この大元神社のある杉谷市の背地区は頭上に今度新しく開通した新名神高速道が高架橋でとおりぬける谷間の集落です。
集落の前の道をそのまま進むとやがて山を越えて伊賀へと続く。
この地を訪れたのは2月10日、昨日降った大雪がまだまだ残る日でした。
訪れた大元神社は山の斜面の中腹にあって長い石段が続いている。
訪れたときには石鳥居の奥、参道脇のポールに掛け渡されるべき勧請縄は真ん中付近で切られていて左右のポールに垂れ下がっていて全容が良くわからない。
集落に不幸でもあって切られたのだろうとたずねて見るのも躊躇したが、後からいろいろ検索してみると、滋賀県神道青年会野ホームページに次のような記事を見つけたのでここに紹介しておきます。
つくりぞめ、びしゃ
場 所 大元神社・勤当宅 沿 革 12日つくりぞめ。勤当(氏子入りした男子宅、もしくは男子が誕生した家)の家で15メートル程の大縄がつくられ、そこには12本の縄と幣が吊られる。17日びしゃ。勤当のあいさつで始まり、大縄が切られる。御神酒の肴は・ウドメ(大根・大豆)、初献は赤飯、二献はコンニャヤク、三献は花のとう(牛蒡に蕾のついた梅の枝を差し、唐がらしをかけたもの)が出る。なお、大縄は神社に吊られる。
この記事によると1月12日に勧請縄が作られ、1月17日には切られるという風に解釈できる。 いったん12日に神社のポールに掛け渡された縄が17日には切られてしまうのだろうか?? 何ゆえそんな短期間で切ってしまうのか興味深い。 撮影2008.2.10
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