晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

栽培いろいろ

2011-10-30 21:33:33 | Weblog
 通りに面した水田、昨年と同じ稲作のようですが、今年は奇跡のリンゴ 木村式自然栽培です。
 とても無理だな・・信じられない・・と思いながら聞いた岡山でのシンポジュウムはたしか昨年の秋でした。きっとこの方も・・・。
その後、自然栽培に取り組もうと決断された農家さんだと思われます。

 ぶどう栽培にあっても、無肥料・無農薬はとても真似できる農法ではないと思うのですが、同じぶどう農家でも栽培方法、目的もいろいろだなと感じさせられたのも産地直売所でした。
 先日お会いしたぶどう搬入農家さん”ぶどうは手を掛けるより量産だよ・・・”とおっしゃられました。
生産者ともいえないぶどう農家の嫁でしかないのわたしですが、やはり”ぶどうは充分手をかけ愛情をそそぎ美しくあってほしい・・・”と思うものです。ちょっとした農家のこだわり・・・

  < たいせつに… そんな思いで 育て上げ >

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秋を撮る・・・

2011-10-28 23:18:54 | Weblog
 今年は柿も豊作のようです。
 取り残した渋柿をもう少し干し柿にしようと欲を出し高枝切りバサミでも届かないてっぺんの数個を脚立をプラスして取ったのでした。

 昔は長ーい竹竿を上手に使ったものですが・・・。ハサミだって上手にキャッチするものですから柿取りもらくらく・・・。
柿をねらい、脚立に登りながら見上げた空はそれはそれは見事なスカイブルーです。
あまりに綺麗なものですから、思わず柿を取るのはさて置いて・・・撮ったのは写真なのでした。
 欲張りおばさんだって、忘れず鳥たちのために残しましたよ・・木守り柿。
 秋は楽しさいっぱい、美味しさいっぱい・・・。

  < 秋の野辺 いつしか心 天に向き >

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仕事はたのしく・・・

2011-10-25 22:19:04 | Weblog
 仕事があるのはシアワセ、たのしくできればもっとシアワセと思っています。
人にはそれぞ価値観の違いはあるでしょうが、こんなことを嬉しく思う自分は少し変わり者かなと感じてます。

 果樹栽培にはたくさんの労力だけでなく、たくさんの堆肥を施しております。
コスト高のようですが、コンパクトに袋詰めされた堆肥で作業をスムーズに行います。
 お米の収穫を終えた田んぼに小さく刻み残された稲わらを、果樹園で排出されたこの堆肥あき袋に丹念に詰め込みます。
野菜作りのエコ・有機堆肥に利用しようと思いますので・・・。
 めいっぱいギュッ・ギュッと稲わらを詰め込み紐で縛り上げます。ひとつ、ふたつ・・・作り上げるうちに手際もよくなり田んぼの畦にずらり整列した姿。お見事!思わずおばさんはガッツポーズ!
この礼儀正しく?並んだ姿が楽しくて、うれしくて、可愛くて毎年記念撮影であります。

  < 仕事終え 気分爽快 拳上げ >

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煮詰めれば・・・

2011-10-24 21:59:52 | Weblog
 自家栽培のくだものの収穫を終えてしまうまでに必ず作っておきたいフルーツソースです。
 毎朝のヨーグルトに添える我が家の季節の保存版。

 残り少なくなったマスカット、シャインマスカットのコラボであります。もちろん器量が悪く市場に出るあてのない不出来なブドウたちが納まるわけです。
 コトコト煮て瓶詰として長期保存に耐えるよう加工します。
たとえ出来が悪かろうが手塩にかけたわが子ですので高級感は損なわぬようにと、あえて小瓶に詰めました。
 秋の夜長、愛しい思いの夜なべです。

  < 血と汗を 凝縮すれば 琥珀色 >

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器量よし

2011-10-23 21:20:42 | Weblog
 やはり葡萄は器量・・・女は気立て・・・それじゃあ男は・・男はやっぱり経済力か・・・なぁんて考えながら仕事をしています。

