プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

8月になると

2009年08月09日 | 島結
「夏」ですね!

家は片瀬江ノ島なので、観光客の数と浮かれ具合で「夏」を実感するのです

それとともに、テレビでは原爆と戦争の悲惨さを伝える番組が放映されて、これもまた「夏」を感じさせます

沖縄も戦争とは切り離せない場所…

6月の沖縄旅行でも平和記念公園を訪ねました
平和の礎の前に立ち祈りをささげ、摩文仁の丘から見る美しい海が、多くの命を吸い込んだ事を絶対に忘れてはいけないと心に誓いました

小学校時代にピアノ教室で初めて読んだ「はだしのゲン」
怖くて悪夢を見るほどショックでしたが、原爆がどういうものであるか知る事が出来ました

高校時代の担任は絶対反戦!という考えの持ち主で、その先生が勝手に設置した学級文庫には「はだしのゲン」はもちろん「きけわだつみの声」「黒い雨」など戦争の悲惨さを伝える本が並んでいました

今もテレビで中継中の長崎平和記念式典で、麻生総理大臣が奇麗事を話していますけど、核保有をすすめようと考える政治家がいることは嘆かわしく、また本当に恐ろしい事です

沢山の若者を戦争に動員し
「玉砕」「自決」「特攻」
そんなむごい事を強いたことを日本政府が恥じているのなら
きれいな言葉で平和を語る前にその現実を受け入れ
「あれは間違った行動だった」
と認めるべきです


自決した仲間を見送った人、戦地から生きて戻ってきた人、原爆から助かった人などが、なぜ自分だけが生き残ってしまったのかと自分を責めなくてもいいように…

そうでなければ、同じことがまた繰り返されてしまうと、私は思います

私の甥は自衛隊員です
世が世なら、彼は大日本帝国の軍人であり真っ先に戦地に飛んで行った青年の一人となります
そしてどこかの海深く、沈んでいったかもしれません
本当はそんな職業について欲しくなかった
だから、せめて日本が戦争することがないように祈るしかないんです

誰一人として、戦争に召集なんかされたらいけない
未来ある子供達が殺人兵器の軍事工場なんかで働いちゃいけない
そんなことが繰り返されてはいけない


「もう戦争は見るのも聞くのも嫌だ」

そういう世代の人たちが、世界平和に危機を感じて、辛い体験を語り始めてくれています
戦争を知らない私達は、その声を聞かなくてはいけないと私は思っています
気が重くなり、悲しく辛く怖いです
でも実際に体験された方は、もっともっと辛いのですから

現実を知らなければ「日本は勝つから大丈夫」なんていう、
馬鹿馬鹿しい奢った思いが生まれてしまうのです
勝っても負けても犠牲は伴う!

この8月も、戦争を体験された方々が多くの番組で貴重な体験を話してくれています

その言葉を深く胸に刻んだら、沖縄の美しい海を見る時、今までとは違った思いになることでしょう



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