クアトロも5周年を迎えたが、ここでクアトロのパスタを順番に解説してみよう。
今日は「四種チーズのタリアテッレ」¥1200をご紹介しよう。
四種チーズはイタリア語でクアトロ・フォルマッジと云う。
このメニューもクアトロ・フォルマッジでは解りづらいということで四種チーズという名前になっている。
四種類のタイプの違うチーズをクリームソースに溶かし、麺職人クアトロの父が作る手打ちパスタに絡める。
仕上げに粗挽きの黒胡椒がかけられる。
運ばれてきた、このパスタを食べてみる。
パスタ用のフォークに平打ち麺・タリアテッレを巻き付ける。
麺は、三回ほどクルクルとやると丁度フォークに巻き付く長さになっている。
口に持って行くと、胡椒の香りとミルキーな香りが鼻孔を刺激する。
これが何ともたまらない。
そして、パスタをほおばる。
口の中には、チーズの濃縮された旨味が一気に拡散される。
生めん独特のデンプンの旨味・甘みも追い打ちをかけてくる。
手打ち麺のモチモチっとした食感もたまらない。
食道をパスタが通過したころ、今度は豊かな余韻が訪れる。
この余韻こそが、このパスタの醍醐味であろう。
しかし、生めんとチーズのソースともなると、早く食べてやらないといけない。
余韻を楽しみつつも、またフォークにタリアテッレを巻き付ける。
そうこうして食べ終わる。
ふーっとため息をつく。
きっと満足なため息であろう。
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