバメか老いたツバメだろうか…。
新居の下見だったのか、徘徊だったのかどこかへ行ってしまいましたが・・・。(・_・;)
 七十二侯「玄鳥至」(つばめきたる)4/5頃、これも少し早いようです。
 ちょっと心配になりました。あの燕はもしや徘徊では・・・あっちもこっちも真相解明できない事ばかり・・・。
  < 厳しくも真っ当に生き里の春 >

明日にも開花? (^_^.)

2018-03-25 20:03:48 | Weblog
 開花した花よりも、今まさに咲こうとする蕾の膨らみにエネルギーが感じられる桃の花。私はこの時の花が好き。(*^^)v
 老いた木でさえ、春になれば花数こそ少ないが若木と同じように蕾を蓄えている。
爺と婆の桃畑は木も古くなったがオーナーの我々も歳を重ね今まで苦にもならなかったことが難儀となってきた。(~o~)
 歳をとるとはこういう事なんだと実感。
この仕事がいつまで出来るだろうか、もう一年・もう一年とここまで来たわけだ。
第二の人生なんだからいつ辞めても良いだろう・・・。そう思いながら「仕事のある毎日がやっぱりいいわ~」と納得で爺婆は今年も桃子を育てます。
  < 老樹さえ夢ふくらませ春本番 >


お彼岸ぼたもち (*^^)v

2018-03-23 20:50:17 | Weblog
 小豆をコトコト煮て言われた通り漉し餡にしました。

 昨年末、友人が「初めて作ったんじゃけど漉し餡にでもしてぇよう」とほっこりとした岡山弁で小豆をくださった。どうやら退職したご主人と二人で姑さんの畑を受け継いでいるようです。
お正月の餡餅に、お彼岸のぼた餅にといただいた小豆が季節ごとに顔をのぞかせる度に彼女を思います。

 わが家の春のぼた餅は餡の衣をまとったものと、草餅風にヨモギを搗き込んで桜茶をあしらったものが定番。もちろん中心部に漉し餡が潜んでいます。
出来上がった二種類のぼたもちを我が家のご先祖様に「チ~ン!」「どうぞお召し上がりくださいませ」とお供えいたしました。<(_ _)>
 
 仏教の教え<六波羅蜜>をお中日、彼岸会のお寺参りでお聴きしたところです。
彼女も私も精進致しております。
  < 春彼岸あと継ぎ嫁の修行かな > 

種蒔きの時季 (^O^)

2018-03-21 20:51:55 | Weblog
 厚手鍋の中でポンポン弾け、あっという間にポップコーンが出来た。
キャラメルコーンとカレー味の2種類。ポップコーンは不思議、まるでマジック。(*^^)v
アッいう間に出来上がったが、荒熱を取っている間に小さな手が延びてきてアッという間に食べ尽くした。(+o+)
 そうそう、食べてしまったら大変、種だけ残して今年もポップコーンを蒔こう・・・。
 「えっ!、ポップコーンは種を食べてた・・・」今さら何をおっしゃる孫姉さんです。(^O^)。
種は園芸店で買う袋入りと思っていたようだけど・・・ポッポコーンは火を通さなければ種となり一粒が何倍にもなるんだ。
 食べ残した夏ミカンやビワの種は蒔いた経験があるはずだけど・・・。
 昨年が<初収穫期のトウモロコシ>でした。これも絶やさず採種して子孫繁栄としたいものです。
  < 我が菜園タネが織り成す奇術なり > 

畑の片付け (・_・;)

2018-03-18 19:55:26 | Weblog
 寸足らずの大根も結球し損ない白菜も農婆はよう捨てませんでこんな事になりました。(^<^)
あの日<3月10日>にはピチピチだった大根も春風にさらされ1週間も経てばシワシワになっていました。
「さて、何にしましょうか…」と割り干し大根のはりはり漬けを作ってみました。
 
<自家製の生姜>と昆布を刻み込み、唐辛子をアクセントに2日ほど調味液に漬け込んで味を馴染ませました。
パリパリ、ポリポリこれはいけますね。(*^^)v
 不出来大根も捨てたもんじゃないね。おまけは、結球し損ない白菜の蕾をチョンチョンと摘み、ビニール袋で浅漬けにしました。
トウ立ち白菜やシワシワ大根、シワシワ農婆だって少しは使い者になれますかね。
  < 春の畑慌てふためき急ぎ足 > 

どーも、すみません (・へ・)

