晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

晴れた空

2009-05-30 21:55:34 | Weblog
 青空に白い雲、爽やかな風が心地よい五月の空です。
 わが家では一年で一番忙しいこの季節。もう一週間ばかりはどうであれ頑張らなければ・・・。
 苑で暮らす母にもご無沙汰続きです。
暑さに向け、母の身辺を整えるために今回も二女を派遣いたします。長女は私の助っ人。
 母親の私は指図ばかりですが、どちらも大切な要員です。
 葡萄の手入れ作業班はいつものようにラジオを聴きながら・・・ヤヤッ!あの曲が聞こえてきて思わずクスリと笑えます。
♪晴れた空~そよぐ風~聴いているうちに胸がジ~ンと熱くなります。
あの頃<憧れのハワイ航路>を教え込んだ孫は今は母を助けておりますわー。ご安心を・・・重さん!

  < ヒツジ雲 プカプカ浮かび いい日だな >
 

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魅力

2009-05-29 21:18:41 | Weblog
 色・姿の整った葡萄はとても美しいものです。スタイル良いベッピンに育てるべく毎日は葡萄の房作りの作業です。
まだ未熟で将来が楽しみな幼い葡萄房にも魅力を感じるのですからきっとこの仕事は私には適職なんでしょう。
 生涯をとじるまでそんな気持ちで働き続けたいと思うものです。こんな思いの私と同じ仕事に疲れた年輩のご近所おばさん(OB)の会話。

 OB やれやれ!何たる所へ嫁に来た事か・・しんどいわぁー。
 私 今さら帰るわけにもいかんでしょう。もう時効よ。元気で動けるのが幸せよ。
 元気いっぱいの私とおばさんは何度となくこの会話を繰り返している。
でも、自分だってあのおばさんの年齢まで今の気持ちと体力が持続し、瑞々しい葡萄に魅力を感じる事が出来るんだろうかと思うものです。

  < 生涯を 共に生きると 誓う夢 >
 
 
 
 

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アマリリス

2009-05-28 20:51:12 | Weblog
 以前から欲しいなと思っていたアマリリスの花をご近所から株分けしていただきました。言葉の響きも素敵なアマリリス。
留守にそっと置いてくださったアマリリスですが、夫ときたら”おい!ユリがあるぞー!”ですから・・・。
知ってる花の名といえばユリに菊でしょう。そんな夫に”小学生の時、縦笛(リコーダー)で吹いた曲アマリリスよ”と教えたのでした。
あの頃の女の子はランドセルの横っちょに挿したリコーダーを吹きながら楽しく学校から帰っていたように思いますが・・・。
 腕白坊主の夫は学校へはリコーダーは忘れて行き”立っていなさい!”とのお叱りを受ける常習犯であったのだと自慢気に語る。
 ♪ソ・ラ・ソ・ド・ソ・ラ・ソ・・・・♪と懐かしいメロディーを思い出す少女とデリカシーのないガキ大将

  < ラリラリラリ・・の 調べハミング 畑の隅 >

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しあわせ

2009-05-27 21:18:39 | Weblog
 このところ、ご近所の相次ぐ訃報に胸が痛みます。
母と親しい方であったり親族であっても高齢の母には知らせることなく何年も経過しています。
すでに兄弟がみんな亡くなってしまっている事も知らず、母の中の兄弟は今も立派に現役のようです。
 今日、娘が教えてくれました。あの<憧れのハワイ航路>作曲者が亡くなったんだって・・と。
 娘達が幼い頃、母は~♪晴れた空~そ~よぐ風・・・♪と孫に懐メロを教え込んでいたものですから、娘にとっては作曲者はともかく馴染みの曲です。
誰でもは知らないひと昔まえの歌を得意気に歌っていた幼い日の我が家の娘達です。思い出しても笑える希少価値。
 忘れる事も知らないでいる事もしあわせな事だと思えるのです。

  < 名曲に 過ぎたあの日を 思い出し >

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終業

2009-05-26 21:16:45 | Weblog
 桃の産地である果樹園にはこれから育ってゆく桃の実を害虫から守るための防蛾燈が点灯され始めている。
 巨大なホタルのようにも見えこの田舎ならではの風物詩となっている。
 ただいま生産農家は、やはり桃を害虫から守るための袋掛け作業の真っ最中です。
夫と二人の桃栽培もこの作業だけは人海作戦でなければ成り立たず今年も皆様にはお世話になりました。
休日を充てこんで家族総動員のうえ弟・甥・友人・・お蔭様で本日この作業も終業となった次第です。
 近隣の畑でも同じように働く人々を見かけると自分達だけでなく”みんな頑張っているんだー!”と元気ももらえるものです。
わが家は細々小規模農家でありながら助っ人には恵まれ一番上がり。早々に終業宣言であります。
 明晩あたりは乱舞する本物ホタルでも探しに出かけよーっと!

