晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

牡丹

2008-04-30 21:51:39 | Weblog
 燃えるような真っ赤な牡丹の花の写メールが仕事中に届いた。吉備津神社からの実況報告を花好きの私に送ってくれた。ちょうど見頃を逃してはとすこやか苑に向かう前に立ち寄った。
見事な牡丹をデジカメに収め母にも見せる。デジカメ有効利用法。
”コレなんだ?”の問いに”バラ”との答え。まっいいかー。その様にも見える。
”バラが咲いたバラが咲いた真っ赤なバラがー”と調子よく歌も出てくるご機嫌の良い事。 
最近、嫁の私などいつもお世話していただいている施設のお姉さんであったり、お母さんであったりと心穏やかで幸せな勘違い。 

  < 少しだけ 老婆はボタン 掛け違え > 

昭和の日

2008-04-29 20:59:51 | Weblog
 快晴の昭和の日。今日もまたアレキサンドリアと過ごす一日。
葡萄の成長が著しくその手入れに追われる毎日。
 本日は昭和の日ということで、それらしく、作業に出るための必需品であるお茶にプラス<やきいも>一切れをおやつにテイクアウト。とても質素で健康的!と昭和に思いを馳せ今日の日を楽しみ仕事に励む。
 あまりの爽やかさに周りの新緑を楽しもうと双眼鏡も準備していた。平成の景色を眺めながら住宅造成地へと変わりゆく丘陵地は緑をソギ取られ今後が案じらる。
 ああ!昔は良かった。あの頃は良かったと口にする立派な昭和人間になったものだな。

  < 過ぎ去りし セピア色した 昭和の日 >

 

絵手紙

2008-04-28 20:46:44 | Weblog
 押入れの奥にずーっと仕舞い込んでいた絵手紙の道具をひっぱり出してみた。
 先日の法要の後、亡くなったご主人の介護をされた奥さんに届けられた沢山の絵手紙を見せていただいた。差出人は遠くで暮らす妹さん。介護疲れはないかと励まし、日常のこと、また共に過ごした幼い日の思い出など見事な絵に心あたたまる言葉が書き添えてあった。少々高齢域のお姉さんへの思いが他人の私にジーンと伝わる。
 刺激を受けてあのような葉書を一枚でいいから描いてみたいなと思うも<下手でいい、下手がいい>で始めてみたものの下手は長続きにかなり根性が要ると思われ落伍者のまま。もう一度押し入れに収まりそうだ。
絵心ない私には絵文字メールがいいところ。

  < 宅幸便 心届けて 五十円 > 

本日のネタ

2008-04-27 20:43:44 | Weblog
 毎日のつまらない脳トレブログも興味が持てた一枚の写真からテーマが決まり意外とネタに不自由することもない。カメラ持ち歩きおばさんとしては目に入る物がネタになってしまう。何しろ腕はさておき、シャッター押しまくり。
 すこやか苑の母の所へ向かうにもやはりネタが必要となり、季節の歌をネタに手土産とする。<鯉のぼり><せいくらべ><おぼろ月夜>などこの季節の出番。
童謡・唱歌となると歌詞もあやふや、でたらめ歌詞もこっけいでお笑い受けしていいのだが・・・・ベッド脇には”何でもこい!”とばかりにネタ帳ならぬ歌集にお助けを願いながらの面会日。愉快な嫁・姑。

  < 次はコレ 事欠きませぬ ネタの山 >  

十二単

2008-04-26 20:57:02 | Weblog
 毎年、熊本より年末に届く緋扇貝をご馳走になりその鮮やかな色を廃棄するのももったいなく冬の庭に彩りを添える。春を迎えた今、いわばその貝塚から高貴な青紫の衣を重ね着た十二単が咲き始めた。
 本日は夫に成り代わり中陰供養にお参りする。法要の始まる前のお聖人様のご挨拶?に興味深く聞き入った。
僧侶の装束のあれこれだったが、織り・仕立て・手入れ法・成り立ち意味合い・・
特殊な事ばかりで一般人の日常に何一つ通ずるものはないのになぜか興味深く<和>の素晴らしさを堪能した。
 理解しづらい長いお経よりもわかり易いお説教が説得力有りと思えてしまう現代人かな。

