Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

Attention Please

2006-12-01 01:47:33 | Weblog
昨日(一昨日)のシンポジウムでWeb2.0時代の(?)集客の秘訣を聞かれ,橋本大也さんは最低限の方策として「毎日更新すること」「タイトル(ないし本文)が長文であること」などを挙げた。もちろん「中身が面白いこと」はいわずもがなとして。これからのマーケティングは Attention から始まるのではない,という思いが揺らいだ。

ブログを書く以上,アクセスが多いほうがうれしいのは間違いないだろう。講演にしろ講義にしろ,他の条件を一定にすると,聴衆が多いほどうれしい。「俺の話を聞いてくれ」という想い…だから安いギャラでも教壇に立つ。ただ,研究ということになれば,ぜひ聞いてほしい相手は不特定多数ではない。いや,極論すれば,たった一人であることも…。

自分の考える,ある意味「病気」ともいえる思考を聞いてくれる人がいることにに勝る悦びはない。しかし,それ以上の悦びは,自分が話を聞いてほしい相手から,自分が聞き手として指名されることだろう。

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