北椿尾町鄙びた地福寺の境内に立つ不動石仏。
正暦寺道より、峠越えで一谷南側に有る興隆寺町へと抜ける途中、山間集落「北椿尾町」の鄙びた山寺です。
融通念仏宗「地福寺」の小さな境内に大きな榧の木が有り、傍らに石仏や板碑がが並んでる。
中で目を惹くのが「わんぱく坊主」の様な顔つきの不動明王石仏。
高さ約1mばかし、舟形光背に火焔線を刻み込み、中に幼児体形、像高74cm、四等身の不動明王立像を中肉彫りで刻み出している。
憤怒顔ながら何処か崩れていてちょっと吹き出しそう。
同じく境内には、室町期の山形名号板碑もあるが、上部で断裂している。
撮影2012.7.8