プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

食材はぐるぐるまわる

2007年05月30日 | 料理
今日はトマトソースを作ってる






昨日ダンナが沖縄そばを手打ちして、そのそばに使う豚スープに使った玉ねぎを、トマトソースに使うことにしてるから
玉ねぎ独特の甘味や香りはだいぶ出てしまってるけど、代わりに豚の旨味が移ってる

フードプロセッサで刻んで、オリーブオイルでガーリックを炒めた鍋に加えて弱火で炒めていく…ここにブイヨンを加えれば、色々なスープのベースにもなるしね

有名シェフの店や高級レストランじゃない限り、食材は限られてる
だからできる限り工夫して、メニューを膨らませていくことが大切
バリでお店をやってた時には、バリにない食材は高級なうえに手に入りにくい
それを無駄にしないようにどうやって工夫していくかが本当に大変だったし、またそれが楽しかったとも言える


これって 家庭のレシピおいても同じこと


今日使った食材や、作ったメニューをどうやって次に繋げていくか!
これがとっても重要で、この展開上手になればなるほどバリエーション豊富に、日々の食卓を経済的に賑やかに輝かせるというワケ

豚スープの中で煮込まれた玉ねぎは
→トマトソース
→ソラマメのクリームスープ
に姿を変える

トマトソースは
→トマトクリームスープ
→夏野菜のラタトィユ
→トマトソースのペンネ
なぁんてふうにメニューは広がって

工夫次第でハンバーグ用ソースや手作りピザ、南米風の辛いスープ、パエリヤなんかにも使える!

料理をすること

それは

食材を工夫してまわしていくこと


トマトソースに限らず、それが何であっても、自分なりのアイデアで新しいレシピを作り出していくのは本当に楽しいこと


そして家族や友人にに喜んでもらえたら幸せだよね♪


今日作ったトマトソースは、明日、トマトクリームニョッキになって、その後は何日に一回か火を通されながら、少しずつ減っていく…
私のアイデアを膨らませてくれる

大事な料理の友達

として、頑張ってくれているんだよね


オランダからの春便り

2007年05月21日 | 料理
ロッテルダム在住の友人から

オランダの春

が届いた

赤いピーラーが一緒に梱包されてたホワイトアスパラは、直径2センチもある極太
きれいなクリーム色がとても優しげ





ホワイトアスパラの皮は茹でても筋が残りやすいから、ピーラーで念入りに取除くことが大切
いい加減にやっておくと、食べる時に口の中に残ってしまって気持ち悪いから気をつけて

たっぷりのお水に塩と砂糖を加える
味がついてるなってわかるくらいに加えるのがポイント
試した結果だから、ぜひそうしてみてね
沸騰したらバターを加えてコクを出し、そこにレモン汁を入れると色がきれいに仕上がることも忘れずに…


アスパラを入れたら火を弱めて
茹で加減はお好みでいいけれど、私には6~7分ぐらいが丁度いい
竹串や指で茹で具合を確かめたら火を止めて、しばらく茹で汁に放置するとその甘みがアスパラにしみこんで、美味しくなる

取り出したらそのまま食べるも良し、お好みでドレッシング、醤油、なんでもどうぞ!





茹で汁を捨てないというオランダ流に倣って、スープ仕立てはどうかしら?
茹で汁に白ワインを加えて、ホタテを丸ごとゆっくり煮込む

白いお皿に白いホタテ、白いアスパラ…アクセントに緑のそら豆





清潔感のある一皿はオランダ風なのにちょっぴり和食のような優しさも感じる仕上がり


ホワイトアスパラの缶詰はくにゃっとしてて、独特のニオイがあって好きになれなかった私も、フレッシュのホワイトアスパラの美味しさを知ることで、あの缶詰がどういう位置づけなのかをなんとなく理解することができるというもの

オランダでは4月から6月にかけて、ホワイトアスパラが美味しい季節で、この季節に茹でたホワイトアスパラを茹で汁ごと密閉瓶に入れて煮沸して、地下の食品庫に保存しておくらしい

大量生産の水煮アスパラはこの旬の味をなんとか食卓に届けようとできたものなんだよね~

なんでもアルデンテが好きな私だけど、ホワイトアスパラの優しい柔らかさに、体調崩し気味の体が癒された感じがいたします…

ため息しかでまへんまがな

2007年05月16日 | 毒バリ
この問題がニョマンの耳に届くことを計算して騒いだ私


きっと泥棒が入ったのよ
ポリスを呼ばなくちゃ!
あれはとても高価なもので日本にしか売っていないのよ


値段を口にすると、横で青ざめてる男が一人いるじゃーん…



プトゥラくん



私はかまわなかったんだけどね、実際被害届を出しておけば、旅行保険でカバーできるんだし…でもこんなのって許せない!

