プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

おかわりのナンバーワンは

2008年05月30日 | 島結
お店でお代わりの多いメニューのナンバーワン

もずく

小さな器に、量もそんなに多くはないので、ということもあるのかもしれないけれど、

もずく大好きなんですけど、ここのもずく、すごく美味しいですよね!

って


本当に嬉しいです

沖縄のもずくは、美しい海の中のサンゴ礁や藻の枝葉などに着生して育ちます
もずく=藻付くなんですねー

沖縄ではもずくの養殖が盛んです
島を囲む沖合いのサンゴ礁の内側の、比較的穏やかな流れのある、水深2~5m付近で生育しています
4月から6月まで、そうちょうど今頃が収穫期
だから、今お店に届くもずくは

旬の食べ物

沖縄もずくは太く歯ごたえがシッカリ
だから玉子焼きに入れたり、天ぷらにもできちゃいます
ミネラル、食物繊維たっぷり
そのうえ低カロリー 

100グラム食べても6kカロリー

沖縄では定番のメニュー
もずくのせそば
そう、沖縄そばのトッピングにすれば、バランスのいい食事になります

もずくのぬめりの
フコイダン
が血液凝固を防ぐので、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも

いいことだらけです

ちなみに、お代わりナンバーツーは

海ぶどう

噛むとプチプチして、中からぬめりが出てきます
海ぶどうも体にいいんです

現代人に不足しがちなミネラルや食物繊維を、忙しい体が欲しがってるのかもしれない?



泡盛の化粧品

2008年05月27日 | 島結
八重泉

でおなじみの

石垣島の八重泉酒造が、泡盛から化粧品を作ってるのをご存知?

その名は

「あぱり」

これは石垣島の方言で「あっぱりしゃん=かわいい、きれい」という言葉からきたとのこと

お風呂上りにさっぱりして綺麗になったときなどにも使うようです
なんだかカワイイ響きですよね~♪


泡盛・もろみ酢成分配合で作られたこの商品は、直射日光や紫外線、クーラーにさらされる時間の長い、沖縄女性のために開発された 泡盛業界初の化粧品


2005年から開発を始め、研究に研究を重ね、八重泉30度と八重泉黒麹酢(もろみ酢)の素晴らしいコラボーレーションが実った結果、無香料、無着色、無鉱物油のあぱりが完成!
2006年7月から、ネットと八重泉酒造の本社、営業所などで販売を開始してます
APARI http://www.yaesen.com/apari/index.html

企画担当の方は、泡盛をコットンに染込ませてパッティングする人がいるときいて、日本酒のように化粧品が出来るのでは?とひらめいた!

エライ!

そんなひらめき、私も欲しいぞ!


泡盛が殺菌効果を、もろみ酢のクエン酸、アミノ酸が肌の潤い効果を生み出す…
美白効果の高いビタミンC、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、スクワラン、コラーゲンも入ってる

本業に影響がないように、年間で決まった数量しか生産しないとのこと

私も使ってみたくなってきたぞ!!
というわけで試供品があるかどうか問い合わせしてみました

どんな感じなのかな?
返信が楽しみです!

島結 http://members2.jcom.home.ne.jp/shimayui/

行逢えば兄弟

2008年05月26日 | 島結
いちゃりばちょーでー

大好きな沖縄の言葉

一度知り合えば兄弟姉妹

そういう意味の、情深く、心が広い意味


貿易で東南アジアや中国と交流があった琉球王国は、薩摩の侵攻で→薩摩(日本の属国)

第二次世界大戦後はアメリカに進駐、占領され→アメリカ

どれでもそれぞれの文化を受け入れ、融合し、今日の沖縄を創り上げてきたのです


沖縄の人々は戦って攻めるより、受け入れて理解しようと努める文化

だと思うのです

実際、あるウチナーの方が、同じような事を言ってました

「俺達は攻撃はしないんだよ、なんとか受け入れようとずっと努力してきたんだ」

昔から、海難事故などで漂着してきた異国の人に「敵意がない」とわかれば、
村人が助け合って食事を与え、潮見をして帰国させるように努めたのだとか

自信を持って素晴らしいと誇れる自分達の文化を大事にしてそいるからこそ、異文化を理解し、たとえそれが押し付けられたものだとしても受け入れて来たのでしょう

もちろん、心の中ではとてもとても悲しく、許せない思いもあったことと思いますが…


でも

いちゃりばちょーでー

その言葉が示すのは、琉球民族のプライドと寛容なのでしょう



店の入り口にあるこのシーサーは

那覇市松山にある

「イチャリバチョーデー」
http://icyariba-cyode.com/concept.html
http://r.gnavi.co.jp/f180100/

というお店からいただいたものです

お店には3回しかお邪魔していなかった私達が、世間話の流れで沖縄そばの店を開店すると話したら、このシーサーの焼き物をくれたのです!

