晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

三月去る

2008-03-31 20:05:20 | Weblog
 三月は去る。早いものです。
 本日の一品は<菜の花の和え物>超簡単料理。
時季を過ぎた畑の白菜をヒヨドリのためにに残しておいた物だが、ヒヨドリも遠慮がちに外葉をセッセと突いて食べたため脇芽から次々と菜花が蕾をつけた。私達に菜花をごちそうしてくれた。鳥に残したつもりが、人間に残してくれるというお互い気遣いながらの食生活だ。
この菜花、ゴマ和えによし、柚子コショウドレッシングによし春の逸品。
 三月で我家も娘夫婦との同居生活もちょうど一年になる。ヒヨドリと人間のように少し気遣い合いながらの一年でしたね。

  < 月日過ぎ  長くも思え 短くも >  

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蛇の目傘

2008-03-30 16:01:23 | Weblog
 雨の日曜日。
 田舎の古い家には民芸品のような味わいのある古い物があるものだと納屋を整頓しながら思った。その中のひとつに<蛇の目傘>母の物か祖母の物か知らないが4本も・・・・。そういえば私の嫁入り支度にも母が用意してくれたものがあるはずだ。昭和51年~すでに蛇の目傘を見かける時代ではないが亡き母は和服には蛇の目傘・雨用の下駄まで持たせてくれた。ありがたや!ありがたや!
感謝ですが無用の長物になってしまいましたよ、お母さん!素敵なインテリアとしてでも楽しみます。
 すこやか苑の母はと言えば、手土産の雨の歌にひどく反応よく、歌で誘うと歌で答える。叔母とともに♪あめあめ ふれふれ母さんがー・・・♪雨降りお月さん 雲のかげ・・・と上手に歌う。
歌は母がハナマル。食べっぷりは叔母の勝利!ともに優等生だ。

  < 歳を経た 旧さも誇り 母と傘 >

 
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発芽

2008-03-29 20:32:59 | Weblog
 野菜の種まきシーズンが来た。こどもの頃母がやっていたのを真似て発芽促進をやってみた。吸水した種を自分の体温で発芽させるというものだ。まるで身ごもる母親の如く腹帯ならぬ腰痛ベルトと共に装着した。今朝そっとのぞくとアレアレ湿布を突き抜けるように発芽は進んでいる。これは<芽>ではなく<根>だが、小さな粒に込められた生命力。すごいパワーだ!。腰痛ベルトも一枚二役の優れもの。
 生活の中で何気なく見ていたことをやってみようと思えるのも知恵を授かるも親の姿勢を反映するものだな。
 この小さな粒が上手くいけば夏には奈良漬に仕込まれる予定だが・・・。さてどうなる事やら・・・。

  < テクニック 真似て育てる 夏野菜 > 
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つぼみ

2008-03-28 20:43:10 | Weblog
 次々と各地の桜の開花も告げられているようだ。
 我家の桃もプックリふくらみ開花宣言も秒読み状態だ。この時季、果樹農家では摘蕾作業にかかる。やっと咲く準備のできた蕾を摘み落とし間引く、なんとも心無い作業をしなければ良い実が育たない。風は暖かさもなく寒いばかり。<花冷え>そんな美しい言葉も作業する身には嬉しくない。
もーやめた!と午後からは母の所へ・・・・。仕事を早く切り上げるも、母を訪ねるも善し、ラッキーな事に施設利用者さんの文集<道>に出会え、担当職員さんともお会いする事が出来た。文集の素晴らしさ、尊い高齢者など話は弾むも母の介護認定を受ける時より今までお世話いただいた職員さんの異動を聞きとても残念でならない。
 このシーズン<想い出のアルバム>に歌われるように、♪桃のお花も きれいに咲いて もうすぐみんなは一年生♪の詞のように桃の花が新しいスタートを祝い、エールを送っているようだ。

  < 花冷えに 労働意欲 まだ蕾 >
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しいたけ

2008-03-27 20:24:25 | Weblog
 地産地消を推進する我家の台所。道の駅の利用で旬の食材を買い求める。
このところ多く出回り始めたシイタケ。
シイタケこそ地元産がうれしい。肉厚・新鮮・大盛りを見かけるとつい買ってしまう。
今日の様に晴天だと軒先で太陽を浴びて貴重なビタミン源となる。
長期保存用にまた今日も一袋。
天気がよければシイタケを買う、妙な買い物癖。

