先日紹介の「御返事」より東へ約2km、雄物川支流の高橋川左岸沿いを1km程遡ると左手、大きな館の下、この藁人形の鹿島様が見える。
ここの鹿島様は前々回紹介の岩崎の物程大きくはないが総高約3m余り、しかし顔は優しくて全て藁製です。
三ツ村集落への入口あたり、通せんぼするかのようにやっぱり両手を挙げていますが、集落は人形の前方稲田の奥に在り、どうも向きが反対の様な・・・・。
腰元に大きく鹿島大明神と書かれた木札と、賽神・・・・・・何とか書かれた護符を付け、やっぱり腰には板の剣。
どうしたことか、不思議なことにこちらの鹿島様には肝心のイチモツが有りません。
ここの鹿島様は約400年前、疫病の腸チフスが蔓延し、困り果てた人々が「村の入口にワラ人形を作りなさい」という神のお告げに依り祀ったところ、疫病がおさまったと言い伝えられています。
よく似た話はどこにでも有りますが・・・、それが誠ならなら、この鹿島様は400年続いてきたことになる。
撮影2012.9.18