  < まごころが 嬉しい安堵の 灯を点す >

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みんなで・・・

2009-05-23 22:17:34 | Weblog
 苺もそろそろ最盛期を過ぎ小粒になってきたようです
 苺にまつわる思い出にはいつも母が・・・。
苺作りが好きだった母が小学生の時の遠足に苺を持たせてくれたのでした。
お弁当のすみっこに1・2粒ならいいのですが”それはないでしょうー!”というくらい、御菓子の空き箱いっぱいに詰めた苺を”みんなで食べなさい!”と持たされたのでした。
 友達の少ない私はどうすればいいの、少し悲しくもありました。
 一人で食べた覚えもないので<食べ助け>の友達が私にもいたと思われます。
今思うと、友達がいないからこそ持たせたのかしら?と親心を感じるのです。
 わが家の苺も皆様にお分けして食べていただきましたので、小粒苺のジャムでフィニッシュを決めなければ・・・そんな時季になってしまいました。

  < 文字どおり 母にまつわる 苺かな > 

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本気

2009-05-21 21:15:38 | Weblog
 小さな桃の実が畑一面に摘み落されそれはそれは見事です。立派な桃を育てるための手間のかかる作業工程にもカメラを向けたくなるのです。
この繁忙期に”のん気なおばさんだ!”と思われそうですが・・・。
そんなことで、よく”本当に仕事をしてるの?”と疑わしく思われているようですが、間違いなく私は本気で一生懸命に努めております。
 カメラがひとつあるだけで毎日の仕事すら楽しくなるのです。
 今年は夫と二人での作業、やはり独りは一人分の働き、二人だと二倍半にもなりそうな能率です。
 ここで一区切り!思いがけないスピード仕上げにニンマリの二人です。

  < 重い荷も 気分次第で 軽くなり >

 

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初夏

2009-05-20 21:26:13 | Weblog
 春の名残はタンポポの綿毛。すっかり季節は初夏です。
 汗ばむ日中の暑に疲労感も表れる頃です。
タンポポの綿毛をフーッ!と吹き飛ばすように一日の疲れもフーッと吹き飛ばしたいものです。このフーッとひと吹きは私にはグラス一杯の泡に匹敵するものと思われます。
 睡眠と適量のアルコールで明日への活力となるんでしょう。
単純構造の我が身の愛しいこと。

  < 日を終えて 泡で打ち消す 疲労感 >

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手紙

2009-05-18 22:37:56 | Weblog
 畑仕事はいつもラジオと二人連れです。
 今朝は、今話題の<手紙>が聞こえてきた。何度聞いてもジ~ンと胸にこみ上げてくる思いがする曲です。
 ”私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい・・”こんな詞を聴きながら、昨日の立ち話を思い起こした。
年老いたお母さんの介護をしながらの二人暮しの疲れが少し見られた私と同年代の息子さんは”親が重い・・・””介護を理解しあえる仲間がいれば・・・””これがいつまで・・・”など、優しい息子さんであるだけに思いがより深いようでた。
 社会問題ともいえる深刻で孤独な自宅介護です。
 ”でも、私のように実母の老いも知らないほどの別れも辛いものよ””母親は産み、育ての苦労もあったんじゃーない””介護で発見できる良さもあるよ”
 少々無責任ではと思えるほどの返答しか出来ない私でした。
 実際、三度の食事を共にし、共に汗して働いただけの嫁・姑でしたが、認知症があり、介護があったからこそ手をつなぐこともあったり共に歌を歌うことも出来たのだと思うのです。
 自宅介護でない今だから言えるのでしょうが・・・。

  < 行く道を 示し教える 親の愛 >



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野に咲く花

2009-05-17 21:15:57 | Weblog
 人が手掛けるでもなく自然の中で季節に応じて咲かせる野の花が心和ませてくれる。
 ♪野に咲く 花のように ・・・野に咲く花のように 人をさわやかにして・・・と歌など歌いながら自然のなかでの仕事はストレスもなくマイペースではありますが、それでも辛い腰痛・肩こりは避けようがありません。
 ドラマ<裸の大将>に歌われたように♪時には辛い人生も 雨のち曇りでまた晴れる♪
♪そんな時こそ 野の花のけなげな心を知るのです~♪と励ましながら、もうひとつ”日焼けも嫌いだー!”といくつになっても女です。

  < できるなら・・ 理想を描く 野辺の花 >
 

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田舎暮らし

2009-05-15 21:15:55 | Weblog
 青空の下、通りがかりの川土手で時折見かけるミニヤギの可愛いこと。
 思わず停車して”一枚お願いします!”の声かけに快く笑顔で答えてくれました。
 私の理想、ヒツジのように、ヤギのようにのんびり田舎で暮らしたい・・の想いはこの先、歳を重ねても変わらないでしょう。
 ヤギのいる対岸の整備された芝生の上ではお年寄り仲間がグラウンド・ゴルフを楽しんでいた。
 ヤギのように独り静かに草を食みのんびり毎日を過ごすのも、気の合った仲間とワイワイ楽しく過ごすのもまたいいかな・・・。
 20年後の自分はどうだろう、やはり田舎暮らしのおばさん。

  < 青空に 描くのどかな 未来像 >

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来客

2009-05-13 22:28:31 | Weblog
 開花が始まった葡萄の花の手入れに追われる毎日です。
 ガラス室内はサウナ並の暑さです。それでも周囲は新緑が爽やかで、野鳥のさえずりも聞こえ環境は抜群といつもプラスの気分で働こうと思うものです。
 今日は、チッ!チッ!チッ!と突然の訪問者でした。けたたましくガラス室内に飛び込んで来た野鳥カップルです。
 そそっかしい鳥達は逃げ場を探し右往左往、出口もわからないまま”どうする?どうする?””あっちかしら?””もー!しっかりしてよ!”と言い合っているのか、いないのか・・・バタバタ飛び回るだけ。
 こちらも救出する術もなく救援の言葉も通じず見守るのみでした。
 そのうち”コッツ~ン!”とガラスに激突し失神!
”あらまあー!”やっと両手で救い上げ”しっかりしてー!”の声掛けに気を取り戻し室外に放鳥となったのです。
 悲しいかな野鳥は一度激突・ひん死の後やっと自然に戻れる訳でした。
 どうぞあのせっかちなカップルが大空の下でめぐり合えていますように・・・と願ったのでした。

  < ドタバタと 鳥にも似たり 我が身かな >

 
 

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母の日

2009-05-11 21:36:21 | Weblog
 昨日は母の日。
 子ども達が準備してくれた母の日メニューとビールで”乾杯!”とご機嫌で早々に寝てしまった昨夜でした。このところ忙しかったものですから・・・。
 <忙しい>はその文字の示すとおり心を亡くしてしまうのだと実母が言ったことをしみじみ思い出しました。 
 嬉しい母の日を過ごした私も心ばかりのプレゼントを用意していました。わが家の母にはパジャマがいいだろうと少女のように可愛いピンクの花柄を選んだのでした。
 ズボン丈は長すぎるようで補正が必要です。永年いっしょに暮らした仲ですから分かってる、母の短い脚だと”これくらいかな?”とチョキンと適当に切ったのでした。
その後は忙しく縫う時間がなくそのままになっていたのでした。
あわてて娘にミシン掛けを頼んだ後はすっかり心を亡くした私でした。
”おばあさんの脚、こんなに短い?”と娘に言われてももう遅いんです。
 人任せの一日遅れの母の日プレゼントをそっと苑に持参したのですが、ごめんなさい。これから暑くなってくるだろうから・・・御勘弁。
 
  < 忙しさ 気持ちはどこかに 置き忘れ >

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春まつり

2009-05-09 21:54:33 | Weblog
 特にこれといった催しがある訳ではないのですが、今日は地元氏神様の春まつりです。
 ”お寿司はなんぼ炊こうかー?”大腿部骨折で入院中だった母はベッドの上で、幻覚症状の中でそんな事も言っていました。
 環境が変わり認知症がどんどん進み少し悲しい状況でした。
 ”○○へ持って行くのと、××へ持って行くのと・・どうしたらええかなぁー”と深夜であろうがお構いなしの混乱から介護の始まりだったようです。
 ○○は母から言えば姑である祖母の実家、××は実の兄である伯父の家でした。
痛みと混乱で律儀な母はそんな事を考えながらいたのですが、付き添う家族は先行きの不安・迷い・落胆でした。
正直、付き添う側が24時間の交替に限界がきていましたから・・・。
 そんな時”リハビリはうちで頑張りましょう、”と家族のように迎え入れてくださったのは今お世話になっている苑でした。
 暗いトンネルの中で思案中、先に灯りが見え家族は救わた思いでした。
 もう何年も前の母の言葉を春祭りの今日思い出したのです。
 今なら”2升ぐらい炊くかなぁ”と軽く返事も出来るのですが・・。

  < 闇の中 あの日の母と 春祭り >
 
 

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サクランボ

2009-05-08 22:41:16 | Weblog
 今年もサクランボが色付き始めたようです。
 昨年仕込んだサクランボ酒を思い出したように取り出しその出来栄えに満足です。
夫は辛口日本酒で夕食前には”うぃ~ん!”と晩酌。仕事を終えた後の一杯はたまらん・・・といった顔です。
 サクランボ酒のルビー色は人生の意志を発する色だとか・・・。何処となく色っぽく、ほんのり甘さも香る女性向。
私の晩酌は就寝前のサクランボ酒です。明日に向かい鋭気の一杯をいただき・・おやすみなさーい!。
 
 
  < 一日の 最後の幕は ルビー色 >
 

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