プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

ファストフード

2006年08月21日 | 毒バリ
マクドナルドとケンタッキーフライドチキンはバリにも数店舗営業中

日本のものとセットが違っていたり、味も違うけど、一定の衛生管理、ボラれないという安心感、店内のデザインが世界共通ということで利用する観光客も結構いる

私達もKFCにはかなりお世話になったなー

日本では期間限定で登場する

「辛口チキン」

みたいなのがインドネシアのKFC定番
オリジナル味ももちろんあるけど、あんまり美味しいって感じないかな~?

辛口チキンと紙に包まれたご飯とドリンクがセットになってるものが一般的

詳しくはこのサイトでメニューを見てね
http://www.kfcindonesia.com/

ごはん!?

って驚くかもしれないけれどインドネシア人は日本人よりもご飯好き

店内で食べる場合はお皿に乗せられたチキンとご飯となる
インドネシア人は甘くて辛いものが大好き
お店にはサンバルソースが用意されてて、それをお皿に死ぬほどニュルルルル~と搾り出してきて、ただでさえ辛口のチキンにたっぷりとつけて食べるの

見ているとヒェーと思う光景だけど、ご飯とチキンって発想は日本人にも嬉しいみたいで、ご飯好きの日本人観光客は

「これいいかも!」

ってご満悦

から揚げ弁当

みたいなもんだしね

とは言え値段は高め

町のローカル食堂では4000~5000ルピア(60円~70円程度)も出せばナシゴレン(炒めご飯)が食べられるというのに、KFCのセットは200~300円
KFC(に限らず海外資本のファーストフード)は高級ごはんで、ある程度お金持ちでなければ食べられない
しかし隠れメニュー

「スーパーパナス」

っていうチープセットも実はあるんだなー

6500ルピアだったから、80円~90円ぐらい

ご飯と辛口チキンの手羽部分が一個とドリンクMサイズのセット
私達はこれのお世話になりっぱなしだった…

日本から持ってきた海苔と鰹節を用意しておいて、ご飯をおにぎりにして食べる

から揚げとおにぎり

ああー気分は日本…

しかしKFCと言えども安心できないのがインドネシアなのだよ!

ある日、熱々のチキンを口に入れた瞬間

「臭い…」

異臭がする
明らかに腐った肉のニオイ
完全に火は通っているけど、腐敗臭は消せない

すぐに取り替えてもらって一件落着だけど、信じてはいけないのだ、ここは先進国じゃないんだからねー、自分のお店のスタッフ見てりゃわかる…

飲み物だって安心はできない

コーラもスプライトも

塩素風味

サーバーを毎日消毒するのに塩素に漬けてるんだろうけど、それをきちんと洗浄してないんだと思う
これは毎日ってわけじゃないれど、かなりの確率で塩素コーラに当たる
マクドナルドでも何回か同じような塩素風味に当たったことがあるから、洗浄するっていう常識が違うのかもしれない

ダンナは我慢して塩素風味の飲料を飲んでいたけど、私には無理
もともとシュワシュワ炭酸飲料は好きじゃないしね(除ビール)

そしてファストフード店には白人客が多い
子連れの白人は、一人でハンバーガーを3個くらいはペロリ

塩素コーラも気にならないみたいで、大きな紙コップを嬉しそうに握ってる…

長期滞在する白人観光客には、私達がおにぎりをそっと作るのと同じで、命のハンバーガーなのかもしれないしね

それに日本マクドナルドと違って、ちゃんと

分煙

できてるから安心して子供も連れて来られるし

実はクタの裏通りには

マック・ウイリアムス

というバーガーカフェがある

赤い看板に黄色のWの文字

どう見てもMを逆さまにしただけ…

でも許そう

手書きのダンボール製だから可愛いもんだよ

飲み物も塩素風味じゃないことは確か

ネグレクト

2006年08月10日 | 毒バリ
子供を育てられない親が暴力で虐待したり、ネグレクトって言われる育児放棄で子供を見捨ててしまう…果てには自らの手で命を奪うなんていう痛ましい事件が起きているこの頃…

バリにいる間、そういうことには全く無関心でいられるくらい、子供達は本当に、本当に大切に育てられているんだもん


バリでは

家族

いう小さい輪の上に

ファミリー(含親戚)

という中間の輪があって、その上に



という大きな輪がある

子供達は村の輪の中で育てられるようなもの
家族に何かが起これば、ファミリーが面倒をみてくれるし、最終的には村の仲間も手を貸してくれる
虐待されて死んでしまうことはない
これってやっぱりすごいことだよね

秋田藤里町の事件のような恐ろしい結末には、今のところたどり着かないはず

核家族化した世の中で、たった一人で子供を育てなくちゃいけない親の気持ちとか、苦しみは

先進国病なのかもしれない…?

もちろん村社会にだって問題があることは確か

しきたりによる締め付けとか、ちょっと違った考え方の人間に向けられる

村八分的差別

そんなものが経済社会を受け入れたバリには、若者を中心に少しずつ重荷になってきているみたい

村の祭礼儀式には何が何でも参加しなければいけないし、「自分の人生は自分のもの」なーんて考えじゃ、自分はおろか家族、ファミリーまでもが村人に総スカンってこともありえる

チャングーってサーフポイントのワルンで働く「ユウジ:通称(本名:カデ)」はとても頭のいい子で、色々なことを流暢な日本語で話してくれる
日本人はもちろんアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパの人たちとも触れ合う彼は、先進国の自由な考え方に憧れながらも、バリ的人生を歩まなくてはならないんだって言ってた

そう言いながらもバリの文化や暮らしには誇りを持っているし、やっぱりバリで暮らしている自分に満足してるんだよねえ

去年、彼はワルンの仕事を一時休止して実家の村へ帰ったらしい

さてどうしているのかな?
そろそろ結婚したかもなあ~

可愛い子供ができて、ネグレクトや虐待とは無縁の子育てを楽しんでるかも!

