モーウィ
モーウィは赤毛瓜とも呼ばれる皮が赤茶の瓜です
小さいものでも20cm、大きいと40cmほどになります
15世紀に中国から沖縄に持ち込まれ、琉球王朝時代には宮廷料理の高価な食材だったそうです
新聞紙に包んでストックバッグに入れて野菜室で保存すれば一ヶ月くらいは大丈夫なので、保存性が高く便利な食材と言えます
生でも煮てもOKという応用がきくところもすばらしいですね
今回は沖縄で一番ポピュラーなツナ缶和えをご紹介
赤茶色の皮を剥くとこんなに綺麗な白い果肉
みずみずしい香りが爽やかです
真ん中の種をスプーンで取り除き薄くスライス
彩りに沖縄のキンビ人参もスライスしてちょっと加えました
軽く塩を降ってしばらく放置
ギュッと絞って余分な水分を出します
今回使った30cmくらいのものから100ccくらいの水分がとれます
ちょっと舐めてみると海水ソックリの味がしますよ
モーウィには海水に負けないミネラルがたっぷり含まれているので、塩味が入るとまさに海!となるわけです
そういうわけで生で食べる時は、魚や海藻など海のものがよく合います
ボウルにツナ缶をあけて、刻み生姜をタップリ加えます
瓜は体を冷やすので、エアコン無しの生活をされている方以外は生姜を加えることでバランスが取れます
薄口醤油、胡椒、お好みでニンニクの搾り汁、そして青切りのシークァーサーを絞ります
私はここでシークァーサーの皮のみじん切りも少しだけ加えます
水分を絞ったモーウィと人参をボウルに入れて胡麻油をタップリ、手を使ってよく混ぜてください
仕上げに黒胡麻をかけて出来上がり!
オイルをEXバージンオリーブオイルに変えて、バジルを添えるとソーヴィニヨンブランのような青い香りの白いワインと合いますのでイタリアンの前菜にもオススメです
モーウィがないよ、という方には白瓜や胡瓜で代用してみてくださいね