前回に同じく香芝の古い墓地に残された阿弥陀石仏。
香芝市西端、穴虫峠を越えて太子町へと続く旧太子道沿いの古い集落「穴虫」の古い墓地。
そんな墓地の龕前堂に立つ阿弥陀石仏・・・元は国道を挟んだ向かいの新池近くに有ったものらしいのですが、近鉄線の施設工事でこの墓地に移されたようです。
この土地らしく凝灰岩性の総高150cm余り、舟形光背を負い、室町期の特徴ある蓮台に立つ像高105cmの来迎印阿弥陀如来。
副ぼには断裂痕が残り痛々しいが 天文十七年戊申七月十四日の銘が有り、室町末期の1548年の造立。
薫香の影響か?少々くすんで居ますが、風化摩耗も少なく良い状態です。
撮影2013.6.16