 葡萄のパック詰め作業です。アイテムはハサミと塗り箸。
葡萄は器量がだいじですから、栽培途上から出荷の最期のさいごまで容姿にこだわっています。
少しそっぽ向いた粒は”もう少しこっち向いて・・・”と塗り箸で整えてやります。
美しいものをより美しく、それなりのものはそれ以上に・・・と磨きをかけて送り出すのが育てたものの使命でしょうから・・・。
 そんな手作業をしながら、こんなに便利な魔法の棒があればいいな・・・とおばさんは考えております。

  < せめてもの 思いをこめて 手作業に >

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ひとり農業

2011-10-22 22:19:24 | Weblog
 農業経験のない青年がたった一人で失敗を繰り返しながら農業に挑む<ひとり農業>この番組がすきなんです。
 昨夜は、昼間の作業で疲れ果てていたんですがこれだけは見逃しませんでした。

 農家の我が家、野菜作りに関しては私の独占分野、だれも口出ししない<ひとり農業>であります。
このようにひとりで家庭菜園を切り盛りするおばさん仲間はたくさんいます。
昨日は、そんな方々のために、自分のために菜園で使用するための稲わらの結束・収納をおこなったのでした。雨が降らないうちにと大急ぎで・・・。
 そのように忙しく働く田のなかで、携帯の着信音がなり”父の受け入れ施設が決まったよ・・・”と親友から安心と喜びの声が届きました。
 ハーハー・フーフー息を切らしながら話している私の作業に気付き”申し訳ないね。使わせてもらうのに手伝えなくて・・・”と友の声です。
農作業の厳しさを知り得てるからこそなんでしょう。
 いえいえ!とんでもない。お互いの老親の介護時には心の支えとなり、畑仕事の苦労も分かり合える仲ですから、その気持ちがなんとも嬉しく感じたのです。
 農業も介護も分かり合える人がいるのが気持ちを軽くしてくれます。

  < 厳しさも よろこびも知る 農に生き >
 

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日本晴れ

2011-10-20 21:55:55 | Weblog
 青空を突き抜けるように畑にそびえる皇帝ダリア。雲一つなく快晴です。

 ”できましたよー”の電話が入りました。
一昨日、刈り上げた稲が乾燥・籾摺りをすませお米となったのです。この工程は委託しておりますから・・・。
大規模ライスセンターでなく個人経営でお願いすると、ありがたいのは我が家で生産したものが間違いなく我が家に戻ってくることでしょう。その為にも減農薬に努めております。
 フォークリフトで軽トラに積み込んでいただいてもその後がたいへん。
30キロの米袋はトータル年齢120歳の夫婦二人には年々厳しゅうございます。
”ヨイショ!・ヨイショ!”と低温貯米庫に納めた後はティータイムです。
 ”いつまで運べるだろうか・・・””昔は大型円柱ブリキ缶、あれに比べると・・・・”
昔話がお茶の友です。
 父が亡くなり止む無く受け継いだ米作りです。当時の私たちはトータル年齢若干55歳(30歳+25歳)の後継者でした。
 我々は、しみじみ思います・・よくぞ・・・晴れて本日は一年分の食糧を確保いたしました。

  < ティータイム 苦味ほのかに 回顧録 >

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美田を残さず・・・

2011-10-18 22:06:02 | Weblog
 もうやめてしまおうか・・・そんな思いを持ちながらこれまで続けてきたお米作りです。
 少しばかりの水田に我が家と弟世帯の一年分の自家用米です。
このご時世、たとえ少ない耕作地であっても機械なしではとても出来ないお米作り。そのコストを考えれば市販されたもので賄ったほうがいたって合理的であります。
かといって親から受けた田畑も耕作放棄地となってしまえば管理上これも困りもの・・・。跡取り息子の苦悩です。

 予定通り、朝から夫兄弟は力合わせて稲刈りです。
お米の年間消費量が人一倍多いわたしですので、人一倍働こうと意気込み田に向かいます。
”手伝いは要らないぞ!”と夫の声。そりゃそうでしょうよ・・・小さな田に戦車のようにコンバインは走りアッという間に作業は終了です。
 毎年繰り返されるお米作り、この作業をするたびに思います。亡き舅の残したものは有り難いんだけれど・・・少々厄介な水田とどんなことでも助け合える兄弟。

  < 兄弟愛 これ最高の 遺産なり >
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責任をもって・・・

