愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

水口、五十鈴神社の勧請縄

2008年03月03日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

旧甲賀郡水口町は、東海道五十三次の宿場として栄えたところ、古くは、室町時代に伊勢参宮の宿村として設けられたのが初めと言われ、その後1585(天正13年)豊臣秀吉が家臣の中村一氏に水口岡山城を築城させたことにより、宿場としての町割が整備されたという。



その西見付(西端、京口)は、この五十鈴神社の南側にあった。


五十鈴神社の境内は小さな社にしては広く、白木の鳥居の奥、大きなヒノキ?と、杉の木の間にこの勧請縄が掛けられています。



今年になって一番の雪降りの日、近江能登川からの帰り道に立ち寄りました。



縄には絵馬形の木札が3箇所に付けられ、ヒノキか杉の小枝を付けた小縄がその間に吊下げられています。


長さは5m足らずと小振りですが、東近江方面の縄とはまったく違う特徴を持っているような気がします。



いわば甲賀様式の縄とでも言うべき物でしょうか??、水口松尾の縄と共通点があるように思われます・・・・。



また、この縄をくぐって境内の左手脇にも低い位置に勧請縄が掛けられていてそこが何か特別な場所のようでした。



撮影2008.2.10


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