名張はなだらかな山に新興住宅団地が開発され、町の中心部にある古い町並みは旧名張として埋没してしまいそう。
「隠」と書いて「なばり」と読む、名張は山に囲まれて隠れるように在り、古語の「隠(なば)る」が「隠(なばり)」に転じたとも言われている。
古くは陣屋町、また初瀬街道(伊勢表街道)が通る宿場町として大いに栄え、今もその懐かしさの残る町並みが見られる.
名張川右岸、宇流冨志禰(うるふしね)神社一の鳥居を三角形の頂点のように古い街並みが有る。
道路の真ん中に石鳥居と松の木が残され、ここが古い街道筋であることを今に伝えて居る。
杉玉の架かる古い造り酒屋さん、、白壁に虫籠窓(むしこまど)が美しい。
昔ながらの掘割通りにはこんな懐かしい銭湯の建物・・。
古い名張の街並みには「ひやわい」と呼ぶ狭い路地があちこちで見られ、今にもカラコロ下駄の音が聞こえて来そう・・・・・ちなみに「ひやわい」は「庇間(ひあわい)」が訛ったもので、家と家の間の狭くて日の通らないところと言う意味らしいのですが・・・・。
また名張の旧街はあの「江戸川乱歩」の生誕地。
あの怪人20面相の話を彷彿とさせるようなこんな建物も在ったり・・・。
こんな古い軒先の和菓子屋さんが有ったりと・・・・、懐かしさを充分に楽しめる街並みが残って居ます。
最近は隠街道市など開かれるが、変に観光地化されて居ないのが嬉しくも有る
撮影2009.10.11
大和では「ひやわい」ではなく「ひゃわい」と言います。
奈良では「ひゃわい」ですか??山城ではそんな言葉はありません。
最も山城は田舎で建ち込んだ町並みなど有りませんけどね。
しかし今日の散歩は寒かったですよ。
しばらくは寒そうですね。