晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

兎の昼寝

2016-03-31 21:37:27 | Weblog
 ウサギとして、農婆として真面目に生きて行こう・・・<あの日>誓い合ったウサギに再び出会いました。
なんと、少し荒れかけた温室の中でのん気に昼寝をしてるではありませんか。
 ウサギとカメのイソップのお話のなかでウサギは昼寝をし、思わぬ失敗をしてしまうそんなストーリーを思い出しました。
 いつの間にココに移住してきたのか、ずいぶん懐いて逃げる気配もありません。
 
 手を差し伸べても・・・
 
 餌を差しだしても・・・
 
 残されていたレタスをもぐもぐ食みながら、何食わぬ顔のピーターラビット。
 きっとレタスを食べ過ぎて眠くなってきたのかな? 
 
 廃業となったこの温室にはディモルフォセカやネモフィラが咲き、いつのまにか楽園となってました。
  < 春うらら うつらうつらの 夢心地 >

話しに花

2016-03-29 21:15:02 | Weblog
 「お花見にどうぞ…」の花便りに、今日は友だち二人お越しくださいました。
わが家まで来て下さったら、少し北上してお花に囲まれた<お気に入りカフェ>でランチしましょう。
でも、3時は私のおススメ地元の桜へご案内。
 こうしてわが家をさらけ出して「遊びに来てね」と言えるのもお互いお婆になったからかしら。
子育て期は忙しくって、また我が家はあくせく働く兼業果樹農家とあって友人たちの世間一般の家庭とはどこか違っているような気がしていました。
今は、少し時間に余裕も出来、元気が頼りで夫と取り組む仕事が誇れるようになった気もしています。
 「どうぞ!わが家の桃畑」「野菜もこんなにげんきなの…」とご案内も出来ました。
 桜はまだまだ2分咲きだけど、話は満開。笑い声が野山に響き渡っておりました。わはは・・・
  < 歳月を 越えて今日の 花見なり > 

ほうれん草だねっ!

2016-03-28 20:37:07 | Weblog
 野菜作りは農婆の担当。手塩にかけたほうれん草もエンドウも鳥避けネットの中で育っています。
爺はといえば、本業の果樹にエネルギーを注いでいます。各自マイペースで干渉せず・・・。
でも農作業は時に2本の手ではどうにもならず「婆の手も借りたし」と助けを求めることも有ります。

 今朝の農婆はお出かけ、とはいつても遊びでもありませんが・・・な訳で、爺の要請はお断り!
チョイ不機嫌そうなのが気がかりでしたが・・・あらかじめ数日前に予定を言っといてくれれば・・・と婆もチョイ不機嫌です。40年連れ添っても歯車は合わないことも間々あります。

 3時間ほどで用事を済ませ、野菜を取りに行きふと気づきました。ほうれん草だね。
 ほう・・・報告
 れん・・・連絡
 そう・・・相談が大事なんです。
 40年も暮らせば阿吽の呼吸という事もありですが・・・我が家ではムリムリ!
  < ほうれん草 世渡り語る 野菜かな >  
 

わが家の流儀

2016-03-27 21:24:33 | Weblog
 「ワタシは種蒔き」「ボクは水やり」なかなか頼もしい二人です。
わが家の定年後農業の爺婆はこうして同じ場所で作業をすることはなく、それぞれ思い思いの仕事をします。
一見身勝手なように見えて実はストレスを回避して円満な運営だと信じています。
近所でもそのような夫婦は珍しくもなく、むしろお互いを尊重しあって同じ目標に向かうとすれば大いに結構。
農業にはこんな良いところもあるわけです。
ただ、楽々経営とはいかず、割の合わない仕事のようですが、身体を使って知恵を働かせ健康体を保てるとすれば悪くはないね。
 大自然の下で老若男女、心は豊かになれるかも知れません。懐の方はどうもね。
  < ひたすらに 信じて生きる 定年後 >