  < 雅なり 時代絵巻か 庭の隅 >

訪問

2008-04-25 20:01:25 | Weblog
 ヤギに深く親しみを感じる私は夫と共に農園を訪問する事にした。
ヤギは見かけほどのんびりした気性ではないらしいが平和だなあと感じる。
 私達の車が着くと”なぁんだー?”といった様子に二頭が歓迎してくれるでもなくこちらを見るが、”しょーもなっ!”とプィとソッポ向かれる。
この光景は人間の生活にもありそうな気がする。チャイムが鳴り玄関ドアを開けると訪問セールス、ここで人間はプィ!とは出来ず、もじもじしながら弱々しい声で”年金生活ですので・・・・”とお断りする。
 昨今の年金問題、この辺りで年金活用をしている我家。もちろん年金を頂ける身ではないが・・・。ヤギさんほどストレートに意思表示できない小心者。

  < 愛想なく カンケーないよと 草を食む >

ツツジ

2008-04-24 21:38:06 | Weblog
 週間天気予報も晴れマークが並び世間はゴールデンウィーク。我家は黄金もシルバーもございません。
燃え上がるような満開のツツジの垣根の向うはまぶしい太陽に輝くガラス室。
この中で大切に葡萄が育てられる。<マスカット・オブ・アレキサンドリア>と共に汗して過ごす毎日。
 今が盛りのツツジは亡き舅が植えゴールデンウィークにせめてもの花を添える癒しの場所。
良きところに良き物を・・・初夏を思わせる爽やかな風が渡り、新緑の山をゆらし、眼下の暮らしから離れた別世界。元気も湧き出るような我家の見事な名勝を残してくれた父。”頑張れよ!”といっているよう。

  < 春風が 熱きエールを 運び来る >

ルイコ 4歳

2008-04-23 18:45:30 | Weblog
 ここ数日は初夏を思わせる気温に戸外作業の身は適応しづらい。
まずは暑さ慣れが仕事への第一歩かな?。
 我家の愛犬も厚手の毛皮が暑苦しいが経済が困窮しトリミングも辛抱!辛抱!
ルイコは先日誕生日を迎え4歳になった。いつまでもヤンチャでなかなか大人になれない。このところの暑さから逃避し、青々と生い茂り蕾をつけた大切なスズランをサラダ代わりに食べまくり、はたまたジュータン代わりにグウタラ一日中昼寝をする始末。懇々と説教しょうが、プィ!とうわの空。
 睡眠・休養・栄養の三原則を守り抜く愛犬ルイコ。

  < 悪戯に つい愛らしく カメラ向け >

イチゴ

2008-04-22 21:16:04 | Weblog
 ”イチゴ苗が有るけど植える?”実家の姉の声にどうせ植えるならお洒落にと思いテラコッタを買い求め植えつけたのは寒い頃だと思う。
即刻、運ぶ事もままならぬ程のバカデカイ素焼き鉢をホームセンターで買い求め、使い方もあやふやのまま小苗を植えた。赤く熟れた可愛いイチゴが周囲を廻らす小窓からタワワに垂れ下がり楽しませてくれるだろうと甘い夢を見つつ。
今、やっと花を咲かせた。亡き母はイチゴは花も可愛いと言っていた事を思い出す。
 三姉妹を育てた私達の母はイチゴ作りのプロだった。イチゴ栽培がすき、イチゴが可愛い、イチゴの全てが好きだった様であと何年作れるだろうと言いながら楽しみつつ働いていたのは今の私ほどの年齢だったと思える。母には及ばないが今年も姉妹それぞれにイチゴを育てている。
 
  < テクニック 聞いてみたいが 空の上 >

成長過程

2008-04-21 20:30:56 | Weblog
 ついこの間芽吹いてきた葡萄がどんどん伸び50センチ近くなって成長の速いこと。ツボミも葡萄の姿を成している。
これから繁忙期となり働き手の我々も生活を夏モードに切り替えなければならない。
いよいよ本腰で果樹栽培専業となる。
人生の第二ステージを迷うことなく跡継ぎという選択肢があったことも有り難い。とはいえ年齢も増す上に農作業は厳しいものがある。経済の安定も望めないが夫も私も育てることにはおおいに喜びを感じる。その感動がこれからのエネルギーとなるのだろうな。
 先日お会いした葡萄栽培農家を相手とする業者さんから85歳にして葡萄を育てることを心底楽しまれ研究熱心で現役を貫いている方の話を聞き感動した。こんなところで元気も貰え私達もそうありたいと思う。
 第二の人生を歩みだす私達もまだ成長過程。苦難承知の上、まずは健康で頑張るさー。

