愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

伊賀市瀧 瀧不動磨崖仏

2013年11月13日 | 石仏:三重

青山高原西側裾野、滝集落「熊野三所神社」奥の院、行場の滝岩に刻まれた不動明王磨崖仏。

木津川の源流域に建ち並ぶ滝集落の外れ、上切橋で右折、奥院川を遡ると対岸に「熊野三所神社」を見、更に奥へ詰めると「瀧の権現さん」と呼ばれ、神木が聳える滝行場がある。

奥院川を流れ落ちる滝は「三筋の滝」とも呼ばれ、落下する滝の奥壁に不動明王が刻まれている。

意外と水量が豊富なため、これ以上の全容画像は不可能ですが・・・、不動明王磨崖仏は岩肌を舟形に整形、火焔を線彫り、不動明王立像を半肉彫りで力強く刻み出して居る。

火炎には少し朱の彩色痕も残り、近世の造立だろうか・・・・。

撮影2012.3.7