晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

支え

2007-12-31 19:40:20 | Weblog
大晦日
 <おおみそか>大正生まれの舅・姑は<おおつごもり>と何とも味わい深くゆかしい言葉を使っていた。 
 そろそろ2007年の除夜の鐘が近くの菩提寺からきこえてくるだろう。
この一年は変動の年であったように思える。
母も支えなしでは生活困難となり5年になろうとしている。杖に支えられ、老人手押し車・車椅子と介助用品も変わり介護も困難な状況もあった1年。
 介護保険の恩恵を受け、多くの介護スタッフに助けられデイサービス・ショートステイ利用で今日まで来ることが出来た。
介護者家族もこれに救われた面が多いだろう。母の一番近くに居た私も大きな支えにより過ごせたと思う。家族の協力はもちろんだが、私の強力な支えは大親友だった。同時期に共に子育てをし、今は共に老親介護となって良き理解者・相談相手で居てくれる事がどれほど心強かったか感謝の思いでいっぱい。
 認知が故とはいえ、思うように食事食べてもらえず途方にくれる日も・・・。大げさかもしれないが命を守る使命感で周りが見えず、何処へ向けることも出来ない気持ちを独りスリッパを蹴飛ばし、おしぼりを投げつけるこことで自分を治めた時もあるが、落ち着きを取り戻せば空しさと申し訳ない思いばかり。そんな事も全て聞き入れ気持ちの安定を図ってくれた親友大きな支えだった。
 彼女は私の大切な杖となってくれる。これからの道のりもよろしく。
今年1年ほんとうにありがとう。

  < 支えなる 友に恵まれ 感謝の日 >

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お餅つき

2007-12-30 21:07:05 | Weblog
 もーいくつ寝るとお正月ー
大イベントのお餅つきも済ませ順調に新年を迎えることが出来そうだ。
わが家は切り餅なので意外と簡単ではあるが、それでも鏡餅だけは丸でなければ・・・。西日本ではおおよそ丸餅であるがなぜかわが家は切り餅派。
いろいろ歴史をひも解き原因究明してみる。思うに、わが家は圧倒的男所帯であったため不器用だった、もしくは亡舅は<鉄道員>”ぽっぽや”であったために不在・泊り勤務が多く力を要す餅つきが困難であった・・・・?。どちらにしろ定かではないが我が夫も同職であるため今もその歴史は変わることも無い。
 今日も母の居る苑に出かける。お餅つきの話をし、お正月の歌をうたいいつもの笑顔でご機嫌も上々で一年無事過ごせました。お正月をわが家で過ごせないのは忍びないが風邪も心配だし車椅子が使えないのでやむを得ないかな。
せめてもの気持ちをとベッド脇に注連飾りと超ミニ鏡餅を飾る。
お年玉には可愛いピンクのセーター・カーディガンに年賀メッセージを添えた。
元旦には職員さんが華やかに装わせて下さるだろう。
(*^_^*)えがおで年賀状が読めるといいな。
  
  < 独りとも せめて新年 華やかに > 
コメント (2)
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ティータイム

2007-12-29 20:30:48 | Weblog
 年の瀬の慌ただしい日にのん気に美容院に出かけられる幸せ。
主婦であれば家事労働放棄などすればたちまちわが身に降りかかり後の苦労が二重三重にもなりそうだが、今年は娘と主婦共同体となりいわゆるワークシェアー。ありがたい。自分が出来ることはする。他人事と思わない。しかし有難く助けは受ける。娘だから出来るのかもしれないが・・・・。
 また時には”お茶にする?”と声も掛けてもらえ共にティータイムとなる。こうして誘ってもらえる身となった今、これまでの自分は誘うことの無い勝手生活をしてきたものだと思う。
 姑である母と共にゆっくりお茶を飲めたのもデイサービスに通うようになってからだろう。それまでは自立した母にお茶を勧めることもなく過ごしていた。
こんな時間を大切に過ごせばよかったなと少々後悔。
 ゆったりとおしゃべりしながら美味しいお菓子にお茶をいただく。ただそれだけがもったいないほど有難い。