ニョマンはポリスを呼ばれちゃ大変
彼の沽券にかかわる恥ずかしいことになるのがわかっていたからこそ、私は大騒ぎしてやったんだもんね


2時間ほどして、ニョマンから電話がかかってきて、あの包丁はセレモニーの調理用に借りたんだと言う 
連絡が遅れ申し訳なかった…すぐに返すからって


ほうら、結局ニョマンが尻拭い


30分後、プトゥラ登場
私の目を見ないどころか、顔をそらしながら紙袋に入ったものを手渡す



これが何かは僕は知らないけど、ニョマンさんが渡せって
…でも僕は中身は何か知らないよ…




私が犯人でございますと言ってる様なもんだろーが!!
思ったとおりの展開に、ダンナも私も薄笑みさえ浮かんでくる

プトゥラが自分の判断でこんなことはするはずもなく、この裏にはデワが絡んでたのは言うまでもない



実は数日前に、デワと私にはこんなやりとりが…


ふん、悪人め!早く日本に帰れ!

私は完全無視

お前達は悪人だからここから去るんだ、俺はお前達が安全に出国できないようにイミグレに通報してやる!

半ば脅し…
ダンナがここにいないのをいい事に、言いたい放題
しかもここがまたバカ
帰れって言いながら、帰れないようにしてやるって、全く意味がわからん

へたくそな英語でネチネチ、あまりにもしつこいので


Keep quiet!
私達はニョマンさんと契約しているの
ビジネスに全く関係ないあなたと話をする気はありませんから!


このやり取りをスタッフ達が見ていることに気づいたデワは、逃げるように出て行く

こんなことがあったものだから、スタッフの殆どが
誰が誰の指示によって、こんな馬鹿げたことをしでかしたのか丸わかりというワケ


バリ人は悪事を行うと、それが自分に返ってくると信じている
だから心のどこかでは、自分がやったことを完全には正当化できずに罰が下るんじゃないかと思ってる

でもね、ヤツらは忘れちゃうんだよね

プトゥラやデワは、もしまた私達と道でであったら、ニコニコして
「ゲンキだった?新しいビジネスでも始めたの?」
って平気で近付いてくるんだから!

バリで嫌な目にあった人の殆どが、その神経が本当にわからないと首をかしげる
それが罪滅ぼしなのか、返ってくる罰を恐れてなのかわからない…


ま、ただ単に忘れる能力が優れているのかもしれないけどね~




決別

2007年05月15日 | 毒バリ
家族がダメだと言うんだ いや、私はこのまま続けて言ってもいいと思ってるんだが…家族が反しているんだよ…ごにょごにょ…

私達とニョマンの、レストランに関する来年の契約
をどうするかという話し合いが行われた時のいいぐさ
歯切れが悪い…

確かにテロのせいで売り上げは伸びず、そこに外国人が二名店に常駐しているとなると、人件費はかさむのはごもっとも
そして私達も今の状態でバリにとどまりたいかという話になると
簡単にはYESと言えない状況になっていたことも事実

バリ在住の知人やお客様たちからもあまりいい情報はなく、帰国していく人も少なくはない…


私達は最初の依頼は果たしたと思ってる

食品の管理
衛生
新しいメニュー


そういうものを彼等に教え、今までとは違ったサービスが出来るようスタッフ達にはきちんと教育することが出来たと心から思っている


けれども私達はニョマン一家の集中砲火を浴び、今じゃほとんど

疫病神扱い

テロも、SARSも、ニョマンの浮気もぜんぶ私達がもたらした災いなんだってさ

あきれ果ててものが言えない
でもね、日々お祈りをして暮らす神頼みに生きる彼等にとっては、こんな発想もある意味自然なのかもしれないなあって、そんな風にも思えるほどバリのツーリズムは悪化してた

