晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

黄葉

2014-11-29 22:36:54 | Weblog
 収穫を済ませたブドウの葉は、種類により紅葉であったり黄葉であったり様々に変化してきています。これもまた美しいものです。
 シャインマスカットは黄葉となり葉っぱの役割も終え休眠していきます。

 今日も大した仕事をしたわけでもないけれど、腰は痛いし自分にごくろうさま・・・の意味を込めて、夕食前にちょっと温泉へ行って来よう・・・そんな気になりました。
さあ、これから家族そろって夕食という時間ですから、こんな身勝手は少々気が引けます。

わが家から10分足らずの近場の黎明薬湯温泉。
 独特の薬草の香に身体の芯から癒される、そんな気がします。
露天風呂の冷たい外気の中、輝く星と月をながめながら熱めのお湯でのんびりしてきました。
 我がまま婆は、今夜は薬湯温泉で英気を養いまた明日から頑張ります。

  < 無の境地 しばし見上げる 夜空かな >

となりのトトロ

2014-11-28 21:01:10 | Weblog
 孫が大好きな<となりのトトロ>で、ちょうどこんな三色の<オハギ>を食べるシーンがあります。
 
 わが家の孫がそのセリフまでも覚えているのは、きっとオハギが好きだからでしょう。
サツキ・メイ・お父さんが引っ越してきたところでお世話してくれたおばあちゃんとの会話でした。
 サツキ 『男の子はきらい』『でも、おばあちゃん家のオハギは、とーってもスキ!』
 ばあちゃん 『たんと、お上がり。』
サツキはみどりのオハギ、メイは黒いオハギをとってもおいしそうに食べます。

 三色のオハギはきっと小豆餡・ずんだ餡・きな粉じゃなかろうかと婆は察するのであります。

 今日の我が家のオハギは小豆・青大豆・七夕豆の三種類の豆を使った餡です。
    
 青大豆を枝豆で食べるころ、薄皮を剥き冷凍保存しておいたものです。
豆が完熟すると青大豆となり、手作り味噌に加工します。うま味のある大豆です。
 ずんだ餡を作ろうと思ったのは、いつもお邪魔している<リンさん>ブログがとても気になってました。
初めて作るずんだ餡です。
     
 もう一つは、七夕豆(白いんげん)の餡。わが家では欠かせない上品な甘さの白餡です。
柔らかく煮て練り上げます。
 冷凍庫に眠っていた小豆餡とで三種が勢ぞろいし「たんと、お上がり・・・」と婆。

 どれもが我が家で育てた豆たちですから、この楽しさが分かる独り暮らしのあの方にも食べていただきたくなりました。
 三種に季節の彩を添え≪我が家の豆です≫と自信を持ってお届けしようと思いました。
まさに<大風呂敷を広げる>とはこの事なんですね。

  < 大風呂敷 楽しさ嬉しさ 包み込み >
 

まめに暮らす

2014-11-26 22:05:30 | Weblog
 秋は豆の収穫期。やっと形になったわが家の豆たちです。
七夕豆(白いんげん)・小粒黒豆・青大豆・小豆・落花生。

 お正月のお節料理の黒豆は、まめに働き、まめに暮らせるようにという縁起だと言われています。
勤勉で健康に暮らせるようにという願いが込められているのでしょう。

 私が子どもの頃、実家では隣近所でお祝い事があれば、内祝いと称して重箱に入ったお赤飯が届いたものです。
母はお赤飯をいただき、重箱をお返しする時には決まって少量の豆を重箱にいれておりました。これは、まめに育ってくださいということだと教えてくれたことを思い出します。
 紐落とし(今でいう七五三です)や成人のお祝いなどを祝っていたのだと思います。
かれこれ50年ほど昔の、日本の美しいしきたりでしょうか・・・。
 そんな事を思い出しながら、小さな豆をコロコロ転がしながら指先で選り分けてやりました。
 キズモノ・虫食いを取り除いてやると見た目も一段と良くなり、苦労の甲斐があったというものです。
 試行錯誤で始めた野菜作り。豆の種類ごとに様々な思いがあるものです。
 亡くなった実母の歳を超えた今、アラカン農婦の豆のレパートリーも増えてきました。