信じられます!?

しかもこれ、かなり大きい!
40センチ角くらいはあります


このお店は観光客向けというよりは、質のいい素材で腕のいい料理人が作り出す美味しい料理を出す、地元の人にも愛されている店

自分が料理人だから、厨房の動きを見ていればわかります
あれだけオープンに厨房を見せられるのは自信があるからだと

店主もスタッフも気持ちがいい!
沖縄の「行き逢えば兄弟」精神は、島結の入り口で

魔を除けてくれてます


三線ライブ!

2008年05月22日 | 島結
昨日初めて来店してくださったウチナーのお客様
沖縄を出、内地に来て25年以上だとか

イチャリバチョーデー

一度会えば兄弟



そういう言葉がある沖縄出身の彼は
こちらにきて「すごくみんな冷たいなあ」と思ったそうです


だよね
だって沖縄の人たち、みんなフレンドリーだもん
地方から来た人は、都会に対してそう思うものです

私は地方特有の

ご近所のことは何でも知ってる

ってのがわずらわしくて、都会が居心地良かった時代もあるのだけれど
今となっては、人は一人で生きられないということを実感してるから
イチャリバチョーデー
がすごく嬉しく、温かく感じるのです


話がそれてしまった…

さて、そのウチナーさん
来るなり、店にあった三線を手にし演奏開始

これがとても素晴らしい!

低くうなるような、沖縄古典の歌で、島結は

まるでライブ会場

他のお客さんがいないのが残念
あとから来た常連さん達に「素晴らしかったんだよ!」と報告したくらいです


うちの三線はあまり高価なものではない、練習用のもの

「ここをこうすればもっといい音になると思うよ」

とか

「こうやって練習したらいいよ」

と工工四(沖縄の楽譜)の音符で丁寧に音階も教えてくださいました!

うん、まさにイチャリバチョーデー


そして注文したソーキそばを食べると

「うまいね~沖縄の味だね~」と!

2,3助言していただきましたが、それは決して押し付けるような言い方ではなく、沖縄らしいおおらかな心の広さを感じさせる言葉

もう定年してらっしゃるとのこと
その穏やかな笑顔と、奏でる三線の音色が人柄を感じさせました

25年前に来た内地では嫌な事、大変だった事があったかもしれません
でも、それは自分の中にしまっておいて
笑顔で
「頑張ってね」
とナイチャーの私達を応援してくれる

私もそういう広い心を持って、年齢を重ねていきたいなと…

心温まる、素敵なライブをくださった
お客様に感謝です!

島結http://members2.jcom.home.ne.jp/shimayui/ 

まいふなと柿の種

2008年05月16日 | 島結
舞富名

これは

まいふな

と読みます

入波平酒造の

あ、これは

いりなみひら

と読みます

花酒で有名な与那国島の酒造所で、まいふな=宮古・八重山の方言で親孝行者をさすのだそうです


で、この舞富名の43度を飲みながら、なんか合うつまみはないものかと家を物色していたら、先月弟からもらった柿の種発見!

このれは、柿の種では超超有名な、新潟の浪花屋さんのものですが、普通のじゃなくて

「大辛口柿の種」

というやつ

本当に本当に辛い!

で、ちょっと甘醤油っぽい




大きめの杯に、舞富名を注いで氷をひとつだけ
舞富名は香ばしいお米の香りのする泡盛なので、お煎餅との相性はいい感じ
かつ43度のパワフルさに、この甘醤油&大辛味が負けません

飲んでは食べ、飲んでは食べ…

止まらない!

明日、胃が痛くなるんじゃないか!?

いや、でも止まらない!

あまりの辛さに鼻水も~(失礼)


危険な組み合わせを発見してしまいました
杯が進んでしまう…


島結 http://members2.jcom.home.ne.jp/shimayui/


ゴーヤーちゃんぷるは長寿食!?

