晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

わが孫育て

2010-06-29 21:57:31 | Weblog
 <わが孫育て>佐藤愛子さんエッセイ集が取り上げられていた新聞のコラム欄を面白く読んだ。
 定年退職している団塊世代の男性たちの孫との関わりはわが家にも重なり興味深かった。
 我々の時代の子育ては、育メンなんてありませんで、わが家にあっては母親は育児に専念、父親は一家の家計経済を一手に引き受け働く企業戦士でありました。
 育児もはるか昔のこと、育児もサラリーマンも引退し、今やじいじ・ばあばとなった二人です。
じいじ・ばあばの優しい語感に甘い顔でいると、いつ真ん中の(い)と(あ)の文字が最後に回されるかしれないと愛子さんは・・・。
 <わが孫育て>どころか私たち二人にとって孫は、一日の仕事を終えてグビーッと飲み干すビールのおつまみ。
付かず付かず、離れず離れず・・・ピーナッツより柿の種より晩酌のおともは孫ですわー。

  < 働いて やっと一息 定年後 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロ瓜

2010-06-28 21:08:51 | Weblog
 青瓜、黒瓜、マクワ瓜、ハヤト瓜、苦瓜・・・瓜も多彩ですが・・・わが家の初収穫の奈良漬け用シロ瓜はなかなかの器量良しです。
 先日、わが家の4ヶ月のうり坊(かわいい孫)が素敵なことを教えてくれました。
このところの暑さに頭から汗びっしょりの乳児はアセモが心配な季節になって来ました。
後頭部は良く寝んねしているため少々薄めのクールヘアーになっています。その後ろ頭のうなじに赤アザを発見!
 心配していたのですが、検診でお医者様がおっしゃいますには”赤ちゃんに見られるウンナ母斑”だそうです。
 欧米では<天使のキス>とか<コウノトリのくちばしの痕>となんとも素敵な解釈があるようです。
なるほど・・・コウノトリも赤ちゃんをぶら下げさまよってわが家に授けてくれたようです。

  < 嬰児の 幸せはこぶ ネーミング >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高知日曜市

2010-06-27 22:38:24 | Weblog
 昨日から四国は大雨とのトピックスを何度も確認しながら迎えた朝は好天に向かいそうでした。ここはやはり晴れの国です。
 しかし、四国の空はうかがい知れず”どうぞ!雨だけは降らないで・・・”と願いつつ出発した吉備津彦神社いちのみや朝市のメンバーの研修旅行です。
 日頃の精進か神様のお心か判明しないのですが用意した合羽はもちろん雨傘さえもお荷物でしかなかった恵まれた一日でした。
 出店500店舗を上回る長い通りを歩きながら、地域性のある品物とテントの一画を創りあげる人々とのほのぼのとした会話が交わせるひと時でありました。
 ついつい買いすぎてしまい、マイバックでは事足らず大型買い物カゴまで調達してしまうという事に相成りいつもの産直好きのおばさんです。
カゴの中身はカツオ、お芋さんケンピはもちろん、とてもスーパーでは買えない芽が出た生姜、塩漬けしたイタドリ、塩漬けたけのこ、極めつけはミョウガの茎。
ミョウガを出荷するため生産農家では長い茎は切り落とされるとのこと。
小さなテントのおばあちゃんは”私の手仕事で袋詰めにしました。じゅうぶん美味しく食べれます”と土佐弁で調理法を教えてくださいました。
 朱色の色鮮やかな鳴子とともに土佐の情熱を教えてくれたおばあちゃんが印象的でした。

  < 南国の 味を詰め込む マイバック >   
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010-06-26 20:01:38 | Weblog
 いつも”たいせつなご家族ですから最期までお世話させてもらいます。”と心強い安心のお言葉をかけて下さる母の暮らす老人介護施設の家族会です。
 今日の家族会は理事長退任のお知らせでした。
 介護が必要となった母はもちろん、ホームドクターとしても長い間お世話になったお医者さまご夫妻がいよいよ退任なさいます。
 国際医療ボランティアとして海外にまで医療救援されてきた活動の道をひとすじにこれから歩まれるとのお話しでありました。
お二人が若いときから志とされていた方針のようで、利用者家族としては寂しい思いです。
 一般のサラリーマンならば、定年後の生活設計のご年齢でありますから・・・。
人として生まれたからには善き一生でなければ・・・と感じさせてくださった先生ご夫妻でありました。
 この季節にピッタリの<ムラサキツユクサ>花言葉は<尊敬・尊ぶ>この日にふさわしい花でした。