花便り

2016-03-26 21:21:29 | Weblog
 今日は岡山でも桜の開花宣言があったようです。私の標本木も本日開花を宣言いたします。
今年は少し早いようです。昨年の≪花便り≫は3月28日でした。過去を振り返るのも良いものね。
 昨年は河津桜を植えていました。(一年経って誤字に気づく始末)
 ともかく私が自慢のお花見スポットは少し小高いところで展望も良いのでどうぞ皆様お越しくださいませ。
やわらかな緑と澄んだ空気が美味しゅうございます。ペコリ。

 ≪追伸≫ 
 お花見と言えば桜ですが、この地にあっては見逃せないのは桃の花でしょうか。
わが家の桃子もふっくら色っぽくなって来ております。
 
 桃の産地のこの季節は畑はピンクに染まりなかなかのものでございます。
周辺ではワラビ狩りもOKよ。
  < 追伸は 我が子自慢の 花便り >
 

老犬と農婆

2016-03-25 20:52:41 | Weblog
 我が家の愛犬ルイコの扶養義務者に「カットに連れていつてやって・・・」と頼まれていました。
もちろん料金はそっち持ちなので「いいよ。」です。<いつも助手席>でしたが、今回からは「そうはいかんよ。」とクレートを積み込みました。
 体重増加で犬のくせに飛び乗る事も出来ないドンくさいワンコです。
 農婆は自分の身も手が回りませんのにワンコのお世話とは・・・。
  
 わが家に帰り着いたアフターワンコはスッキリ老犬とも思えません。
 しかし、やっぱり車からはだっこで降ろす要介護犬です。
老いても体重コントロールと身だしなみは必須ですね。取りあえず婆も美容院予約をしました。
  < 助け合い 共に生きる 老いの途 >

農業女子

2016-03-24 20:11:07 | Weblog
若干6歳。春からはぴかぴかの1年生です。よって長い春休みの日々です。
休みも持て余しそうですが、さすがわが家の孫、畑仕事が好きとあって腰つきも堂に入ったもの・・・。
 夏野菜の地ごしらえです。植え位置に深い溝を作り、コンポスト堆肥を入れる予定。廃棄生ゴミから美味しい野菜が育っていくことをココで農婆は教えます。
しかし、ミミズが出るやらまだ冬眠中のカエルがでるやら女子には嫌われそうな力仕事を懸命にやってくれます。
 うれしいけれど、大丈夫だろうか…学校より畑が楽しみではないかと親はしきりに心配です。
 まあね。この子は小学校の給食の存在を知りさえすれば畑なんか…となるはずです。食べることが好きな子は作ることも好きなだけです。
 おかげで今日は、予定通りの仕事ができました。
お礼に春休みは映画でもいこうかね。ドラえもん?それともアーロと少年かな?
  < 春の畑 若き力に 助けられ >

モーニング女子会

2016-03-22 20:55:26 | Weblog
 在職期の夫は誘われ呑み会を断ることもなく、付き合いの良い人でした。今はウチの人。
 私たち定年夫を抱えた主婦仲間もそれぞれに予定があり「またランチでも・・・」の言葉ばかりで時間が合わせられないのも現実です。
 ならば、モーニング女子会にしましょう・・・と軽めの朝食を済ませ二度目の朝食でおしゃべりでした。
 ランチはどこに行っても圧倒的に女性客が占めていますが、モーニングもやはり女性で満席です。
そりゃそうね。ご主人方はきっとお仕事でしょう。それにしても若い女性が多いわ。ベビーを連れたママさんもけっこういらっしゃいます。
 私たちの子育て中はこんなことなかったね。もちろん<女子会>なんてなかったわ。
  
 モーニングをいただけば10時のおやつタイム。フルーツタルトの美味しいカフェなのでおまけ付き。
それぞれ予定もある事。しゃべる・食べるのモーニング女子会もささっと切り上げ帰宅したのはお昼前。
 そうそう、若い頃の夫も午前様でしたわね。
  < 定年後 元気盛りの 女房なり >   
 