  < 収穫を 喜び跳ねる 指の先 >

今度こそ・・・

2014-11-24 22:28:46 | Weblog
 今朝は、一昨日の燻炭作りの失敗を教訓に、再びチャレンジしようと畑に向かいます。
途中の大銀杏の木は青空に映え、とても穏やかな燻炭日和。

 前回の失敗は火力不足と思われ、今度こそ・・・と予熱に力を入れてみます。
     
 一昨日の70%ローストのもみ殻を余所眼に、今度こそと点火です。緩やかに煙が晩秋の畑をさまよいます。
 順調にもみ殻も焼けた夕方、いよいよ焼き芋の準備です。
濡れた新聞紙でサツマイモを包み、アルミホイルで覆い焼きスクモの中に投入します。
 そうそう、焼き上がるまでに前回の失敗焼きスクモを袋詰め。いつものように整列して記念撮影と相成りました。
水をたっぷりかけて消火したつもりの燻炭も、まれに発火してくることがあるのだとか・・・危険!危険!
 まだ乾燥が出来ていない燻炭はポカンと口を開けたまま倉庫に入れることとなりました。
    
 一連の仕事を終えて帰りの大銀杏の木、向きが変わればスッキリ爽やかにそびえています。
 農道の側溝は、色鮮やかな落ち葉の彩り。冬もそこまで・・・そんな野山です。

 三連休は燻炭作りの婆でした。
孫の三連休は「縄跳びのロープが自分で結べるように練習しましょう」ですって。
跳ぶ練習じゃなく後片付けの練習なんだって。苦悩の4歳児です。
 婆の農作業も、幼稚園の宿題も簡単に諦めてしまわず、工夫して考えることが大事だね。

  < 四苦八苦 先には確かな 達成感 > 

楽しむ農

2014-11-22 20:42:33 | Weblog
農業は厳しい仕事。でも、長い間には楽しさも見えてくるもの。
面白半分で挑戦した燻炭つくりも今年で何度目でしょう。過去の燻炭作りはこちら→<涙の燻炭5年生
ゆるやかな風になびく籾殻の燻る匂いの中、農婦の頭は夕方にはこの籾殻も真っ黒に焼き上がり、余熱で焼き芋までもが焼き上がる…そんな計算ずくめの今日の仕事。

 
 楽しく働くのは婆ばかりではなく爺もおなじ。いよいよ念願の乗用草刈り機を購入し、さっそく畑中の草刈りに試験走行。その姿、ミニチュアサーキットのようです。
 夕方まで細々と煙を上げていた燻炭は火力不足のためか、炭化することなく燻炭も焼き芋も叶わぬものとなりました。

 第二人生は楽しみながらの農の途、シナリオ通りにはいかないものね。ゆるゆると過ごしましょう。


  < 楽農は トミカに遊ぶ孫の如し  >

縁結び

2014-11-21 22:26:35 | Weblog
 朝早く、年金受給者の一行は、縁結びの神様で名高い出雲大社へのバスの旅に出発です。
そこそこの年齢の参加者達です。もしかすると私、最年少かもしれないわ・・・。
 県北の蒜山サービスエリアまで来れば紅葉はきれいだし、遠くに見える冠雪の大山も別世界のようです。

 バスはひた走り、出雲の国へと・・・。
 参加者年齢から、我が息子・娘の良縁を・・・と心ひそかに願う人も多いと思われます。
   
 大きなしめ縄の下でお詣りします。ここでは二拝四拍手一拝の作法です。

 
 如何にもお蔭が頂けそうな立派な注連縄です。


 こちらの注連縄は先般、御慶びのご成婚が行われた千家家の御門ということでしょうか・・・。
 良縁にあやかりたいものです。二拝四拍手一拝!
 
