プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

ある日の東海道線

2007年03月28日 | ぼやき
ひょんなところで従兄の息子にばったり
彼はハーフで、とても背が高いこともあって目立つんだな~
赤ちゃんの頃から彼を見てきた私には、弟のような息子のような、そんな感覚
久しぶりだからお茶して、彼の大学生活の話をききながら楽しい30分はあっと言う間

「これから品川に行くんだ」

学生はフットワークが軽いねえ~

横浜に着くと戸塚駅での人身事故の影響で東海道線はストップ
何もすることがなく、待つ身の30分は長い…

ようやく動き出した最初の1本目の車両はとても混んでいるのに、床にあぐらをかいて座っている男が一人

どうしよう、注意したいけど…

と、男の横に立っていた背の高い男子高校生が

「立ちましょうよ」

男を促した

男は無視

何度も言ううちに高校生は口調を荒げて、男を立たせようと腕に手をかける

「立てよ!迷惑だろ、こんなに混んでるのに!」

男は顔を上げて、無表情のまま高校生につかみかかった!

「やめてください!」

私と、その近くにいた女性は同時に二人を引き離す

男は酔っ払い…酒臭いニオイがぷんぷんで、足元はフラフラのくせに
尚も高校生に殴りかかっていく

「やんのか!おい!」

高校生のかばんが音をたてて床に落ちる
高校生も黙っていない

「恥ずかしくねえのかよ!?大人のクセに高校生に注意されてぇ」

ごもっともだ

そう、動かぬ電車に腹を立て、酔いに任せて粋がってっ座ってた所を公衆の面前で注意されて恥ずかしいんだよ
だから男はフラフラしながらも高校生に殴りかかるんだよね

私は高校生のかばんを拾って、手渡し、彼の背中と腕を押さえながら、男と反対のほうを向かせた

「君はエライ でももういいよ 言っても無駄だから無視しよう」

フラフラの男は尚も殴りかかってくる

しかしだ、回りの人たちなんで皆無視なの?
立派なスーツのサラリーマンのおじさん達、いっぱいいるじゃない
若い子が一生懸命なのに、どうして黙って見ていられるの?

正義感と怒りで、顔が高潮し震えてるこの高校生と、さっきまで一緒にお茶してた従兄の息子がだぶる…

あんたにだって息子や娘はいるでしょう?
涙が出そうになってきた


すると状況を見かねた一人の男性が、しつこい酔っ払い男に優しく声をかけた

「やめましょうよ、ね、もういいでしょ?」

ああ、こういう方法か…
恥をかかされた男を孤立させない方法
私は今度は男を腕を取って、高校生の方向を向かないように背中あわせの形にして固定

「やめましょう」

もう一度、男性と2人で男の顔をじっと見る…落ち着いてきたみたい
時々振り向こうとする男を、挟み込んで、男性と私は笑顔を作りながら制止し続ける

「どこまで行くんですか?
 戸塚ですか、じゃ私もそうですから一緒に降りましょう」

この人いい人だなあ…

「お姉さんはどこまで行くの?一緒に戸塚で降りようよぉ」

このバカよっぱらいがぁ!調子に乗るな!
と思いながらも、ハイハイと笑顔
戸塚はまだか?なんだかいつもよりもずっと長いよ~

ようやく戸塚駅
すっ飛んできた駅員が男に駆け寄ると、私はそのまま車内に残って、男性は男を取り押さえたままドアは閉じられた

あの男性は本当に戸塚で降りる予定だったんだろうか?
あの男を降ろすためにだったのかもしれない
彼にも心から感謝

高校生のところに戻った私は

「お疲れ様」

とひとこと

彼はちょっと怒ったような顔のままだったけど、はい と小さく頷いた
きっとまだ興奮状態継続…複雑な感情が彼の中でぐるぐる渦巻いているに違いない
そうだよね、私だって胸がドキドキしたもん

10分後、電車を降りるときにも小さな声で

「ありがとう、尊敬します」

って伝えると

「あ、はい」

って、さっきよりも柔らかな表情で応えてくれた


あんな子もいるんだな

嬉しいようなちょっと辛いような
だって正義感旺盛な若者は、戦争映画では一番に死んでいくじゃない?
関係ないか…

それにしてもあの酔っ払いと一緒に下車した男性は偉かったな
酔っ払いに逃げ道を与えて、プライドを回復させつつ…

今日の助演男優賞は彼に決定!