でも

バリにもストリートチルドレンはいる

他の島から出稼ぎに来たものの、生活は楽になるどころか更に悪化した親達が、死んでしまったり、子供を捨てたり、また働かずに子供に物乞いをさせて暮らしていたり…状況は様々らしいけど
イミテーション物乞いっていうのもいて、同情を引くため人の子供を人から借りて物乞いするのを「仕事」にしているというとんでもないやから
彼女達はベモと呼ばれる乗合小型バスに乗って観光客の多い中心部に「通勤」してくるっていうんだから!

バリ本来の村社会に属さなければ、子供達は見捨てられてしまう

っていうのは悲しいけど、先進国で子供達が受けている様々な被害に比べたら、ぜんぜんマシに思えてくる…

バリの交通事情2

2006年08月08日 | 毒バリ
交通事故…

関わりたくないことだった

しかし、1年間の滞在中、2回
事故に遭遇してしまった…

もちろん命に別状のないものだったから今、私達がいるんだけど

1回目は自分達の店の前の大きな通りでのこと
この通りは厄介な場所で、っていうかなんでナン?とききたくなるくらい勝手に規制が変わるの
しかもひどい時は 1ヶ月単位 でくるくる変わる


今月からは駐車禁止
えーお店の従業員のバイクはどーすんだよー

今月からは駐車OK

ありがたい でも何で?

今月からは一方通行

翌月は反対からの一方通行


ああああっまぎらわしい!

漫才でもコントでもなくて真顔で警察官が伝えに来るんだから
ウブドの実力者が思いつきでやってるってきいたこともある

最初はウッソーいくらなんでもって思っていたけど、どうやら本当みたい
こんなことがまかり通ってるから、事故も起こって当然!

さて、ある日の午後
スタッフのスカルダニがすっ飛んできた

「ぷんさん、バパ(ダンナのこと)がぁ!トラフィックアクシデント!」

な、何~!

「ま、前の通りで!倒れて動かないんです!」

青ざめる私…
頭の中には血を流して横たわるダンナの姿が浮かぶ

どうしよう生きてるよね?病院?ああ、死んでしまってないよね?こんなところで一人にしないでーーーーー!
パニックになると想像力はおかしなところまで膨らむもの…

人だかりに近づくと見慣れた黒い顔が立っている

あれ?生きてる、どこが倒れて動かないじゃ~!

向かいの土産物屋の階段に一人の女性が痛みをこらえた顔で寝かされている

どういうこと?

ダンナが店の前から車をゆっくり道路に発進させたところに、猛スピードの二人乗りバイクが車に突っ込んできたらしい
そもそもこの道は、その方向からバイクが走ってきてはいけないはず…
運転者の若い男性はそれを承知していたようだし、自分がスピードを出していたことも認識してたようで、怯えていたみたい
ましてやぶつけたのは外国人の車

ここが私達と感覚の違うところ
人の命よりも車のほうが高いから

「どうしよう…ルールを破った上に外国人の車に傷をつけてしまった!弁償なんてできないよ~困ったなぁ…あああ、どうしよう、どうしよう」

その時外国人は思う

「怪我の程度は?まさか頭打って命に関わるなんてことは?治療費とか払うことになるだろうな、お金持ちだと思って法外な金額を言って来ないだろうか…でも死んでしまったりしたらお金では済まない…」

幸いにも彼女は骨折などもなく大した怪我ではなかった(らしい)
ダンナはその日の治療費を払って、バイクを運転していた彼と協議のうえ

彼のバイクは彼が修理しその後の治療費も自分達で払う
そして車の修理代は私達が自分で支払う

彼は車の修理代を免れて、心から喜んでいた

2回目の事故は、ちょっとした接触事故
急停車した前のボロボロのトラックに、私達の車が軽くぶつかった感じ
お互いの車が傷ついたけれど、ボロトラックの凹みとこっちのぴかぴかの車の損傷じゃダメージが違いすぎるよ~

作業員のような二人は困った顔をしている
困った顔するのはこっちなんですけど…日本じゃぶつかったほうが悪いことになってるし、、、

ダンナは前のこともあったから
「いいよ、もう行ってください」
と言ってみる

男二人は急に満面の笑顔になって
「サンキュー、サンキュー」
って言いながら、私たちの気が変わらないうちにとでも思ったのかな?
一目散にその場を走り去る…手を振りながら…

バリでは警察がまたくもってあてにならないので、事故の時も自分達だけで解決するのが普通
その時は痛み分けで修理代、治療費などは半々にすることが通例
外国人が相手の場合、何も知らない場合そこにつけ込んで多額の治療費を要求する人もいるし、私達の場合のように高い車の修理費を払わされるんじゃないかとヒヤヒヤの人も…

実際に人身事故が起きても、その賠償金は車のほうが高いとか
ある外国人の話によると20万円くらい払えば済んでしまうって…

いつかはバリも変わるんだろうけど、やっぱりそんなの悲しいよね

最初の事故の時の女性はどうしただろう
バリの医療でちゃんと完治してるのかな?
気にかかる…