  < 晴天に 素通りできぬ ビタミン源 > 

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老いじたく

2008-03-26 20:16:43 | Weblog
 本棚を整理していると<老いじたく 覚書き>こんな本が現われた。5年ほど前に友人と買い求めた物。
 冷静に客観的に老いと向かい合い、対策を練ることで老後の不安を安心に変えるというものだ。内容も現実的でプロフィール・資産・老後の家計・お付き合い・終末医療・尊厳死など広範囲にわたり記されている。人生半ばの自分がどう生きようと思ったのか?。
 母の介護生活が始まりかけた頃とすれば自分の事どころではないだろうが、老いてゆく母を見ながら老いを自分の事と捉えていたのだろう。

  < 我ながら 用意周到 老いの道 > 

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ヒメオドリコソウ

2008-03-25 21:27:13 | Weblog
 愛犬との散歩コースの陽だまりに<ヒメオドリコソウ>が群生している場所がある。緑の葉が頂点に向かうほど赤紫色に咲きそろい落ち着いた色合いの中にピンクの花が可愛い。
 本日はおやつタイムに重さんのいるすこやか苑を訪問した。顔色もよく最近にないご機嫌の様子。おやつの伊予柑ゼリーも口に運んでくれるのを待ち受けるようにチュルチュルと完食。隣ベットの義理の姉妹である叔母も同様。
この二人、夫が兄弟ということもあり同じ屋根の下で大家族で暮らした事もあると聞いている。老いて再び同じ施設の同じ部屋で生活できるしあわせ。だけど、残念な事にお互いを認識する事ができなくなってしまっている。
こんな状況でありながら、話しかけるように歌いかけると二人とも上手に歌いだす。今日は三人で合唱となった。どうやら歌好きは家系のようだ。

  < 忘れても 歌が思い出 連れてくる >

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課題

2008-03-24 19:57:45 | Weblog
 <夢をかなえるゾウ>この本を娘に勧められ読んだ。そしてまたもうひとつ、一日一つの課題に向かう事となった。すでに一日一つだからと思い頑張って来た事も五つ目となると自分で自分の首を絞めるようなものだ。
ガネーシャから出題される課題が一日で出来ること。人生が変わるほどの効果を発揮する。自分にも一日一つならクリア出来そうに思えるのが不思議。好奇心旺盛が災いしまた乗ってしまった。

  < また一つ 生きるノルマを 課せられる >

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お彼岸

2008-03-23 20:30:41 | Weblog
 結岸の日曜日。この日は赤飯・おはぎなどを作りお供えしたものだが・・・ご先祖様には申し訳ない。雨の一日嫁の私はダラリと過ごしてしまいました。
 お彼岸中日、両親のお墓参りに出かけ面白い出会いがあり思わずシャッター。これが本日の一枚となった。ニワトリ<チャボ>らしい。
どうやら公園に捨てられたペットらしい。雄鶏と思われ”コケコッコー!”と叫ぶように鳴いている。
亡き両親は働き者で幼い頃より母などは寝ている姿を見る事もなかったように思える。朝早くから夜遅くまで働いた両親が安らかに眠る墓地でこのチャボさんに早朝から”コケコッコー!”と両親は急かされているのかと思うと忍びない。

  < 両親(おや)想う 彼岸中日 雄鶏に >

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春爛漫

2008-03-22 20:32:59 | Weblog
 暖かさも通り越し今日の戸外は汗ばむほどの陽気。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ。
 庭のパンジーはもちろんボケの花もミニ水仙も満開!芝桜もムスカリも今にも開花しそうだ。
 花時を過ぎたミニ水仙を買い求め植えつけたっぷり肥料を与えておいた甲斐あり見る見る勢いを増し今年はにぎやかに咲きそろった。ターシャの庭目指し二級品をひたすら育てる。ターシャならば素足にロングスカート・バンダナとおしゃれだが、二級品の庭には姑のかなりサイズの合わないお下がりジャージにお下がりトレーナー・割烹着のおばさんが働く。やぁー!スタイルはどうであれ春だ春だ!楽しけりゃいっかー。

  < お下がりも 光をあびて 春本番 > 

  

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学校給食

2008-03-21 19:19:37 | Weblog
 車の窓も開放して走りたい陽気の本日は提案者の私の運転によりお出かけ。
毎度の事だが関白亭主は助手席を早々に陣取る。やむなく運転席の私。
 母の面会も息子の夫は久しぶりで母もテレ気味に息子を見ているがすでに認識はできないものの笑顔は昔のままだ。すっかり色白の美人婆ちゃんになっている。
畑仕事に精出した節くれた手も今は白魚のようだ。
 母を見舞った後は<学校給食>を頂く。これが本日のお目当てだった。私の育った総社市<国民宿舎サンロード吉備路>でランチバイキングに<学校給食>メニューがあると聞いていた。
アルミ食器・先割れスプーンを再現していればそのまま昭和30年代にタイムスリップできたのだろうが・・・・。
”いただきまぁーす!”<ポークビーンズ><ちくわの磯辺揚げ><肉団子甘酢あんかけ><大学いも><ササミの竜田揚げ><春雨の酢の物><フルーツヨーグルト><ミルメイク><揚げパン・コッペパン>楽しい給食でお腹いっぱい。
 給食費未払いが問題になっているが、あの頃では考えられない事だ。今は息子を忘れそうな母だけど給食費は忘れず納めてくれたんだな。本日の給食費1300円也
 となりの席の健ちゃんがお茶を配ってくれた。