初物75日

2016-03-21 21:23:32 | Weblog
 陽当たりの良い畑の傾斜面にワラビが見えるとちょっと嬉しくなります。
どんなに目を凝らしてもやっとこれだけ。やっぱりこれだけでは山菜おこわかな・・・。
 
 初物75日といわれるのでここは炊き込みではなく、少し手を掛けて蒸しおこわにしました。
爺には長生きしてもらいませんとね。
 
 立ち上がる湯気の向こうにふっくら蒸し上がった山菜おこわ。これで75日寿命が伸びました。
なのに爺ときたら、やれ「ワラビが硬い」の「色が冴えない」と旬を味わう感動の言葉も有りません。
「春だなぁ~」そんな料理人を喜ばせる言葉のひとつもくれませんかね。そんな一言でどんなに料理上手になれたことか・・・。40年、もう遅いね。
  < 幾年月 変わらぬ春は 平和なり >   

春季彼岸会法要

2016-03-20 20:59:10 | Weblog
 お中日は彼岸会法要に菩提寺にお参りでした。このお寺をイメージしたこのお菓子を毎年頂いて帰ります。
 フクロウ焼印のついたあけぼのの<もちどら>。なぜか、お蔭があるような気がするのは私だけかな?なので孫たちに一つづつね。
こうしてお寺へお参りすることも若い頃は少なかったのですが、今は婆の御勤めのように出かけます。
婆は読経後の法話のひとときにやっぱりお参りしてよかった・・・といつも思うものです。何か深いものが感じられる時です。

 今日は菩提寺の朝のお勤め前の仏飯・茶湯のお供えを毎日欠かさず守り通された先代住職の奥様の決意を知らされました。終始一貫60数年の歳月は並大抵ではないでしょう。
ご高齢となり、自らこのお勤めを辞退される決断をされたことが、なぜか自分の人生にもこんな日が・・・と思わずにはいられなかった。
そのことばかりが今も頭を過ぎっています。人生って・・・
  < 立ち止まり 過ぎた日々を 顧みる > 

お彼岸

2016-03-19 21:07:55 | Weblog
 生まれ育った小さな世帯ではお彼岸の記憶はそれほどなく、嫁いで知る先祖の供養でした。

 今朝は一升のよもぎ餅を搗きご先祖へのお供えとします。主婦歴40年。もう餡入れも手慣れたものです。
 菩提寺からお墓までの登り坂道が歳とともに難所となりました。姑が「いつまで来れるか・・・」と息を切らしてお参りしていたのもわが身となってきました。
 そこへいくと、お墓参りが好きな孫は見事に駆け上り頼もしく感じます。お参りの手順もよく覚えています。
 お花やお菓子にお餅、お酒などをお供えするのをカラスは木の上からじっと見ていますがこれは咎めることもできないものです。我々が去って行くとすかさずお供えを失敬しているカラスです。
 わが家のお仏壇のお供えも信心深いわが家のカラスたちが失敬しておりました。
  < 継がれゆく わが家の倣い 春彼岸 >
 


雨の日の留守番

2016-03-18 21:01:04 | Weblog
 卒園式の今日、予報では雨のようでした。留守番役がわたりました。
晴れていれば迷わず畑ですが・・・仕方なくパン作りをしながら3歳のボクの子守りです。
 きゃりあさんの<ふわふわ豆乳パン>が気になっていました。姑の残した使い方の分からない鍋で直火焼きで焼き上げてみました。
 ずいぶん違うね。上手くいかないもの。。。でも味はまずまず。
冷凍庫には<時の隙間>の白あんが残ってるわ。桜の花の塩漬けも残っているわ。これこれ!
 この季節にちょうどいい桜あんぱん。作りました。やっぱり焼きムラ!
  
