Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ストラスブールの市街地

2024-02-06 | 生活
久しぶりにストラスブールの市内に入った。前回は20年ほど前だった可能性すらある。コルマーとかは頻繁に出かけてもより大きな都市の市街に入るのは車では億劫だ。調べると人口は27万人ほどしかいないので、マンハイムの30万に及ばず隣のルートヴィヒスハーフェンの17万と加算すると50万に近い大都市圏ではない。しかし、可也人が多い感じがして、結構都会だと感じた。

やはりグランデーストのバーリェン行政圏だけでなくて、EU議会などがある為か。フランスでは七つ目に大きな都市らしい。そのように今回のオペラ劇場の駐車場へのアクセスは初めてで、あんな運河に架かる小橋を渡って小路を走るのも初めてだった。それもコルマーあたりだと明らかに観光歩行者天国のようになるのだが、街のトラムの横を走ったりでなにか昔の京都市内の様な感じであり、まだバーゼルあたりの方がドイツ語圏で道が分かりやすい。

バスラインに自転車があってと明らかにパリなどよりも細々している。ベルリンのようなスピード感はないのだが、小路の小ささと歪み方はフランス独特で、ボルドーなどよりも細々感がある。特に暗くなってから入るととても見にくく、信号無視で人が歩いているのでこれまた厄介だ。ああした公共の施設の駐車場を目指さない限り普通は停めない小路の奥にあり、ナヴィがあり乍らリエントリーした。

しかし慣れて仕舞えば近所にカフェーなどもあり使えるのは分かったが、少なくとも駐車料金は2.5ユーロではなくて4ユーロ取られたのは、公演までまだ一時間以上の時間があったからだろう。通常料金は街中だけに高いようだ。

プログラムの10ユーロはオペラ公演で歌詞も入っているので良しとして、合わせて14ユーロ支払うことになるから、結局バーデンバーデンの祝祭劇場と変わらなかった。敢えていえば不愉快なのは入り口でセキュリティーチェックがあってと、如何にも爆破テロなどが多い警察国家フランスである。ミュンヘンでも事件中でも一度も経験したことがない。

途上で買い物も給油もしたので、16時に出て18時半ごろの車庫入れ、19時30分開場、20時開演、25分間の休憩、23時30分駐車場で、走行時間1時間18分ほどで帰宅は24時56分となった。走行距離は往復で250km程になり、フランクフルトと同程度であるがスピードが遅いので走行時間は夜中でもそれぐらい掛かる。シュトッツガルトよりは近く、フランクフルトよりも慣れればお気楽というぐらいか。

オペラの内容は改めて記すとして、結局外出時間は9時間程だった。やはり疲れた。その後ロレーヌのクシェなどを食してブルゴーニュワインを飲み干して寝入ったのは未明3時に近かった。

興味深いのは途上のいつものスーパーから50キロ以上あっても30分ほどで着くとあって、バーデンバーデンとあまり変わらないのは、やはり高速道路を走るからであろうが、やはり街中は慣れないと渋滞の中で道を間違って時間が掛かる。しかしコルマー迄入るとなると結局ストラスブール近辺の渋滞に巻き込まれるのである。

はっきり言えるのは、今回のようなフランスで頂点の公演があれば、幾らでも行きたいのだが、次は何時になるやらと思うだけである。特別な機会だったと思う。



参照:
乾かないレチタティ―ヴ 2024-02-05 | 音
フランケンタール窯の興亡 2005-08-15 | 文化一般

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