京都・嵯峨越畑、先日の茅葺き民家、形の良い松の木の向こうに大きな入母屋茅葺き民家が佇んでいる。
愛宕山のに西山裾に手付かずの自然いっぱいの一昔前の日本が残っている。
妻入りの茅葺き屋根に、少し棟をずらせた納屋が並び建ち、一昔前の自宅付近に酷似していて懐かし過ぎる。
なんでも無い様な景色でも涙が出るほど懐かしい事も有る
撮影2014.11.20
京都・嵯峨越畑、先日の茅葺き民家、形の良い松の木の向こうに大きな入母屋茅葺き民家が佇んでいる。
愛宕山のに西山裾に手付かずの自然いっぱいの一昔前の日本が残っている。
妻入りの茅葺き屋根に、少し棟をずらせた納屋が並び建ち、一昔前の自宅付近に酷似していて懐かし過ぎる。
なんでも無い様な景色でも涙が出るほど懐かしい事も有る
撮影2014.11.20
一般的に宕陰(とういん)と呼ばれる京都西の霊峰と呼ばれる愛宕山の陰に位置する越畑は美しい棚田や懐かしい茅葺き民家が残されて居ることで知られて居る。
しかし現在ではこの過疎化と老齢化のため、この二軒の他には重文指定の「河原家住宅」とすっかり抜け殻になってしまった廃家を残すのみに成ってしまった。
この二軒の茅葺き民家は隣同士に屋敷を構え、破風板の巴紋も全く同じ・・・巴とは水が渦を巻いている形を表し、火災予防のお呪いとして用いられるが僕が目にするのはこれが初めてだった・・・
この地は北山にも近く茅葺き屋根は大きい「ウマギ」を載せた北山形の入母屋造り・・・
しかし日裏部分などは苔生しそろそろ葺き替え時期を迎えて居るようだが??この先どうなるのかちょっと心配な茅葺き民家です。
撮影2014.11.20
美山町の中心地、南丹市役所美山支所すぐ近くに有る懐かしい田舎商店の茅葺き民家。
国道363号線に面しここを通った人なら誰でも目にして居るはず。
多分、もともとは普通にある農家だったのだろう??・・・それが家の前に道路が付いたもので、片手間商売を始めたような佇まい。
場所を変え逆方向から見ると、懐かしい田舎風情の小さな茅葺き農家そのまま。
小さく素朴な妻じまいも、何処かほのぼのさせてくれる。
少し旧道を登って行くと結構立派な茅葺き民家が・・・・すっかり
すっかり抜け殻に成り荒れるに任されて居た。
撮影2015.11.4
前回UP分に少し屋根の覗いていた民家。
この茅葺き民家などは何処か土臭さの残る伝統的な茅葺き農家では無く、全く新しい土地に新築した茅葺き民家の様な気がする。
葺き下ろした大屋根には明かり取りの窓が設えてあり、農家と言うより何処か武家の風情をを感じ無いではないが・・・
現在社会に於いて茅葺き民家を新築するのは優雅です。
撮影2015.11.4
前日と同じ道筋、すぐ近くで見かけた茅葺き民家・・・
すぐ近くにも、もう一軒別の茅葺き民家が屋根を覗かせている。
母屋と納屋とが丁度Tの字型に並び建ち、古き良き田舎風情を醸し出している。
屋根は苔生し、そろそろ葺き替え時期を迎えて居るように見えるが??
撮影2015.11.4
前回の対岸、由良川右岸、美山中心地、静原付近の茅葺き民家。
陶芸作家さん??の住まいと作業所が二棟並び建って居るのですが、二棟同時に撮影できるポイントが見つからなかった・・・この作業所後ろ木立の奥に母屋があります。
母屋は木立が邪魔になり、通りからは殆ど見えませんが・・・妻側方向からだけなんとか。
北山型の深い入母屋造りの葺き下ろし茅葺き屋根が佇んで居ました。
こちらは通りに妻を向けた作業小屋・・・妻下がりの下に薪が沢山積まれて居ます。
母屋と同じく北山型の入母屋茅葺きの葺き下ろし屋根・・・並び建ってる姿が撮影できれば良い景観だろうになあ・・・
撮影2015.11.4
「謹賀新年」新年最初の茅葺民家は、やっぱり南丹美山から・・・
この茅葺き民家はこのまま1棟ごと貸し切る民宿として営業されている様です。
屋根は通常の北山型の深い入母屋造りなのだが・・・・ちょっとイレギュラーな妻側に張り出した窓
本来なかった入母屋の両妻下がりに、大きな明り取りの窓を新しく設け、滅多に見ることのない意匠に成っている。
こうして本来の意匠とは変化しているもののこの茅葺民家が生き残るための方策だったのだろう・・・
何もしないで朽ち果てるよりは余程ど有難い。
撮影2015.11.4
今年最後のUPです・・・
前回の茅葺民家近くに大きな屋敷を構える茅葺民家です。
背後と二方を山裾の緑と、大きい庭木に囲まれ殆ど見渡せるポイントは有りませんが、唯一向かって右妻方向からだけ見通せました。
しかしこの地にあって、棟終いが「ウマギ」ではなく「箱棟」に成って居る・・・これは何かの都合で北山型の「ウマギ」から変更したのだろうか???