2018-03-16 21:14:58 | Weblog
 菩提寺の山門前の桜、蕾にも存在感が・・・。開花が待たれます。(^_^.)
 快晴だった昨日、小学校は卒業式。
低学年の孫はお休みということで、お彼岸前のお墓掃除のお手伝い願いました。
娘が言うに・・・孫娘が「ババの言い方は人にお願いする言い方ではなかった」と非難していたと笑いながらこっそり教えてくれた。(~o~)
いつもお墓掃除はよく手伝っていたこといたし、暮らしの大切な部分を学び習慣付けも必要だと思っていたので当然のように誘ったのがどうやら上から目線でお気に召さなかったらしい。やれやれ、難しいお年頃だこと。(^_^;)

 掃除に乗り気でなかったのかと思いきや、いやいやどうして現地での働きぶりもなかなかでした。(^<^)
すっかり作業を終えて農婆は「お疲れさまでした」と丁寧に申し上げ、境内を散策して帰りましたわ。
  < 三つ子にも礼儀ありと教えられ >

晴れの国は空色 (*^^)v

2018-03-14 21:47:58 | Weblog
 晴れの国・岡山は今日も快晴。道路側の電光掲示はまさか!25℃と表示されていた。(~o~)
桃の開花が待たれる果樹産地、この時季は摘蕾の作業が進められています。
小さな果樹農家の我が家も昨日からゆるゆる始めました。爺婆は分業で働きますからこの作業は婆の役割。
 脚立を上下しながら、その足下に一面オオイヌノフグリが咲き、テントウムシのカップルやミツバチが遊びなんとも長閑な桃畑です。
まだ蕾というには小さく、花芽と言うべきでしょうか。袋掛けまでに花芽を摘み、蕾を摘み、花を摘み、幼果を摘み・・・桃作りは延々と続きます。(^ム^)
 上向き作業は日焼けも気になるし、花粉も気がかり、しっかりガードした農婆が見上げた空は・・・
 
 こんな具合。(*^_^*)
 地上も天空も青く染まる晴れの国。農婆はしばらくここでお付き合い願います。
  < 春の畑気合いひとつに深呼吸 >
  

あの日あの時 (゜レ゜)

2018-03-12 21:16:08 | Weblog
 晴れの国は昨日も今日もポカポカ陽気。(*^^)v
 あの日あの時は、こんな事をしていた・・・毎年3月11日は誰もが思い出されることでしょう。

 昨日は果樹園の側溝に堆積した落ち葉や土砂を掬い上げる作業をラジオを聴きながらしていました。
 すでにジ様が済ませたはずですが…「ここを忘れちゃいませんか?」と声に出さないまでも少し嫌味っぽくバ様はこっそり溝掃除しました。(*^^)v
落ち葉と土砂も集積してくると相当な力仕事となります。しかし、きれいにU字溝も掃除すると、少々腰は痛くったって、喉につかえていた嫌味もすーっと消えたような気持ちよさです。
そうそう、聴いていたラジオ放送は政府の東日本大震災追悼式の様子でした。あの日あの時・・・農婆は種蒔きしていました。真っ赤なラデッシュの・・・。
 思い出したように昨日はまた種を蒔きました。莢インゲンの種です。
 蒔き終えて「さやいんげん3/11」のプレートを添えました。
種を蒔き、成長を期待する希望の持てる仕事が出来る有り難さをしみじみ感じた農婆でした。
  < 有り難く夢と希望の種を蒔く > 

使いきり (*^^)v

2018-03-10 21:24:50 | Weblog
 すっかり春陽気になり、今日などは冬野菜の後片付けなど菜園仕事が少しも苦になりません。(^_^.)
菜園管理者の立場も長くなったが、なかなか上達できない野菜作り。たかが・・・されど菜園。
 あれもこれもと多種類を望んでも所詮素人の農婆です。無駄にしかねないので、量産も望まない。(・.・;)
でも決して消極的にならず、やる気は失いたくない。なかなか厄介な婆さんです。

 空は快晴、畑から引き揚げた出来損ないの大根を割り干しにした。
どうしたことか、ニンジンほどのちっぽけな大根しかできなかった。きっとケチな婆さん、使い切ってしまおうと古い種を蒔いたんだろうか。(+o+)
小さくても処分してしまうにはもったいない・・・。もったいない婆さんは何かの形で使い切ろうと思い針金ハンガーにかけた。
 
 生育不良の大根は春風を浴びてけっこう気持ちよさそうである。
  < 割り切れず未練たらたら総ざらえ >




桜茶に誘われ (^<^)

2018-03-08 20:55:16 | Weblog
 先日、新聞読者のとても素敵な投稿エッセーを読んで私も思い出したように桜茶をいれてみた。
桜茶は毎年つくるが使い切ることないまま次の春が来てしまう。<去年の桜茶>もこんなに綺麗だったわ。(^_^.)

