プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

バンジール!

2009年02月23日 | 島結
さて、バリ話ですが、

1月末は雨季の真っ只中!

バリに住んでいたときは、水が溜まりにくい場所に住んでいたせいと、車を使って動いていたことが理由であまり不便を感じていなかったのですが、今回は一旅行者、徒歩&タクシーのみ…
いきなりのジャジャ降りには泣かされました

インドネシア語で洪水の事を
バンジール
と言います
(紛らわしいですが、村落、村の繋がりの意味を示すバンジャールってのがありまして間違って笑われました)

クタやレギャン、スミニャックあたりは低い土地なのですぐに水が溢れて、道路が川のようになります
無計画に道が舗装されてしまったのも問題なのでしょうね
この溜まった水はなかなかひかない時もあり、衛生的に問題もあります

いくらビーチサンダルとはいえ、この水溜りの中をジャブジャブ歩くのはちょっと…昔のことですが、店主は雨季のバリの水溜りを歩きすぎて、足の爪に雑菌が入ってえらいことになった経験があります
それはそれは恐ろしいですよ~

今回は、バリにも進出している「BUBBA GUMP SHRIMP」
(そう、フォレストガンプのテーマレストラン、日本にもありますね http://www.bubbagump.jp/index.html)
の店内から、フランス人の友人と共にそのバンジールを眺める事となりました
この店の立地は、ディスカバリーモールにも近く悪くないですが、ひとたびバンジールとなると大変な場所になってしまいます
1ヶ月くらい前にも、レギャンあたりはものすごいバンジールで、大変だったとその友人が教えてくれました

店の前はどんぶらこ~どんぶらこ~膝近くまで脚が濡れます
まあ、それでも車は走るんです
バイクも走ります
びしょ濡れになりながらも、自転車で楽しげに帰宅する中学生くらいの姿も見えます

まあ、こんなんじゃ笑うしかないか!

かなり辛口のケイジャン味とガーリック味のシュリンパーズ ネット キャッチを食べ終わる頃には、雨もだいぶ弱くなって(ああ、あの辛口ケイジャンシュリンプに、ビールを合わせる体調で無かった事が残念…)

そのあと、友人とともにマッサージに行く事に決定!
しかし残念ながらいつもの店はブッキングできず…
(ずっと雨だからみんなマッサージくらいしかやることない)

こういうとき、このフランス人はチャレンジャーぶりを発揮する
どんな店だかわからない初めての店でも、値段を確認したら勝手にGO!なのよ~

いや、参りました…
入り口は綺麗で、マッサージそのものレベルは悪くない
でもね、やっぱり衛生的には多々難ありだし、何といってもやる気無いオーラーが物凄い!

バンジールに浸かった足を、洗わず、拭いてくれることもなく、そのまま足の裏にオイルを塗りながら、上に上にマッサージを進めていくんだからたまらん
「ひぇーーーーーバンジール汁が前進に広がるううう」
リラックスどころか緊張で、マッサージに集中できんちゅーの!
最後は頭と額まで行くんだから~

恐怖の1時間が過ぎて、開放されるとフランス人の友人は
「なんかあんまり上手じゃないから、30分でやめちゃったよ!」
いや、このあたりもさっぱりしたもんです
そう言って断れるあんたは自由なフランスの革命児の血なのね~

ホテルに戻って全身シャワーで洗ったのは言うまでもなく、体調いまいちの自分と降り続く雨が恨めしいのでした




バリの病院

2009年02月11日 | 島結
バリでは、地元の人が対象のローカルクリニックと、観光客が診察してもらえる外国資本クリニックの2種類のカテゴリがあります(他にもあるのかもしれませんが)

観光客や、在バリ外国人の場合は、衛生や医療水準の問題などを考慮してやはり外国資本の病院のほうが向いてます

私がバリに住んでいた時も、手持ちの薬ではどうしようもない高熱や風邪の場合にとてもありがたーく利用させていただきました
今回も親戚のミカちゃんが通訳をしているクリニックできちんと診察していただき、適切な処方のお薬で回復、旅の後半はなんとか体を動かす事が出来ました

ミカちゃんは、バリのクリニックに派遣されて1年と少し、話によると観光客の大きな事故や病気が意外と多いとのこと

なんの手配ミスか、ローカルクリニックに運ばれてしまい、見た目にはわからない肺や内臓の損傷が見つけられないまま手遅れになって死亡してしまうケースもあるんだとか…

外国資本のクリニックであっても、難しい手術はできない
そんな場合は、飛行機で2時間弱くらいのシンガポールまで飛行で移送する事になるんだそうで、そういう場合、ミカちゃんは一緒にシンガポールまで行って、担当医と患者さんとの間で治療についての話の通訳をするそうなのです

万が一患者さんが亡くなってしまったりすると、そのあとの様々な手配お手伝いなどを旅行代理店の方と一緒にしたこともあるとか

私の風邪などは序の口

旅でのアクシデントは、自分の意思と関係なく起こってしまうのですから怖いですよね…
2002年の爆弾テロの時、バリに住んでいた私には人事とは思えません
沢山の遺体が並ぶレギャン通り、泣き叫ぶ人々、燃えさかる炎…
今でも忘れる事は出来ません

レギャン通りの慰霊碑の横を通り過ぎる時、当時と変わらぬようにクラブからは最大ボリュームの音楽が流れていました
観光地はこうして再興されていくものだとはわかっていますよ

でもその「暢気さ」が、私の心に棘のように刺さってくるというか…

「テロはなくならないよ」

事件直後、そう話していた人がいました

その通り、やはりクタスクエアのレストランと、ジンバランのシーフードカフェで再度テロは起こり、

まだまだその可能性は消えてはいないぞ

と棘は揺れ続けています

そんな大きな事故の時も、そうでない風邪や切り傷程度でも、クリニックのスタッフは私達に救いの手を差し伸べてくれます

特に先進国ではない場所での、彼らの存在はありがたいなあと心から思わずにはいられない…その分、そこで働くスタッフ達の大変さは並々ならぬものなのでしょう

皆さん、旅行前には保険に入っていきましょう!
クリニックでの処置は旅行保険から支払われますからね

ちなみに今回の私の支払いは1万円ほど
あっ!保険会社に連絡しなくては!