Hotel Gazabo とPapas

2007年03月27日 | 毒バリ
私が落ち着けるお気に入りの場所はバリに色々あるけど、クタのクルクルリゾート併設

イタリアンカフェレストラン Papas

はとってもリラックスできる

ビーチ沿いの道路を挟んで、すぐそこはクタビーチ

ダンナは波乗中、私はビールかアイスティーをオーダーして
本を読んだり、手紙を書いたり、ちょっとした仕事を片付ける
特別美味しいってわけじゃないけど、ある程度信用できるお店だから、ここでは生野菜のサラダも頼んじゃう


フェッタチーズとオリーブの入ったサラダ


もりもり食べる

お店のスタッフも気さくで明るい
異常に馴れ馴れしいスタッフが多いバリで、ここのスタッフは

適当な距離を置きながらもフレンドリー

実はこれが一番のポイントかもしれない



さて、サヌールのビーチ沿いのホテル


Gazabo Cottage


リーズナブルで、なかなか良いホテル
お部屋が暗くてちょっと残念ではあるけど、ここの

ビーチラウンジ、すごくいい!

日中は砂の上のビーチチェアでノンビリと海を眺める
夕方にはバーで生ビールをグビッ
そして日も暮れた頃、リビングルームのようなスペースで生演奏を聞きながらまったり…夜が更けていく

ここの 

ミー・クワ(汁入り麺)

ちょっと変わってる

中華麺かインスタントヌードルで作るお店が多い中、ここの麺はフェットチーネ

もともと柔らか麺が大好きなバリ人、伸びたような麺ばかり食べさせられていると、ここの麺がと~っても美味しく感じる

押し付けがましくないスタッフ達、常に手入れされた庭にあるガゼボでは、ティータイムにはお茶がサービスされる

小さくても
豪華でなくても


こういう場所が、個人的には落ち着くリゾート


この2つの場所が今でもそういうクオリティを保っているかどうかはわからないけれど、多分大丈夫なんじゃないかと…
街中にもかかわらず、スタッフが定着していて、メンテナンスをきちんとしている場所はゲストを心地よくさせてくれる可能性が高い

この感じ、日本だって同じだよね?

一歩ひいたサービスこそが本当のホスピタリティなんじゃないかと…

納豆3

2007年03月27日 | 料理
久しぶりに鎌倉にお散歩

いつも絶対に行くのは小町通


鎌倉山納豆


大好きな 丹波黒豆納豆 を買うつもりだったんだけど、あれ?見たことないかわいいパッケージが…

「桜納豆」

おお~この季節の限定商品!

私は納豆が大好き 

かつ

桜の香りが大好き



ということで 桜の花や葉っぱの塩漬けを練りこんだクリームチーズなんかも時々手作りしている
こんな感じ



白身魚のこぶ締めにも桜の花をそえると、上品なうえになんとも粋な和を感じる…

やっぱり季節柄これは買わずにはいられん!

ということで購買路線変更


今日はこの 桜納豆と宮城砥落(とおとし)大粒納豆 に決定



さあ、桜納豆どんなかなあ~♪

パッケージを開くとほんのり桜の香り…うんでも納豆の香りのほうが強いかなー?
花粉症で微妙な香りがわからなくなってるのかもしれん…


桜が3輪かわいくのっかってます!