2011-10-17 21:59:00 | Weblog
 ピンク色に染まった西の空が今日のハイライトであります。

 仏前にお供えした箱をお下げしてそーっと中身を確認しました。
 第62回岡山市敬老会 御祝の熨斗がかけられた小さな和菓子の詰め合わせです。
昨日行われた敬老会で姑に贈られたお祝いの品々でした。
 人口70万人の岡山市の何割の方がこうして祝っていただいたのでしょうか、高齢者の多い町内会でもあります。さらに、わが姑は町内の最高齢者でもあります。
 姑97歳 要介護5 介護施設での暮らし、食事はミキサー食ですからあれほど好きだった和菓子も口にしなくなっています。そんなわけで・・・

 お母さん、今年も私たち家族がちょうだいたしますね。今年はひ孫にもやってくださいな。
 お母さん、このひ孫はあなたに似て仏壇に向かい南無・南無アンが日課ですよ。ですから、責任もってお供えはいただきます。

 追伸 西の空がきれいです。秋の夕焼け鎌を研げ・・でしたね。
 明日は、あなたの息子達は稲刈りです。鎌はもう要らないので、エンジンよし!燃料よし!指さし確認でスタンバイしてますよ。こちらも責任もって・・・。

  < もの想う 黄昏時の 茜空 >  
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社会見学

2011-10-15 21:08:56 | Weblog
 そろそろ秋の葡萄も最盛期を過ぎ終盤にさしかかつております。
 今年の出来栄えをカメラに収めることも忘れて出荷作業に追われる毎日でした。

 この葡萄(シャイン・マスカット)売るのは私、作るのはあなた・・のおおよそ作業分担の我が家なんです。同じ作業を二人ですることになると、船頭多く…になりかねないですもの。
 そんなわけで、作り担当の夫は産地直売所にはさっぱり出向こうとしない、いえ、未だ搬入経験なしであります。
朝の開店前の直売所の楽しさはぜひ一度あじわってもらいたいと常々思っていた販売担当者です。
 この度、夫の社会見学・産地直売所初体験と相成りました。
夫は助手席、通勤ラッシュ時の走行は定年退職いらい久しぶりと思われます。すっかり生活エリアが縮小してしまった現在ですから・・・。
 まずはバーコード発行、続いて昨日の売れ残りの確認、我が家の目印・オレンジリボンを探します。そしていよいよ搬入です。
夫の”何にもないぞ!”の声。そうなんです、お陰様でこのところ完売!
 どうよ、この確認前のドキドキ感と完売確認のよろこび・・これがたまらない朝の産地直売所であります。
 搬入を終え”父ちゃん・父ちゃん見てごらんよ・・”と夫にもう一つの楽しさ教えます。
産地直売所のベンチでは、搬入を終えた生産者さんが和やかに自販機端会議をしています。
夫とほぼ同年代と思われる生産者さん達は、まいあさ顔を合わせ爺放談(時事放談)です。
 年金が・・・大根が・・・ワッハッハ~と今朝も快調ですがな、これが定年退職後の健康法だと思うのです。

  < 定年後 清く正しい 健康法 > 
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アベック

2011-10-12 22:10:08 | Weblog
 青ブドウ・黒ブドウの仲良しがこの秋、産地直売所にデビューいたしました。我が家流の箱詰めです。
我が家の代表選手、ツヤツヤ華やかな大粒シャインマスカットとドッシリ安定感のある大粒オーロラブラックの葡萄二房を箱詰めしました。やはりオレンジリボンでお洒落して・・・。

 ブドウ農家ではこのような箱詰め法を<アベック>と申します。
昭和生まれの私には<アベック>は聞きなれた言葉ですが、このごろではすっかり耳にすることもなくなりました。
現代でいうところの<カップル>です。このほうが馴染まれているようですが・・・。
 生産農家はあの手・この手で旬を味わっていただくために手塩にかけたわが子を市場へと送り出しております。
どうぞ皆様にかわいがられ、喜んでいただけますように・・・と。
 そのように願い働くじぃ・ばぁはブドウ作りのカップル。

