晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

ほめ言葉

2009-09-30 21:33:34 | Weblog
 褒められるって嬉しいものです。とってもフレンドリーなのでどなたからも性格だけは褒められています。
いつも”性格がいいね。”の褒め言葉に気を良くしているのは飼い主です。
今日は”私、ヘアーサロンかえたのよ”と愛犬ルイコ。久しぶりのカットです。新しいトリマーさん大好きになってしまいました。だって無精して毛玉だらけの私をこんなにチャーミングにしてくださいました。

  < ひと言が 嬉しくさせる 褒め言葉 >
 



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ベリーA

2009-09-29 21:35:26 | Weblog
 当地は県下屈指の葡萄産地であります。主流のマスカット・オブ・アレキサンドリアはその風味といい、気品ある甘さ、スタイルといい葡萄の女王と誇りに思える生産者です。
 そんな特産地でも新品種がどんどん登場し”さてこれは何かしら?”とお顔と名まえが覚えられません。
新しい物におされながらも”昔ながらのこれがすきなの・・”とベリーAを栽培する友人からいただいた沢山のなつかしい葡萄でした。
 ベリーAの持ち味は華やかさを濃縮した色だと思いますので、さっそくジュースに仕上げます。
透明感を損なわないようゆっくり濾過して果汁を瓶詰めに。さらに絞った残りものは決して捨てたりはいたしません。
丁寧に種を除き果肉入りの立派なフルーツソースの出来上がりです。
 昔ながらの葡萄もニューフェイスに負けず魅力を発揮したのでした。

  < 色に惚れ 心魅かれる ほんまもん >

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十七文字

2009-09-28 21:59:12 | Weblog
 一枚の写真をパソコンに取り込み、キーボードをたたき最後に五・七・五と指を折る。
俳句でもなく川柳でもなく毎晩つぶやく十七文字のひとりごとです。
少しでも頭の衰えにブレーキをかけられればとつまらない投稿の毎日。
 夕方、ラジオを聴きながら畑仕事。興味深く聴いた<ラジオ井戸端会議>に我が意を得たりでした。
”秋で一句”詠みませんか?と小沢昭一さんが語られました。
”一日一句(もちろん俳句)がいいですよ。俳句はあそび、心を遊ばせるんですよ”なつかしい昔を思い起こすんです。十七文字でいいんですよ・・・うんうん、そうだそうだと心でうなづきながら草取りを続けたのでした。
 番組中、あのほのぼのとした小沢さんの歌われる”旅愁”が聞こえてくると思わず私も ♪深けゆく~秋の夜~と共に歌いながらのどかに畑仕事。

  < 秋の夜に 頭をかしげ 指を折る >  

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レトロード

2009-09-27 21:10:11 | Weblog
 ガリガリかき氷を削るおじさん、自転車で紙芝居を見せるおじさん、ダイハツミゼットも登場しています。
 生まれ育った田舎の商店街はすっかり寂れアーケードも取り払いすでに廃業・移転などで商店は民家となっていたのでした。
 ここは本屋さん、ここは呉服屋さん・履物屋・お米屋・映画館・・・あらゆるお店が立ち並んだ商店街でした。
 名付けて<れとろーど>市民はこの商店街をよみがえらせ懐かしい昭和の佇まいを楽しんでいたのです。
 私もこの街の自転車さんで通学自転車を買ってもらい、あの家具屋さんで婚礼家具、この寝具店で婚礼寝具をそろえてもらい次々と新しい人生を歩んできたのです。
 同じようにこの地で育った大親友の同窓生と西からゆっくり歩き東の端まで多彩な催しを見ながらたどり着いたのは懐かしい母校の校門前。
 私たちはあの頃の女子高生にもどり校門前で三十数年タイムスリップし記念撮影でした。

  < 人生を 語りたくなる 昭和かな >

   

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家路

2009-09-26 22:31:57 | Weblog
 ♪遠き山に陽は落ちて 星は空を・・・そんな歌が出てきそうな光景です。
果樹園の小高い丘からの夕暮れ時の風景はキャンプファイヤーで歌われるこの歌です。
♪今日の業をなし終えて心かろく安らえば・・たしかそんな詞だったと思います。
 仕事を終え、この位置から見るこの光景は一日の終わりにふさわしいなといつも思えるのです。
すっかり遅くなってしまいました。手短な今日のブログ投稿。

  < 生活の ペースが合わず 夜更けなり > 

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お客様

2009-09-25 21:21:17 | Weblog
 ”なあ~んだ、意外と近くに住んでたんだね”と今日のお客様は中・高時代の同窓生でした。
 マスカットが旬ですのでご利用いただきました。
学生時代からかなり年月が経ちますから話は尽きません。卒業後の仕事・子ども・老親の事・・・・立ち話にはまりすっかりお茶をお出しする事も忘れる始末です。
 デパートを退職し介護職をされている彼女。専業主婦から今や専業農家のハシクレの私。
最近やっと果樹農家にも自信と誇りを持つ事が出来るようになり、わが家で育て上げた果物をぜひ見ていただき味わっていただきたいと思えるのです。
 タワワに実った葡萄園を案内する時間が無かったのが残念!