これにはさみを入れて、納豆全体にいきわたらせたい

チョキチョキ お花切断

桜の塩分も関係するかも?
ということで添付のダシはちょっと控えめに


一口食べる


うん、口の中の残り香が桜!

ちょっと香ばしいような感じも加わってるような、これは納豆の香りとのコラボレーションなのかな?
うん、なかなか美味しい~



そうか、この商品の販売が終わっちゃっても、自分で桜の花や葉っぱの塩漬けを刻めばいいということ?!
そんな簡単かどうかはさておいて

なんて風雅なんでしょう


鎌倉山納豆さん、素敵な商品ありがとうございます

不協和音

2007年03月26日 | 毒バリ
モシモシ社長の現地観光旅行代理店は、ニョマンのスパに日本人観光客を紹介している
お客から相次ぐクレーム、またニョマン側が広告掲載料を払っていないこともあって、最近はニョマンとモシモシ社長の仲もいまいち芳しくない


勘弁してよ…あんた達の 不協和音 は間違いなくこっちに飛び火するんだよー


最近モシモシ社長の事務所登録で、少々問題が発覚…社長の会社は日本からの外資でできた会社なので、事務所登録にも色々な問題がつきまとうらしい

そんなところからうちの店の住所に、モシモシ社長の会社をとりあえず登録できないかという話が持ち上がってた
その登録のために土地所有者を調べたら、以前スタッフとして働いていた愚か者ロイケの、当時の情報どおり
(http://blog.goo.ne.jp/punkitchen/e/611cd75acb083eb4429e725e0468ce18 愚か者2参照)
やっぱりこの店の土地は裏に住むニョマンの親戚のもの


となれば事務所登録に関するサインは、この親戚からもらわなければならない
事務所問題で急いでいたモシモシ社長はニョマンに無断で親戚の門をたたき、契約書にサインしてもらおうという暴挙に…


ニョマン 大激怒


なんで勝手にあいつのところに行ったんだ!


ちゅーわけです


親戚との土地問題も再燃


あ~ぁ私たちには関係ない話だって言うのに~

だいたいさあ、私たちをビジネスパートナーとして紹介したあんたがそんなことしたらあかんやろうがああぁぁ

もうええがな、どうだってええわ…

ダンナは、生まれつきのなで肩をより一層がっくり落としてる
肩はずれてるんじゃない?

そりゃ肩も外れますわ…



数日後
また問題が勃発!

「おい!あのおっさん、ほんま馬鹿にしてるわ!」

モシモシ社長が血相変えて登場

「あいつ、日本人以外には 5ドル でマッサージやってんねん!」
なんですと!?

確認すると、最近増えた台湾からの観光客には確かに30分、5ドルでマッサージしている
中国系のお客は忙しいツアーでやってきて、短時間なうえに気に入るとチップをはずんでくれるから、5ドルでも十分だって…一理あるけど5ドルってのはいかがなもんかと…

でもよく見ると英語で作られた新しい価格表にも「30分5ドル」ってしっかり出てるじゃないか!?
どうやら欧米人にも5ドルでやってるってことだ

日本語のものは今までと変わらない価格で書かれてる…

「日本人だってこのくらいの英語、わかるっちゅーねん!うちのツアーの客に高い金払わされてることがわかってみいや、うちの信用どないなんねん!?」

社長の怒りはおさまらない

確かにその気持ちもわかる
でも爆弾テロでも何でもやってくる中国系のお客は、 決して清潔とは言えない ニョマンのスパにとっては大事なお客になることもわかる

神経質で、いちいち細かくて、クレームばっかり の日本人客よりも、断然楽に商売ができるからねぇ

ニョマンは次男と一緒に苦しい言い訳をしていたらしいけど、モシモシ社長はやられたらやり返す男、倍にして返すくらいの性格

「当分お客は入れない」

そう言いながら、パパイヤミルクシェイクを飲み干した


そういえば私たちにも台湾ツアーの客を入れろって言ってたなぁ
私たちは自分の目指す店がそういう店ではないことや、今の状態では大人数はさばけないことなどから断っていたけど、もしもOKしていたらいったいどういう値段で料理を出すことになってたんだろう?


