愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

黄和田,日枝神社の勧請縄

2009年03月11日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神


滋賀県東近江市黄和田町は東近江市市街より約30分ほども走った鈴鹿山麓にある小さな集落です。


八風街道と呼ばれる国道421号線で、禅寺の古刹として名高い永源寺を抜け、ダム湖脇をしばらく走るとやがて政所(まんどころ)。


政所で道路は2つに別れるがそのまま国道を進むとすぐに黄和田の集落なのだが国道はバイパスになっており脇道へとそれて集落内に入る。


集落のはずれ、なだらかに広がる棚田に対峙して日枝神社が鎮座している。


境内はきれいに整備されていて、清掃もよく行き届き、この集落の信仰心の篤さが伺われる。 




道路脇がすぐ境内になっており石の鳥居のすぐ奥にポールを建て、勧請縄をかけている。



太縄はポールに沿わせて長く伸ばし片方の端には大きな藁房を付けている。


このタイプの縄は八風街道沿い、旧永源寺地域に多いタイプのような気がします。



小勧請は12本、2段に分けて樒の小枝を付けている。



太縄の上には経木のように見えるものを付けているが良く解らなかった。



手水舎の柱にも樒の小枝を付けた縄飾りが付けられていました。


のどかな山里に残された勧請縄です。  


撮影2009.1.31 


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