  < 空しさは 誘うことなく 月日すぎ >

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映画

2007-12-28 17:50:04 | Weblog
 今年観た映画に”ALWAYS続・三丁目の夕日”がある。
昭和33年東京の下町。東京タワーも完成し少しずつ世の中が豊かな路線を歩み始める頃だろうか?私も小学生であるからかなりな記憶もあり懐かしい生活用品や暮らしぶりを見ることが出来た。最初のゴジラが東京タワーをなぎ倒すというシーンに遠い昔を思い出した。
 たしか”モスラ”の映画だと思われる。いやー。ザ・ピーナッツが出演していたので”ゴジラVSモスラ”だろうか?昭和36年の作品とすれば8・9歳の頃のことだろうか、定かではない。母親に連れられて行ったのだろうが、あの頃のわが家の経済状態でとても映画館へ行ったとも思えない。ましてやあの母親がゴジラだの・・・不可解極まりない。知りたい事は山ほどあるが母は遠い人となり想像の世界にた佇む私。
 昭和30年代、貧しかろうが貧乏生活でも人情があり人の心は豊かで温かく良き時代であったとなつかしく観た映画。
東京の下町であれ地方の田舎であれ・・・・・。

  < 貧しさは 豊かさは何 問うてみる >

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丹波黒豆

2007-12-27 18:45:28 | Weblog

 今年はおいしい煮豆をと意気込んで”丹波黒豆”の超大粒黒豆を初めて植えていた。お正月も近くなったが豆はまだ莢の中。近所のベテラン農家のおばさんが”豆コナシ”をしている姿はバシャ!バシャ!バシャ!と豆枝をたたきつけるだけでボロボロと豆が飛び散り面白そうだったが、いざ自分でやるとなぜだか全く豆らしき物は零れ落ちもしない。どうやら乾きが悪いらしい。結局手作業と相成りました。まことにクラシカルというか気が遠くなる。しかし、容赦なくお正月は5日後には必ず来てしまう。なんとなく登校日近くなり夏休みの宿題にあわてる子供の心境だ。こんな厄介な豆作りはもう絶対しないぞーと思いながらもコツコツ根気よく剥いていくうちに密かに”来年こそはもっと上手に作ろう”そしてあのおばさんのように・・・・と闘志?が湧いてくる。

  < 意外なる 自分の強さ 農で知り > 

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虚弱体質

2007-12-26 19:59:22 | Weblog
 自称”虚弱体質”の私、見た目は栄養過多。いわゆる肥満体型。人生折り返し地点に立ったころより体力の衰えは身をもって感じる。原因は夫の働きにより労働が軽減されたことが大きい。ありがたい配慮ではある。肉体も程よく疲労感があるくらい使うべきだろう。虚弱体質・冷え性・更年期?を名目に”薬用酒をほんのチビリを日課としている。
 このお酒は亡き舅も愛飲していた。父は健康上お酒は控えるべき人であったけれど<これは薬じゃ!>と言い訳のように規定量以上を召し上がっていたが誰も何も言わず黙認。人生の幕引きはあまりにも早く残念に思う。
 やはり心身ともに順調に歳を重ねたいね。

  < いつの間に わが健康は 酒頼り >

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おもいで箱

2007-12-25 19:49:29 | Weblog
 今年も残り少なくなり大掃除に充分時間をかけたいところだが・・・。
なにしろ物の多いことに、捨てられないこと。主婦暦32年でありながら家事能力の乏しさを嘆かわしく思う。
戸棚の奥から出てきた懐かしい”アルミ製べんとう箱”娘が幼稚園で使ったおもいで箱。冬の間はストーブで温めるために使った物。今時アルミ?とても再び使うことは無いだろう。
自分も新米の母親で精いっぱいのお弁当を持たせた。親指ほどのおにぎり2個、お雛様弁当も作った。カラッポの弁当箱が帰れば安心する。それだけで嬉しい母親。
 思い出詰まった弁当箱は捨てきれずまた戸棚の中にしまい込んだ。