今思えば、生き残る術はそういうところにもあったんだと思う

初めて会ったとき、ニョマンは言ってた

ウブドには中国人の経営者はいないぞ、あいつらのようなやり方はダメだ、バリの伝統を壊してしまう考え方の人種だからだ
ウブドではこれまでもこれからも、中国人には商売はさせない

でも、お客にするなら大歓迎 だったんだ…

バリを含めて観光地では、どこでも同じようにトップシーズンにガッチリ稼ぐことが需要で、一回しか来ない大量のお客を適当に騙す商売みたいな部分があるのは否めない

もちろんそんな店ばかりじゃなくて、真面目にサービスに努めている店だってあるわけで、だからその後者でありたい自分達と、正反対の考え方をするニョマンとではもともと商売に関する考え方、合うわけないよなあ…


ニョマン危機一髪のはずが

2007年03月22日 | 毒バリ
ニョマンの奥さんはバリ人ではない
でも彼の大嫌いなモスリムじゃなくて、インドネシアには少ない

キリスト教徒

で、ジャカルタで看護婦をしていたらしい


若い頃の彼女は知らないけど、今の彼女は医療に携わっていたとは思えないほど太っていて歩くのも辛そう
バリはちょっとばかり裕福になるとみんな太ってしまうんだよね

豚肉や脂っこいファーストフードが大好きだからかな?庶民には高級なグラニュー糖を沢山摂取するから?それとも祭事に関わる重要な作業以外は全部メイドにやらせるからかな?


そんな外見になったからかどうかはわからん…


ニョマン 浮気発覚


しかもその子はまだ 20代前半 だって!?

60過ぎたオッサンが、なかなかやるじゃない~なんて言ってる場合じゃない!

その娘

私は妊娠した!

ってニョマンの家まで怒鳴り込んできて、本妻と一騎打ち


ひゃーーーーーーーーー
バリの女は怖いからな…

ことの詳細をニョマンに打ち明けられたダンナは呆れ顔

あの娘は悪い子じゃないんだ、かわいい娘なんだぁ
でも、妊娠はおかしい 
たった 3回しか やってないんだ



あのオッサン、まじでアホや!1回だってできる時はできる
いい年こいてそんな言い訳ってありか?



そう、バリ人は中学生ぐらいで脳みそが進化しなくなる
こと、男女のこととなると欲望のままに行動するもんだから、いざこざが絶えない

ニョマンはバリ人だから、奥さん何人持ったっていいと思ってるんだろうけど、かつてキリスト教だった妻にしたら、いくら改宗したとはいえ、そういう事はなかなか簡単に許せるもんじゃない


妻が口をきいてくれないだけじゃなくて、娘も冷たいんだ
あーぁ、身から出たサビ…
しょうがないんじゃないの?


でも、笑っていられなかったのは、実は私たち…

最近お店に顔を出さないニョマン一家
そう、このときニョマン一家の間では、妻を中心にあの悪だくみ男デワも加わり、恐ろしい


大責任転嫁計画


が始まっていたのだ!



クタで爆発が起こって、観光客が減って、しかもニョマンが浮気に走ってしまった!これら全てあの日本人が来てから起こったこと


→ あの日本人が悪の根源


なんでやーぁぁぁぁぁぁ!


悪口雑言
支離滅裂
漫言放語
本末転倒
 

でもって 悪婦破家 って言葉を知らんかな?
そんな考え方だからニョマンも浮気するんだろうが!

私たちを常々憎んでいたデワ、ここぞとばかりある事ない事ニョマン一家に吹き込んでるっていうじゃないか!!!


ニョマン危機一髪のはずが、火の粉は確実に私たちのほうにバッサバッサと飛んできて


知らないうちに大延焼


ニョマンは鎮火!?おかしーじゃないか!!