  < どのように 生きていこうか 最終章 >
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巣立ち

2010-06-24 22:00:48 | Weblog
 子育てするツバメの様子がとても愛しく通りかかりには眺めておりました。
久しぶりに覗いて見ると5・6羽はいたと思われる雛鳥もずいぶん成長し、二羽の子ツバメが親の帰りを待っています。
すでに幾羽は元気に巣立って行ったものと信じます。成長は早いものです。
 わが家の孫も、首がすわってきたかな・・と感じたのはついこの間。
声を上げてキャッキャと笑い始め、思い通りにならない体をうねらせ寝返りに挑戦しては叶わず泣き叫び助けを求めておりました。
 昨日は、何かの拍子にコロリ寝返りを達成した寝返り記念日。
赤ちゃんの技もたいしたもので、一度クリアしてしまえば今までの事はウソのようで、軽く寝返り腹這い状態ですが・・・まだもう一度ゴロリ返れば元に戻れるという技を体得できずやはり泣きわめく今日この頃。

  < 焦らずに ゆっくりのびのび 婆心 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好奇心

2010-06-23 21:34:46 | Weblog
 人々は雨があがると雑草取りに忙しいこの時季です。
わが家の畑も一人で管理するには少々広すぎて重荷と感じながらの畑仕事。
 お隣の畑も同年輩の奥さん一人の占有地です。畦の向こうとこちら、お話ししながらお互い作業を進めております。
 ”あら~!こんなものが・・・”の声に、どれどれと歩み寄ったのですが・・・不可解です。
”トマトかしら?””ジャガイモの実かしら?””赤く熟れるのかしら?””食べられるかしら?”??の会話が続きます。
収穫前のジャガイモの茎にまるでトマトを思わせる数個の実がどの株にも付いているのでした。
 初めて見つけた珍しい植物を二人ながめながら”子どもの頃からこんなに好奇心が旺盛だったら理科の成績もよかったのにね~”と大笑いの畑仲間のおばさんふたり。

  < 子のように どうして?なんで? 畑の中 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陣中見舞い

2010-06-22 20:10:56 | Weblog
 マスカット・オブ・アレキサンドリアそしてグロー・コールマンの粒間引きを終えました。
自信と誇りをもち葡萄産地で古くから栽培されてきた品種も時代とともに人の好みも変わり、大粒・種無し葡萄に圧され気味であります。
 当地でも新品種が進出しその栽培・手入れもまだまだ試行錯誤のわが家です。
ただいま、ネーミングも麗しい新品種<紫苑>の粒間引きに悪戦苦闘のガラス室です。もちろん甘くて大粒・種無し。
 そんな作業進行中に愛犬ルイコが陣中見舞いです。すっきりカットされ愛くるしい訪問者に一息もらいました。
 葡萄の種がなくなり、犬が美容院に行く時代、なんともえらい世の中ですわー。

  < 世は豊? 新し物に つい魅かれ >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山椒仕事

2010-06-20 21:38:40 | Weblog
 農家の六月は一年中で特別忙しく思える月です。
 農事に限らず、家事についてもラッキョウ漬け、梅仕事など手作り保存食の季節であります。
 旬の山椒の実をたくさん買い込みとりあえず塩漬けしようと思いながら・・時間に追われる毎日は山椒どころではありません。
数日、冷蔵庫に眠らせた山椒を取り出し、まずは無数の小粒の実を小枝から摘み取る作業。まことに根気の要る仕事でありました。完璧に仕上げる事は性格上無理と自ら察知したものですから”もうやーめた!”後は成り行き任せです。
次に料理に使うとき、使いたいだけ丁寧に小枝を取り除こう・・・実に寛容な料理人です。
 今でしかない季節のものとはいえ細やかな山椒仕事は<よだちます。お事多いことです>と姑ならこう言ったでしょうな。

  < 次々と 六月仕事 降りそそぎ >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナマクラ流

2010-06-19 22:01:00 | Weblog
 来る日も、来る日も休日もなく葡萄の粒間引きの作業の連続でした。心ある友人に助けられやっと目の前にゴールが見えてきた今日この頃。
 若かりし頃のOL時代は、土曜日は半ドンとされていました。死語となってしまった半ドン。そう!今日は土曜日半ドンです。
 繁忙期であるから止めようか・・でも、半日だけだから・・休みなく働いたのだから・・と迷ったあげくやはり出かけることにしました。
 料理研究家・奥薗 壽子さん講演会<料理は楽しくシンプルに!家族の笑顔は食卓から>
自らをナマクラ流ズボラ派とされる明るく元気な講師から学んだのは料理のみならず、家事・仕事においても気負わず楽しくこなして行くことだと・・。
 レディース倶楽部とあって2千席をうめる参加者は全員女性、忙しさの中、最終席に収まれたのもお陰様。

