愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

竜王町小口、真紀神社 の勧請縄。

2008年03月22日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 


小口は竜王町役場から直ぐ西に隣接する集落ですが、集落内を動きまわしても神社らしきたたずまいは見えず探しあぐねていた。


厳寒の大雪の翌日、集落内をあるき疲れている時たまたま出会った人に尋ねてみると、集落を離れた祖父川を越した名神高速道路を背にして鎮座していた。



田園と池の間に一の鳥居が建ち、その長い参道を進むとやがて真紀神社の前に突き当たる。


直ぐに急な石段になって一気に境内へと続く、石段を登りきった境内の入り口の両脇にある勧請縄木にこの縄が掛け渡されている。



端正な姿形の縄で、中央には13本の矢をつき立てた杉の小枝でリース状にした「トリクグラズ」を付け、長い13本の小勧請を吊り下げている。



矢を突き刺した中央の勧請飾りは良く見かけるが、これはその矢で外部からの厄を射って阻止しようとするものなのだろうか??



撮影2008.2.10


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