2008年05月13日 | 島結
「島結」は沖縄引越しのため閉店いたしました。
新しいブログはこちら→ https://shimayui.net/

ゴーヤーチャンプルーについての記事は→ 島結定番「ゴーヤーチャンプルー」を美味しく作るコツ

どうぞご覧ください。




昨日の夜の事、テレビ東京の健康バラエティ番組でのこと

世界中を巡り長寿食の研究をしてきた家森医師が、短命化の元は「塩と脂肪」だと説明

●牛肉肩ロース薄切りの場合の脂質量
・ラードで炒める:28g
・網で焼く   :22g
・茹でこぼす  :10g 

ということで、茹でこぼしの肉を食べるのが体には良い!ということらしい

これを見ながら
「沖縄料理なんか、全部茹でこぼしてるよ!ブロック肉なら、最初に焼いてから茹でるから、完璧じゃん!」

とつぶやいていると

おすすめの日本の長寿食があるんです、それは「ゴーヤーチャンプル」ですねー

おおお!来たね!もう大喜びです

お医者様いわく

●豆腐  :植物性たんぱく質がコレステロールの害を防ぐ
●ゴーヤー:抗酸化作用で動脈硬化を防ぐ
●かつお節:余分な塩分を使わずに旨味を引き出す

やはり沖縄の伝統食は体にいいんだよねー

ゴーヤーちゃんぷるってスパムが入ってると思ってる人も多いみたいだけど(実際沖縄居酒屋などでそういう場合もある)、もともとは茹でたブロック肉を薄切りにして作るんです

当店でも人気メニューのひとつ、ゴーヤーちゃんぷる
塩分は控えめに作っています
もちろん茹でこぼした肉と、鰹節もたっぷり使ってますから

長寿食

ってことでいいのかな?





欧米食が進んだ沖縄の食卓、脂っこい食べ物が好きな男性は、長寿県トップ3から転落し、肥満度では日本イチ…
でも女性は今でもトップ3内に君臨中!

ゴーヤーと豆腐って、女性が好きそうな組み合わせかも
そして暖かな気候、おおらかな生活、頭の切り替えが上手な沖縄女性はこれからもきっと長生きすることでしょう!

島結 http://members2.jcom.home.ne.jp/shimayui/

白百合

2008年05月12日 | 島結
本日は当店の専属泡盛マイスター、川口ちあき先生と泡盛三昧の謎のウォーカー、トン吉さんと共に、

金武酒造の「龍」を2種、池原酒造の「白百合」をテイスティング


テイスティンググラスはワイン用と同じものです


古酒25度の「龍ゴールド」と、「龍30度」はまったく違う香と味わいがあって驚き!
同じ「龍」の名を持っていてもここまで変わるもんなのね~

「龍ゴールド」は香ばしくパワフルな香りのわりに、飲みやすい口当たりがなかなか
「龍30度」は水の持つ清涼感というか、若々しさと透明感を感じる魅力的な泡盛


さあ、問題の「白百合」
何が問題かといえば、この泡盛は独特のにおいで有名だから!

ちあき先生も、私もこの泡盛は既に経験済みで、「あれは好みとは言いがたい」と以前話してた銘柄

さあて覚悟して、テイスティング!


「あれ?」

確かに独特の乾いた土臭さはある
でも、以前飲んだ時のような強烈な、掃除に使った雑巾臭さ(失礼)は感じない!
しかも空気に触れて酸化するにつれ、香ばしい炊き立てのもち米のような香り、飲めば甘みの中に潜む、その独特の香りが素晴らしく思えるじゃないですか!

これはどういうことか?

沖縄そばを食べた後、もう一度テイスティングすると、独特の香りが際立つ!
なぜだろう?

体温が上がると香気が強く感じるからかな?
もしかして気温の高い沖縄で飲むと、余計にそう感じるんじゃないの?

蒸れたヘルメットみたい!
体育館のマット?
部活の校庭のにおいだ!
田舎の針葉樹の山のにおい!

みんなてんでに好き勝手
でも共通しているのは

「懐かしい香り」

だということ

白百合は、奥が深い…飲む人が心の中に持っている思い出や、経験や、記憶そのものに直結しているのかもしれない

本日のテイスティングは、こんな結論となりました!


島結 http://members2.jcom.home.ne.jp/shimayui/




バナナの花

2008年05月06日 | 島結
関東地方、バナナの木を見るのは温室と決まってたのに
沖縄じゃ、首里の街をぶらぶら散歩しはじめてほんの5分で出会ちゃうからすごい

南国ですね!

これは、以前沖縄に旅した時に写した一枚





大きな赤い花びらのようなものが包葉で、その付け根のフリルのように見えるのがバナナの花

ここが大きくなってひと房のバナナになる!