 エッセイを投稿された方は高齢の女性。
寒波で体調もすぐれない時、お嫁さんからいただいた桜茶から、50年前のご自分が嫁ぐ日の朝ことを思い出し書かれていた。
 当日、気ぜわしい中でお母さんが桜茶をいれてくれたと・・・。
桜は夫婦の支え合いを表す「人」の文字になるよう、2輪いれるんだよとおっしゃられたそうです。

 私も40数年前、嫁ぐ日に母が同じように桜茶を用意してくれた。
私は馴染みのない桜茶は、きっと花開き縁起がいいのだろうぐらいしか思っていなかった。
あの時の母は52歳、やはり2輪入れたのかしら?若くてそんな深い意味合いは知らなかったかな・・・嫁ぎゆく末娘の私とどんな会話をしたかも思い出せない。言葉も出なかったかな・・・。
 
 私の桜茶はお湯呑の中でふわぁ~と広がり「人」の文字が現われた。
  < 人生のひとコマを知る八重桜 > 

言うまいと思えど・・・ <`~´>

2018-03-05 20:06:45 | Weblog
 「言うまいと思えど今日の寒さかな」なんて言ってたのもついこの間のこと、さすが3月。
劇的な寒さから解放され過ごしやすく畑仕事も苦にならない…と言えばウソかもしれない。^_^;)
枯れた雑草も、また春の訪れと共に勢いづいてくる。やれやれ!
 
 お料理作りも食材は冷蔵庫にストックされ、取り出しさえすればわけない。コレと同じように自宅すぐ側に菜園があれば重宝するものです。
しかし、種類も豊富な野菜が育つ菜園を管理するには苦労は付きものです。(・。・;
雑草処理だけでもうヘトヘト。ここ数年かけて雑草侵入防護壁?の設置作業に農婆は励んできた。いわゆる土木作業とでも言おうか・・・。
 ジ様のミニユンボでやってもらえば楽なのは分かっているが・・・それではジ様の構想が優先されてしまい面白くない。<`~´>
 と言う訳でスコップひとつで自力でやってます。巾40㎝、長さ120㎝の板を連結して根域制限の拡張工事は続きます。<`~´>
もうこれ以外の他の場所は不耕起栽培にしなければ農婆はとても生き延びれそうもありませんわ。
こんな仕事も「ああすれば…こうした方が…」と考えながらこつこつするのは好きなんだけど・・・。(・。・;
「言うまいと思えど今日も痛さかな…」あぁ!腰が痛いわ。 
  < 喜びは苦難の谷のその向こう >

郷土の食 ひなまつり

2018-03-03 21:14:50 | Weblog
 たまには主婦する農婆です。3月3日 ひな祭り、今日は食事当番です。もちろんお寿司。(*^^)v 
 岡山ではちらし寿司・ばら寿司・祭り寿司・隠し寿司…と呼び方は様々ですが、今日はひな祭り寿司としましょう。実家の母を思い出したり、姑と法要の時作ったお寿司を思い出します。パタパタ団扇で酢飯を扇いで助手を務めましたわ。(^_^.)
 
 酢飯はもちろん自家栽培のお米です。
岡山ではヒラと呼ばれる魚を骨切りし薄く刻まれたものを魚屋さんで見かけます。
このヒラを合わせ酢に浸し身をしめます。つけ込んだ合わせ酢にもヒラのうま味がひろがり、酢飯の合わせ酢と共に使います。ここがポイント。(^_^.)
酢魚はヒラだけではなく鰆・ママカリなども合わせて使います。
 ごぼう・レンコンは倉敷産(連島)、タケノコも倉敷産(箭田)、干瓢・干し椎茸は直売所購入の地元産。
エンドウなどの乏しいこの時季には我が家はとう立ちした菜花をあしらいますが…今年は寒くてこれすら無い。
 海老は残念だけど無頭エビ。昔は活きの良い少し大き目の芝エビが有ったんだけど、これもあまり見かけない・・・。
 モガイは大分産だったわ。タコは北海産、アナゴは山陰産!(+o+)
 お雛寿司には蛤だけど、私はむしろカワハギのお味噌汁が好き。岡山ではツノギと言います。これまた島根産でしたわ。(+o+)
 瀬戸内の鮮魚が美味しい岡山のお寿司も各地で支えられておりました。
 その昔、岡山備前ばら寿司は藩主の質素倹約令により、豪華な具材は底に隠されていたとされますが、我が家の現代ばら寿司は堂々の上乗せでございます。
  < あの日より今日に受け継ぎ雛まつり >