ジャカルタでの爆弾テロが起こり、SARSで世の中は揺れ始めた…
これもみーんなわたしたちのせい

らしいよ…

ニョマンの子供達

2007年03月20日 | 毒バリ
私たちが経営していたレストランのオーナー、ニョマンには

息子2人と娘2人 4人の子供がいる

長男は お店を手伝っていたのに、コンピュータの仕事に興味を持ち、ジャカルタのコンピュータースクールに行ってしまった
そして今、ニョマンが一番嫌っているモスリムの女性と付き合っているんだとか…

次男は ニョマンの経営するスパでマネジメントをやっている
見るからに次男という風貌の、ちょと冴えない今風の男の子
友人はウブドの有名なホテルや、レストランの二代目達
王族の末裔達で成功している子達は、高級車を乗り回して海外に留学している者も少なくない

ニョマンも平民とはいえ、リゾート地バリのビジネスオーナーのひとり
息子には高級車は無理でも、高級バイクならOK!ということで 
ハーレーを買い与えてた

それをバリバリと乗り回すのが大好きな若造、私が見たところではビジネスセンスがあるようには思えない
バリの中でも縛りのキツ~イ ウブドで、新しい文化とバリの伝統の間で揺れながら、父親から与えられた仕事をこなすのが精一杯

父親に逆らうことなど絶対に出来ない


さて、娘の方
長女は 丸顔で愛嬌があり、英語が堪能
かわいい笑顔はひとなっつこくて親しみやすい
ヌサドゥアの観光専門学校のようなところで経営を学んでいる
次男よりも彼女の方がビジネスセンスがあるような気がする


そして次女
彼女はとても美しい
武田久美子をアジアっぽくした感じ、セクシーで気の強そうな表情が魅力的

実は彼女はニョマンの本当の娘じゃないんだな
大工の チョビヒゲ太郎 の娘!
(工事開始 ワイルド大工編参照)
http://blog.goo.ne.jp/punkitchen/e/d255e5d5b0192e2c8e0f99b4eb1e18dc

そういえば似てるなあ、目の辺りとか…

バリでは裕福な家族が、子供を育てられない両親の子供を養子にして教育を受けさせることが良くあるらしい
チョビヒゲ太郎とニョマンは大家と店子のような感じかな?
家もお向かいさん
もしかしたら遠縁にあたるのかもしれない

この娘がスゴイ

顔がかわいい上に、養子とはいえお金持ちのお嬢様
スタッフに対しての振る舞いはまるで 

おひめさま

食品知識のないトレーニングの娘に向かって

Stupid girl!

って言ったのを聞き逃しちゃいないぞ
数々の高慢な振る舞いは目に余ることもしばしば

この娘、長女と同じ観光専門学校で料理を学んでいる
そんなわけで、お店を手伝いたいと言い出したのはいいけど…オープン前にキッチンスタッフに施したトレーニングは全く受けていない
それなのにオーダーが入ってすぐ、彼女は自分が作ると言い出したからビックリ

そりゃいきなり調理はさせられないでしょ

ということで、レシピと基本を教えながら、前菜やサラダからですから、と気を遣いながらも他のスタッフの下につく形に…



翌日から彼女は来ない…


他のスタッフが「風邪だって言ってます」



嘘つけ!


どうしようもない馬鹿娘
ヘソまげて、二度とトレーニングには来なかったんだから

専門学校のレベルはどうだか知らんけど、まだ1年生の彼女に何が出来る?
うちのレシピの勉強のために、スタッフはどれだけ努力したと思ってる?
それをオーナーの娘だからといきなり調理ですか?
作ったこともないメニューを?


腹立たしい上にその愚かさにげんなり…


お前が Stupid girl じゃぁぁぁぁぁ!


ニョマンの子供達の中で使いもにになりそうなのは、長女くらいかな?
次女は根性はありそうだけど、人がついてこないと言うか、こういう高慢な性格はバリあたりじゃなかなか直らない
お嬢様
ってチヤホヤされてるからねぇ
平民のお嬢様じゃ、たかが知れてることに気づかないというのもまたイタイ


そしてこの一家に、嵐が近づいていることをまだ誰も知らなかった…
この時はまだ…

ナシゴレン

2007年03月14日 | 毒バリ
バリで食べたもので美味しかったもの

ナシゴレン!

って答える人が本当に多い

そりゃそうだわ
これ美味しいと思っても料理の名前が思い出せなかったりするうえに、やっぱり特別美味しいって思うようなものはあまりないのが本当のところ

いや、ほんとはね、色々美味しいものもあるの、ただ観光客が食べる機会が少なかったり、日常的に食べ続けるのは日本人にはちょっと向かないかなーって感じで…

もともと炒飯やオムライス大好きな日本人には、ナシゴレンが無難なんだよね~

前にも書いたけどナシゴレンは厳密に言うと 

バリ料理じゃない

麺を炒めたミーゴレンも話題のテンペを使った料理も違う
これは

インドネシア料理


バリ料理はバリ独特の根ハーブと唐辛子、各種スパイスから作るペーストを、肉や魚に塗って、バナナリーフで蒸し焼きにしたものや、豚やアヒルの丸焼き、肉や野菜をペーストで炒めて作るスープ等を指す

それはバリヒンズーの神様に捧げる大切な

祭礼用の料理

ゆえに観光客が、普通のレストランで簡単に食べられるようなものじゃない


さて、話はナシゴレンに戻して…

ナシゴレンは長粒米を炊いたご飯と、自家製の辛いペーストを使って、細かく切った具材を加えて作るインドネシア風炒飯(もともとインドネシア料理は中華鍋の影響が濃いといわれている)

その味は家庭によってぜんぜん違ってて、これがまた面白い
私たちが拘る

ご飯のパラパラ感

にはほとんど拘っていない感じ
キャベツを入れるとしんなりしてしまうし、火が弱ければパラリとは仕上がらない
せっかくの長粒米が油でべっとり…ってこともぜーんぜん珍しくない
でもそんなことは全く気にしないのがバリ風

自家製ペーストの代わりに瓶入りのナシゴレン専用ソース 「SAOS BAHAGIA」 を使うのも最近の定番みたいだしね

甘辛いナシゴレンにたっぷりの油で焼いた目玉焼きと、ふわっとした海老せんべいが添えられた豪華バージョンは観光客向け!
キュウリの輪切りと青い生唐辛子数本添えられてるのが庶民風

バリ人は

「油を使った料理に生唐辛子が欠かせないのだ!」

って言うけど、これ、やってみるとなかなか

ハマる!
青っぽい香りとみずみずしい食感、ビリッとした辛さが油っこさを流してくれるように感じるから不思議


辛いのが好きな方、夏になったら植木鉢で唐辛子を栽培してみよう
ビックリするくらい成長が早い唐辛子、白くてかわいい花のあとには、刺激的なグリーンの実が顔を出すからね~

手長海老屋はどこへ消えたのか!?

2007年03月08日 | 毒バリ
バリで美味しい手長海老(アカザ海老かな?)が格安で食べられるって知ってた?

スーパーに行くと、長い手の先が


ブルーに輝く手長海老


が水槽の中でふわふわ泳いでいる!
普通の海老はお世辞にもいいといえない状態で売られているだけに、この手長海老は生きている~♪
海水の生簀技術はまだまだのインドネシアでも、淡水なら大丈夫ってことね

大きさはまちまちだけど、日本ではかなりの高級品なのに、頭の先から尻尾まで真直ぐ延ばしたら15センチくらい?1尾7.900ルピア(90円弱)くらいだったかな?お買い得です!
これはメニューにぜひ取り入れたいものだと、手長海老のトマトクリームパスタに決定!

こうなったらスーパーよりは安くなきゃいけないよね

「どこかにいい手長海老屋はないかなあ~」

すると

以前のブログ
「愚か者」
http://blog.goo.ne.jp/punkitchen/e/8eb6526d2e5cdb72cb16efe8993b77bf
「愚か者2」
http://blog.goo.ne.jp/punkitchen/e/611cd75acb083eb4429e725e0468ce18

の主人公であるロイケが、自分の知り合いだという手長海老屋を早速連れてきた


確かにすばらしい!
この男の持ってきた手長海老はすごいぞー
まっすぐに伸ばすと20センチくらいの大きさがあるよ
長い手まで入れたらものすごい存在感!
でもね、私たちは知ってる…サプライヤーたちは

一回目だけ

飛びぬけていい物を持ってくるってこと…


でもスーパーのものに劣らなければOK!
値段も6.500ルピアにすると言うし
よし決定!


縦にザックリ半割して断面から焼いていく
ミソの焼けるニオイが香ばしい~
ブランデーを加えてフランべ

トマトソースとミソが絶妙に混ざり合う

仕上げはニュージーランド産の濃厚な生クリーム

このパスタは人気の一品で、海老好きの中国系のお客様は満面の笑み


「もう一皿!」

ありがとうございます~ぅ


そういえば別の中国系の女性客からは

「パスタが固い、ちゃんと茹でて!」

とアルデンテにダメだし

電子レンジでふやかしてやったら大喜びで食べてた



さあ、ロイケが先のブログのような事情でお店を辞めると…

「ぷんさん、海老屋さん電話つながらないです」

焦っているチャンドラー

ロイケと共に海老屋も去った?
はい、そうです

バリのサプライヤーってホントにいい加減…
その後、別のシーフドーサプライヤー探して何とかなったけど、消えた海老屋が持ってくる手長海老は別格で、本当に素晴らしかった

もしかして、あの海老屋、ロイケと一緒に海老獲りしてたんじゃないか?
でもって海老代の半分がロイケのフトコロに…

ありえる…


前向きに…

2007年03月07日 | ぼやき
友達が悩んでいる、というか人生の岐路に立っているような時に自分は何ができるのだろう

若い時には、一緒に色々考えたり
こういうのはまずいよ、こうやったらもっといい方向に向かうんじゃないの
なんて夜中まで泣いたり笑ったり怒ったりしながら語ったもんだ…


40歳を過ぎた今、昔のように熱くは語ることはしない


人それぞれ、いろんな思いをしながら生きてきたんだって事が、心の底から解ってきたからかも…
ましてや自分の経験していない分野で苦悩している場合、偉そうに何か言うなんて到底でるはずもなく、偉そうでなくても気の利いたことはなかなか言えないよ


自分よりもずっと若い人からの相談でも、あんまり決め付けた言い方はしないようにしたほうがいいって思ってる

私の一言で人生が変わっちゃうなんて、おこがましいことは考えちゃないけど、若い分だけ可能性も大きいし、余計なことを言って、その可能性がいっぱい詰まった柔らかい袋を

箱の中にしまい込んで欲しくない


十年位前にやった心理テスト

それは自分の好きな人に手作りのプレゼントを作って、その人に届けに行くと言う設定で、色々なシチュエーションに対する答えから
「こういう時にあなたは、その言葉を言うのだ」と予測できるというもの

そのテストの最後の一問

やっと完成したプレゼント、あなたは急いで愛する人の元へ向かいます
タクシーに手を上げると、その車は乗車拒否して通り過ぎてしまいます
さあそこで一言!


「バカヤロー! 平気だよっ、次が来るもんねー」

これって自分が愛する人に振られたときに言う言葉


私って、すっごく前向き~


この結果が、今の私を支えているのかもしれない
男と別れようが、仕事を失おうが、嫌なことが起こるたびに


「また次が来る」


これが私の座右の銘となって、いつでも胸の奥で輝いてるから



心疲れた友達にもこの言葉だけを送る…

陽はまた昇り  バスはまた来る

美味しいレストラン

2007年03月05日 | ぼやき
稲村ケ崎にある

タベルナ・ロンディーノ

湘南では有名なレストランのひとつ
私、ここがかなりお気に入り
特に2階席で


ゆったりコース料理は格別


コースって言っても、それほど高いわけじゃない

食前酒のスプマンテ&ひとくち前菜

前菜
パスタ
メイン
これはそれぞれ4種類くらいある料理からチョイスできる

デザート
これも3種類からチョイス
そしてコーヒーか紅茶

女性ならもうお腹イッパイ!
これで 三千円台 安いと思うんだけど


イタリアのワインが何種類もあって、価格帯も様々だけど、なかなか良心的
ワインリストの値段が高すぎると興ざめする私もここなら安心

スタッフのワインの知識も素晴らしく、値段とかじゃなくて食べ物やシチュエーションに合ったワインをちゃんと奨めてくれる


要するに


価格・質・サービス


のバランスがすごく良いということ!
もちろんこれは私にとってということが前提でね

この店について
「態度が横柄だった」
「昔に比べて味が落ちた」
「混んでて食べた気がしないわりに高かった」
そういう書き込みと見た事もあるし、やっぱりそれは人それぞれ

こういうのはタイミング悪かったか、相性が悪いか…


某有名湘南カレーの店

私は結構苦手


初めて行って、それから二度と行っていない
ロケーションは確かに素晴らしいけど
相性、私とは合わないね、バランスがいいとは思えないから…

完全デート向きシチュエーションとすれば
二重丸ではあるのかもしれないけど…

おんなじハワイ系料理海沿いって言うなら茅ヶ崎「リキリキ・デリ」の方が好きだなあ~


3月2日のロンディーノ 春メニューになったばかり


私が選んだ前菜は豚肉をハムのようにしっとり調理したもの

軽めのクリームチーズのようなものをその豚肉で巻いてあって、香り豊かな優しい酸味のイチゴソースをつけて食べる♪
なんとも春らしい…
他にハマグリを使ったものやイかを使ったものもあったなぁ


パスタは平貝のスモーク入りクリームソースのもをチョイス
切符くらいの大きさにカットされたタマゴ入りのパスタに、脂肪分少な目のあっさりしたクリームソースが絶妙~やや強めにスモークされた平貝がこのパスタに力強さを与えてる!

他にはホタルイカのトマトソースリングイネや小柱と菜の花のオイル系パスタもあって、これまた春っぽい


そしてメイン
目の前の相模湾から上がった本日の魚のソテーも私の気を惹くけど、やっぱりここはほろほろ鳥か!だって食べられないでしょ、なかなか。
と言うわけでほろほろ鳥のロースト
これは優しい味で、ほろほろ鳥のあっさりした旨味がホントに素晴らしかった…



同じお金を払うんなら、バランスが良くて落ち着ける、オリジナリティある店がいい!没個性のフランチャイズの店やチェーン店ばかりで、新宿でも横浜でも大阪でも、どこへ行っても何にも変わらないのは、ホントにつまらん!


だけど…
小さい子供連れのお母さんが、ゆっくり外でご飯が食べたいときには、ファミレってかすごくあり難いってこともわかってるし、好みがバラバラな仕事場の仲間とちょっと飲みに行くか~って時には、より多くの人々を対象にメニューやサービスが考案されてるチェーン店はありがたい存在

休日のランチなんかには某フライドチキン店やサンドイッチショップにだって行くし、多忙な夜は野菜たっぷりのちゃんぽんだって食べちゃうよ!


そう、やっぱりバランスが大事

自分の中のバランスを忘れなければ、いつだって、誰とだって気持ちよく食事できるはず