  < 思い出を 小箱につめて しまい込み >

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クリスマス・イヴ

2007-12-24 21:18:42 | Weblog
 クリスマス・イヴの本日一番ノリがいいのは愛犬ルイコ。
 連日多忙を極めていた夫が久しぶりに母に会いに行くと言う。
二人揃って苑の母を訪ねると満面の笑みで息子を見る。会話はチグハグではあるものの幼い日の自分を語り、やはり幼い日の息子を語る。
いつのときでも母は息子を認めそして褒める。単純に親バカではなく<褒め認める子育て>で一人の大人に成長できるのだろうと思う。長男のよさ、次男の優しさをそれぞれに話してくれる。なるほど第三者の私から見てもよく言い得ている。
 こんな子育てができ、この様な老いを迎えることが出来れば幸せだろう。
 
 本日の画像提供   次女  
 モデル       るいこ
 衣装製作デザイン  次女

   < 子育ての ながき月日を 顧みる > 
コメント (1)
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留守部屋

2007-12-23 19:26:45 | Weblog
 わが家は東向きに建つかなり古い日本家屋。築70年は過ぎている。
南西に位置するいわゆる納戸部屋は6畳。西日は差し込むが明るく裏庭も広く過ごしやすい部屋。
 ここは母の部屋であるが主は4月より施設での生活となり私が居候し留守番役となった。住宅事情もあっての上だが・・・・。60数年前の嫁入り箪笥も鏡台もそのまま。これまでの介護の日々も思い出される。
共に暮らした32年の月日を思うと、母はこころくばりの良く出来た人で、いやな感情を表に出すこともなくいつも平常を保っていたようだ。おまけに社交的でフレンドリー。おかげで嫁姑のトラブルもなくわがまま・奔放な私も同居できたのだと思う。
 居候の私がこの部屋で書き物をしても、縫い物をしても、新聞を読もうが爪を切ろうがなぜか母と同じ位置に居る。
留守を守る者も少し増えました。可愛い少女の部屋を思わせるスペースも勝手に作って待ってますよ。

  < しらぬまに どこか似ている 暮らしぶり >

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エコ栽培

2007-12-22 20:58:54 | Weblog
 ヒヤシンスのエコ栽培ならぬ水栽培。小学生の頃を思い出しやってみた。
植え付け時季が過ぎた売れ残り球根を買い求めペットボトルをキコキコ2分割し利用して栽培を始めたものだ。芽もそろそろ出始めた。
 今日は環境保全事業団主催の<STOP!温暖化OKAYAMA>と題しアースキーパーのつどいに出かけた。このペットボトルから学んだ地球温暖化防止活動。
単純にペットボトル再利用程度の知恵しか働いていない私の頭はかなりの遅れをとっている。ペットボトル製品が排出するCO2はボトルそのものだけでなく製品の製造・運搬・販売・リサイクルに至るまで数知れない。我が家の外で働く者はマイボトル持参だが、安易に水・お茶を買い求める昨今は決して豊かとは言えない。
 自分たちの未来までも消費している。ウ~ン!全くだ!
 意を決し本日アースキーパーメンバーシップ会員となる。

< 豊かさは 心にあれと わが暮らし >

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カスピ海

2007-12-21 09:45:23 | Weblog
 一日の始まりは夫の入れる一杯のコーヒー。そして血圧測定、朝食には欠かさずヨーグルト。
 白くなめらかなカスピ海にぽっかり浮かぶポルフェノール島。けさのヨーグルトは冷蔵庫にストックされていたイチジクのコンポート。ワインの落ち着いた深みある赤が大人の朝食らしい。たとえ脇には卵かけご飯であろうとも・・・。
 ワインの赤・キウイの渋いグリーン・柚子の明るい橙色・マスカットの萌黄色・ブルーベリーの個性的な紫・白桃はわが家の夏色。どのソースもカスピ海ヨーグルトにはぴったり。