  < 自分流 半日仕事で 息を抜き >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隅田の花火

2010-06-17 21:09:05 | Weblog
 ずいぶん忙しい日々が続いておりました。久しぶりのブログです。
 久しぶりに開いたパソコンからは雪崩のようにたまったメールが溢れ出ます。
ショッピング・お知らせ・健康・ダイエット・・・これといって重要なメールではないのです。
パソコンばかりでなく仕事の忙しさでずいぶん置き去りにしてきた事もたくさんありました。
 昨年、挿し木したばかりで譲り受けた紫陽花の一鉢も気がつけば初めて純白の清楚な花を咲かせておりました。
 <忙しい>の字の成り立ちは心を表すりっしんべんに亡くす。つまり忙しさに心を亡くすのだと母から教わった事を思い出しながら、<忘れる>の文字もどこかに自分の心を置き忘れていたんだな・・・と開花した隅田の花火をながめ自問自答。

  < 紫陽花に ホット一息 語りかけ >  

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩酌

2010-06-09 21:24:14 | Weblog
 果樹農家にとっては一年中で一番忙しく、時間に余裕のない毎日であります。あまりの慌ただしさに一日が三十時間であれば・・・といつも思えるこの頃。
 ”飯! 風呂! 寝る!”のまるで働き盛りのサラリーマンのような日々であります。
 空に向かっていたそら豆が反り返り充分に実が入るとプックリふくらんだ塩茹でしたお多福顔のような豆と冬に仕込んでいたユズ酒をロックで晩酌するおばさん。
 いくら忙しくとも食事の準備、洗濯、掃除・・・手抜きしながらも主婦である自分の仕事と行なった今までとは違い、主婦業をバトンタッチしたおばさんは少しずつおじさんの様相に変わりつつあるな・・・と妙な心境でチョイと一杯。
 汗して働いた後の爽快感とこのひと時が最高!

  < 風味よし 疲れも癒す 旬野菜 > 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事仲間

2010-06-05 22:01:00 | Weblog
 ひとりで行なう農作業に欠かせないラジオも只今休業中。
 葡萄の房作りである粒間引き作業だけは機械に頼れない人海戦術です。人の腕前が出来栄えを左右する大切でとても根気の要る細かい作業です。
 この時季だけは友人にご無理をお願いして作業をお手伝いしていただきます。
わがまま、ご無理を聞いてくださる方々はずいぶん永いお付き合いとなりました。かつての子育て仲間、友達の友達、いろんな関係から作り上げた仕事仲間です。
 何年もおなじみの顔ぶれですから手慣れた作業に腕前もさることながら、メンバーも和気藹々とお喋りがラジオに変わり仕事を活気付けてくれます。
 おばさんパワーみなぎる葡萄栽培のガラス室のひとこまであります。
”さぁーて!明日も頑張るからねー!”

  < 活気付き パワー全開 ガラス室 > 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010-06-03 20:46:53 | Weblog
 ♪俺より先に 寝てはいけない 俺より後に 起きてもいけない・・・と歌われたのは関白宣言です。
 わが家の朝といえば、まずポコポコポコと夫がコーヒーを淹れる。その音より先には目覚める事の無い妻です。
それでも簡単にヨーグルトを準備し、パンを焼くのは妻の担当です。焼きあがったパン皿をテーブルに載せると言われなくても夫は妻の分までバターをぬる。
そんな連携プレーが暗黙のうちに成立した毎日が日曜日の定年後、しかし、毎日が仕事日の専業農家の暮らしです。ともあれつつがなく稼動をしている第二の人生・朝の巻。
 寝ぼけ眼でもコーヒーが出てくる、黙っていてもバターが塗ってある、それだけで有り難き幸せと感じるものです。

  <  木漏れ日も 爽やかに見え  朝の道 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

座右の銘

2010-06-02 21:20:32 | Weblog
 ある方から”<座右の銘>はなんですか?”と聞かれ言えなかったのですが事あると心に誓うのは<継続は力なり>これが私の座右の銘。口には出せませんが・・・。そんなことを思い出します。
根性なしの私に中学時代の恩師が卒業の時くださった言葉で今も心に秘めております。
 この言葉を励みに<畑仕事の農婆>は毎日三十分草取り作戦を続行中であります。
たかが・・・されど・・・ことごとく三日坊主で終えてしまう所信表明ならぬ初心表明であります。
 花好きにとっては野の花も可憐でとてもいとおしく思え、取り払ってしまうのは偲びないアカバナユウゲショウの群れて咲く様もエイ!ヤー!と成敗いたします。

  < 可憐さに 心も魅かれ ひと仕事 > 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする