2017.10.22
台風接近中です
ガタガタと騒ぐドアですが、島結は営業してま〜す
さて、島結の人気スポットメニュー
島唐辛子入りの水餃子
餃子の餡を練るのが結構大変なんですが、皆さんの喜ぶ顔を想像しながら冷たいひき肉をひたすら捏ねるわけです
刻んだ島唐辛子を混ぜ込む瞬間は悪魔の笑みを浮かべて…皆がもっと喜ぶように(笑)
水餃子、餃子の本場中国では一般的なものですが、日本の家庭ではそれほど作られてはいないようですね
20年以上前の話ですが、大連出身の中国人ご夫婦のお宅で美味しい水餃子をご馳走になりました
胡瓜とそぼろにした卵の餃子、トマトとにんにくの餃子
日本人が作らない具ですよね
だからこそ印象深く記憶に残っています
モチモチの皮はもちろん手作り、餃子の時にはご飯はナシ、餃子は炭水化物とおかずをいっしょに食べることができる優秀なメニューなんだと説明され、納得
中国では唐代の古墳から餃子の化石らしきものが見つかっているということからも、その歴史は長く、明の時代は春節やおめでたい時には欠かせない料理となっていたようです
日本で広く餃子が広がるのは昭和になってから
第二次世界大戦後、中国東北部から引き揚げてきた日本人が作るようになり、数年で全国に広まっていったそうです
手軽に安価で、家庭でも簡単に作れる餃子は日本人好みの焼き餃子として進化し、今では外国人観光客に人気の日本料理になりました
そういえば、私がバリ島でレストランのシェフをしていた時も人気のあるメニューでした
バリ人スタッフにも人気で、家に帰って作ったよ〜と言われたのを思い出します
インドネシアにも「パンシット」という揚げ餃子がありました
世界各地に餃子風の料理がありますね
チベット、ネパールの「モモ」
韓国の「マンドウ」
モンゴルの「ボーズ」
中央アジア、中東あたりにもとても似た料理があるし、イタリアにも「ラビオリ」「チャルソンス」というパスタで具を包んだものがあります
考えようによってはインドの「サモサ」ロシアの「ピロシキ」アルゼンチンの「エンパナーダ」だって餃子っぽい
小麦粉で作った皮に具を包んで、焼いたり蒸したり茹でたり揚げたり、その国で調理しやすい形で広がっていったのですね
シンプルな美味しいものはみんなが大好きということです
台風さん、被害出さずにスーッと過ぎていってくださいな