  < じぃ・ばぁの 育てし葡萄 アベックに >

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みかんの花咲く丘

2011-10-11 22:24:35 | Weblog
 姑と同じ介護施設で共にお世話になっていた叔母が家族に見守られ永眠いたしました。
 ながいながい介護施設での暮らしでした。それに加え最近は闘病生活、それにも厳しさが増し側でみる私たち親族も胸が痛む思いでした。
 
 叔母との最期のお別れ時には<みかんの花咲く丘>の曲がながれておりました。きっと歌も好きだった叔母に家族は童謡唱歌を選んだのでしょう。
我が家の母を見舞い帰り際には叔母のベットに立ち寄る。そんなことを繰り返しているうちに、何度となく叔母とも一緒に歌を歌ったものでした。
 母と叔母、三人で<おぼろ月夜>を歌ったことも思い出されます。
 ♪みかんの花が咲いている 思い出の道 丘の道・・
枕元のぬいぐるみに組み込まれたオルゴールもこの曲、オルゴールのネジを巻き、曲に合わせ歌ったものです。
 甥の嫁である私に対しても母親のように優しい叔母でしたから・・・ 
♪今日もひとりで 見ていると やさしい母さん思われる・・・そんな歌詞が胸にしみます。

  < 秋空を 見上げ寂しく 人想う >
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たのしくて・うれしくて・・・

2011-10-05 22:02:46 | Weblog
 話題に事欠かない産地直売所のまいにちです。
 今日は予報どおりあいにくの雨。
今朝は、雨にもかかわらず産直に足を運び買い物をしてくださる方に、心ばかりのキモチを添えていつもより大盛りにして葡萄パックを作り搬入しました。
葡萄を並び終えると生産者の私も消費者として買い物です。お目当てのものがあったものですから・・・。
 とても素敵な花束を買いました。ちょっとしたボウルほどの大きさに束ねたミニバラが値段も格安。
ピンクの濃淡グラデーションも見事でしたから・・・。
空っぽになった葡萄コンテナーには華やかなミニバラが・・。
 同じ農産物生産者として、このバラを出荷された方の心内が伝わってくるようです。とても綺麗でよろこばれる品も育てる苦労とその対価を思うと、しみじみ農業は割が合わないなと感じます。
 そんな農業も出来栄えの満足感と喜んでくれる人の顔が見えるのがやりがいなんです。  

  < はなやかに 暮らし彩る 農の道 >  


 
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整理整頓

2011-10-04 22:04:06 | Weblog
 ”ワァオ!えらい寒いですなぁー”と一枚着込みました。ずいぶん着古したドット柄のシャツを・・・。
 今朝はこの秋一番の冷えのようです。
そろそろ夏物を整理し衣類の入れ替えをしなければ・・・。出しては仕舞う、季節の変わり目に出したものの着ることのなかった夏物衣類を再び仕舞い込む、こんなことの繰り返しです。
1・2年、着ることのなかったものはきっと必要としないもので、たとえ無くったって困らないであろう・・・きっぱり捨てたい、でも捨てられない・・この性分はホトホト困りものです。
 人生の終わりだって予告があるわけではないのだし、あわてないよう整理をしなければ・・と思う季節の変わり目。一番苦手な整理整頓。

  < 人生も 秋へと向かう 朝の冷え >

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一筆啓上

2011-10-01 22:10:32 | Weblog
 今朝も昨日と同じ朝、一日の始まりは車の運転から・・・。運転歴40年も気の緩みは禁物です。
ことに近ごろ若いころとは違うな・・・と感じるのです。そんなこともあり自分への戒めに一筆したためたのでございます。
 筆ペンを持ち、小さな紙に<心にゆとり>と・・・そして運転席正面にこっそり貼り付け安全運転しております。

 いよいよ朝ドラ<おひさま>も"女性達よ、良き人生を!”ということで本日は最終回でした。
 陽子さんが在りし日の春樹兄さんから教えられた<心に太陽を持て>の言葉を思い出しながら・・私は中学時代の音楽教師からこの言葉を教わったことを思い出しました。
 <心に太陽を持て、唇には歌を>と・・すてきな言葉です。
今の私には<心にはゆとりを>なんです。そして、<荷台にはアレキサンドリア>です。

  < 朝ドラに 学びひとつの 人生訓 >

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