名張方面からの帰り道、たまたま見つけた石仏さん。
いつもの事ながら新道はパスしての、わざわざ通った南古山の集落入口に信仰篤く祀られて居た。
石仏は磨崖の一部を思わせる様な自然石で、近くの旧街道筋から移動してきたような雰囲気。
多分ここは旧初瀬街道だったんじゃないだろうか??
石仏は高さ1m程の岩塊正面に舟形を彫り沈め、ローカル色豊かな造容の地蔵菩薩立像を中肉彫りで刻み出している。
たぶん江戸期の造立だろうが、供花や薫香も絶える事なく今も篤い信仰の中に生きているのが手に取るように判る。
撮影2013.8.4