  < 幸せな 荷物を背負い 日々暮らす >

二代目

2008-04-20 20:23:13 | Weblog
 爽やかな風も太陽の輝きも心地よい日曜日。
 ラジオから日曜日だが新茶を摘む作業が行われているという静岡からの放送を何故か近くに感じながら今日も草取りに励む。
 姑が元気だった頃は、厄介なこの作業は任せきりで母が出来なくなったらどうなる事か・・・・と心配ではあった。重さんは自分を<用無しの草取り婆さん>と名乗っていた。少しも腰が痛いだの、膝が痛いだのと言葉にすることなく大地にしがみ付きコツコツ働いた。・・・とは言え、グランドゴルフ・カラオケ・海外旅行までかなり楽しみながら両立させていた。
 今、独り草取りをしながら遅ればせながら少し重さんの心内を感じた。
自分も二代目草取り婆さんを襲名し、鼻歌でやり抜くほどの気構えで努力精進しよう。 
 山帰来の新葉がツヤツヤと柏餅のシーズンが近づいている事を教えてくれている様だ。

  < 横綱も 口上すでに 闇の中 >

イエロー

2008-04-19 20:25:58 | Weblog
 この春さいごのチューリップと思われる超ミニ咲きが地面に這いつくばる様に現れた。美味しそうな玉子焼き色。
 今日は朝一番にすこやか苑へ少々早すぎたかなと思いながら向かうが、案の定、朝食を終えた入苑者さん達の中でお膳を前に居残り給食風景だった。
食事時間の面会は久しぶりで、分かってはいたがペースト状に食べやすくしていただいているが、すでに自分で食べる気もないようだ。介助応援をしてどうにか完食。好きな玉子焼きをパクパク食べていた頃が懐かしい。
 元気ハツラツでグランドゴルフに励んでいた頃、ゴルフから帰ってくると”イエローゆーのは、どねーな色?”と尋ねられた事がある。まさに玉子焼き色。
母の探究心なのか?そもそも高齢にしてはカタカナ語にはかなり興味を示し口走っていた事もあり家族も脳トレかクイズの如く母に質問していた。
 方言もひらがなで書けばフランス語のよう?カタカナ語・見事な岡山語。たくさん使いこなす母だ。
 私の老化防止のブログも負けられない。

  < それぞれに 自己を鍛える 流儀あり >

 

カイドウ

2008-04-18 20:59:08 | Weblog
 隣家の庭のカイドウの花が満開になり我家の住人を楽しませてくれている。
位置的に我家からの方が見応えもあり恩恵を受け毎日がお花見気分でラッキー。
かつて我家の庭にもカイドウが見事に咲いていたが、何年も前に手入れをお願いしていた庭師さんに潔くバッサリと根元から切り倒される悲劇!
 職人さんによると、カイドウ一本あることにより隣の松が見劣りするとの事だが住人より職人の判断にかかるところが未だに許しがたく、カイドウに未練ばかり。
造園職人さんにはポリシーだかセンスだか理解しがたい部分があり毎年手入れに来てくださっていたのに、いきなり”伐採はないでしょう”と言いたい気分だった。
 毎年、隣の塀越しにカイドウが花開くたびに我家のカイドウ騒動を思い出す。

  < 塀越しに 見上げる花は 逃げた魚 > 

2008-04-17 20:36:27 | Weblog
 またまた雨模様。この季節の雨はありがたい。雨後の筍、ワラビ・蕗が元気を出してくれるので旬の食材がふんだんに味わえる。
私の筍好きを知る友人がいつも”出たよー!”と一番に届けて下さる。ズングリ・ムックリのたくましい大物が三本。日ごろは御無沙汰であろうとも筍がのぞき始めると私を思い出して下さる方の多い事。筍船が頻繁に着くと嬉しい悲鳴。
これだけは保存方法が難しく、かといって全て食べつくすには・・・季節の物だけに焦りを感じつつ嬉しい筍三昧の食卓。
 庭の山椒も芽を出し、木の芽和え、お寿司に、豊かな旬の食材が溢れんばかりの食欲の春。

  < 久々に 雨の恩恵 友来たる >

ふくろう

2008-04-16 22:23:21 | Weblog
 田舎の畑では時々こんな可愛いフクロウに出会う事がある。車で通りがかりにカシャッ!と一枚いただき。
ブロッコリーがヒヨドリの襲撃に遭い、その撃退に現れたフクロウのカップル。
忠実に任務を遂行していたが、いつの間にかブロッコリーは花盛りとなり、フクロウはお花見で余生を送っているようだ。
 今日は午後から雨。雨にも負けず楽しそうに今日もお花見を続けるフクロウ。

  < 不・苦労と 楽しい日々に 苦労なし >