ここまできたら受け入れるしかないってこと


勢力が変わる

これを理解した男が居た

プトゥラ

一番新しいキッチンスタッフで、アグンの位をもつ男
こいつは英語も堪能で、日本語も少しわかる…
しかし 小賢しい って言葉がこれほど似合うやつもないくらいズルい
ちょっとデキる系の典型的バリ男なんだよね

この野郎はバリ人の彼女が居ながら、日本人の女性とも付き合っているらしく、それを私に自慢する

彼女はバリに来るたびに僕に連絡して来るんだよ~来週が楽しみで眠れないよ♪

口を開けば女の話

そーですか、ふーん勝手にしなさいな、でもそのことあんたの彼女に言っちゃおーかーなー

だっ、ダメだよ、絶対にダメ!

その慌てふためく様はやっぱり中学生レベル


こいつは私達の採用で職を得た事もあって、私にべったりだったのに他のスタッフよりも早く私達がバリを去ることを察知した
そして目に見えて私達と距離を置くようになって…
今じゃあの憎き嫌がらせ男、デワと行動を共にするようになってるじゃんか!

厨房でも私とはほとんど口を利かなくなって

まさに乗り換え完了



ある意味それは賢いんだけどね
そおうしておけば私達なきあとも、ニョマンの腰ぎんちゃく男、デワの采配でキッチンヘッドの座に納まれるんだから…


営業最終日、事件が起きた
私が日本から持参した包丁4本が見当たらない…

私の包丁がない!!!!!

みんなビックリして側に寄ってきた

4本あわせたら数万円する高級なもの
こんな嫌がらせをするなんで信じられない…
一体誰が…???

って殆どわかってるんだけど


海外危険情報

2007年05月02日 | ぼやき
アメリカで銃による悲惨な事件が起きている
あれほど問題になっていても、銃規制はやっぱり行われないのかなぁ?

アメリカではほんとに簡単に銃が手に入ってしまうから、子供が遊んでいて、間違って友達や兄弟姉妹に発射してしまうなんてことも珍しくはないというし…


いやはや恐ろしい


そして日本でも銃による犯罪は多発中
長崎市長の事件は衝撃的だったし、暴力団の抗争での殺人、それ以外にもここのところよく聞く話

大阪十三、ダンナが子供の頃よく遊んでもらっていた、近所の塗装工の兄ちゃん、ある日銃で撃たれて死んだらしい
新聞記事には暴力団に関係していたと書かれていたとか

って言っても、普通の人が普通に銃を保持していて、頭にきたから撃ってしまうなんてことはアメリカに比べたらぜんぜん少ないはず
だからって日本が安心だと言ってる訳じゃない
悲惨な事件は後を絶たず


「日本はすっごく安全」


と信じて来日した外国人が犠牲になる事件だって起きてしまってるんだから


私がバリに住んでいた時、クタのレギャン通りにあるクラブでテロが起こって、オーストラリア人を中心に、多くの人が犠牲になった
ツーリズムは落ち込んで、仕事にあぶれた人々が増え、なんだか良くない雰囲気があたりに広がる…
NHKの海外安全情報を毎日のようにチェックして、バリの安全レベルを確認してた


神々に守られた安全な島バリ


それも元々本当じゃない
どこにも危険は存在して、自分が自分で身を守る気持ちを持ち続けていなくてはいけないってことなんだよね

ゴールデンウィーク、大きな事件でなくても何かトラブルに巻き込まれている人もいるんじゃないかな?
不可抗力というのもあるかもしれないけど、自分が気を引き締めていれさえすれば、防げることも絶対にある


海外に旅出たら身も心も開放してリラックスしたい


その気持ちはほんとに良くわかるけれど、そこは習慣も法律も違う場所


自分を守る法律なんかないんだ!


って思って行動するくらいの気持ちがないとダメ
危険は、自分の中にあるということをいつも心に刻んでおきたい


お財布とパスポートには常に注意が必要
人気の少ない場所、逆に人が多い場所の両方に注意して!


そういう自分も危なっかしいんだよねえ…情けないけど…


リラックスしすぎない、開放的になりすぎない、そうやって自分を大切にすることが、異国へのリスペクトであり本当のパスポートなのではないかな