ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ビリー鯛

2007年06月25日 | 魚の話

Photo_369 金時鯛、上目使いで真っ赤な顔をして睨んでいるような形相の魚。しゃくれたアゴも頑固な野武士のようである。坂田金時から名前をもらっただけはある勇猛な感じの魚だ。
深海に生息し、下から餌をねらっているから上目使いなのだ。発達したアゴは肉食の魚の特色である。
さてそのお刺身の味わいは、とても良く鍛えられた肉質がプリプリシコシコと絶品なのである。ひょっとして深海でビリーズブートキャンプでもやっているのかもしれない。どことなくビリーに似た顔でもある。金時鯛も今ならビリー鯛と名付けられたかもしれない。
がしかし、それ以上に美味しいのは、一本丸ごと使って食べるアクアパッツァである。発達した頭の部分には肉が多く、ゼラチン質も多い。お刺身では味わえないさらなる旨みに出会えるでしょう。「ワン・ツー・ビクトリー!」なのであります。
今日は、「柏ウォーカー」なる雑誌の取材がある。クアトロおすすめのアクアパッツァを紹介する予定だ。

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不思議の国のアリス

2007年06月24日 | 個人的な話

Photo_368「ミント・・」
「ミント・・」
心細げに叫ぶ少女。
昨日、クアトロの父がお店に向かう途中にこの少女とすれ違った。
すぐその後に、太って毛並みの良いウサギが僕の前を横切った。何やらイタズラな目をしたウサギだ。
少女が探していたのは、ウサギだったのかと気づき、道を引き返し少女に声をかけた。
「お嬢さんが探しているのは、ウサギなの?」
少女は、少し間を置いて答えた。
「そうです」
きっと、『ミントはミントなの。ウサギではないの』そう思っているようだった。
「そこの駐車場にいたよ」と教えてあげた。
無事、少女はミントに会えた。
ひょっとしてあの少女は、不思議の国のアリス。ウサギを追って豊四季の森をさまよっているのだろうか。
その日のクアトロは忙しかったが、あのウサギの目が気になってしかたなかった。

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横浜のおみやげ

2007年06月23日 | 父の昔話

Photo_367 かつて柏が誇る名店といえばカレー専門店「ボンベイ」である。今は閉めてしまった。いまだ、ここのカレーに思いを馳せるファンは多い。クアトロの父もそのひとりである。
クアトロの父が以前勤めていたお店の店長だったころ。新人のアルバイトの子を一度は連れて行って、
「ここのカレーはとても美味しくて柏が生んだ有名なアーティストである“爆風スランプ”も常連のお店なのだ」
と、自分が偉いように語る。最後は、自分は爆風スランプの面々を知っているのだと自慢するのだ。連れて行く子は女の子のアルバイトに限定される。いわゆるセクハラなのであった。
それはともかく、柏のボンベイの味を引き継ぐお店が横浜にもあるという。柏の「ボンベイ」で働いていた人が戸塚で開いたお店で、その名も「横浜ボンベイ」である。最近、柏のボンベイのマスターも指導に訪れたという情報もあり、その味に期待は大きい。今日は、柏レイソルとFC横浜の一戦が三沢競技場で行われる。クアトロの常連のお客様が、レイソルの応援に行くついでに横浜ボンベイのカレーをおみやげに買ってきてくれるという。ぜひ、勝ち点3を添えてくれることを願っている。
※写真は、おみやげを買ってきてくれるお客様のブログより拝借。

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ

2007年06月22日 | ワインの話

Photo_366 シチリアを舞台にした名作「山猫」は大好きな映画だ。シチリアを治める貴族の甥であるタンクレディ(アラン・ドロン)はイタリア統一に蜂起した赤シャツ党に身を投じる。片目を負傷し黒い眼帯を巻いてタンクレディはシチリアに戻った。シチリアも貴族が治める封建的な時代からタンクレディのような若い指導者によって新しい時代を迎えることになる。
同じように、トスカーナに赤シャツ党に身を投じた男が戻ってきた。フェルッチョ・ビオンディ・サンティである。彼は、ワインに革新をもたらした。品種を改良し、オーク樽による熟成という選択をし「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」を創り上げる。1888年のことだ。日本は明治の時代である。
今や、封建的な時代から君臨してきたワインの王「バローロ」と肩を並べ、イタリアを代表するワインになった。イタリアの公式晩餐会に使われるワインは、ビオンディ・サンティのブルネロである。
クアトロでは、家族的な経営で確実な成功を収めた「ラ・フォルトゥーナ」のブルネロを選んだ。フォルトゥーナとは幸運という意味だ。その味わいに幸運を感じることでしょう。合わせる料理はしっかりした味のお肉料理にしましょうか。
ボトル¥8000で発売中。

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バルバレスコ

2007年06月21日 | ワインの話

Photo_376 ワインの名産地は小高い丘になっているか、盆地になっているか、川沿いであったりする。傾斜があり、水はけが良く、一日の温度差があるところが良いわけである。小高い丘という条件では、バローロ・バルバレスコのあるランゲ地方が代表格として上げられる。丘の上からネッピオーロ・バルベーラ・ドルチェットという順でブドウが生育している。ネッピオーロは語源が霧がかかったとい意であり、まさしく霧のかかるような小高い丘で生育し、栽培に苦労も多い。そのブドウは糖も酸も充実しており素晴らしいワインが作られる。そのネッピオーロ100%のワインがバローロでありバルバレスコである。クアトロの父は、このところバローロとバルバレスコがマイブームである。バローロはワインの王にふさわしく素晴らしいものが多いのだが、価格が高い。そこで、今注目しているのが、バルバレスコである。バローロに対してワインの女王と呼ばれるが、バローロよりも価格が安く、コスト・パフォーマンスは高い。
クアトロ新着ワイン、「ソリア・バルバレスコ」は、深みのあるガーネットの色合いにエレガントな風味と芳醇な果実味が特色だ。さらに奥に秘めた力強さはワインの女王の名にふさわしい。
ボトル¥4000で発売中。

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