  < もらわぬ息子(こ)行かぬ娘を 憂う親 >

清々しい朝

2014-11-18 22:07:15 | Weblog
 今朝は我が家で見上げる空もよく晴れ、庭のヤシの木から透かしてみると昨日の沖縄の空のようです。
 3日間の旅疲れもなく、むしろ留守の間の野菜や花の様子を見たくなるものです。

 考えてみれば、若い頃はともかく家を空けることの無い生活をしていました。それがあたり前で不足に思うことでもなかったのです。
 
 気の合う仲間とちょっとした旅に出る。そんなことで慌ただしかった日常から解放され、気持ちがすこぶる新鮮になっていることを今朝は感じたのです。

 亡き姑が高齢でありながら旅行を楽しんでいたのはこんな感覚に浸っていたのではないかと思われます。
 昨年、姑を看取ったあと親族から「これからは心配もないので旅行もしたら・・・自分たちが元気なうちに・・・」と声掛けしてもらったことが思い出されます。
 ちょっと味を占め、今度は私の番だわさ。

  < 爽やかさ 百点満点 今朝の空 > 
 

ただいま~!

2014-11-17 23:01:30 | Weblog
 楽しい思い出をいっぱいつめて「ただいま~!」と元気よく我が家へ帰ってきました。
出掛ける時に見送ってくれたという幼い孫達はすでに眠ってました。

昔乙女も旅行を終えてわが家へ着けば〈おばぁ〉です。
沖縄では〈おばぁ〉なんてよぶようですね。ちょっとぶっきらぼうだけど深い愛を感じるいい呼び方だなぁと思います。
 おばぁは思います。 孫達にもあの青く澄んだ海を・・・あの雄大な魚たちが生きる海を・・・見せてやりたいなと。
  海といえば瀬戸内海の美しい海を見て育った私。瀬戸内海もいいけど、やはり沖縄の海は最高。
子ども達が大きくなってもあの美しさは永遠でなくては・・・。守らなければ・・・。

  < 自然界 言葉にならぬ この感動 >

海が…空が…

2014-11-16 21:55:16 | Weblog
 2日目のブルーに染まる沖縄。これこそが非日常なんだと思わされた日です。
昔乙女たちは晴れ女ぞろいです。
11月だというのに太陽が照りつけ、紫外線が少し強すぎます。
でも、旅には晴天、これほど有り難いことはないわね。
 私の大自然の中での日常は、作物の緑と大地の土色に染められてます。
 2日目、色違いの一日が流れていきました。
明日は晴れ女も泣きそうです。
〈 空と海 土の色をも 忘れさせ 〉

さとうきび畑

2014-11-16 11:32:06 | Weblog
♪ ザワワ-、ザワワ-、ザワワ-…昔乙女は思わず口ずさみたくなる〈さとうきび畑〉の歌。
 私たちは、幼い頃にあのさとうきびを若く強い丈夫な歯でかじったっけ…懐かしく思い出されます。

昭和の田舎の女の子でした。
  〈 南国の 風が運んだ 幼い日 〉
  

いってきま~す!

2014-11-15 23:52:46 | Weblog
毎朝、日の出と共に直売所通いの毎日でした。
そんな季節限定の仕事も終了しホッとできる朝。
やはり今朝も朝日から一日が始まります。
今朝の日の出は岡山空港から始まりました。
8時30分発、沖縄へ向けて昔乙女は少し遅れの2泊3日の還暦旅行となりました。

これまで毎朝、直売所に通っていた婆。
爺はといえば、2歳の孫に飛行機を見せるため毎朝ここ岡山空港まで通い続けていました。
そんな爺と孫も今朝は、婆の乗った飛行機も見送ってくれたんだとか。
婆はホントに幸せ者です。
良き友に、良き家族に恵まれました。

 夜更けまで、昔乙女はにぎやかにまるで修学旅行。沖縄の夜。 

〈 シアワセが 胸に染み入る 旅の夜 〉

便利だけど・・・

2014-11-14 21:06:17 | Weblog
 田舎暮らしでも、それほど不便だと感じない世の中になったものです。
24時間営業のスーパーマーケットやコンビニでより快適に暮らせるようになりました。
 