  < 子を育て 責任済ませ 荷を降ろし >

 


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葉わさび

2008-03-20 19:43:59 | Weblog
 夫の買い求めて来た<葉わさび>に男の手料理を期待したいところだが、我が夫はリンゴの皮すら剥こうとしない。妻に先立たれたらどうする?と聞けば、”リンゴは食わん!”の一声。長年連れ添いながらこんな夫に期待する私の方がまちがいだわ。
 妻の出番!<葉わさび>をサッと茹で醤油漬けにする。よく揉めばワサビの辛味が出るとか・・・しかし、一昼夜経過してもあのツゥーンとした辛味も風味もない。何しろハウス栽培が自然自生に勝るはずもないので、ならば夫の期待に沿うべくこっそり<ハウス おろし生わさび>をチュルチュルと投入する。これって食品偽装?いやいや食品添加物。美味しく、好い買い物が出来たと満足してもらう為には罪と思いつつ・・・。
一口食した夫もまずは満足の様子。
”そちも悪じゃのぅー”天の声が聞こえた。

  < 背を向けて ちょいと加える ビタミン愛 >

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社日

2008-03-19 19:42:55 | Weblog
 嫁して三十数年。当初は初めて耳にする言葉、風習、近所・親戚のお付き合い、まぁーなんと知らない事の多い娘が嫁いだものだったか・・・といま思う。
 暦によれば本日<社日>。
<社日>もこの地で知り、両親から土の守護神だとかでこの日は土をいじらない様にと言われ知る事となった。あいにくの雨。草も畑も定休日ということでさて今日は何をしようか。掃除、片付け、冬物整理・・いくらでも仕事は有るがどうも主婦暦は永くても相性悪く好きになれないのが面倒な家事。気分さえも湿りがちなこんな日はカラリと楽しく、美味しく過ごすに限りますわーとホームベーカリー!
 餅つき機を”ヨイコラショ!”とひっぱり出しパン生地をコネコネし三種のパンを焼き上げる。
 お彼岸でもあり今日は夫と実家・親戚のお墓参りツアーにしょうと予定していたが、あくまでも予定。ご先祖様すみません。嫁はパン作り。大黒柱は県北の温泉地へと買い物ツアーに団塊亭主の仲間と出かけた次第です。
 買い求めた品々の中に意外な物が・・・・我家の夫の洗練された男の料理でも出来るのか<葉わさび>なかなかシブイ!

  < 雨日和 神も仏も 気ままなり >
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保存

2008-03-18 20:24:56 | Weblog
 過剰に育った野菜がもったいないなと思い乾物に、季節の果物は今しかないと思いジャム・シロップ漬けで瓶詰め保存。こんな手仕事が楽しくて我家の物置は保存食品があふれる。
もったいないと手作りしたはずが食べきれず廃棄処分になる事もしばしば・・・。これこそ<加工食品。プラス<費やした時間>がもったいないかぎりだ。しかし、また懲りず季節の循環と共に生活も繰り返されるている。
 昨日のキンカンのシロップ煮も仕上がったビンをピカピカに磨き上げホレボレしながら眺める。そんな時が最高に幸せだな。自己満足に過ぎないが芸術作品でも完成した気分だ。
 切干大根・梅干・漬物・ジャム・フルーツソース・・・

  < 美味しさは 芸術なりと 自画自賛 >

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金柑

2008-03-15 19:20:11 | Weblog
 近所のお宅の庭のキンカンにヒヨドリが群がりすっかり食べ尽くしそうだ。心配!
 子供の頃、初詣の参道両側に立ち並ぶ店先には赤いネット入りのキンカンが売られていた。あのキンカンが欲しくて欲しくて・・・。
 大人になった今もキンカンへの思いは消えることなく、道の駅に寄るとつい買ってしまう。今年最後、少し多すぎたかなと思いながらキンカンのシロップ煮をコトコト、トロトロ煮つめ瓶詰めにした。艶やかに透き通るような山吹色。この色も大好きな色。前回差し上げた方から好評いただき気を良くし2度目だが、自家製金柑で作るのが夢。早く我家の金柑の木がタワワに実を付けるように生らないものかと成長を待ちわびる。

  < コロコロと 鍋いつぱいの 夢叶い >

  

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