エルナは友人の家に身を置いている
友人は男性だけれどゲイだから問題ないって
とはいえ他人が見たら離婚してもう違う男に走ったか?ってことになる
狭いバリじゃ噂はすぐに広がっちゃう!
「ダーリンが留守の間に家まで荷物を取りに行きたいんだけど、車を出してもらえるかなあ?」
もちろんだよー
では昼間は人目につくので、日が暮れてから…
バリは幸いにも街灯が少ない…暗くなれば人目はなくなる!
普段は暗くて嫌でも、こういう時には便利?
私は厨房の仕事があるから、ダンナがエルナのお家まで同行
お家は二人で働いたお金で、つい最近完成したばかりだって言ってたのに、エルナは何も求めずに離婚するだけらしい…新しいお家のために色々物色してたの知ってるだけに、なんだか切ない
「かわいらしい家やったけど、 真っ青 なんや」
ダンナは、その 徹底した「青」 にちょっとビックリ…家の壁、ドア、室内、すべてがブルーだったんだそうで
私は青が一番好きだから!
エルナの口癖…室内の壁を青くすると、人間関係が冷えるって本で読んだ気がするんだけど…本当にそうなのかしら?色彩学をご存知の方教えてくださーい
エルナの荷物はスーツケース2個
本当に身の回りのものだけなんだね
「すっきりした」
って微笑むエルナだけど、やっぱりその笑顔がさびしげ…
「私ってバカね~親の反対を押し切ってまで結婚したのに、結局こんなことになっちゃった…子供ができていれば少しは変わったのかもしれないけど」
「いや、ある意味子供がいたらいたで問題は起こったかもしれないじゃない?人生は何が起こるかでなくて、起こってしまったあと、どうするかだよ」
「プンちゃん、ありがとう…」
離婚したエルナは、私たちのお店が閉店することが決まった後、結婚前に働いていた高級ホテル 「ブガワンギリ」 からもう一度お呼びがかかった
エルナはスタッフとしても、一人の人間としても有能だもん!当然!
新しい仕事場を得たエルナに会いに出向くと、彼女は満面の笑顔で私たちを出迎え、ホテルの広大な庭やハリウッドスターも泊まるという超高級スペシャルスイートルームまで特別にご案内~
いやーほんと、凄かったです!
一人になったエルナの28歳の誕生日、サヌールにある私たちお気に入りのイタリアンレストランでお祝いの食事会
日本から遊びに来ていた友人も一緒に祝う
シャンパンを空け、メインはサヌールの海でとれた大きなタイのグリル!
そしてレストランの電気が消え、スタッフが Happy birthday を歌いながらエルナの前に大きなケーキを運んできてくれた
予想外の演出でエルナの目には大粒の涙
「私、こんなお誕生日初めて…本当に本当にありがとう!!」
私たちは非力で、エルナにしてあげられることはこんなことだけ…エルナはスタッフでありながらも、私の大切な友人で仲間
彼女と私の人生は一時でも交差して、お互いに信頼し合うことができたことを幸せに思う
その後彼女はバリを出てしまう
もともとバリ人でない彼女がバリで仕事をしていく意味はないといえばない
その年の冬にはイギリス、サイレンチェスターのホテルに就職
インドネシアの女性が海外で職を得るのは本当に大変なことだけれど、エルナはそれほど有能ってことで、そんな人が私たちのレストランで働いてくれてたことが誇らしい
私たちの再会の約束は
今年の夏
約束が実現するといいな
早くエルナの笑顔に会いたい!
友人は男性だけれどゲイだから問題ないって
とはいえ他人が見たら離婚してもう違う男に走ったか?ってことになる
狭いバリじゃ噂はすぐに広がっちゃう!
「ダーリンが留守の間に家まで荷物を取りに行きたいんだけど、車を出してもらえるかなあ?」
もちろんだよー
では昼間は人目につくので、日が暮れてから…
バリは幸いにも街灯が少ない…暗くなれば人目はなくなる!
普段は暗くて嫌でも、こういう時には便利?
私は厨房の仕事があるから、ダンナがエルナのお家まで同行
お家は二人で働いたお金で、つい最近完成したばかりだって言ってたのに、エルナは何も求めずに離婚するだけらしい…新しいお家のために色々物色してたの知ってるだけに、なんだか切ない
「かわいらしい家やったけど、 真っ青 なんや」
ダンナは、その 徹底した「青」 にちょっとビックリ…家の壁、ドア、室内、すべてがブルーだったんだそうで
私は青が一番好きだから!
エルナの口癖…室内の壁を青くすると、人間関係が冷えるって本で読んだ気がするんだけど…本当にそうなのかしら?色彩学をご存知の方教えてくださーい
エルナの荷物はスーツケース2個
本当に身の回りのものだけなんだね
「すっきりした」
って微笑むエルナだけど、やっぱりその笑顔がさびしげ…
「私ってバカね~親の反対を押し切ってまで結婚したのに、結局こんなことになっちゃった…子供ができていれば少しは変わったのかもしれないけど」
「いや、ある意味子供がいたらいたで問題は起こったかもしれないじゃない?人生は何が起こるかでなくて、起こってしまったあと、どうするかだよ」
「プンちゃん、ありがとう…」
離婚したエルナは、私たちのお店が閉店することが決まった後、結婚前に働いていた高級ホテル 「ブガワンギリ」 からもう一度お呼びがかかった
エルナはスタッフとしても、一人の人間としても有能だもん!当然!
新しい仕事場を得たエルナに会いに出向くと、彼女は満面の笑顔で私たちを出迎え、ホテルの広大な庭やハリウッドスターも泊まるという超高級スペシャルスイートルームまで特別にご案内~
いやーほんと、凄かったです!
一人になったエルナの28歳の誕生日、サヌールにある私たちお気に入りのイタリアンレストランでお祝いの食事会
日本から遊びに来ていた友人も一緒に祝う
シャンパンを空け、メインはサヌールの海でとれた大きなタイのグリル!
そしてレストランの電気が消え、スタッフが Happy birthday を歌いながらエルナの前に大きなケーキを運んできてくれた
予想外の演出でエルナの目には大粒の涙
「私、こんなお誕生日初めて…本当に本当にありがとう!!」
私たちは非力で、エルナにしてあげられることはこんなことだけ…エルナはスタッフでありながらも、私の大切な友人で仲間
彼女と私の人生は一時でも交差して、お互いに信頼し合うことができたことを幸せに思う
その後彼女はバリを出てしまう
もともとバリ人でない彼女がバリで仕事をしていく意味はないといえばない
その年の冬にはイギリス、サイレンチェスターのホテルに就職
インドネシアの女性が海外で職を得るのは本当に大変なことだけれど、エルナはそれほど有能ってことで、そんな人が私たちのレストランで働いてくれてたことが誇らしい
私たちの再会の約束は
今年の夏
約束が実現するといいな
早くエルナの笑顔に会いたい!