一枚一枚包葉が開く度に、花が咲いて、房が出来ていく
この繰り返しでバナナは10房以上できるんだとか


バリに住んでいる時、店のスタッフが自宅からバナナの蕾
(写真でいうと、つぼんでいる包葉の部分)
や若芽(包葉になる前の状態)を持ってきて、スタッフ用のまかない料理を作っていたのを思い出します


蕾の場合は赤い皮を剥いで行くと全体的に白っぽい色になってくるので
これをざくざく細切りして酢水やレモン水であく抜き

若芽はそのまま輪切りにしていき、やはりあく抜きの為に塩で軽く揉む

どちらも薄い赤紫で、切り口はでかいミョウガのような見た目
スパイスと生ココナッツの卸したもので和えたり、辛いスープの具にしたり…

ほんのりバナナの香がするような気もしたけれど、スパイスに含まれる唐辛子の辛さが強烈で、はっきりとしたことは覚えていないのが本当のところ…

沖縄ではバナナの蕾や若芽を食べるとは聞いた事ないけど、どうなのかな?
万が一入荷したら?
本日のスペシャルで出してみたいですね~(笑)

島結
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壷屋焼

2008年05月05日 | 島結
沖縄そばのどんぶりは、那覇首里壷屋にある

育陶園

さんにオーダーしたもの
http://www.ikutouen.com/




ソーキそばと大盛の沖縄そば用の、大きめのどんぶりは魚の線彫りが沖縄らしい

普通の沖縄そば用のどんぶりは南国の木のような模様が親しみやすい

そのほか2種の小さな椀、これはじゅうしいやじーまみ豆腐などに使っています

厚味のある素朴な作りが、沖縄らしく、優しく感じるのでとても気に入っています!


沖縄の壷屋焼の歴史は1680年代にまでさかのぼり、戦後、日用雑器生産の為にいち早く米軍から開放された壺屋の陶工たちは本格的に生産を開始します

しかし、安い本土産の陶磁器が沖縄に入ってくるようになると、陶工たちは土産物を中心に製作をするようになり、陶芸作家的な活動を行うようになります

しかし壺屋地区は、戦後の復興を取り戻すと同時に住宅密集地になったため、今までの薪窯による煙害が深刻な問題に!
那覇市は公害対策のため薪窯の使用禁止し、壺屋に残る陶工は薪窯からガス窯に転換せざるをえなくなりました

薪窯にこだわる陶工達は、読谷村に移窯することになり、その一帯は「やちむん(焼き物)の里」と呼ばれています
人間国宝の金城次郎氏で有名な金城スタイルの工房、個性が生きている大嶺寶清氏の工房、こだわった発色が美しい島袋常秀氏の工房などがあります

壷屋には 焼き物博物館 があって、地味ながら独特の形状や個性を持っている沖縄の陶器のことを色々学べます
http://www.edu.city.naha.okinawa.jp/tsuboya/



八重山胡椒

2008年05月03日 | 島結


島胡椒、八重山胡椒、ヒバーチ、ピパーツ、フィファチ、ヒハツ

色々な呼び名があります

英名はロングペッパー


実はこれ、以前仕事をしていたバリ島でもよく使われる香辛料のひとつでした

ブラックペッパー、ゴマ、ナツメグなど、数種類の香辛料が小さなビニール袋にミックスされたバリのスパイスは「ワンゲナン」と呼ばれていて、臭いの強い食材を調理するときや、辛味を強くして食べ物の腐敗を防ぐなどに使われています

そのワンゲナンの中に、この八重山胡椒と同じものがありました
バリでは

タビオボン

と呼ばれてました


東南アジアからも影響を受けてきたとはいえ、沖縄料理には香辛料を使って辛味を出すような料理は余りないのですが、豚肉の内臓料理やヤギ料理の臭い消しに、この八重山胡椒は重宝されているようです
独特甘い香は、ナントゥンスーと言う餅菓子にも使われます


ピパーツ
学名:ヒハツモドキ
コショウ科南アジア原産のツル性木質植物
インドネシア・ジャワ・マレー分布
沖縄本島や宮古八重山では、古くから栽培されている
ピパーツ・フィファチ・ヒハツなど呼び名はいくつかある


3センチくらいの円筒形で細い松かさの様な、つくしの頭のような実です
未熟のまま収穫し、実を蒸してから干し、粉末にします

効能は健胃、整腸、食欲増進、血管拡張、血流促進

女性には嬉しいですよね!

また発汗作用もあり新陳代謝を促します
これからの季節にはとてもよい香辛料です


沖縄そばには、コーレーグスが定番だけれど、甘い香りの八重山胡椒もおすすめ!

私的には

松茸のお吸い物

の香がするなあと…
エリンギで土瓶蒸を作って、これを振りかければ…

お店に来てぜひお試しくださいね!

島結
http://members2.jcom.home.ne.jp/shimayui/