 現金の振り込みは金融機関と決め込んでいた私も、最近はコンビニ利用が多くなりやはり今を生きてるんですね。
 ところが便利な中に思わぬ落とし穴が・・・。
レジカウンターで領収を済ませたものの、その横には、話題となっていた<メロンパンの皮>焼いちゃいました・・・がちょうどいい位置に置かれてます。
 こういったコンビニ戦略にどうも乗ってしまう婆なんです。

 ついでの一つが思いのほか高カロリーなんです。

  < 便利さに 飼いならされた 仔豚かな >

練習

2014-11-12 16:13:13 | Weblog
スマホ投稿、試験中。  
 携帯での投稿は何度かやりました。  
 でも、今度は分からないことだらけのスマホ投稿の練習です。
便利な機能はつかわなくては…何事にも挑戦しようとする、気持ちだけは持ち続けたいと思うのです。 

〈 文明の 利器を頼りの
 ぼけ対策 〉

秋から冬へ

2014-11-11 21:42:55 | Weblog
 秋のブドウの収穫も先が見え、あと数日で終了となるでしょう。
市場出荷に励む爺と産地直売所担当の婆は、自分の持ち場でそれぞれ頑張りました。

 毎日、決まった時間に夕食をすませると就寝前がPCタイムとなります。
昨夜も、いつものように同じ果樹農家さんのブログから夜のブログ散歩が始まりました。
 収穫期で忙しく、少し残業をされた・・・そんな記事に気持ちが重なり「お疲れさま」と声かけしたい気分です。
 いつもなら、次々とお馴染みのブロ友さんの訪問となるのですが、どうしたことでしょう・・・。ここで爆睡してしまう婆です。
座卓のPCに向かう背後には、いつでも寝られるように布団を延べておりますが、昨夜はブログ徘徊もそこそこにバタンキューで朝を迎えたわけです。
 きっと、収穫も一段落できそうだという気の緩みでしょう。

 秋が過ぎ去れば、今度は冬のブドウが出番を待っています。
冬ぶどう<紫苑>ワインレッドのこの娘を嫁がせるためもうひと頑張りしなければなりません。

  < 一段落 安堵が誘う 睡魔かな >

雨でもいいさ・・・

2014-11-09 20:54:53 | Weblog
 昨夜からもう雨だと諦めていました。雨にも負けず、秋のウォークは決行です。

 朝、3台のバスは雨の中を県北・奥津渓を目指し出発です。
参加者の多くは60代から70代でしょうか・・・。小学校区の行事とあって、同じ時期に子育てをした懐かしい顔ぶれにも会え、話もはずみ、これはまたいい出会いというものです。
 モミジの季節は車も渋滞するという行楽地も、幸か不幸か停滞することも無くスムーズ、これも雨のおかげです。
      
 渓谷を流れる水のきれいなこと。しかし、紅葉は夏の天候や台風の影響があったのか満足度は「ふむぅ~!」
 雨に濡れた遊歩道に貼り付いたモミジはしっとりと和服の柄を思わせます。
 奥津は温泉場でもあり、露天風呂が見えます。お客様も無いのでカメラOKですね。
 ここは河原での足踏み洗濯で有名なところです。
観光とはいえ絣の着物に姉さんかぶりのお姉さんがこの河原で足踏み洗濯してるのが奥津ならではの光景でしょう。雨の日、洗濯してもね・・・。
 川縁には<衣洗う奥津のおやこ>の像が雨に濡れながら建っています。傘でも差しかけるかのように孫は見入っています。
雨合羽に傘を差し文句なしにコースを完歩しました。それもこれもリュックの励ましが有ってのこと。
  
 お母さんに持たせてもらったお弁当とおやつでひと休み。
 買い物も楽しみのひとつ。100円5枚を婆は小さな財布に持たせてやっていましたので・・・お土産を吟味する孫です。
大好きな金平糖をかいました。「爺にも・・・」と小さなお酒を買いたいのですが、もう破産してます。
 先日、満月に向かってフリフリした婆の財布から、何とかお土産が揃いわが家へと・・・。
 根性を試されるような雨のウォークの一日でした。

  < 弁当に 元気付けられ 雨もみじ >