今日からクアトロは牛肉のステーキに力を入れている。
魚市場が今日から金土日と連休のためと、僕たちメダカは食べられないと認識したからだろう。
そして僕たちメダカがクアトロの観察を続けていて気付くことは、クアトロはへそ曲がりと云うことだ。
クアトロのへそを直接見たわけでもないのだが、そう思う。
今回も牛肉のステーキを売るのは良いが、ただのステーキではつまらないと、変わったステーキを出そうとするのがへそ曲がりだ。
へそ曲がりのクアトロが選んだのはミスジとトモサンカクと云う肉。
へそ曲がりのクアトロ親子は、この肉を自慢げに解説していた。
ミスジという部分の肉は、肩肉の一部分なのだが一頭から2キロほどしか取れない希少な肉である。
赤身でありながら素晴らしい霜降りになっている。
カルパッチョでもステーキでもとびきりに美味しい部分の肉だ。
トモサンカクは、牛肉のモモ肉の中の一部。
モモ肉なのだが脂のさしがある部分。
一頭から2キロぐらいしかとれない希少な肉。
焼肉屋だと特上ロースになるが、なかなか手を出せない価格だったりする。
トモサンカクをステーキにすると、肉質が柔らかくモモ肉ならではの肉本来の旨味ときめ細かく刺しの入った脂が溶けだし芳醇な味わいを醸す。
僕たちメダカの観察によると、とにかくキショウと云うものがクアトロは好きらしい。