Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

共同研究者たち

2007-05-26 02:01:46 | Weblog
金曜。あるサーベイ論文を実務家の人々に紹介。「・・・らしいよ」という又聞きの噂話をしているようで,インパクトを欠く(元論文を自分でしっかり読んでいる場合は,ある程度自信を持ってしゃべれる・・・といいつつ,うろ覚えの部分もあったりして)。今後の共同研究をどうするかの議論で,社会的争点への意識変容,opinion dynamics といったテーマが浮かび上がったきた。それはまさに,preference management ではないか。いきなり愛を告白されたような気分。

木曜。まずは共同研究を模索中の実務家と打ち合わせ。前半は,ぼくの与太話で時間をつぶす。米国の優秀な先生たちは,高度な学術的論文を書く一方,MBAの授業や企業へのコンサルでの丁々発止にも長けている。だが,それは内容的に関連しているからではなく,ただ「頭がいい」という共通要因による相関ではないのか。理論的論文を書きつつ,政策提言を行う経済学者もそうだろう,などなど。それで?と問い返されると困ったところだが,それはなし。武士の情けか。

そのあと,Mセンターに行くと黒山の人だかり。おじさん軍団とは別に,若い女性たちの一群もいる。場所をお洒落なカフェに移し,若き研究者たちと打ち合わせ。ぼくがハエがとまるような投球をしても,いまのところバックがしっかり守ってくれるので,何とか「打たせてとる」形になっている。だが,勝敗の責任は負わねばならぬ。つまり,形ある成果にすること。そして,最後はみんなでビールかけでもしたいもんだ(というノリではないかもしれないが・・・)。

土曜・・・午後から大阪に向かう予定。