愛しきものたち

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津市安濃町太田 仲楽寺の六地蔵石幢

2013年11月29日 | 石仏:三重

三重県庁所在地、津市街地より北西に約5km、安濃町大田、仲楽寺に立つ六地蔵石幢。

安濃町大田は伊勢湾に注ぐ安濃川支流、美濃屋川岸辺に在り、豊かな穀倉地帯の一角に有る小さな農村集落。

集落の南辺、美濃屋川端に現在公民館と成って居る仲楽寺跡が有り、その片隅に六地蔵石幢が所在なさげに立って居る。

六地蔵石幢は高さ135cmの花崗岩6角柱上部の各面に舟形を浅く彫り、蓮台に立つ六体地蔵を刻み出して居る。

共に像高約30cm、頂部には六角庇のお椀型笠石を載せて居る。

小さく、風化摩耗も激しく像容も定かでは無いが室町期の造立とされ、ここの地方では珍しく貴重な文化財とされ、大切に祀られて居ます。

撮影2012.4.1