この地にあって、もともと「箱棟」終いとは考え難い。
桟瓦の大きな大きな下屋に急傾斜の入母屋造りは近所の民家とも同様・・・・この家にも家格を物語る様に懸魚板が取り付けられて居た。
撮影2015.11.4
前回のお隣さん、二軒並んで里山田舎の懐かしい風情を醸し出しています。
造りも前回のものと、うり二つ・・・桟瓦の大きい庇に入母屋北山型の茅葺屋根
入口は平入の南向き・・・家の前には梅の木と柿の木が有り、田舎の暮らしを感じさせてくれます。
撮影2015.11.4
美山町、由良川左岸、小さな集落で二棟続きで見つけた茅葺き民家
先ずは向かって右手大きく写った茅葺民家・・・
桟瓦の大きな庇を突き出した下屋に北山形の茅葺き屋根を載せている。
白壁土蔵にウチオロシ板、段差を付けた度々葺き替えをしている茅葺き大屋根・・・まだまだバリバリの現役の茅葺き民家です。
撮影2015.11.4
前回紹介と同集落で見かけた茅葺民家。
集落の一番奥手、山懐に木立に囲まれるようにどっしりと、桁行の長い立派な茅葺民家が建ってい。た
ここを訪れたのは11月の初旬、まだまだ暖かい日だったけど、やがてくる厳しい冬に備え、家の周りを整理している煙が立ち込め、初冬の雰囲気をを醸し出していた。
丹波型の大きい「ウマギ」を乗せた棟と、懸魚(けぎょ)を取り付けた妻飾りは家格を物語っている
撮影2015.11.4
京都府道12号線、美山茅葺街道、由良川を挟んだ対岸集落で見かけた茅葺民家。
由良川を渡ってすぐ、集落の入口と思しき辺り、濃い緑の木立を背に、それ程古いとは思えない茅葺民家が有った
桟瓦の下屋にそれほど深くない入母屋茅葺屋根を載せている・・・日陰部分は随分茅も痩せ、おまけにアライグマが巣食ったのか?妻破風との境が随分と傷んで居るのが見え、そろそろ葺き替え時を迎えてるようにも思える。
しかし表へ廻ると一転、まだ茅の痩せも酷くなく、これなら大丈夫そうに見える・・・瓦部も全く新しく見えるのだが、完全にやり変えたのだろうか??
撮影2015.11.4
美山大野で三軒目の茅葺民家はサイフォン亭と言う民宿もやってる自家焙煎コーヒー店だと言う事です。
2009年、この築170年の茅葺古民家を改装再生して京都市内から移転して来たとらしい。
傾斜のきつい入母屋北山型の純農家風茅葺き屋根はまだ葺き替えて6~7年だろうに日陰側はビッシリ苔むしている。
こうして茅葺民家を多く見てくるとその保存維持は、余程の経済的な裏付けが有るか、商業用の必然性が無いと個人的には相当無理が有りそうです。
撮影2015.11.4
もう随分傷みの激しい茅葺民家ですが・・・決して人の住まない空家では有りません。
先日の「野々村仁清の生家」からすぐ目と鼻の先・・・棚田斜面集落の上段部に居を構える。
桟瓦の庇を持つ下屋に入母屋北山型の茅葺き屋根を載せている・・・ 日陰側の大屋根は苔生し傷みがひどい。
日表に当たる平入の玄関側の屋根はまだ少しまし・・
しかしこのまま放っておくと、もうそんなに永くは持たないだろう・・・・。
撮影2015.11.4
江戸時代初期に活躍した日本の名陶工、野々村仁清の生家と伝わる茅葺民家です。
まだつい最近屋根の化粧直しが終了したて・・・・この民家自身が其の侭「生家」だと言うことでは無いと思うのですが、この大野には現在も野々村姓の家が多いとか??
残念ながら子孫の方がここに住んで居られる訳では無いのですが、記念館などと言う形骸化した茅葺き民家ではなく、ちゃんと実生活を生きている。
入母屋造りの北山型、標準農家風茅葺民家で棟を飾る丹波独特の・・・・
大きい「ウマギ(馬木)」も真新しく成り凛々しい。
妻側部分は檜皮のように見えるが??まだ途中なのか奥さんに聞くのを忘れた・・・
撮影2015.11.4