  < つつがなく 迎える朝に 掌をあわせ >

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シクラメン

2007-12-20 19:25:39 | Weblog
 花屋・ホームセンターなどに沢山のシクラメンが並ぶと今年もあと何日と気忙しく感じる。
少々お歳を重ねられたご婦人と買い物をする事があった。
大きなお宅でひとり暮らしをされている方だ。暮らしぶりは慎ましくたいへん丁寧に生活されているのでいつも見習わねば・・・と思っていた。
新年に向けて葉牡丹とシクラメンを買いたいとの事。
 立派な葉牡丹を5・6本(ちょつと高すぎるのでは?)シクラメンにいたってはたーくさんの鉢が並ぶ中からヒョイと何の迷いもなくお買い上げ。
私など色は?花付きは?葉の並びは?とあれこれ決断しかねるだろう。
お見事!新年を迎える節目には最高の準備をされるのだろう。考えてみればシクラメンも支払った値に合った商品と思えば余計な迷いや損得だの考えるのは無駄な事のように思えた。時間にも無駄がなく恐れ入りました。
 よーし!来年からはこれで行こう。

  < 一鉢に 無駄とは何か 教えられ >

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冬支度

2007-12-19 09:19:44 | Weblog
雪囲い・雪吊り・かまくら・・・雪国には風土を感じさせる味わい深い言葉がある。当地では味わいどころか深刻な冬対策だろう。
この晴れの国では無縁。今年は12月半ばだというのにまだ氷にお目にかかったのは1日だけ。
雪国真似て庭先の”ルリマツリ”に今年は少し念入りに”雪囲い”をしてみる。実は”霜よけ”だが・・・。初夏から秋が終わる頃まで爽やかなブルーの花が清楚でなんともかわいい。大切に守る気持ちは北も南もないわ。

  < 憧れと 愛する気持ち 冬支度 >

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サンタクロース

2007-12-17 13:43:21 | Weblog
 もうすぐクリスマス。
 大人世帯ののわが家には小さなクリスマスツリーがひとつ。特に雰囲気を盛り上げるものもない。昨年まで一役を買っていたサンタクロースは今年は母のもとへ出張です。
苑の中もクリスマスムード一色で壁も天井にもサンタ・トナカイ。大きなツリーも飾りつけられている。右手握手でスイッチONと同時に踊りだすサンタクロースとノリノリの母。
母は陽気でこの部屋のムードメーカーのように思える。広いフロアーはおやつの時間だったけどひときわ陽気な母とサンタさん。
 ここで一役お願いします。

  < プレゼント 贈り届けて 93 >

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カップル

2007-12-16 16:46:44 | Weblog
 毎週金曜日は愛犬とスーパーの朝市に出かける。車中のワンコと私はすっかり近所ではなじみのコンビとなった。
 この日ついでに立ち寄ったクリーニング店で素敵な年配ご夫婦にお会いした。どうやら毎日の散歩コースでここへ立ち寄り店先の自販機で甘酒2本を買い求めひと休みが毎日の日課だそう。熱いのが好いとご主人は店内のソファーで、奥さんはその間二人の馴れ初めを楽しく話される。となりのご主人は甘酒が美味しいのか、話が嬉しいのか終始目じりは下がりっぱなしでニコニコ顔。なんとも微笑ましい。
 昔、コマーシャルにすてきな老夫婦の買い物シーンがあった。どこか似てる。
 今年のベストカップルはこのご夫婦に決定!!

  < 冬知らず あまくあたたか 心まで >

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