もう花の作時期になっているのにいまだに新年行事で有る勧請縄の紹介です。
又又東近江の勧請縄で、旧八日市市と旧永源寺町の境に近い今代町の勧請縄。
この辺りは田園地帯の広がる中にポツポツと小さな集落が点在する地域ですが幹線道路に近くには工場や大きな倉庫なども見受けられるところです。
集落内のほぼ真ん中辺り、辻のカーブミラーを利用してこの勧請縄がつり下げられています。
縄は写真の様にミニタイプのもので長く掛け渡されているものでは有りません。
カーブミラーに蛇縄を巻きつけるように吊り下げ、榊の小枝を付けた小勧請や篠竹につけた幣などを飾り、駒形の祈祷札をつけている。
奇妙な字並びではあるが天下泰平、日月清明、風雲順次、五穀成就、後は五如来の名と、多分その種字だろうと思われる梵字を書き付けている。
まるで二つの丸いカーブミラーが大きい目玉で村への闖入者を見張っているかのようでした。
撮影2009.2.14
ありがとうございます
面白いものですねぇ
流れる草鞋もなるほど
何かしらそういう語呂合わせを
考えてしまいますね
そしてこれまた
なんとも面白い勧請縄というか
筆の穂先のような…
東・妙色身・阿閦・阿閦・宝幢
西・甘露王・阿弥陀・阿弥陀・無量寿
南・多宝(宝勝)・宝生・宝生・開敷華
北・離怖畏・釈迦牟尼・不空成就・天鼓雷音
中・広博身如来・毘盧遮那・大日・大日
こういう地方習俗の場合
五如来が微妙に混同されていたり
間違っていたりするところが
またいいのでしょうね
楽しくて仕方がありません