Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ヴァレンタインの朝の夢

2017-02-16 | 
ヴァレンタインの朝、夢を見た。どこかのパーティーに行って、フランクフルトかミュンヘンかは知らないが、キャリアー志向のビジネスウーマンと歓談している。結構大柄でビジネスの枠乍ら可成りパーティーに合わせたボディーを強調する服装である。

辞去して派手な女性なので様子を見ていると、奥の方に行って、年寄りの相談役のような会長職の人たちに挨拶し乍ら、こともあろうに爺さんたちのズボンのサイドを掴んで下に摺り下しているのである。爺さんたちは驚きながらもこの女性の笑顔と愛想に相好を崩しておろおろしているだけである。それを見ていてとても品が無いドイツ女性の行儀の悪い典型で、とにかく元気なキャリアー女性だとは思い乍らも、なぜかその屈託無さと笑顔に魅惑されていたのだった。

自分も彼女の後を追って奥の方の嵌め殺しの窓に近づいて、彼女とバーを囲む形になった。足を組んでいる向かい側に座ると更にコケットな表情をして魅惑するのである。これはもう抵抗出来ないなと、会場から連れ出そうとしたところで夢が覚めた。

その彼女の顔は初めて見る顔なのだが馴染み深いのである。しかし、なぜその顔になっているのかは正直分からなかった。身長も心当たりよりも明らかに大きくほぼ180㎝に近く、そのままモデルになりそうな肢体なのである。とても不思議に思った。どうも昨晩に食した豚の顔などの栄養が効いたようで、これで完全に健康体を感じれるようになった。兎に角、スキーツアーに間に合ってよかった。

予定通り、朝一番で床屋に行った。相変わらずヤリ手婆ばあ一人で、入り口に髪結い募集の張り紙がある。当分一人で回すようで、予約以外の床屋などはこうして朝一番で押しかけないと時間もないであろう。

耳が隠れているということで、少なくとも二ヵ月はそのままになっていた筈だというのだが、どれぐらい空いたかはピンと来なかった。調べてみるとマダムが言うように、11月の末にミュンヘンでの「マクベス夫人」に出かける前だった。流石にプロはよく分かっている。髪形を作ったりするのは娘よりも大分下手であるが、まあこれは仕方がない。それ以前とはそれほど悪くはなっていないからである。

「一月は寒かったし、あまり邪魔ににならなかったからね」と言っておいたが、実際にあれだけ寒いと髪だけでも暖かかった。しかしこうして春の日差しが感じられるようになれば、寒くても鬱陶しいだけとなる。なによりも今度の山スキーは無人山小屋で素泊まりの三日となるので、極力軽快感と清潔感を保っていたかったのである。



参照:
これもヤリ手婆の腕捌き 2016-11-24 | 女
オージーの天狗裁きの朝 2016-12-22 | 生活

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