愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

若狭小浜 法海(のりかい)の勧請縄

2009年03月24日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神


法海集落は前回紹介した荒木集落からR27を山寄り に越えた集落のひとつです。



ここも集落の入り口と思しき変形の辻に鉄製ポールを両側に建て、その間に蛇縄を頭上高く泳がせている。



縄の造りは荒木集落の物と酷似していて、こちらでは蛇頭もよく見えたので望遠にて拡大撮影しておきました。


集落入り口で道きりとしての意味が大きい勧請縄だと思います。



荒木、法海の両集落ともに、集落内に不幸があるとこの縄は切り落されるということでしたが、幸いにして僕の訪れたときには健在でした。



蛇の頭には角のような縄飾りも有ってまるでそれは龍そのもの、おまけに12本の小勧請はその足のようにも見えました。


集落内位置から見た蛇頭はそれぞれに左向きです。



小勧請に付けられたもの、又祈祷札もまったく荒木のものと同一です。


ちなみに、この勧請縄は小浜に有る若狭歴史民俗資料館にも保存されているものがありましたので見せていただきました。



 参考のため、その画像も添付しておきます、蛇頭の様子がよくわかります。


 これは法海集落のものです。


撮影2009.2.28


MAP