 あんぱん作りながら、爺と卒園式を終えて帰る孫を待ちながらの会話です。懐かしい昭和の晴れの日のこと。
子どもの頃、晴れの日には学校から紅白薯蕷まんじゅうを頂いてたなぁ~。
あれは入学式、それとも卒業式だっかかな?爺も婆も昔の事で確かな記憶はありません。
ただ、まん丸の紅白まんじゅうが美味しかったことは爺も婆もよく覚えています
  < 晴れの日に 心ばかりの 花を添え >


 

季節の味わい

2016-03-17 21:07:01 | Weblog
 毎日の日課となっている孫とワンコの散歩も暖かくなるとつい道草してしまいます。
レンゲを見つけたりツクシを採ったりと長閑な田舎道。また今日もツクシ摘みをして、さっそくハカマ取りにかかる孫娘です。ワンコもあきれ顔。

 ツクシは摘んできても、ハカマを取る根気が要ります。ココは婆もお手伝いしながら初日は小さなお皿が一皿、みんなで分けあっていただきました。「あー美味しかった」の一声は料理人の喜びでもあります。
ツクシ料理にはまった孫娘はとうとう今日で三日連続のツクシメニュー。
 昨日まではシンプルに砂糖・しょう油の味付けでしたが三日目の今日は、「料理もバリエーションがあった方がいいね。」と卵を割り、カッカッカーと混ぜて流して卵とじを伝授しました。不慣れな手つきで卵とじが一皿出来上がり大満足。「これもなかなかイケるね。」
 そうそう「卵を丸ごと落とせば巣篭り」「鳥の巣なんだよ」と次の課題にもなりそうです。6歳児はお料理にとても興味を持つ年ごろのようです。明日はツクシの巣篭りかな・・
 婆は思います。きっとお料理上手なお嫁さんになるんだろうな・・・とね。
  < 野に遊び うれしい春の おもてなし >  

健康農法

2016-03-16 21:00:46 | Weblog
 畑に取り残された冬野菜も処分するにはもったいなく、全て収穫し春に向けての準備です。
防鳥ネットの下の外葉が傷んでしまった白菜・キャベツもひと皮むけば色白美人です。

 春先の畑始めにあたり、これからは健康的に畑仕事をしようと錆びついた鎌を自分で砥ぎ、これまた錆びついた一輪車を引っ張り出し作業に出かけました。そうそう手袋は春色で極めました。
 農作業用の一輪車は我が家では<ねこぐるま>と呼びます。この方がなんだかシックリ来ますね。
 わが家から近いこの畑も今までは愛車で通っていましたが<ねこ>がお伴で健康的に歩くことに・・・
歩くとなれば必要な機具など忘れ物などないよう、かといってたくさんは積むことも出来ず、その段取りも脳の健康です。
 でもまぁ「いちにっ!いちにっ!」歩数を数えて畑に着けば、312歩しかありません。なんて今まで不健康な農婆だったんでしょうね。
  < ネコ足で スローダウンの 健康法 > 

桃の花

2016-03-14 20:53:38 | Weblog
 昨日の女子会はこんなお雛様も作って婆達は遊びました。
 そうそう、桃の花があんなところ(温室内)で咲いてしまってはとわが家へ持ち帰りお雛様と飾りました。

桃の花といえば・・・この時季思い出すのは・・・
  ♪いつのことだか おもいだしてごらん~あんなこと・・・
   桃のお花も きれいに咲いて もうすぐみんなは一年生~
 桃の花を我が家に持ち帰った婆は、こんな歌を歌い「幼稚園で練習してる?」と孫に尋ねます。
「それ、なに~?」と怪訝そうな孫。この頃の子、知らないんだ・・・。
母親が教えてくれました。「最近は”こころのねっこ”よ」と・・・。
あぁ、歌っただけで涙が出てくるあの<思い出のアルバム>はもう歌われていないんですね。

 わが家の孫は18日が卒園式。これまた小さな喜びです。
時代は変わっていくんですね。でも子供の成長はいつの時代も変わることなく嬉しいものです。
  < 健やかに…願いをこめて 花一輪 >