  < 我が暮らし 満足感で 送る日々 >

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あの頃

2009-09-24 21:14:00 | Weblog
 洗濯日の今日、母とのいろんな事を思い出しました。
”こんにちは!”と声をかけてもまず返事は返らないベットの上の老人達です。今日はお向かいのベットは面会の家族がいらっしゃいましたので”こんにちは!”と返事が返ってきました。
利用者の家族が顔を合わすことはほとんどなく初めてお会いした方々です。
三人いらっしゃいますので初めての会話もほぼ質問受け側でした。
 まず”おいくつですか?”から始まり、母のこと、自宅介護の頃のこと、母の性格・・・短い時間なのにいろんな事を話してみてしみじみ感じた母との暮らしでした。
 奇麗事、お上手ではないのですが・・・どれも本当に一緒に暮らせた日々が懐かしく自分の人生で意義あることだったとお向かいさんとの会話から改めて感じたものです。

  < 尊いと 過ぎたあの日を 今思う > 

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産地直売所

2009-09-22 21:23:14 | Weblog
 産地直売所にこの秋に初デビューしたわが家のかわいいピオーネでございます。土地柄もあり色合いが少々派手なようです。
直売所はなかなか面白いところです。しかし、難しいところでもあります。
 生産者みずから商品を持ち込み金額の設定をすればよいのですが・・・。
●一房の葡萄の値段も、買ってくださる方の納得できる値段である事。
●他の生産者さんとのバランスはどうかな。(出品されている商品を参考に)
●生産者である私たち夫婦が手を掛け大切に育てた葡萄ですのでその苦労が報われる値段である事。そんな事を考え値付けして搬入いたします。
 値付けした商品を並べ終えると販売してくださる方、買い物に訪れたお客様に”よろしくお願いします”とそっと声掛けして帰って行くのです。
今回の直売所デビューから妙な事を思い出したのでした。
 十数年前、娘が大学生になり一人暮らしを始めた時でした。
引越しの手伝いをすべて終え、いよいよ娘を一人残し帰りの新幹線が京都駅を発車したとき思わず”よろしくお願いします”と京都の街に一礼したのでした。このとき自分も親だったんだと思ったことは今も忘れません。

  < 一房を 親の心で 送り出す >


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シルバーウィーク

2009-09-21 22:16:05 | Weblog
 定年後の生活は毎日が日曜日。そんな暮らしがあってもいいなと時々思えるのです。
 定年後は農業と決めた我が家にはゴールデンもシルバーもない。
この時季マスカット最盛期で忙しい我が家は名付けてエメラルドウィークと素敵な毎日をおくつているのです。現実は素敵とはほど遠いものの収穫のよろこびは充分感じられエメラルドウィークも満足!満足!
 第二の人生、農業を選択したからには定年もなく自分で廃業を宣言するまでは現役です。
それでも太陽と大地と共に働くことで健康まで与えられているんだと思えるのです。
 明るく太陽のような一抱えのヒマワリが明日の元気をくれるんです。

  < 明日もまた 元気印の 祝祭日 > 

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社日

2009-09-20 20:21:32 | Weblog
 暦では今日は社日。
 社日は生まれた土地の神様を祀る日だとか。訳も分からず古くから当地に伝わる行事ですから母に代替わりして参加しております。
神事のようですが、講中の仲間が集い読経という事になっています。
 このような時は皆さんお行儀良く正座です。しかし、歳と共に膝痛で”座れません”と言われる方が続出です。他人事ではありませんが・・。
少し高齢域の御婦人の苦悩が語られ笑うに笑えない、だけども笑い話。
 整形外科を受診し”膝が痛くて正座が出来ません”と悩みを訴えたとさ。
 若い作業療法士さん”痛いのに何で正座をするんですか?”無理するなと言う事でしょうか。
 ”お題目をするのに・・・”謙虚かつ信仰の厚い方には重大です。
 ”?????・・”療法師さんはどうやら<お題目>が何のことやらだったようです。
<お看経>おかんき<お題目>はもはや日常の日本語ではないようです。

  < どこからか 教わりながら 数十年 >


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御用心!

2009-09-19 22:28:07 | Weblog
 新型インフルエンザの感染者が急増し我が県でも確認されているとか。
それにともない母の苑でも新型インフルエンザに対応する緊急家族会が行なわれました。
 対象となる施設の利用者数はかなりな人数ですので駐車スペースも少ないだろうと気を利かせ元気よくミニバイクで出発!
発車と同時に勢いあまりズルズルガッシャン!大胆な転倒劇でした。こんな時なぜ女は弱音を見せず何もなかったかのように平常心でいられるのでしょう。
いえいえ、そぶりだけです。実は思わず周囲をみまわし半泣きでした。
 一夜明け、昨日の教訓が青アザ・すり傷で腕・膝にくっきり残されておりました。もう若くないんだから・・・というように。
ミニスカートがはけないなんて悲しさはないのですが、鈍ってしまった反射神経を嘆かずにいられなかったのです。
元気いっぱいのおばさんにはインフルエンザよりも慣れない二輪車運転の方が危険度が高そうです。

  < 有り余る 元気印も 危険物 > 

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打ち水

2009-09-18 22:16:04 | Weblog
 地下水だけあって井戸から汲み上げた水は冷たく心地いいこと。
 お彼岸も近くなり墓地の掃除に出かけてます。
菩提寺の由緒ある井戸から水をいただいて今回は時間をかけ丁寧掃除。
両手にバケツいっぱいの水を持ち急勾配の細道を行ったり来たり運んでいると重労働です。それでもきれいに清められ花筒の水を替え花を替えると気持ちまですがすがしいもの。
 掃除を終えるとバケツ一杯の残り水。ザザザーバサッ!と振り撒いてしまえば終りなのですが・・・。
どうも御先祖様が見ていらっしゃいます様で、和服美人がするように腰をかがめ、手のひらを丸く杓にしヒョイ・ヒョイ・・・と風情のある打ち水をいたします。
このしぐさ”うちの嫁もなかなかじゃー”と言ったか言わなかったか・・・静まり返った独りぼっちの墓地でした。

  < 水を撒く 暑さこれまで 彼岸まで > 

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夏疲れ

2009-09-17 20:52:32 | Weblog
 天候が不安定だったこの夏でしたからその疲れでしょうか・・・。すっかり元気を失くしてしまいました。
 元気付けにトクトクトク・・・と日本酒を一本気前よく振舞いました。
父は庭木の松が衰えるとこうして日本酒で茶色くなりかけた葉を甦らたのでした。
父も何よりもお酒は好きでしたが、その好きなお酒を惜しげもなく株元にかけておりました。母も何度か同じ事をしていました。松の木も家族のようです。
 剪定作業の手間を思うと切ってしまってもいいかとも思います。
永年ここに根付き地面から幹にまで苔生していますから病んでしまったようです。
 夫に頼むと”切ってしまえ!”でしょうから、夫の一本をちょうだいして救命措置であります。

  < 天高く もう秋ですと コスモスが・・ > 

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水瓶

2009-09-15 21:14:40 | Weblog
 大自然の中の大きな水瓶です。水面は大空と山の木々を映す合わせ鏡です。
 わが家の広くもない水田の水はここから用水路を流れ稲を育ててくれております。
 いつからかこの水田の水管理は私の担当となっていますので自然環境の変化も目に見えてそれはそれで楽しいものです。
自然破壊が心配されていましたが、ここ数年は農薬の使用が少なくなったのかすっかり姿を見なくなっていたザリガニ・ドジョウを見かけることもあるのです。
 懐かしいドジョウ、父がいた頃の夏は土用と言えばウナギにドジョウ汁でした。
機関士だった頃の父は仕事帰りに川魚店で買い求めていたようです。
買い求めるのも父、料理するのも父でした。どうしてもこの料理だけは出来ない嫁でしたから・・・。
バケツに生かされたドジョウに鷹の爪をポンと放り込み慌ててザルで蓋をする。
 鍋の蓋をそっと開け一気にドジョウを入れる荒業。ジャージャーと音をたて作り上げるドジョウ汁はまさにオヤジの料理でありました。
 用水で時おりドジョウを見かけても父を思い出すだけでドジョウ汁が食べてたいとは一度だって思えないのです。

  < 空が好き 山も好きです 米も好き >

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昼寝中

2009-09-14 21:06:30 | Weblog
 玄関先も華やかに、昨日は敬老の会が行なわれた苑でした。
 入浴をさせていただいた母はポカンと口をあけて軽くいびきをかきながら気持ちよさそうにお昼寝でした。穏やかな様子に安心し寝顔だけ見て帰るのです。
 日頃、わが家の状況を知ってくださった方からは母の様子を聞かれることがよくあります。
同年代の方は介護の事。年輩の方からは”施設ではたくさん費用が掛かるんでしょう?”と現実的に経済面を言われるのです。
”家族も母も穏やかに居られるので施設はありがたいわ・・・”と答えるだけですが・・・。
きっと自分の先々と重ねて心配されてのことと思います。
 わが家にとってありがたいことは母が苑で穏やかな日々が過ごせる事。そして、年金により経済面も自立できている事だと思えるのです。
それでも母のように静かに昼寝できるお年寄りになれるのかしらと、やはり自分の老後は少し心配です。

  < 面会日 安心もらう 寝顔かな >   

 
 

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